メロディーレーン(競走馬)

登録日:2023/07/25 Tue 02:51:40
更新日:2024/04/15 Mon 06:21:00
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メロディーレーン(Melody Lane)とは日本の競走馬
G1どころか重賞未勝利のオープン馬ながら、とある理由のために多くの人気を集めるアイドルホース。

目次

【データ】

誕生:2016年2月12日
父:オルフェーヴル
母:メーヴェ
母父:Motivator*1
調教師:森田直行 (栗東)
馬主:岡田牧雄
生産者:岡田スタッド
産地:新ひだか町
セリ取引価格:-
獲得賞金:8590万9000円(2024年1/6時点)

【概要】

2016年2月12日生まれの鹿毛の牝馬。
父は中央競馬史上7頭目の三冠馬にして、その荒い気性で知られる「激情の三冠馬」オルフェーヴル
母のメーヴェは本馬の生産者・岡田スタッド代表の岡田牧雄*2がイギリスの一歳セールで購入した牝馬。
ファミリーライン上で目立った活躍馬がいるという訳では無いが、5代母にTessa Gillianという良血馬を構えており、このTessa Gillianの全兄がRoyal Chargerである。Royal Charger自体に聞き覚えはあまり無いかもしれないが、この馬のサイアーラインを2代下ろしたところにいるのがHail to Reason、つまりサンデーサイレンス系やロベルト系といった現代の日本で主流となっている血統の祖である。そんなわけで彼女自体はゴリゴリの欧州血統である一方、何気に日本とも親和性のある血統の持ち主。
半弟としては、2021年菊花賞などGⅠ3勝を挙げたタイトルホルダー(父ドゥラメンテ)がいる。

特徴は何と言ってもその馬体、なんと馬体重300kg台半ばという超軽量のサラブレッド。
一般的に、成長した健康なサラブレッドは体重400kgはそうそう下回らないが、彼女は平気で350kgを下回るのである。
その小ささからポニー用馬具の制作が検討されたとまで言われるほど。
これだけ小さいと騎手が乗るだけでも他の競走馬に比べて負荷が半端なく、故障どころか競走能力喪失で引退してもおかしくない。
例として挙げれば下記2022年天皇賞(春)では斤量56kg、馬体重352kgだったが、これは馬体重で斤量を割った負荷量で言えば弟のタイトルホルダーで例えると実質75kg程を背負っている計算。
さらには酷量が原因で故障予後不良となったレースのテンポイントと比較しても常時5~15kg前後重い負荷を負っている状態
だが未勝利戦を制するまで10戦をこなしても故障せず、疲労こそ残しがちだが故障はしない父の血を受け継いだ非常にタフな競走馬でもある。

ちなみに馬名は椿の品種名の一つに由来するもの。元はアメリカ原産の種で、薄桃色の大輪の花を咲かせる品種である。

【出生~デビュー】

2016年2月12日北海道新ひだか町の岡田スタッドで生を受ける。母のメーヴェにとっては初仔だったため小さい仔が生まれることは当初から予想されていた。
母子ともに無事だったのだが、そこには生誕直後平均50~60kgと言われているはずの仔馬はどう見てもそれ以下、それどころか人間が一人で持てたほど軽かったと言われるほどの体重しかない仔馬がいた。
ここまで小さいと産後直死の可能性もあったが*3無事立ち上がり、その後の経過も順調だったという。

その馬体からいじめを受けた時期もあったようだが、岡田スタッドのえりも分場昼夜放牧をその馬体に見合わないタフさで乗り切るなどこの時から頑丈さを見せていた。
そこで、牧雄代表が代表となり共有馬主システム「LEX PRO」で母の馬主だった人限定で募集を実施し、満口にならなかったもののデビューの準備が進められた。
この時は彼女を受け入れた森田直行厩舎もどうにか馬体を大きくしようと一時期トレーニングを止めて食トレに励み、メロディーレーン自身も食欲旺盛であったこともあり400kg近くなったこともあったようだが、太っただけで終わってしまった。
結局これではいけないとしてトレーニングを再開すると直ぐに体重は減っていき、デビュー戦は336kgで挑むことになったが、これでも調教を始めた頃は300kg強しかなかった頃に比べたら成長していた。

