磯野カツオ

登録日:2023/08/07 Mon 20:30:00
更新日:2024/04/19 Fri 11:08:05
所要時間:約 20 分で読めます






んまァカツオったら、勝手に自分の項目なんか建てちゃって!ちょっと父さーん!

ひどいや姉さん、自分だって建てたじゃないか~!



磯野 カツオとは、漫画・テレビアニメ『サザエさん』の登場人物。


●目次




【概要】

波平とフネの息子で、磯野家の長男。主人公・フグ田サザエの弟、ワカメの兄。マスオからは義弟、タラオからは叔父にあたる。

いたずらと遊びが大好きな好奇心旺盛の腕白少年で、しばしば父・波平にカミナリを落とされている磯野家一のトラブルメーカー。
学業成績も振るわないがいざという時の頭の回転は速く、努力すれば好成績を収められる素質も持ち合わせている。
お調子者でずる賢い一方、その行動力を人助けに役立てようとすることもあり、ワカメやタラオをはじめ年下の面倒をきちんと見てやれるなど、正義感が強く家族思いの優しい少年でもある。

アニメでは主に雪室俊一御大によって彼をメインとしたエピソードが現在までに多く制作され(波平やノリスケ等も同様)、中島や花沢など原作にはいなかった関連人物も多数登場。姉であり主人公であるサザエに負けず劣らずのお茶の間を沸かす人気者へと独り立ちしていった。

一人称は「僕」。二人称は友人や年下には「きみ」で、目上の人には「あなた」。
サザエ・波平・フネからは「カツオ」、マスオやノリスケなどからは「カツオくん」、ワカメからは「お兄ちゃん」、タラオからは「カツオ兄ちゃん」、タイコや裏のおじいちゃん・おばあちゃんからは「カツオちゃん」、男子クラスメートや担任からは「磯野」、女子からは「磯野くん」と呼ばれている。

アニメ版では「かもめ第三小学校」に通う5年3組の児童(原作では学校生活の描写が少なく学校名も統一されていない)。

普段は少年らしい言葉遣いで話すが、波平に媚びる時や反省の色を見せる時には丁寧口調に変わる。また、目上の人物にはきちんとした敬語を使うことができる。

誕生年は原作で昭和13年と設定されているが、アニメでは設定されておらず、誕生日は10月3日生まれである事がわかっている。
年齢は原作・アニメ共に11歳だが、サザエの年齢が両者で異なるため*1彼女との年齢差に3歳のズレが生じている。血液型はB型。


【原作におけるカツオ】

原作連載初期では「磯野カツヲ」という名前だったが、時代の変化に合わせ「カツオ」表記に変更された。

原作初期では、「ワカメの面倒見は良いが抜けた部分のある兄」というキャラとして描かれていた。また、非常に子供っぽく要領も悪いなど現在のアニメ版で知られるカツオとはだいぶ異なる。計算高くいたずら好きなキャラクターは連載後期に形成されていった。
また、当初はワカメと比べて登場回数が少なかったものの、前述の調子のいい性格やおしゃべり好きな面が付与されたことにより出番も増えていった。


【外見】

髪型は坊主頭だが、一度だけタラオのような刈り上げ頭だったことがある。
顔つきは父に似て丸顔。

登下校時は学生帽を、外へ遊びに行く時は野球帽を被る。

女装という意外な特技があり、盆栽を割ってしまった際に波平の目をうまく欺いたほど見た目も様になっている(ただしサザエにはバレており『早く謝った方がいい』と促されていた)。


【性格】

性格は腕白で勉強よりも遊び好き。

口達者でおしゃべり好きでもあり、タラオ共々家族(主にサザエ)の秘密も外部へ他言しては町内に噂が広まる原因にもなっている。大人同士の会話にもやたらと首を突っ込みたがる。

興味が湧けば何にでも干渉する習性は、家族を取り巻く問題や悩みを解決してみせようという思いからなるものもあるが、お節介が裏目に出て話を余計拗らせてしまうパターンもある。

