ドレミコード(遊戯王OCG)

登録日:2023/10/09 (月曜日) 01:53:00
更新日:2024/04/07 Sun 22:03:35
所要時間:約 18 分で読めます






みんな届け幸せ多重奏♪



ドレミコードとは、遊戯王OCGに登場するカード群(カテゴリ)の一つ。


【概要】

2021年3月6日発売のデッキビルドパック『エンシェント・ガーディアンズ』で初登場。
同期は「ベアルクティ」と「溟界」。

テーマ名の由来はイタリア語由来の音階表記である「ドレミ」と、和音を指す音楽用語「コード」。
その名の通り「音階」をモチーフとしたテーマで、カード名も音階や音楽用語にちなんだものが殆ど。
モンスターカードには指揮棒を持った天使と、その天使と似た容姿の妖精の二人一組が描かれており、指揮者と奏者でペアを組んでいる様だ。
属するモンスターカードは全て女性であり、マンガチックなイラストが非常に可愛らしい。
閃刀姫ウィッチクラフト等の流れを汲む、デッキビルドパック恒例の所謂「美少女テーマ」である。

ザ・ヴァリュアブル・ブックEX2で明かされた設定によると、彼女たちは天界の一つである「ドレミ界」に座す天使とのこと。
仲間の天使・妖精と連携することで「コード」と呼ばれる大魔法を奏で、下界を浄化しているらしい。
一部の魔法カードの描写を見る限り、天使と妖精は必ずペアでなければならないわけではなく、別の天使の妖精を指揮する事もある模様。

メインデッキのモンスターは、カード名が全て《〇ドレミコード・●●ア》となっており、〇にはそのモンスターが司る音階(ドレミファソラシド)が、●●にはその音階の英語表記(CDEFGAB)を頭文字とする単語を捩った言葉が入る。
また、それぞれが異なる楽器を所持しているのも特徴。

【カードの特徴】

9期に登場した召喚法であるペンデュラム召喚を主軸としたテーマ。
メインデッキのモンスターカードは以下の特徴を持つ。
  • 天使族のペンデュラムモンスター
  • レベル1~8までのモンスターが1体ずつ存在する
  • レベルとペンデュラムスケールの合計値が9
  • 下級・上級モンスターそれぞれにの4属性が1体ずつ存在する
  • 自身の元々のペンデュラムスケールが偶数なら偶数の、奇数なら奇数のスケールがペンデュラムゾーンに存在する場合に適用可能な効果を持つ*1
テーマとしての最大の特徴は、ペンデュラムスケールの偶数奇数を参照する効果を持っている事。
20年以上の歴史を持つ遊戯王OCGにおいて、偶数・奇数を指定したカードはこのテーマが初。
上記のペンデュラムモンスターの効果の他、リンクモンスターと魔法・罠カードにはスケールの偶奇を発動条件として指定しているものが多い。

なお、ペンデュラムモンスターの偶数奇数効果に直接アドバンテージを取れるものは無く、全体強化や効果範囲の拡大等の補助的な要素が多め。
「偶奇が合うと少し強くなる」ぐらいの感覚でも問題ないが、一方でリンクモンスターと魔法・罠カードに関しては割とダイレクトに運用に響くため、可能な限りペンデュラムスケールに偶数奇数を揃えるのが望ましい。

下級モンスター

下級ペンデュラムモンスターは以下の共通点を持つ。
  • 守備力400
  • レベルが1つ上がるごとに攻撃力が500上昇する。
  • 以下のペンデュラム効果を持つ。
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚は無効化されない。
この効果により、ペンデュラム召喚の天敵である《神の宣告》等の召喚無効系カードが効かない。
ただし無効にされないのは「ドレミコード」ペンデュラムモンスターのみ。
ドレミコード以外のモンスターも一緒にペンデュラム召喚した場合は上記の無効カードを発動でき、ドレミコードだけがフィールドに残る。

  • ドドレミコード・キューティア
ペンデュラム・効果モンスター
星1/地属性/天使族/攻 100/守 400
【Pスケール:青8/赤8】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚は無効化されない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ドドレミコード・キューティア」以外の「ドレミコード」Pモンスター1体を手札に加える。
(2):自分のPゾーンに偶数のPスケールが存在する限り、自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスターの攻撃力は自身のPスケール×100アップする。
モンスター効果はドレミコードペンデュラムモンスターのサーチと全体強化。
緩い条件でサーチ出来る効果は言うまでも無く有用で、【ドレミコード】デッキの初動と回転を担う最重要カードである。
ペンデュラムスケールも「ドレミコード」の中では最大値で、ペンデュラムゾーンに置く機会も多い。
レベルの低さから「ドレミコード」カードだけではこのカード自身をペンデュラム召喚出来ないのが欠点だが、同時に特殊召喚するサポートカードが豊富という利点でもある。
全体強化はこのカード自身が各種素材となってフィールドに残りづらいため、活躍機会はそう多くない。
しかし大量展開を得意とするペンデュラム召喚との相性自体は良く、ダメージレースや効果耐性持ちを相手にした場合等、状況によっては意外と侮れない強化となる。

