スーパーマリオブラザーズ ワンダー

登録日:2023/10/27 Fri 21:58:00
更新日:2024/04/20 Sat 11:58:48
所要時間:約 26 分で読めます




スーパーマリオブラザーズ ワンダーとは、2023年10月20日に発売されたNintendo Switch用のゲームタイトルである。


★概要


1985年から続く長寿にして王道となる横スクロールのジャンプアクションシリーズ「スーパーマリオブラザーズ」の系譜を継ぐ作品で、Newスーパーマリオブラザーズ U(とSwitch移植板「Uデラックス」)以来11年ぶりの最新作にして「New」を冠しないスーパーマリオブラザーズシリーズの作品は実に「スーパーマリオワールド」以来33年ぶり*1でもある。

グラフィックも「Newマリオ」シリーズとはまた違ったカートゥーンタッチのものとなっており、Newマリオシリーズでは見られなかった表情豊かなキャラクターを見ることができる。

その一方で、「Newマリオ」から「マリオメーカー2」に至るまでの歴代作品から受け継がれたアクションは概ねそのまま引き継いでいるのでキャラ操作などは違和感なく行えるだろう。また、「Newマリオ」シリーズから新たに「ワールド」以来となる物の上投げや、3Dマリオでは定番だった「しゃがみ歩き」も追加されている。あと今作になってようやく2Dマリオの水中でも敵を踏めるように。
「NewマリオWii」以降同様に4人までの同時プレイも可能だが、今回はプレイヤー同士がすり抜けるようになっているためぶつかったり踏まれたりといった事故は起きないようになっている。
一方で友情崩壊ゲーっぷりが薄れたことを残念がるプレイヤーも…

本作のテーマは「ワンダー(不思議)」
今までの2Dマリオシリーズでは想像もつかなかったようなヘンテコで奇妙な変化を見せるステージなどがメインで、
似た印象のステージが出にくく、プレイしても飽きを感じない作りになっている。


★ストーリー


キノコ王国から少し離れた場所にある「フラワー王国」を治めるフロリアン王子にパーティへ招待されたマリオたち一行。

しかしパーティーの最中、クッパが現れフラワー王国に咲く不思議な「ワンダーフラワー」に触れてしまう。
するとクッパはフラワー城と合体した「城クッパ」に変身。手に入れたワンダーな力でフラワー王国を荒らしはじめてしまった。

マリオたちはクッパの悪だくみを阻止してフラワー王国を救うべく、フロリアン王子と共に冒険に出るのだった…。


★登場キャラクター


◆プレイアブルキャラ


ヨッシー系とトッテンを除くキャラは全員同じ性能となっている。
性能の差別化は主にバッジシステムへ分化された。
プレイヤーキャラの変更はマップ画面ならいつでも可能。

毎度お馴染み主人公。
マリオ64」から「スマブラSP」~「マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル」までマリオとルイージの声を担当してきたチャールズ・マーティネー氏がマリオシリーズの声優を降板したため、今作からCVがケビン・アフガニ氏になっている。

こちらもお馴染み永遠の二番手緑のヒゲ。今作ではキャラごとの性能差がないため、ジャンプ力が高かったりはしない。
マリオ同様CVがアフガニ氏になっている。

やっぱりお馴染みキノコ王国の従者。
「Uデラックス」では青が黄と切り替えの隠しキャラ枠にされてしまっていたが、今作ではどちらもプレイアブルでしっかり選択可能。

「Uデラックス」で青キノピオの枠を奪ってプレイアブル化を果たしたキノピコも今作に登場。
なお今作の彼女の性能はマリオなどと同じなうえ、専用のスーパークラウンも出てこないのでキノピーチにはなれない。