思いついた計画や作戦は迷うことなく実践するタイプで、大人顔負けの行動力を見せる。あまり人見知りをせず目上に対する礼儀も弁えているため(たまの失言は別として)、初対面の大人ともすぐに打ち解けられる。
行動力が過ぎて夜遅くになっても帰宅しないこともしばしばで、家族を心配させてしまうこともある。

ちゃっかり者である一方、小学生にしては現実主義でドライな思想の持ち主でもある。子供じみた幼稚な考えを嫌い、自らを(子供ではないという意味で)「中人」と主張したこともある。よく自分を差し置いてワカメやタラオを「子供」呼ばわりする。

面食いで恋多き男でもあり、クラスメートのカオリや早川の他、浮江など年上の美女にもホの字になりやすい。


◆いたずら好き

隙あらばサザエなどを相手にちょっとしたトリックを仕掛けたり*2、おやつのつまみ食いなどもしばしば行う*3

天才的な悪知恵の持ち主で、姉・サザエの厳しい監視の目をうまくかいくぐり彼女を出し抜く頭脳プレーを披露する。その際、憤慨したサザエとの追いかけっこはお約束ネタの一つで、ご近所からも「名物」と称されている。

カツオのいたずら劇の末にはほぼ必ず波平のお説教が待ち受ける。事情によっては喧嘩両成敗としてサザエも同様に叱られる。
波平の説教に対しては、基本的に反省し懲りる様子を見せているが、彼の頑固に見えて小心者かつうっかりな性格を利用し、得意の言い訳で形勢を逆転させたりもする*4
それでも波平のカミナリを何よりも恐れているようだが、嫌っているわけではなく普段は父親として慕っている。波平の帰宅時には時々あさひが丘駅まで迎えに行ったり、休日は一緒に外出もするなどとても仲睦まじい。

幼少期から大のいたずら好きで、波平によく押し入れに監禁されていたらしい。

咄嗟の言い訳については頭の回転が速いが、隠し事はあまり上手くない。成績の悪いテストの答案を目立たない場所に隠したりしているが、秘匿性が高いわけではなく大抵サザエやタラオなどに見つかってしまう。

わざと家の中に土足の足跡をつけ、タンスを荒らした形跡まで残し「空き巣のシミュレーション」を演出した時に至っては、本人が想定していた以上に騒ぎが拡大し警察沙汰にまで発展してしまった*5

サザエに対するいたずらは、単純でそそっかしい彼女の気質を逆手に取った作戦が多いが、やはり根っこは純粋な小学生故に、典型的なブラフにかけられ逆にサザエにやり込められるパターンもある*6。本気で怒ったサザエには頭が上がらずあっさり御用に終わってしまう場合もある。一見完璧と思われていたいたずらも、単純な盲点を見逃していたせいで失敗に終わるなど詰めの甘さが目立つ。

サザエの追っ手や波平の制裁から本格的に逃れる時にはもっぱら波野家に逃げ込む事が多い。そのついでにイクラの遊び相手にもなるため、彼によく懐かれている。また、中島家や花沢不動産も恰好の避難所になっている。
物置に監禁された時に備えて密かに抜け穴を用意していたことも。

普段が普段なので、突然変わった行動やいつもと異なる態度を取ると「何か裏があるのでは」とサザエに疑われやすい。

悪知恵こそ働いても根はお人好しで純粋なため、窮地を逃れたいがために他者を陥れたり裏切れるほどの薄情な性格ではない。

ワカメ、タラオ、イクラをはじめ年下の子供たちには優しく*7、遊び相手もきちんとこなすことができる。
少なくとも弱い者いじめをするような性格ではなく、波平からも「いたずらはしても、小さい子を泣かせるようないたずらはしない」と一定の信頼を得ている*8