ドレミコード最年少の幼女。C()はCuteのC()
担当楽器はハーモニカ。
同じ「ド」を司るクーリアに憧れている。

  • レドレミコード・ドリーミア
ペンデュラム・効果モンスター
星2/風属性/天使族/攻 600/守 400
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚は無効化されない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のPゾーンに「ドレミコード」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分のPゾーンに奇数のPスケールが存在し、自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスターカードが相手の効果で破壊される場合、その破壊されるカード1枚の代わりにこのカードを破壊できる。
モンスター効果は自身の特殊召喚と効果破壊の身代わり。
ペンデュラム召喚を使わずに特殊召喚が可能な展開の要であり、《ドレミコード・キューティア》に次ぐ重要カード。
《ドドレミコード・キューティア》でこのカードをサーチ→特殊召喚してリンク召喚というのは【ドレミコード】における定番の動きである。
身代わり効果はこのカード自身が各種素材となってフィールドに残る事が(ry
ちなみに「ドレミコード」Pモンスターカード指定なので、ペンデュラムスケールのカード(魔法カード扱い)も守れる。
この違いはドレミコード魔法・罠カードの方でより重要になるので覚えておきたい。

タイトな黄色ワンピースの子。D()はDreamのD()
担当楽器はフルート。
キューティアに対してはお姉さん振っているが、自身も年上のドレミコード達への憧れを隠せていない。

  • ミドレミコード・エリーティア
ペンデュラム・効果モンスター
星3/水属性/天使族/攻1100/守 400
【Pスケール:青6/赤6】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚は無効化されない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):自分のPゾーンに偶数のPスケールが存在する限り、自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
モンスター効果は魔法・罠バウンスと戦闘ダメージの無効化。
バウンスは破壊耐性を無視できる一方で再利用を許すため、一長一短。
《シドレミコード・ビューティア》とは相性が良く、あちらの効果でバウンスを除外に変換できる。
後述の上級ドレミコードのペンデュラム効果が適用されている状態なら罠カードでもチェーンを許さずに除去出来る等、他のカードと併用して真価を発揮するタイプと言える。
後半の効果はこのカード自身が最初に戦闘破壊されれば意味がなくなるため、あって無いようなものだろう。

青髪のメガネっ娘。E()はEliteのE()
担当楽器はチェロ。
理知的だが押しに弱く、周りのドレミコード達に振り回されがち。

  • ファドレミコード・ファンシア
ペンデュラム・効果モンスター
星4/炎属性/天使族/攻1600/守 400
【Pスケール:青5/赤5】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚は無効化されない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ファドレミコード・ファンシア」以外の「ドレミコード」Pモンスター1体を選び、EXデッキに表側表示で加える。
(2):自分のPゾーンに奇数のPスケールが存在し、自分の「ドレミコード」Pモンスターが戦闘で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。
モンスター効果はデッキのドレミコードをEXデッキに加える効果と戦闘破壊身代わり。
ペンデュラムスケールが揃っている状態なら間接的なサーチとなる他、ドレミコード魔法・罠カードにはEXデッキのドレミコードペンデュラムモンスターの種類数を参照するものがあるため、それらの条件を満たす手段として有用。
身代わり効果はこのカード自身が(ry
ただ準下級アタッカーとしてフィールドに残る事もあるため、似た効果を持つ《レドレミコード・ドリーミア》よりは適用機会は多いか。

露出度の高い服を着た、強気そうな表情の子。F(ファ)FireFancyのF(ファ)
担当楽器はアコーディオン。
勝気で男勝りな性格で、イラストでは相棒の妖精と何かを言い合っている。

上級・最上級モンスター

上級・最上級ペンデュラムモンスターは以下の共通点を持つ。
  • レベルが1つ上がるごとに攻撃力が200上昇する。
  • 以下のペンデュラム効果を持つ。
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚成功時に
相手はモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
この効果により召喚反応型罠カードは発動できず、特殊召喚時の効果を妨害される事も無い。
下級モンスターのペンデュラム効果と合わせれば「相手はペンデュラム召喚を無効化できず、カードも発動出来ない」という耐性を得る事になり、ペンデュラム召喚を確実に成功させる事にかけてはかの三幻神を彷彿とさせる能力を持つ。天使を通り越して神になったのか
ただし魔法・罠カードに関しては「カードを発動できない」だけで、既に表側表示でフィールドに存在しているカードや墓地の罠カードの「効果の発動」は可能なので注意。