なおこの時、牧雄代表は母のメーヴェの頃から懇意にしてる馬主の山田弘オーナーにも声をかけたが*4、山田オーナーはあまりの馬体の小ささに「当歳じゃなくて1歳馬見せて」「これは競走馬にならない」と回避。
後にメロディーレーンの活躍を目撃した山田オーナーは「自分の見る目のなさにがっかり」と後悔することに。この出来事から次のメーヴェ産駒は競り落とすと意気込み、メーヴェの2018をセレクトセールで税込み2160万円で落札する。
このメーヴェの2018が、後のタイトルホルダーだったのは有名な話である。


【戦歴】

京都競馬場の新馬戦1600mでデビューするも、レースでは17頭中16番人気の低評価となり、結果も10着に終わる。
その後も敗戦が続き、翌年の阪神の未勝利戦2400mでようやく初勝利を挙げる。9馬身差の圧勝となったこの1戦で、JRA史上最小体重勝利記録を340kgで更新
中京2000mで1走挟んだ後、阪神2600mで2勝目を挙げるが、このレースでメロディーレーンは芝2600mのJRAレコードを更新した。あと最小体重勝利も338kgでちょっと更新された。
……まあこれは芝2600mという条件が相当ニッチなせいではあるのだが、ここまで2400m以上で露骨に成績を上げており、長距離戦なら非凡な能力があることが明るみに出始めたわけであった。
「長距離では負荷の少なくなる小柄な馬が比較的有利」というのはよく知られるところだが、ここまで小さくてもやはり適用されるのだろうか。
レース後、メロディーレーンを管理していた森田調教師は「追い切りよりもレースの方が息が上がっていないぐらい。心臓と肺が強過ぎる」「菊花賞の登録も考えたい」とコメントするも、当然賞金は足りておらず、陣営は追加登録料を支払い抽選の結果出走*5
そもそもが2勝クラスでしかないため当然ながら人気は低く12番人気となったが、結果は1着馬から0.4秒差の5着と大健闘、牝馬の掲示板入りはダンスパートナー以来24年ぶりの快挙となった。
年末にはファン投票から有馬への出走も可能だったが有力馬の多数出走によって出走回避となった。

翌2020年春は重賞への挑戦を続け、天皇賞(春)にも出走。阪神大賞典では5着の好走をみせるも、あとは下位に留まっており、条件戦をメインに切り替えた。
2021年は条件戦で勝利を重ねる一方で天皇賞(春)にだけは再び出つつ、ファン投票で出走圏内に入ったことで宝塚記念に出走するも11着。
そして、秋初戦の古都Sでは過去最高を更新する354kgで出走・勝利しOP入りを果たした。
奇しくもこの1週間前には半弟タイトルホルダーがG1を制し姉弟揃って阪神競馬場で勝利を挙げた。
年末には実績・ファン投票の結果で早速有馬で姉弟対決が実現するも姉は15着、弟も5着に終わった。

2022年は当初海外遠征*6を予定していたがレーディング不足で断念しダイヤモンドSに出走。中団で競馬を展開するも最後は周りについていけずに13着となる。
次走は阪神大賞典というプランがあったものの回復し切れなかったことから断念して天皇賞(春)に直行。タイトルホルダーとの2度目の姉弟対決が実現し、弟が菊花賞さながらの逃亡劇を見せる中姉は9着でそれまでの天皇賞で最高順位で入線した。父よりも着順も上
次は前年に引き続き宝塚記念に出走。ファン投票17位で出走権を獲得すると、タイトルホルダーとの3度目の姉弟対決が実現、弟がコースレコードを記録する勝利を見せる中、道中の超ハイペースについていくことが出来ず13着で終わった。

以降は母メーヴェも勝利した丹頂Sを目指していたが、左前脚球節の腫れで回避してステイヤーズSに直行。
ステイヤーズSでは怪我明けの初戦や調教師が「無事完走できるかどうか…」と取れるほど弱気なコメントをしたこともあってか14頭中11番人気の低評価。
しかし先行策でレースを進め、道中足をためていた後続に抜かれることはあったものの、最後まで垂れることなく5着入線と4歳時の阪神大賞典以来となる重賞での掲示板入りを果たした。
次走は阪神大賞典を目指すことを告知され翌年の現役続行も確定、今回のステイヤーズS出走で牝馬初の3000m以上の芝重賞に全出走という記録も成し遂げている。*7