ワカメたちからは兄として慕われているものの、いたずらや秘密の計画に積極的に加担してもらえることはあまりない。特に真面目なワカメは非協力的なため、カツオは幼いタラオやイクラを目的を伏せた上で利用する方針を取ることが多い。だが、幼いからこそ守秘義務という概念が強く根付いていないタラオには、隠し事を告げ口され作戦を台無しにされる憂き目に遭いがちである。

ちなみにフジテレビの特番『アニメ「サザエさん」放送45周年 サザエさんの秘密徹底解明SP』(2013年11月26日放送)によれば、当時までに放送された全6763話中788回もいたずらを働いてきたことが判明している。

いたずらを除いてもワカメやタラオと比較して濡れ衣を着せられるなど理不尽に怒られる頻度が圧倒的に多い。この境遇はカツオ本人も強く認識している*9
タラオの行動によって起きた騒動についてもタラオ本人が一切お咎めを受けないばかりか、その元凶としてカツオが叱責を受けることも多々ある。
ある意味、日本の家庭における「長男」の苦悩をリアルに描いているようにも見えるが…。

また、波平も意地悪でカツオを差別しているわけではなく、「将来一家を支えていくことになる長男としてしっかりして欲しい」という思いから敢えて厳しく接していると本心を語るエピソードもある*10

◆商才

よほどお小遣いのやりくりに苦労しているのか、お手伝いなどでアルバイト代を得るなどして収入を得ようとする描写が多い。
利益につながりそうな話題に目ざとく、日常の何気ないヒントからお小遣い稼ぎのアイディアを編み出す商才ぶりも光る。

算数が苦手な割に見積もり計算をそつなくできる様は、波平からも「なぜ勉強に活かさんのだ」と呆れられがちである。

家庭科の授業でボタン付けの才能に目覚めた時には、取れかかったボタンの即時修繕を担う「ボタン師」の起業を考案していた*11。手先の器用さもまた彼の商才に貢献しているといえる。
マスオからは「ジェントルマン」を捩って「ゼニトルマン」という渾名を付けられた事がある*12

カツオのビジネススキルは必ずしもお金が原動力というわけではない。温泉地へ修学旅行へ行く回では、宿泊先である旅館の手伝いを採算度外視で積極的に行っていた。その働きぶりは番頭に大いに気に入られ、「将来大物になる」「養子にしたい」とまで言わしめるほどだった*13*14


【頭脳・成績】

勉強は苦手だが、前述の通りいたずらの計画や自分に利益のある話にかけては天才レベルの閃きを見せることが多い。

カツオの天才ぶりを物語るエピソードについて一部例を挙げると…。

  • 「給食の栄養士からの依頼で、春休みの食事メニューを学校に提出する宿題がある」と偽り、粗末なメニューが学校に晒される事を恐れたサザエに豪華な献立を作らせる。姉の性格を熟知している彼だからこそ成せる人心掌握術だ。(作品No.5850『わが家の豪華メニュー』)

  • フネの友達である婦人を手厚くもてなしご機嫌を取り、もらったお小遣いでワカメとタラオに好きなお菓子を奢る。その面倒見の良さを評した店主からサービスしてもらった沢山のお菓子を「いつもお世話になっているお礼」として花沢不動産へ手土産として渡す。お返しに高級な明太子を手に入れ、サザエに「外交官」と称賛された。
    持ち前の社交性と優れた渡世術を以て、わらしべ長者のようにより高い利益を得る手腕は流石である。(作品No.8253『カツオの外面』)

  • 伊佐坂家のハチへの「予防注射」という単語を聞き、自分が注射を打たれると勘違いしてしまったタラオ。注射を嫌がるあまりサザエの説得にも耳を貸すことなくあちこち逃げ回り、挙句の果てにはサザエまでも避けるようになり、ついにはカツオの勉強机を占領し始めてしまった。
    そこでカツオは「タラちゃんのイスに腰かけちゃうから」とサザエの膝の上に乗っかり、無事タラオから勉強机を取り返してみせる。幼児特有の「イヤイヤ期」も軽くやり過ごす対応力を見せつけた。(作品No.8251『タラちゃん イヤイヤ期』)