今作では珍しくクッパに攫われず、ゲーム機用の2Dマリオでは「スーパーマリオUSA」以来となるプレイアブルとして活躍。

初登場以降、「マリオパーティー」や「マリオカート」などでしか出番のなかったサラサランドのお姫様が、シリーズ本編に復帰した上でプレイアブルに。
2Dアクションのプレイアブルとしてはスマホの「スーパーマリオ ラン」に続く登場となる。
彼女もフラワー王国に招待されており、マリオたちとともに冒険する。
彼女の声優も長年担当していたディアナ・マスタード氏からデゼル・フェルナンデス氏が担当している。

ヨースター島出身のでっていうスーパードラゴンで完全無敵の初心者救済措置。しかしパワーアップの力を借りることはできない*2。ダメージを受けるとノックバックする上、落下死は流石に防げないので注意が必要。
おなじみの緑に加えて黄色水色の4色を操作できる。性能は全色共通。
スーパーマリオブラザーズシリーズでは今まではアシストキャラ兼踏み台扱いだったが、今作で(独立シリーズ以来の)プレイアブルキャラになった。
過去作と同様、敵を食べたり吐き出したりの他、ローカルマルチプレイでマリオやルイージ達を背中に乗せることも可能。ゾウマリオを乗せてふんばりジャンプをしている何とも言えない光景も見られる。仲間を乗せていてもいなくてもふんばりジャンプや頬張り・吐出しが可能であり、乗っている側も変身中ならアクションが使える。ヨッシーがヨッシーに乗れば、2人で舌を出すことが可能。

  • トッテン
「マリオU」から登場した謎多き泥棒。初心者救済枠その2。今回のTipsでマリオたちの研究をしているという設定が判明した*3
「Newルイージ」「Uデラックス」から引き続き、無敵だがパワーアップはできない。だがバッジやヨッシー騎乗は使える。
ヨッシーの持つ固有のアクションはない代わりに、攻撃を受けても一切ノックバックせず、障害物のダメージ判定を無視できるという特徴がある。ただし、こちらも奈落や溶岩・毒沼などのような即死要素は防げないので注意。

◆サポートキャラ

  • フロリアン王子
新キャラクター。
本作の舞台であるフラワー王国の王子で小さな緑色の芋虫のような見た目。花の国なのに芋虫が王子……?
あと王国の名前といい、どっかで見たことがあるような気がするが、気のせいだろう。
クッパによる悪事を止めるべくマリオたちとともに冒険する。
身につけている王冠にバッジをセットすることで、冒険に役立つ様々な力を引き出してマリオ達のサポートをする。
実は高所恐怖症で、鳥が苦手。

  • ポプリン
フラワー王国におけるキノピオのような立場の住民。
頭が様々な色の花の蕾で、嬉しい時や水をあげたりすると頭の花が咲く。

  • キノピオ隊長
ワールドマップのどこかに隠れている。見つけるとフラワーコインをくれる。
3Dマリオではお馴染みだった彼だが、2Dマリオ本編に出演したのは今回が初。

  • おしゃべりフラワー
「さぁ!しゅっぱ~つ!」
CV:北島淳司(日本語)
黄色~赤色のチョウセンアサガオに目がついたような花で、葉を上下に動かす事で飛ぶ事が出来る。
近づくとプレイヤーが設定した言語(デフォルトは本体設定=テキスト表示と同じ)のボイスで喋りかけてくる。
今いる場所で現在の進行に対する反応をするほか、冒険のヒントをくれることも。
ちなみに設定でボイスをオフにすることも可能。その場合「えぇっ!? ボク、うるさかった?」と残念そうな反応をする。
喋る花つながりであのクソ花を思い浮かべた人、怒らないから手を上げなさい。

◆クッパ軍団

お馴染みラスボス。今作はワンダーフラワーの力で城やクッパクラウンと合体し、毒ガスのような見た目のワンダーパワーを撒き散らしながら、王国中のポプリンの家を悉く牢屋に変えるなどフラワー王国を荒らしまわった。
彼を止めるのが今回の冒険の目的だが、周囲には雲パックンが巻き付いており、内部に突入するには各地のパレスやステージをクリアする事で入手できるグランドシードの力で雲パックンを除く必要がある。
加えて一部ステージがワンダーフラワーの力を受けて成長したパックンフラワーによって封印されているため、道中で十分なワンダーシードを集めなければならない。