  • ソドレミコード・グレーシア
ペンデュラム・効果モンスター
星5/水属性/天使族/攻2100/守1400
【Pスケール:青4/赤4】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚成功時に
相手はモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ドレミコード」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分のPゾーンに偶数のPスケールが存在し、
自分の「ドレミコード」Pモンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時までモンスターの効果を発動できない。
モンスター効果はドレミコード魔法・罠カードのサーチと攻撃時のモンスター効果封殺。
《ドドレミコード・キューティア》と同じくサーチ効果でアドバンテージを得られるが、上級モンスターなのでペンデュラム召喚で出すのが基本となる。
安定性を求めるなら《ドレミコード・ハルモニア》、相手ターンに備えるなら《ドレミコード・ムジカ》あたりがサーチ候補か。
戦闘時の封殺効果はモンスター効果に対応しており、手札からのコンバットトリックや墓地送りをトリガーとする効果への対策となる。

アンニュイな表情と大きな瞳が特徴。G()はGraceのG()
担当楽器はサクソフォン。
見た目通り掴み所が無く、どこかふわっとした印象を受ける。

  • ラドレミコード・エンジェリア
ペンデュラム・効果モンスター
星6/炎属性/天使族/攻2300/守1400
【Pスケール:青3/赤3】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚成功時に
相手はモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスター1体をリリースし、そのモンスターよりPスケールが2つ高いまたは2つ低い、「ラドレミコード・エンジェリア」以外の「ドレミコード」Pモンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(2):自分のPゾーンに奇数のPスケールが存在し、自分の「ドレミコード」Pモンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードの効果を発動できない。
モンスター効果はドレミコードペンデュラムモンスターのリクルートと、攻撃時の魔法・罠カード封殺。
リクルート効果は一見ややこしいが、ドレミコードのスケールはレベルと反比例関係にあるため、実質「レベルが2高いもしくは低い」と読み替えても問題ない。
このカード自身をリリースし、このデッキのエースモンスターである《ドドレミコード・クーリア》を呼び出すために使う事になるだろう。
後半の効果は《ソドレミコード・グレーシア》の魔法・罠カード版で、主にミラフォ等の攻撃反応型罠カードを防ぐのに使う事になる。
ペンデュラム効果と異なり、こちらは効果の発動も防ぐので永続カードにも強い。
ただ、《ソドレミコード・グレーシア》共々攻撃力はレベルの割にやや低め。

ウィンク笑顔があざとい(自称)アイドル。A()はAngelのA()
担当楽器はラッパトランペット。
お喋り好きで明るい、ドレミコードのムードメーカー。

  • シドレミコード・ビューティア
ペンデュラム・効果モンスター
星7/地属性/天使族/攻2500/守2400
【Pスケール:青2/赤2】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚成功時に
相手はモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
【モンスター効果】
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
自分のPゾーンに偶数のPスケールが存在する場合、
相手フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象とする事もできる。
(2):1ターンに1度、このカードが自分のPゾーンの一番低い
Pスケール×300以上の攻撃力を持つモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
そのモンスターを破壊する。
モンスター効果は相手効果モンスターの除外変換と、戦闘時に発動する相手モンスターの効果破壊。
前半効果はドレミコードモンスターでは珍しくフリーチェーンで発動可能な効果で、主に墓地で発動する効果や何度も蘇生されるモンスターがターゲット。
偶数スケールがあれば魔法・罠カードも対象に出来、近年多い墓地効果を持つカードへの対策になる。
ただしこの効果自体では除去出来ないため、後半の効果か別の除去手段との併用は半ば必須。
後半効果はペンデュラムスケールが必要でスケール値にもよるが、大抵の場合アタッカークラスはほぼ破壊効果の射程範囲となる。

包容力に満ちた雰囲気の女性。B()はBeautyのB()
担当楽器はハープ。
小さい妖精を腕の中に抱きかかえる姿は母親を彷彿とさせるが、本人はそう思われる事を気にしている様だ。