その頭の回転の速さには、度々全国のお茶の間を感心させるほど。「将来大出世するのではないか」と彼を評価する者も多い。
もっとも、本人が出世の道を夢見るのであれば学力を身につける努力も決して捨て置けないわけだが…。マスオは「大器晩成タイプではないか」とカツオの将来性を分析している*15

肝心の成績は平均より少し下といったところで、テストは30〜40点ぐらい(ひどい場合は10点台にまで落ち込む)が多い。同じ国民的アニメの落第小学生のように万年0点〜1桁続きという事態は免れている。
ある回ではカツオの通知表が登場しており、この時は国語・算数・理科・社会は2で、副教科は3あるいは4、体育は5だった。

授業中の居眠りも多く、先生によく注意されたり廊下に立たされたりしている。

国語の成績も悪いものの、どこで覚えたのか子供らしくない言葉遣いを披露するなど語彙力に富む。しかし、文学的な言葉や知識に関してはうろ覚えや知ったかぶりも目立つ。

時々一念発起して勉強に熱中する様子も見せ、テストでなかなかの好成績を収めることもある。

◆夏休みの宿題

普段宿題より遊びを優先しがちなカツオ。夏休みの宿題に関しても、終盤に差し掛かっても尚片付いておらず、8月最終週の回で波平やマスオ(場合によっては一家総出で)に徹夜で宿題を手伝ってもらうのは例年の風物詩と化している。波平もなんだかんだでカツオに甘い面もあるようだが、年によっては断固手伝わず厳しく突き放す場合もある。

狡賢い性格から正当な手段で宿題を済ませようとすることは少なく、2006年『カツオ宝の山』では、甚六が小学生の頃に書いた日記や自由研究を入手しそれらを複写・再利用、算数の宿題も「脳の活性化」と称して裏のおじいちゃんに代行させた*16ものの、最終的に波平にばれ*17、全て一人でやり直す羽目になった。

だが、2008年・2014年ではほぼ全ての宿題を自力で終わらせており、2021年でも珍しく家族の手を一切借りずに完遂させたことが語られている*18

このように、必ずしも毎回宿題が片付けられていないわけではないようで、加えて近年では教育的な配慮からか、家族が安易に手を貸す展開も減りつつあるようだ。

さすがに毎年同じパターンを繰り返しているだけはあり、一度夏休みの序盤から宿題を一日で終わらせようとしたことがあったが、無理が祟りダウンしてしまった。


【人物関係】

行動的で顔が利く性格柄、性別を問わず友達が多く、それ以外にも広い交友関係を築いている。

◆クラスメート

早川を除くクラスメートはアニメオリジナルキャラクターで原作には登場しない。いずれも原作に登場したモブのクラスメートをモデルに名前などの設定が付与されたキャラクターである。

カツオの親友。カツオ関連キャラの中では花子と並んで出番が多い。
カツオとは気が合う。時々些細なことで喧嘩になることも少なくないが、お互い友達思いな性格からすぐ仲直りする。
カツオが波平の厳命により部屋に軟禁された時などには、救援物資(差し入れ)の手配を頼まれるなどかなり頼りにされている。
近年のエピソードでは、カオリや早川の気を引こうとする中島にカツオが嫉妬する話が増えてきている。

  • 花沢 花子
町の不動産業「花沢不動産」を経営する花沢金太郎の一人娘。通称「花沢さん」。
男勝りで豪快な性格。とにかく押しが強い女子。
教室の席が隣同士でもあるカツオには一方的な好意を寄せている。彼のお嫁さんになるのが夢だが、その性格から本人にはやや距離を置かれている。だが嫌われているわけではなく、あくまで友達としての関係は良好で、不動産屋の娘として度々頼りにされている。
カツオと同様成績はあまり良くないが、父が放任主義でもあるためさほど気にしていない。ただし、不動産業に求められる基礎知識や計算能力はきちんと身につけている。