2023年、7歳となった初戦は阪神大賞典に出走。しかし後述するようなパドックでのイレコミ癖を見せないなど非常に大人しく、レースでは後方からの競馬になってしまい11着となる。
その後は京都競馬場に戻った天皇賞(春)に出走。タイトルホルダーとは4度目の姉弟対決となるが、今度は弟は跛行を発症して意図せず競走中止となったことに巻き込まれて12着に終わった。
次走としては母も制した丹頂Sか札幌日経OPの両睨みだったが、後に札幌日経OPに出走することとなった。が、抽選漏れとなって除外となってしまった。そこで陣営は丹頂Sに次走を変更.
母娘制覇期待されたが久々の2000m台で忙しくなってしまったようで10着に終わり母娘制覇は叶わなかった。
2023年最後のレースには有馬記念人気投票では中間発表でも出走可能圏だったが前年同様ステイヤーズSを選択。
道中アフリカンゴールドやアイアンバローズでペースが速くなり、前目につけることが出来ず8着に終わった。

なお、2桁着順自体は多いが、21年有馬記念で16頭中15着とギリギリ最下位を免れたのが最低着順。それ以外だと最低は何度かある13着に留まり*8、G1出走もかなりの数をこなしていながら、最下位になったことは一度もない。(2023年7月時点)
重賞の入着は数えるほどとはいえ、その安定感は重賞クラスでも侮れるものではないと言えよう。

ちなみに弟共々実はスタートが上手い。そのため勝利したレースでは海の中道・古都S、好走した阪神大賞典・ステイヤーズSでは先行策でそれぞれ勝利・好走をしている。
また右回りレースは勝利・好走が見られるのに対し、左回りは2桁着順も多く苦手なレースもはっきりしている。
このため芝重賞だけでなくOP戦も松籟S・古都Sは出走済みで、万葉S出走で全て網羅することもできるが、左回りのレースであり陣営も時期的に阪神大賞典を見据えているため可能性は低い。
…と思われたがなんと2024年の現役続行と共に、今まで京都競馬場工事で中京競馬場での代替開催だった万葉Sが京都に戻り彼女の得意な右回りに復帰したことで初戦にすることを計画。

そして無事8歳を迎えレースにも出走、スタート良く2枠2番だったこともありロスなく中団でレースを進め最後進路確保に手間取るもどうにか抜け出し末脚を炸裂。
後方から差し脚を伸ばした1着馬、前を走っていた2着馬には届かなかったが3着入線で古都S以来の馬券内を確保。
これにより牝馬初の3000m以上の全レース出走が彼女によって初めて、更にJRA平地OP・重賞で3着以内に入った8歳以上牝馬は史上4頭目という記録も樹立した。
この好走で後述のような話もあったが休養を挟んで阪神大賞典を目指すことが発表された。


【人気】

その馬体から繁殖入りは厳しいため、陣営も現役段階から彼女の引退後のプランを模索している節も見受けられる。
上記のように未だ重賞未勝利にもかかわらず高い人気を誇っており、JRAからも「GⅠ馬にも匹敵するほどのアイドルホース」と紹介されるほど。
厩舎のInstagramでも3万人を超えるファンがおり、厩舎も人気を把握し独自のグッズ展開を見せるだけでなく、人気投票で2位に選ばれてぬいぐるみが製作される。
現役馬にもかかわらず放牧中に「レーンちゃんに会えるツアー」が開催され参加者にも女性が数多く参加。
故郷新ひだか町の「静内エクリプスホテル」のコンセプトルームで現役馬初で選ばれ、2022年8月には写真集発売などその人気は留まるところを知らない。
実際父のファンでもある関西テレビの岡安アナは彼女の大ファンでもあり、YouTubeカンテレ競馬ではメロディーレーン専用実況の動画が上がるなどゾッコンである。*9

ちなみに気性は父に似て荒い…ことはなく非常に温厚で人懐っこい
パドックでイレ込む癖があり、よくヘッドバンギングを披露するがそれで頭をぶつけることもあるドジっ子な一面もある。あざとい
森田調教師も彼女を溺愛しており、厩舎のInstagramに写真を投稿するだけでなく長期放牧で彼女に会いに行ったときは「レーンちゃ~ん!」と走っていった。
彼女も森田氏には懐いており、氏を見つけると視線と耳を向けるなどファンだけでなく陣営からも愛されている。
言わずと知れた半弟、後述の半妹も当歳馬でカメラに自分から近づいていく愛らしい姿を見せておりメーヴェ産駒は愛され属性持ち