  • ドドレミコード・クーリア
ペンデュラム・効果モンスター
星8/風属性/天使族/攻2700/守2500
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分の「ドレミコード」PモンスターのP召喚成功時に
相手はモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
【モンスター効果】
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分フィールドのPモンスター2体をリリースして手札から特殊召喚できる。
(2):相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果を相手ターン終了時まで無効にする。
自分のPゾーンに奇数のPスケールが存在する場合、この効果の対象を2枚にできる。
(3):自分のPゾーンの一番高いPスケール×300以下の攻撃力を持つフィールドのモンスターの効果が発動した時に発動できる。
そのモンスターを破壊する。
【ドレミコード】デッキのエースモンスター。
モンスター効果は自身の特殊召喚、相手カードの効果無効化、特定条件によるモンスターの破壊。
レベルの関係でドレミコードモンスターだけではペンデュラム召喚出来ないが、かといって自身の効果で特殊召喚するのもコストが重い。
《ドレミコード・ハルモニア》の効果でスケールを操作してペンデュラム召喚するか、先述の《ラドレミコード・エンジェリア》の効果で呼び出すのが主な展開手段となるだろう。

相手のカード効果を条件を2枚まで無効に出来、フィールド魔法等の永続カードに対しては相手ターンまで続く事も相まって強い。
ただしこの効果自体が起動効果のため、フリーチェーンで発動出来る効果には不発にさせられやすい。
見方を変えれば相手はこのカードに妨害を撃ってくる可能性が高く、その事を見越したプレイングが必要になってくる。
破壊効果は最も数値が高いスケールにより破壊可能な範囲が変わり、ドレミコードモンスターをスケールにおいた場合は最大で攻撃力2400以下のモンスターが射程範囲。
《幽鬼うさぎ》同様効果は無効にならないものの、ドレミコードでターン問わずモンスターを破壊出来るカードは少ない。
相手の初動となるカードを見極め、出鼻を挫く形で使いたい。

エース的立ち位置ではあるが、制圧力の面では控えめな部類。せめて(2)の効果がフリーチェーンなら...
基本的には高い攻撃力を活かし、アタッカーとして運用する事になる。
また、ペンデュラムスケールがドレミコード最小なので、《ドレミコード・エレガンス》でセッティングするスケール要員に徹するのも選択肢の一つ。
高スケールは《ドレミコード・ハルモニア》でも用意できるため、そういう意味では代えが効かないカードと言える。

ピンクのロングヘアーをなびかせた、荘厳な佇まいの天使。C()はCoolのC()
担当楽器はバイオリン。
その名の通り冷静な性格で実力も高く、ドレミコード達のリーダー的存在である様だ。

エクストラデッキのモンスター

属するモンスターは全てリンクモンスター
ドレミコードに関するサポートカードは全てペンデュラムモンスターを指定しているため、ゲーム上の定義では「ドレミコード」のカテゴリに含まれない。
後に《ドレミコード・シンフォニア》が登場した事で、「グランドレミコード」という独自のカテゴリに属する事となった。

  • グランドレミコード・ミューゼシア
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/光属性/天使族/攻1900
【リンクマーカー:左下/右下】
Pモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札からPモンスター1体をEXデッキに表側表示で加え、そのPスケールが奇数なら偶数の、偶数なら奇数のPスケールを持つ表側表示のPモンスター1体を自分のEXデッキから手札に加える。
(2):自分が「ドレミコード」モンスターのP召喚に成功した時、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターのPスケールの数値と同じレベルの「ドレミコード」Pモンスター1体をデッキから手札に加える。
『DAWN OF MAJESTY』で登場したリンクモンスター。
効果は手札のペンデュラムモンスターの入れ替えと、ペンデュラム召喚をトリガーとしたドレミコードのサーチ。
(1)の効果でペンデュラム召喚の準備を整え、(2)の効果に繋げるデザインと思われる。
同じリンク素材のリンクモンスターには圧倒的汎用性を誇る《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が存在するため、こちらはドレミコードを直接的にサポートするサーチ効果を活用していきたい。
ただし一番サーチしたいカードである2体の「ドドレミコード」はどちらもレベルの関係でトリガーとなるペンデュラム召喚が難しいのが難点。

ドレミ界より更に上に位置する天界の女神で、妖精達を生み出している存在。
担当楽器はグランドピアノ。
名の由来はギリシャ神話の芸術の女神「ミューズ」で、ドレミコードでは唯一音階を由来にした名前を持たない。