  • 大空 カオリ
カツオと中島が密かに恋心を寄せているクラスのマドンナ。通称「カオリちゃん」。
カツオとはクラスメートとしての交流は多いものの、彼の想いに気づいているかは定かではない。回によっては相思相愛だったりするのだが、カツオの頼りない性格に呆れたりもしている。

  • 早川
カツオのクラスメートでは唯一原作・アニメ双方に登場する*19
カツオがカオリちゃんに次いで好きだと語る女子。「顔がいいのがカオリちゃん、性格がいいのが早川さん」とのこと。

  • 橋本 とおる
カツオの友達だが、中島と比べて登場回数は少ない。

  • 西原 卓磨
カツオの友達。90年代以降は出番が減少している。

◆その他

  • カツオの担任
中年の男性教師。本名は不明。
性格は冷静沈着だが、遅刻や授業に集中しない生徒は容赦なく廊下に立たせる昭和さながらの古風な厳しい教師。しかし生徒思いで物分かりのよい教師でもあり、波平の叱責を恐れ「三者面談の日程をずらしてほしい」「授業参観で自分が挙手しても当てないでほしい」というカツオの要求も受け入れている。

  • 伊佐坂 浮江
伊佐坂家の長女で16歳の女子高生。通称「ウキエさん」。
活発で両親に似て優しい性格、さらに成績も優秀というサザエさんワールド屈指のハイスペ美女。
ワカメにとってもう一人の頼れるお姉ちゃん的存在でもあるが、周囲の男子勢達からも憧れの眼差しを向けられている。
特に面食いなカツオは時々彼女の魅力に惚れ込んでしまうことが多い。
しかし、父・難物はカツオに「大学生ぐらいになったら浮江と結婚してほしい」と考えているらしい。まさかの伊佐坂先生公認の許嫁である。
ちなみに2人は5歳差。果たしてカツオの未来は…?
余談だが、現カツオ役の冨永みーなは、かつて2代目浮江役として出演していた。


【声優・俳優】

アニメ版では、1969年の放送開始から同年12月21日までドラえもんの声で知られる大山のぶ代がカツオの声を演じていた。開始からわずか2か月半で自ら役を降りることに。自主降板した事実は後にラジオ番組で本人が証言しているものの、その理由までは公に明かされていない。『サザエさん』を制作するエイケンの関係者は、大山が妊娠したため降板したと証言している。
大山演じるカツオがあまりに短命であったことから、「(2代目カツオ役の)高橋和枝が初代」と勘違いしているファンも少なくない。

同年12月28日より高橋がカツオ役を引き継いだ。
アニメ版におけるカツオのキャラクターを確立させるに至った高橋の演技は、作品のみならず共演者にも多大な影響力をもたらした*20
以後、1998年5月10日まで約29年半に渡りカツオを演じ続けてきたものの、1998年5月14日のアフレコ中に以前から患っていた持病*21の悪化に伴い容態が急変し、緊急搬送。
高橋休養中は、当時浮江役として出演していた冨永みーなが急遽彼女の代役を務めることになった。カツオの声が突如変わった事により、困惑した多くの視聴者から問い合わせが殺到したものの、後に高橋の容態を知ったファンから復帰を願う手紙が多く寄せられることになった。
しかし、その願いも虚しく高橋は1999年3月23日に死去。
高橋の葬儀では波平役(当時)の永井一郎が弔辞を担当。波平がカツオに話しかけるような口調で涙ながらに惜別の念を表した。

代役として起用された冨永が正式に3代目のカツオ役となり現在に至る。


実写版では、これまでに吉原誠利、佐野大輔、斎藤優一、大森嘉之、上村裕樹、田宮賢太朗、荒井健太郎、清水錬などがカツオを演じた。
江崎グリコのCM『OTONA GLICO 〜25年後の磯野家〜』(2008~2009年)では、36歳になったカツオを浅野忠信が演じた。