本作のCMとして公開されたショートムービーでは、いつも通りピーチに一輪の花を贈ってプロポーズするが、突然現れたゾウフルーツでゾウピーチに変身してしまう。
最初は硬直するクッパだったが、それでも彼女への想いを一切曲げず花束を贈るイケメンぶりを見せた。

クッパの息子。
ワンダーフラワーの力を受けて彼もパワーアップ、各々のパレスで冒険の行く手を阻んでくる。

毎度おなじみクッパ軍団の魔法使い。
本作でも自慢の魔法で飛行戦艦を召喚してくるが、彼との直接対決はない。


★アイテム


パワーアップアイテムはプレイヤーごとに1つだけストックできる。
3Dワールド」のように、プレイヤーが増えるとストックの枠が増える。

お馴染みの通貨。100枚集めると1UP。
特定の場所に行くことで出現するものもある。

  • フラワーコイン
オデッセイに登場したローカルコイン風の紫色のコイン。
通常のコインと同程度のサイズの1コイン、各ステージに3つずつ点在する大型の10コイン、ワンダー中に出現する小さな0.1コインの3種類が存在し、1UP用の通常コインと異なりショップでの通貨として用いられる。
10フラワーコインはNewシリーズの「スターコイン」に代わる収集要素となっている。
最大999枚までストック可能。1UPキノコの価格を見る限り1フラワーコイン=20コインらしい

お馴染み赤いキノコ。
身長2ブロック分のスーパー状態になり、ダメージを1回だけ耐えられる。

こちらもお馴染みの花。
取るとファイア変身になり、ダッシュボタンでファイアボールを投げて攻撃できる。

  • ゾウフルーツ NEW!
初登場。ゾウの牙と耳を象ったリンゴのような見た目。
取ると更に大きなゾウ変身になり、ダッシュボタンで鼻を振って攻撃できる。

  • アワフラワー NEW!
初登場。見た目は花弁が紫、葉が青緑になったファイアフラワー。
取るとアワ変身になり、ダッシュボタンでアワを前方に繰り出す。攻撃や踏み台など色々な使い方ができる。

  • ドリルキノコ NEW!
初登場。ドリルのようなキノコ。
取るとドリル変身になり、地形に潜り込んで安全に移動できる。頭上からの敵を防ぐことも。

  • スーパースター 
スーパーキノコ、ファイアフラワーに並ぶお馴染みの星。
取ると一定時間無敵状態になる。無敵状態の間に敵を倒していくと8体目以降は1UPになるのも変わらず。今作ではスター無敵中は近くのコインを引き寄せる仕様も追加されたうえ、あるステージのワンダー中はまさに流れ星のごとく大量投下される。

場所は限定されるが、「通常は1コインしか出ないが、スター状態の間に叩くとスターが出るブロック(通称連続スター)」も健在。
これをうまく利用して無敵状態のまま駆け抜けるステージもある。

  • 1UPキノコ
お馴染みの緑キノコ。
取ると残機+1。なんでも屋のポプリンからも購入でき、最終的には99個セットで購入できるようになる。

  • ワンダーシード NEW!
ワンダーフラワーの力を元に戻すアイテム。
ステージをクリアする毎に1つ、ワンダー化地帯の最後にもう一つ、そして裏ゴールを見つける事で3個めが手に入る。
各地のなんでも屋でも1箇所1個ずつ100フラワーコインで売っている。
また、フラワー王国各地のパレスには巨大なワンダーシードである「グランドシード」が保管されている。

集めたワンダーシードやグランドシードはクッパ軍団からフラワー王国を取り戻し、道を切り開いて次のステージに進むのに必要。


★ワンダーフラワー


本作の目玉要素である不思議な花。各々の土地のエネルギーを蓄えて育ち、ワールドごとに違う色をしている。
エネルギーを解き放つことで不思議な現象(ワンダー)を引き起こす。
ワンダーはステージ内にあるワンダーシードを取るか、一部のステージではそのままゴールするかで解除される。