  • グランドレミコード・クーリア
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク3/光属性/天使族/攻2700
【リンクマーカー:左下/下/右下】
Pモンスターを含むモンスター2体以上
(1):このカードの攻撃力は自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの数×100アップする。
(2):このカードのリンク先のPモンスターが発動した効果は無効化されない。
(3):1ターンに1度、相手が効果を発動した時に発動できる。
自分のPゾーンのPスケールが奇数の「ドレミコード」カード1枚をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚し、その発動を無効にする。
その後、デッキからPスケールが偶数の「ドレミコード」Pモンスター1体をEXデッキに表側表示で加える事ができる。
『CYBERSTORM ACCESS』で登場したリンクモンスター。
リンク3だが、こちらは素材にペンデュラムモンスターを1体でも含んでいればトークンやリンクモンスターも使える。
条件付きながら、ドレミコード待望の万能カウンター効果持ち。
更に展開とEXデッキへのリソース補充まで同時にこなし、オリジナルにして破壊効果を持つ《ドドレミコード・クーリア》と併せれば二重の妨害になる。
(1)の効果によりアタッカーとしても優秀で、【ドレミコード】の制圧役にして切り札となるカード。
ただしリンク召喚にカードを消費しすぎて、肝心の奇数のスケールが無いという本末転倒な事態にならない様注意。

(2)の効果は基本的に相手の妨害を躱す効果だが、自分のカードの効果で無効化されていた場合でも問題なく適用される。
展開サポートに多い「効果を無効にして特殊召喚する」カードでも効果を有効に出来るため、これを利用してあるカードとの強力なコンボが編み出されている。
(後述の相性が良いカードを参照)

その名の通り「グランドレミコード」の座に就いたクーリア。
彼女の登場により、ドレミ界の天使が女神に昇格可能な事が判明した。
よく見ると妖精が楽器を持っていないが、バイオリンを未だ所持しているのかは不明。

魔法カード

全てのカードが複数の効果を持っており、以下の形式で適用する特徴を持つ。
  • 発動時にいずれか一つを選択する
  • 適用条件を満たしているものを選択して適用する(複数選択可)
また、一部のカードは自分フィールドやエクストラデッキの表側表示ドレミコードモンスターの種類数によって適用可能な効果が変化し、種類数が多いほど効果が強力なものが多い。
音が欠けては音楽は成り立たないという事だろうか。

なお、《レドレミコード・ドリーミア》と同じく『「ドレミコード」Pモンスター』という表記と『「ドレミコード」Pモンスターカード』という表記が混在しているので、扱いの違いに注意。
後者の「カード」が付いている方は、ペンデュラムゾーンに置かれているカード(魔法カード扱い)も含まれる。

  • ドレミコード・エレガンス
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「ドレミコード」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
●手札から「ドレミコード」Pモンスター1体を選び、EXデッキに表側表示で加える。
その後、デッキからPスケールが奇数と偶数の「ドレミコード」Pモンスターを1体ずつ選び、自分のPゾーンに置く。
●自分のPゾーンからPスケールが奇数と偶数のカードを1枚ずつ持ち主のEXデッキに表側表示で加え、自分はデッキから2枚ドローする。
ペンデュラムスケールに関わる3つの効果を持つ通常魔法。
注目すべきは2つ目の効果で、EXデッキに加えたモンスターはペンデュラム召喚でフィールドに出せるため、実質1枚消費でペンデュラム召喚の準備を整えられるという破格の効果を持つ。
また、3つ目の効果もカード枚数で見るとディスアドバンテージだが、相手ターンでは除去の的となる可能性が高いスケールを手札に変換出来、ペンデュラム召喚による展開を終えた後のリソース稼ぎとして有用。
地味にこの効果のみドレミコードを指定しておらず、汎用ペンデュラムモンスターもドローに変換できる。
ただし一部のカードはスケールの数値を参照する効果を持つため、そういったカードを残す場合は発動を控えるべきか。

総じて全ての効果がデッキからカードを引っ張りだす上に腐る場面がほぼ皆無という、ドレミコードデッキを支えるキーカード。
初動の安定性が大きく変わるため、3枚フル投入が前提とされる。

イラストではファンシアとエンジェリアが、鏡の前でドリーミアのお召し替えをしている。
この3人の音階である「レ」「ファ」「ラ」が合わさると、「Dm(Dマイナー)コード」になる。

  • ドレミコード・スケール
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスターカードの種類によって以下の効果をそれぞれ適用できる。
●3種類以上:自分のPゾーンのカード1枚を選んで持ち主の手札に戻し、
自分のEXデッキから表側表示の「ドレミコード」Pモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
●5種類以上:手札から「ドレミコード」Pモンスター1体を特殊召喚する。
●7種類以上:相手フィールドの表側表示のカードを全て破壊する。
ペンデュラムゾーンのカードの交換、手札からの特殊召喚、全体除去の3つの効果を条件に応じて適用する。
展開補助向けのカードで、特に「●3種類以上」の効果はEXデッキからのペンデュラム召喚の制約から抜けられるため効率が良い。
全体除去は効果こそ派手で強力だが条件があまりにも厳しすぎるため、一種のロマン砲に近い。