【余談】

  • キャラクターソングに『カツオくん(星を見上げて)』があり、過去に劇中で挿入歌として使用されたことがある。曲調はスローテンポのシャンソン調で、「自分の賢さ・美しさ・強さといった魅力をなぜ周囲は理解してくれないのか」というナルシシズムに溢れる悩みや「いつか自分の時代が来る」というポジティブ思考を歌ったものである。
    オリジナル盤は2代目声優の高橋が歌唱したものだが、後に3代目声優の冨永によってカバーされている。

  • サザエさん50周年記念特番『池上彰×サザエさん』(2019年11月22日放送)の調査によれば、過去7669話中に波平から「バカモン」または「バカモノ」と怒鳴られた回数は、ノリスケ(14回)、サザエ(26回)を遥かに超える365回とのこと(約21話に1回の割合)。ファンによっては意外と少なく感じるかもしれない。

  • 長谷川町子先生自身の手による「サザエさんn年後」という作品がいくつかあるのだが、10・20年後はいいのだが30年後には波平からメガネを取ったような「ハゲのおっさん」になっていた。「おやじに似てはげちゃってね」とか言っているがお前まだ40代初頭やろ…(波平はワカメ幼少期の時はまだふさふさなのでハゲたのは40代後半以後)。



追記・修正は、イタリアで彼のフルネーム*22を叫んでからお願いします。


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最終更新:2024年04月19日 11:08

*1 原作では27歳、アニメでは24歳。

*2 鞄や靴にヘビやカエルのおもちゃを仕込むなど。

*3 口の回りに食べカスを付けたままにしていたせいで発覚することが多い。

*4 説教の場にフネも居合わせている時は彼女のフォローで失敗する事が多い。

*5 作品No.5811『大晦日お騒がせ全集 前編』。事の発端はサザエがデパートへ出掛ける前に戸締りを忘れていたことにあるのだが、彼女に対するお咎めはなかった。

*6 作品No.5680『カツオ懺悔の時』など。

*7 ただしかつてはワカメに暴力を振るう描写もあった。

*8 作品No.8193『疑わしきはカツオ』。家に侵入した野良猫が原因でタラオのおもちゃが壊れてしまう。その瞬間を目撃したのはカツオだけで本人は自分が疑われると覚悟していたものの、家族の誰一人カツオが犯人だとは疑わなかった。

*9 作品No.7507『息子の説教』。なおこの回の結末では、確かめもせずに叱ったことについて波平がカツオに謝罪している。

*10 作品No.5864『親の心子知らず』など。

*11 作品No.5647『ぼくはボタン師』。

*12 作品No.5919『小さなジェントルマン』。

*13 作品No.154『カツオの修学旅行』。

*14 この件に関しては磯野波平の記事にて詳述。

*15 作品No.8175『中島くんは美容院』。

*16 ボールペンで記入した上に裏のおばあちゃんが赤ペンで書き加えてしまった。

*17 「紺碧」という小学生には難解な熟語を日記に書いていた事や、原本は日記をサボっていた甚六の代わりに難物が書いた硬い文面になってしまった事を本人から知り、盗作疑惑が浮上した。

*18 波平の次回予告より。毎年のことなので予め有休を申請していたと語っている。

*19 ただし原作での登場は1コマのみで、キャラデザは大きく異なる。

*20 サザエ役の加藤みどりは、放送初期の頃はアドリブを交えて演じることがあったのだが、脚本家の意向に反する演技を行ってきた事に対する自省と、加藤のアドリブにもぶれることなく台本通りに演じきる彼女のプロ意識に触発されて以来、台本通りに演じるようになった。

*21 骨髄異形成症候群。

*22 イタリア語で「私は『チ◯コ』です」みたいに聞こえてしまうらしい。