<ワンダーの一例>


★パワーアップ


マリオ以外のキャラクターも変身するため、パワーアップ形態の呼称は○○変身に統一されている。*4
操作に関してはデフォルトのボタン設定(ジャンプ:A・B、ダッシュ:X・Y)で記述しています。

  • ちび
初期状態。この状態で1ダメージ受けるとミスになってしまう。


  • スーパー
通常状態。(チビ状態で)スーパーキノコを取ると等身が2ブロック分に大きくなる。
レンガブロックを下から叩いたり上からのヒップドロップで壊せるようになる。
ダメージも1発分耐えられるが、ダメージを受けるとチビに戻る。

基本的にスーパー以降のパワーアップ形態ではダメージを受けてもチビではなくスーパーに戻るようになっている。
奈落/溶岩/毒沼や地形挟まれは当然ながら一撃アウト。

  • ファイア変身
初代からの伝統パワーアップ。
ダッシュボタンで地面を跳ねて高速で進んでいくファイアボールを投げる。スピンジャンプをすれば左右両方に投げれる。
殆どの敵に有効だが、メット等一部の敵には効かないのも従来通り。
今作では新たにしゃがみながらファイアボールを投げる事ができるようになった。
他にも炎を使って暗闇を一時的に照らし、足場を確認するなどの応用が可能。


  • ゾウ変身
マリオが動物に変身するのは「スーパーマリオブラザーズ3」のタヌキやカエル、「New スーパーマリオブラザーズ Wii」のペンギンなど前例が沢山あったが、今回のゾウマリオは今までの着ぐるみのような姿とは違い丸々太ったゾウそのもの姿になる。
もちろんピーチやデイジーも例外でなく、ゾウ化の副作用でスカートからドロワーズが丸見えなのも合わせ多くのファンに衝撃を与えた。

ダッシュボタンで長い鼻を振り、敵を弾き飛ばしたりブロックを破壊できるほか、水のあるエリアでは鼻に水を溜めて水を撒く事もできる。
また体が縦3×横2ブロック分と大きく、その分パワーがあるため土管などを押すスピードが早く、大きいサイズの甲羅を持つこともできる。
なお、縦2ブロック分の隙間は自動でしゃがんでくれるので、入れなくなるということはない。

小ネタだが、ノコノコやメット、トゲゾーなどの甲羅を5回連続リフティングして排除したとき、ズラカルが吐き出す実を5回弾き返すとコインが5枚降ってくる。


  • アワ変身
「NewマリオU(デラックス)」の「アワちびヨッシー」のような能力。横に真っ直ぐ進むアワを放つ。ファイア変身同様、スピンジャンプ中やしゃがみ中もアワを放つことが可能。
敵を包んで倒したり、アワを足場代わりにジャンプできる。また泡は壁を通り抜けるので壁越しの敵にも当てることができる。
メットやカロンなど、ファイアボールが効かない敵にも有効だが、巨大な敵には無効。


  • ドリル変身
頭にドリルが付き、地面や天井に潜って移動できるようになる。更に頭突きで直接攻撃できるようになり、頭上からの攻撃にも耐えられるようになる。
ヒップドロップ時はドリルが下向きになり、トゲの敵すらも潰せる。

★バッジ


チュートリアルコースのクリアか、フラワーコインで購入することで「バッジ」をフロリアンの王冠にセット、装備品として付ける事ができる。
バッジはコース開始前やミスしたときに付け替え可能だが、複数セットはさすがに無理。

  • アクションバッジ
オレンジ色の花弁が5つのバッジで、アクションの追加や強化を行うバッジが該当する。
残機消費無し・規定バッジ固定のバッジチャレンジコースをクリアするとそのまま貰えることが多い。