【実力、評価】

ではその肝心の競走馬としての実力はどうなのか。
結論から言えば、彼女は重賞戦線での勝ち負けを強く期待できるほどの馬では無い。少なくとも現時点では。
GIを3勝して古馬以降GIIで連対を外さなかった弟との実力差は、残念ながら比べるまでもないだろう。

とはいえ自身の人気と賢弟の実力に胡座をかく程愚かな姉という訳でもない。何せ彼女はオープン馬まで登りつめた馬なのだ。これは毎年誕生するサラブレッドの中でも僅か3%ほどしか居ない狹い門である。
それもたまたま出た重賞で展開に恵まれて上位入線し、実力不相応に勝ち取った席では無い。一つ一つ条件戦に挑み、4度勝ち上がって今彼女はその席に着いている。
GI馬の近親なだけはある、と言わせられる程度には十分な実力と確かな武器の持ち主。

その強みは小さいが故の燃費の少なさ、ひたむきな性格から来るのか根性のある走り様、そして弟と共通する強靭な心肺能力である。
この特徴故に中短距離はどうしても忙しくなる一方で、長距離となればこれらの能力がフルに発揮され、周囲がバテ込む中でも変わらぬスピードを維持し続けられる。結果、決して速くない最高速度が補われ、ステイヤーレースでは一定の成績を残しやすい。
とはいえその最高速度にどうしても限界があるのでここが重賞を突破する上では小さくない壁になってしまっているのも事実。故に届きそうなレースもあるにはあるが、その一歩は恐らく小さくない。
またステイヤーレースであってもスローペースからの瞬発力を競うような展開は流石に厳しい。加えて左回りも苦手なのか戦績も落としがち。

心肺能力が高いのでレースでバテる姿はなかなか見られないが、筋疲労はまた別の話なのか基本的に間隔が詰まったローテでは成績を落としがち。陣営もレース間隔は3ヶ月は開けるのが理想と語っている。(この点はレース間隔をあまり気にせず、むしろ継戦した方が成績の上がりやすい弟と逆である。)

そして一部では「馬体さえまともだったら最強ステイヤー牝馬だったのでは?」との説も産まれている。
根拠となっているのは斤量。ハンデ戦や別定戦等、「強い馬に重い重量を背負わせて速度を落とす事で他の馬にも勝利のチャンスを与える」と言うレースは非常に多く、そう言った物の基本は1kgで1馬身(0.2秒)変わると言うのが一般的。
そして彼女は馬体が小さすぎて他馬との比較で言えば実質的に15~20㎏重い斤量を常時背負わされているようなもの。しかも15kg、はハンデ重賞などで軽ハンデを背負った時がほとんどであり、日本のG1ではハンデを採用していない為ほぼ20㎏差。
その状況で彼女は一番負けたレースでも勝ち馬から3秒2差に留めているのである。
……あれ? 斤量差の基本計算で見たら3~4秒遅くなってる(G1ではほぼ確実に4秒)状態で最大でも3秒2負け
もちろん、斤量とタイムの計算はあくまで一般論。身体の小ささが逆に優位に働いてる部分もあるだろうし、具体的に彼女にかかる負担がどう違うのかはなんとも言えない。ただ、これほど小さいにもかかわらず他に成功している馬がいないことを考えれば、もし平均的な馬体だったら……と思わされるのも無理はないだろう。性別の違いはあるが標準的な馬体に成長して結果を出していった弟はそんな「もしも」を体現しているといえるかもしれない。

現に走行フォームは産駒の中で最も父親に近いと言われる事もある程。

【余談】

名馬といえばライバルはつきものだが、彼女にもライバルに当たる馬がいた。
それが同期のステイヤー、ディバインフォース(主な勝鞍:2021年ステイヤーズステークス)である。
2歳の未勝利戦から始め、菊花賞ではお互いに4着、5着とお隣に。メロディーレーンが2600mでのレコードを叩き出したそのほぼ直後にそのレコードを塗り替え、天皇賞春では2年連続で出走するなど、計6戦し、どれも大差がつくことはなかった。
2023年に3回目の天皇賞春での対戦を控えていたが、繋靭帯炎を発症し、一足先に引退となってしまった。