スケール(scale)は英語で「音階」を意味する。
ドレミコードのモチーフそのものであり、遊戯王OCGでも「ペンデュラムスケール」という用語で使用されている。
イラストではクーリアが妖精と共に演奏し、その目の前ではキューティアの妖精が泡の様なものに包まれているが、キューティアに手本を見せているのだろうか。

  • ドレミコード・ハルモニア
フィールド魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
「ドレミコード・ハルモニア」の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない。
●自分のEXデッキから表側表示の「ドレミコード」Pモンスター1体を手札に加える。
●自分のPゾーンの「ドレミコード」カード1枚を選ぶ。
このターン、そのPスケールをそのカードのレベル分だけ上げる。
●自分フィールドの「ドレミコード」PモンスターカードのPスケールが奇数3種類以上または偶数3種類以上の場合、
相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
手札補充、スケール操作、単体破壊の3つの効果を持つフィールド魔法。
メインとなるのは1つ目の効果で、新マスタールール下ではエクストラデッキからのペンデュラム召喚に制限があるため、それらを手札に戻せる点は有用性が高い。
レベルの関係でペンデュラム召喚が困難な《ドドレミコード・キューティア》を使いまわせるのも〇。
スケール操作も、これまたドレミコードモンスターだけではペンデュラム召喚出来ない《ドドレミコード・クーリア》を出すのに役立つ。
3つ目の破壊効果は使い減りしない上に対象を取らないと強力だが、その分条件がやや厳しいので狙える時に狙いたい。

《ドレミコード・エレガンス》が初動を担うカードなら、こちらは継戦能力を支えるエンジンとなるカード。
あちらと比べると単体では機能しないが、維持出来れば継続的にアドバンテージを稼ぐ事が出来る。
なお、このカードのみ永続的に残るフィールド魔法のため、テキスト通り条件さえ満たせば全ての効果を同一ターンに使用可能。

イラストではキューティアがドレミコードの妖精達を指揮している。
...が、音がめちゃくちゃな上に妖精達は全く統制がとれておらず、居眠りしたり泣き出す者までいる始末で、とてもハーモニーを奏でている様には見えない。
キューティア自身も完全にパニクってしまっており、その横ではクーリアの妖精が呆れて溜め息をついている。
しかし...

  • ドレミコード・シンフォニア
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のEXデッキの表側表示の「ドレミコード」Pモンスターの種類によって以下の効果を適用する。
●3種類以上:このターン、自分フィールドの「ドレミコード」Pモンスターの攻撃力は自身のPスケール×300アップする。
●5種類以上:相手フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
自分のPゾーンに奇数のPスケールが存在する場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。
●7種類以上:EXデッキから「グランドレミコード」モンスター1体を特殊召喚できる。
『CYBERSTORM ACCESS』で登場した速攻魔法。
EXデッキのドレミコードの種類数に応じて、全体強化、単体除去(+1ドロー)、グランドレミコードの特殊召喚が適用される。
いずれも攻勢に向いた効果で、特に「●3種類以上」の全体強化は全てのドレミコードの攻撃力が2500以上になり、《ドドレミコード・キューティア》の強化も適用されれば3000を超える。わお。
「●5種類以上」の対象をとらない破壊効果、「●7種類以上」の特殊召喚効果と併せれば、そのまま1ターンキルまで狙える。
ただしこのカードの発動を一番狙いたい大量展開時はEXデッキのドレミコードが減っている事が多く、発動自体難しいのが悩みどころ。
爆発力は高いので、このカードを採用するなら意識して大量のドレミコードをEXデッキに溜め込む構築と戦術を心掛けたい。

イラストではキューティアがドレミコードの妖精達を指揮しているが、「ハルモニア」の時とは一転して余裕に満ちた表情で演奏しており、かなり上達している事がうかがえる。
妖精達の並びを見ると、本来クーリアの妖精がいたポジションにキューティアの妖精がいる事から、クーリアがグランドレミコードの座に就いたのに合わせて、彼女が担当していた高音の「ド」を受け継いだ(或いは兼任している)と思われる。
このカードの効果も、キューティアと(ドレミコード、グランドレミコードそれぞれの)クーリアを連想させる。

  • ドレミコード・ムジカ
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ドレミコード」PモンスターカードのPスケールによって以下の効果から1つを選択して発動できる。
●奇数:自分のEXデッキからPスケールが奇数の表側表示の「ドレミコード」Pモンスター1体を特殊召喚する。
●偶数:自分のEXデッキからPスケールが偶数の表側表示の「ドレミコード」Pモンスター1体を特殊召喚する。
●奇数と偶数:相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
フィールドに存在するスケールの偶奇によって効果が変わる通常罠。
本命は奇数と偶数が揃っている場合の破壊効果。
使い切りとはいえドレミコードでは貴重な任意のタイミングで除去を行えるカードなので、先攻を取った場合はなるべく確保しておきたい。
先にスケールを割られても泣かない