  • パワーアップバッジ
青色の花弁が4つのバッジで、アクションを変えずに攻略のサポートを行うバッジが該当する。
ワールドマップ上のショップで販売されていることが多い。

  • 達人バッジ
黄色と紫色の花弁が6つのバッジで、かなり癖の強いバッジが該当する。
通常のステージ攻略で用いると難易度は相当上がるため、縛りプレイの要素として機能する。
ほとんどのアクションバッジ同様バッジチャレンジステージで貰えるが、たどり着くまでの道は険しい。
貰った直後のステージの中には、相性が最悪で難易度が急激に跳ね上がってしまうものもあり、腕に自信があるからと王子の勧めに応じて付け替えて挑むと地獄を見ることも。

★オンラインプレイ


近くのプレイヤーとローカルマルチプレイを行う、あるいはNintendo Switch Online会員ならば、インターネットに接続してオンラインプレイを有効化すると、コース上でいいことが起こるかもしれない。
具体的には通信上の他プレイヤーが現在プレイ中のライブゴースト、または過去の記録であるリプレイゴーストとして表示され、互いに干渉せずに勝手に進むことができる。
このゴーストが見えている場合、ミスになるとタマシイとなり、すぐに他のプレイヤーやパネルに触れることでそのまま復帰できる。その他にもライブゴーストの人にアイテムのストックを分け与えたりすることも可能。
もしかすると、見知らぬ誰かが隠し通路の場所を教えてくれたり、復活やアイテムのプレゼントで難関の突破を手伝ってくれたりなど素敵な出会いをするかもしれない。
仲間を邪魔してしまうことは一切ないため、腕に自信がなくても安心。

しゃがみ+Xボタンで地面にパネルを配置すれば、それを仲間が通ることでタマシイからの復帰ポイントになる*7。難関前に置いておけば皆から感謝されること請け合い(せり上がる毒沼などに沈まなければ、の話だが…)。
誰かに手を差し伸べたり、共にゴールポールにたどり着いて得られる経験値はハートポイントとして蓄積され、表示される。直接的な見返りはないが、時には善行に勤しむのもいいだろう。

通常はランダムマッチングだが、最大12人のフレンドを接続して合同で遊んだり、1つのステージを競争したりということも可能。1つのステージに表示されるのは4人までとなる。

★ワールド


本作の舞台となるフラワー王国は全部で7つ+1のワールドで構成されており、それぞれのワールドにあるグランドシードを入手するのが目的となる。
マリオたちはW1『ドカンロック平原』から冒険を始め、W3までは順番に攻略していくことになるが、W4~6に関しては攻略順が自由になっており、どこから進めても良い。

マップ画面では開けた場所なら自由に動き回ることができ、コースの攻略順もある程度自由にすることが可能。そのため、序盤にも難しめのステージが点在している。
先に進むためにはワンダーシードを集め、パックンフラワーでグルグル巻きになったコースやルートを解放しなければならないが、高難易度のステージを避けてもラスボス面まで行き着けるだけの量を集められる点は3Dマリオシリーズに近い。

  • W1 ドカンロック平原
冒険のはじまりとなるワールド。
最初のワールドらしく草原ステージがメインとなっており、コースの難易度も簡単なものが多め。

  • W2 モックモック高山
雲に包まれた山岳地帯。
地上は雪原コースで構成され、後半から「Newマリオ」シリーズのワールド7のように空中コースを進むこととなる。

  • W3 オーゴン滝
その名の通り黄金の滝が流れる和風の秘境。
このワールドではボス戦がなく、ポプリン師匠からグランドシードを受け取るために「試練」と称して様々なコースを踏破することとなる。
W2までと比べて、奈落の上を進んでいくコースが一気に増えてくる。前半の山場。

  • W4 ヒデリー砂漠
後半自由進行のワールドの一つ。
「Newマリオ」シリーズにおけるワールド2のように砂漠地帯となっており、白砂漠の中に宮殿がそびえ立っている。
クッパJr.の仕業で深刻な水不足に陥っているという。