母が産めば走るくせに中々産まないというファンにとっても生産者にとっても頭を抱える特性を持つだけに、母の直系牝馬でかつ日本の多くの種牡馬と配合しても血量があまり濃くならない彼女は血統だけならメーヴェの後継繁殖として本来期待がかかるだろうというファンからの声も大きい。
現役時代はアイドルホースとして知られながら成績自体は一介の条件馬だったにもかかわらず、複数のGI馬を輩出する名牝となったハルーワスウィートという前例を考えれば、あるいはメロディーレーンも…?という期待が向けられるのは当然だろう。
ただ、現時点で繁殖入りの予定はないのか齢7歳を迎えた現在も彼女は現役。その体躯を考えると種付け、出産は厳しいのでは?という声もある。*10

メーヴェの後継繁殖候補自体は日本の種牡馬ほぼ付け放題な血統を持つメーヴェの2023(父ベンバトル)という半妹も誕生、上記のように既に2024年のレース予定も出た他。
母も2年続けて受胎に成功し相手はキタサンブラックのようで無事生まれて弟or妹どちらが生まれるか、キャリアアウト後の彼女の余生がどうなるのかについても注目されていた。
2024年に関係者からなんと繁殖入りが検討されていることが万葉S前に判明しネットで話題になった。
万葉Sの好走で現役続行が決まったが、来年以降繁殖入りする可能性は残されているため今後の動向に目が離せない。


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最終更新:2024年04月15日 06:21

*1 2005年のエプソムダービー(イギリスダービー)優勝馬。父は1999年の凱旋門賞でエルコンドルパサーを下して優勝し、ジャパンカップに参戦してスペシャルウィークと対決したことで知られるモンジュー。

*2 競走馬生産牧場「ビッグレッドファーム」及び一口馬主クラブ「サラブレッドクラブ・ラフィアン」の創設者で、使用冠名から『マイネル軍団の総帥』として名を馳せた故・岡田繁幸氏の実弟。氏は実家の岡田牧場は兄が継ぐと思っており病気療養を兼ねてアメリカに武者修行に行き、調教師免許を取得するなどアメリカで厩舎開業の準備を進めていたが、兄が経営方針の違いなどから独立したため、呼び戻される形で実家を継いだ。その後は岡田牧場改め岡田スタッドを発展させマツリダゴッホやスマートファルコンといった名馬を輩出し、今日に至るまで競馬界に貢献し続けている。

*3 事実次のディープインパクトを着けた仔は死産となってしまった

*4 馬主は血統自体は評価したもののゴリゴリの欧州血統だったこともあり回避した

*5 菊花賞に間に合った事から秋華賞にも間に合っていたものの、「2000m以下未勝利最高順位3着1回のみ、勝ち鞍は全て2400m以上で前走は阪神2600mの日本レコード」と適性的に明確に菊花賞向きだった事、斤量が少しでも軽い事から菊花賞を選択したと思われる

*6 サウジアラビアのレッドシーターフハンデキャップ(GⅢ・芝3000m)を予定していた。

*7 菊花賞(5着)・春天(9着)・ダイヤモンドS(13着)・阪神大賞典(5着)・ステイヤーズS(5着)の5競走が該当、()内はそれぞれの最高着順

*8 22年ダイヤモンドSは「14頭立ての13着」で着差含めてギリギリだったが。

*9 OP入りを決めた古都ステークスでは本来別の仕事があったにもかかわらず仕事を途中で抜け出してメロディーレーンのレースのためだけに競馬場に赴く、宝塚記念の実況ではメロディーレーンの無事完走を口にする、上記のツアーにも解説役として参加している、ステイヤーズSの好走にTwitterで誤字をしながらも称えるなど留まるところを知らない

*10 グローリーヴェイズの半妹であるモーリス産駒・オハギも血統背景こそ良いものを持っていたが、彼女も現役時の体重が360kg台とかなり軽い馬で、引退後は実家のレイクヴィラファームでリードホースを勤めている。メロディーレーンは彼女よりも軽いから……という懸念を杞憂とは呼べないだろう。