「ムジカ」は音楽を意味するラテン語。某映画聞いた事がある人もいる事だろう。
イラストではクーリアが妖精を指揮してメロディを奏でている。

  • ドレミコード・フォーマル
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のPゾーンに「ドレミコード」カードが存在し、
相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体をデッキに戻す。
その後、以下の効果を適用する。
●自分フィールドのPモンスターはその相手の効果を受けない。
●自分のPゾーンのカードはその相手の効果では破壊されない。
●自分のPゾーンのカードはその相手の効果では除外できない。
相手カードの発動に反応して、自分のペンデュラムモンスターカードにそのカード効果への耐性を付与する。
カウンター罠でありながら相手プレイヤー側に一切干渉しない、珍しい(というかOCG初の?)カード。*2
ちなみにテキストに「その相手の効果」と書かれている通り、耐性を付与できるのはこのカードの発動トリガーとなったカードに対してのみで、チェーン処理終了後に耐性は切れる。
「効果を受けない」はかなり強固だが、ペンデュラムゾーンのカードは破壊・除外以外の除去には無力なので注意。

「フォーマル」は「格式ばった」を意味する英語で、「カジュアル」の反対語。
イラストではエリーティア、グレーシア、ビューティアの3人が演奏しているが、奏者や担当楽器は確かにフォーマルという言葉が似合う組み合わせである。
この3人の音階である「ミ」「ソ」「シ」が合わさると、「Em(Eマイナー)コード」になる。

【弱点】

  • 特殊召喚封じ、魔法カード封じ、無差別除外
ペンデュラム召喚デッキ共通の天敵。
いくらペンデュラム召喚を安全に通す事に長けているといっても、召喚行為自体を封じられては流石にどうしようもない。
  • 手札事故
こちらもペンデュラムデッキに多い弱点。とにかくスケールを揃えないと何も出来ない。
また、特有の弱点として魔法・罠カードにある程度デッキが回っている事を前提とした発動条件付きのカードが多いため、初動を止められた瞬間サポートカードが事故要因になりかねない。
  • 相手ターンでの妨害手段に乏しい
メインデッキのカードで相手ターンに妨害を行えるのが、当初は破壊対象に指定がある《ドドレミコード・クーリア》と条件がある《ドレミコード・ムジカ》しかなかった。
効果を無効にするカードも無いため、先攻1ターン目で展開しても返しのターンで巻き返されやすい。
《グランドレミコード・クーリア》《ドレミコード・シンフォニア》の登場でいくらか改善はされているが、依然不安は残る。
  • テキストがややこしい
ある意味ではカードの性能以上に【ドレミコード】を運用する上での一番の課題。
元々ペンデュラム召喚自体が遊戯王OCGの中でも難解な召喚法なのだが、特にドレミコードの場合Pスケールの奇数・偶数という初出の要素に加え、
「モンスターとモンスターカードの違い」「スケールと同じ数字のレベル」「スケール x X00の数値」といった具合にカードによって適用条件や範囲が微妙に異なっており覚える事が非常に多く、慣れないと頭が爆発する事請け合い。

現実で音楽の道が一朝一夕で成らない様に、音の妖精達を操るには指揮者(デュエリスト)自身の知識と熟練度が試されるテーマである。

【相性の良いカード】

展開先を縛るデメリットは無いため、スケールに収まるレベル2~7のモンスターはほぼ採用圏内となる。
天使族メイン、かつ闇属性以外が満遍なく存在するのもポイント。
また、EXデッキは必須といえるカードが少ないため割と自由度高め。
  • 《宣告者の巫女》(+《トリアス・ヒエラルキア》)
低レベル天使族モンスターを起点とするデッキで多く採用されるモンスター。
召喚時に《トリアス・ヒエラルキア》を墓地に落とし、あちらの効果でリリースする事で《ドドレミコード・キューティア》をデッキから特殊召喚出来る。
更にこの過程でモンスターが2体並ぶため、そのままリンク召喚に繋げる事も可能。
2枚目以降の《宣告者の巫女》はEXデッキに《旧神ヌトス》を投入して除去要員にすると良いだろう。
天使族モンスターをドローした場合に追加ドローを可能にする、天使族の上級モンスター。
デッキのモンスター比率が高くなりやすく、手札枚数がそのまま展開力に直結するペンデュラム召喚と相性が良い。
通常のドローフェイズを待つのは悠長なので、《ドレミコード・エレガンス》や《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のドロー効果をトリガーにしたい。
天使族モンスターの比率が少なければドロー率も下がってしまうため、どちらかというと純正構築向け。
  • 自己特殊召喚可能なペンデュラムモンスター
ペンデュラム召喚系デッキの多くの共通課題として、ペンデュラム召喚でEXデッキから複数展開するにはリンクモンスターが必須となる。
特にペンデュラム召喚をサポートするリンクモンスターは素材にもペンデュラムモンスターを指定しているものが多いため、展開補強手段の中でもペンデュラムモンスターを優先的に採用したい。