  • W5 キンキン採掘場
森林が生い茂る地表から下へ進むとあちこちに遺跡が眠っている。
このワールドでもボス戦がなく、仲間想いのポプリンの依頼を受け、最深部にいるポプリンたちを捜索するのが目的。

  • W6 マグマノ樹海
終盤ワールドらしい火山地帯。
やはりクッパJr.の仕業でマグマの温度がどんどん上がっていってるという。
ステージ内も当然ながらマグマが大半を占めており、いつでも気の緩みが命取り。

  • フラワー諸島
フラワー王国の中心に位置する諸島。
各ワールドを結ぶ中継地点の役割を担っており、各ワールドクリア後はこのワールドのコースに挑むこととなる。
諸島ということだけあり、水中面が多い…と思いきや、後半は平地面がメインとなる。
城クッパのコースは、実はこのワールドのパレスという扱い。



★コース



本作ではコースの通し番号表示が廃止され、代わりに名前と星1~5個の難易度が示されるようになった。
1つのコースにつきワンダーシード2~3個の入手、10フラワーコイン3枚の入手、ゴールポールの頂点に掴まる、という3種類の収集要素がある
コースセレクトに置いて、全て達成できたコースやワールドにはチェックマークがつく。

なお、このチェックマークとは別に、特定の条件を満たすことでメダル『達成の証』が貰えるようだが…?


通常コースとは異なる特殊なコースも存在する。


★余談


  • 2Dマリオ初の試みとして、一部のワンダーなどを除いてコース自体に残りタイムが設定されていない。
    またスコアも「マリオランド2」と同様に廃止されており、敵を倒した時はスコアではなく「Good」などの表示になっている。
    敵を連続で倒すごとにGoodGreatSuperFantasticExcellentIncredibleWonderful1UP
    の順に変化し、8体連続になって初めて見返りが出る仕様になっている。

  • 任天堂公式ページの開発者インタビュー「開発者に訊きました」によると、ゲーム中にスポーツ(マリオカートアーケードとか)の試合実況のようなものが流れる仕様が検討されていたらしい。
    なんとツンデレモードの実装まで検討されていたのだとか。
    容量等の都合により残念ながら実装は断念されてしまったものの、その名残としておしゃべりフラワーが登場することになった。

  • ワンダーフラワーを使用した際の視覚的インパクトからか、ついたあだ名が「ガンギマリオ」因みにスーパーキノコのモデル、ベニテングダケには幻覚作用を持つイボテン酸が含まれているが…
    これらワンダーな内容とその鍵となるワンダーフラワーについては今までにない新しいことをやりつつも「今までの2Dマリオで積み上げてきた世界の常識が崩れる」のを防ぐ目的があるとのこと。



追記・修正はワンダーフラワーをキメながらの力を使いながらお願いします。

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最終更新:2024年04月20日 11:58

*1 日本国内での発売順を考えた場合、「スーパーマリオUSA」以来31年ぶりとなるが、元が「夢工場ドキドキパニック」という別作品をマリオキャラに差し替えの上、欧米NES向けに1988年に「Super Mario Bros. 2」として発売されたもののため開発順としてはこちらが新しい作品になる。

*2 バッジやワンダーフラワーの効果は受ける。パワーアップアイテムは変身しない代わりにフラワーコイン1枚入手

*3 「マリオU」の時点でトッテンの家と思われる場所にはマリオの記録を記したメモがあるため、設定自体は当時から存在していた可能性もある

*4 PVでは「ゾウマリオ」等の名称も使われており、キャラがマリオなら「○○マリオ」と表記しても問題ないらしい。

*5 壁キックを多用する一部ステージでは縛りプレイと化す

*6 あいさつやパネルの設置はできるので、これらでキャラクターの位置を確認することはできる。多人数プレイ時はスクロールの中心となっているキャラを表す王冠のアイコンで丸わかり。

*7 自分のパネルを復活に使うことはできない