  • 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
ペンデュラムモンスターを素材に要求するリンクモンスター。
ペンデュラムサポートと言えばこのカード。上記の展開要員を採用する理由の内8割方はコイツを出すため。
当然相性が良い《アストログラフ・マジシャン》も採用候補。
  • 《軌跡の魔術師》
こちらもペンデュラム召喚をサポートする汎用リンクモンスター。
サーチ効果はもちろんの事、破壊効果もレベルがばらけているドレミコードでは発動しやすく、除去手段の少なさを補える。
  • 《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》
リンク6のリンクモンスター。【@イグニスター】デッキの切り札。
召喚条件は重いどころの話ではないが、ドレミコードの多属性とペンデュラム召喚の展開力を活かせば容易とはいかずとも狙えるライン。
リンク召喚に成功さえすれば、完全耐性と高攻撃力により凄まじい制圧力を誇る。
  • 《風林火山》
フィールドに炎・水・風・地の四属性が存在する場合のみ発動可能な通常罠。
ドレミコードなら発動条件を満たしやすく、効果はいずれも禁止カード級なので発動出来れば一気にアドバンテージを得られる。
  • 《覇王龍の魂》
ライフ半分をコストに《覇王龍ズァーク》を特殊召喚出来る通常罠。
効果は無効のため本来ならアタッカーか壁にしかならないが、《グランドレミコード・クーリア》のリンク先に特殊召喚すれば効果が有効になる。
下準備が必要とはいえフリーチェーンで全体除去が飛んでくるのは脅威的であり、更に魔法カードの発動に反応して四天の龍を特殊召喚する墓地効果もあるため、相手にとってはかなりプレッシャーになるだろう。
《覇王龍ズァーク》は次ターンのエンドフェイズにEXデッキに戻ってしまうため、《覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン》に変換してしまいたい。
EXデッキのスペースはかなり食うが、上記の覇王眷竜や覇王門サポートと併せて【覇王ドレミコード】なるデッキを組む事も可能。
しかし美少女テーマデッキにつける名前としては如何なものか

【余談】

  • 英語名は「Solfachord」。
    「Solfa」は英語で「ドレミファ音階」という意味なので、名前の由来自体は日本語名とほぼ同じだったりする。

  • 名前に加え、各メンバーに彼女らと似た容姿をしている妖精がいるといった共通点から、『おジャ魔女どれみ』シリーズを想起させるデュエリストもそれなりに多い。ただし、こちらは天使族のみのカテゴリである上、メンバーもドレミコードの方が多い。

  • 25周年記念アニメPVでは大トリを飾るポジションとして彼女らが登場。*3キューティアの指揮と共に妖精が『熱き決闘者たち』のアレンジ版を演奏。
    同時に他のドレミコードモンスターたちが手拍子でリズムを奏で最後に全員でお辞儀をして締めくくるというものだった。
    なぜ手拍子?と思う人もいるだろうが、実はこのPVが初めて放映されたのは東京ドームで行われた25周年記念リアルイベント「決闘者伝説 QUARTER CENTURY」。イベント会場には老若男女問わず、様々な場所から様々な世代のデュエリストが集っており、そんな彼らに向けてドレミコードの面々が一緒に演奏をしようと呼びかけていたという事である。
    事実、現地でこのシーンが流れた際には誰から言われたでもなく自然と手拍子の音が上がり、会場全体が盛り上がっていたとか。


追記・修正はペンデュラムスケールに奇数と偶数を揃えてからお願いします。


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最終更新:2024年04月07日 22:03

*1 偶数=2で割り切れる数字(0,2,4,6,8...)、奇数=2で割り切れない数字(1,3,5,7,9...

*2 除去を実質不発にさせているので無効とそこまで変わらないが。ちなみにアニメ作品では守備力を上げるだけ等、何もしないカウンター罠が度々登場している。

*3 一応、エンドロール後のサプライズとして閃刀姫が登場しているが、PVのラストとしてはドレミコードが担当している。