花宮真

登録日:2023/12/26 Tue 21:15:00
更新日:2024/02/24 Sat 18:27:20
所要時間:約 7 分で読めます






んなワケねぇだろバァカ



花宮(はなみや) (まこと)は、『黒子のバスケ』に登場するキャラクター。




基本データ


身長:179cm
体重:67kg
所属:霧崎第一高校主将兼監督(2年)
肩書:『無冠の五将』『悪童
ポジション:PG(ポイントガード)
背番号:4
誕生日:1月12日
星座:山羊座
血液型:AB型
座右の銘:類は友を呼ぶ
家族構成・母のみ
好きな食べ物:カカオ100%チョコレート
趣味:読書
特技:ダーツ
苦手なこと:爽やかさ
得意科目:化学
得意なプレイ:スティール
オフの日の過ごし方:読書
好きな女性のタイプ:頭の悪い女
バスケをはじめたきっかけ:うざいヤツがバスケ部にいたから
注目している選手:木吉鉄平


概要

霧崎第一高校バスケ部の2年生。
キセキの世代に次ぐ実力の持ち主『無冠の五将』の一人で、肩書は「悪童」
毛先が跳ねたストレートヘアーに麿眉が特徴の少年。

性格

表向きは善人を装っているが、その性格は本作でも屈指の歪んだ性格の持ち主。
「人の不幸は蜜の味」を地で行くキャラで、試合に勝つよりバスケに高校生活を懸けて、頑張って努力してきた相手が惨めに負ける姿を何より好む。
審判の目を盗んだエルボー、足を踏む等、激しいラフプレーを容赦なく行い、卑怯者という言葉がよく似合う卑劣漢。

勝ち目のない秀徳相手にも二軍を当て馬にしたり*1と、対戦相手に対する姿勢も様々なプレイヤーから快く思われてない。誠凛の主将である日向曰く『バスケに最も不誠実な男』。

こんな歪んだ性格にもかかわらず、IQ160*2のチームメイト・瀬戸をして『勝てる気がしない』と言わしめる程の優秀な頭脳を持ち、ノー勉でも模試は常に成績は上位らしい。それ故に、自分の計算通りにならない想定外の事には不機嫌になる等、器の小さい面もある。

本人曰く、ラフプレーも『それをやる選手の基礎がしっかり出来てないと、最大の効果は得られない』為、意外と練習は真面目にこなしている。また、同じく外道キャラである灰崎と違い、コート外での暴力行為等の問題行動を起こすことはない。あくまで彼がやりたい放題やるのはコート内の中だけなのだ。
また、不機嫌になってもチームメイトに当たり散らすようなこともなく、彼なりにメンバーへの仲間意識は持っている。
元々"普通の強豪"だった霧崎第一が決勝リーグに勝ち残れるくらいの強さになったことから、メンバーを率いるカリスマ性にも優れている。この性質は他の五将には見られないものである。

年下の青峰にタメ口で会話されたときは文句を言うなど上下関係には割と厳しい。
当人は平然と年上の今吉にタメ口で喋っているが…


プレイスタイル

性格は外道だがバスケの実力は本物で、『無冠の五将』の名に恥じぬ実力者。誠凛戦では3Pシュートやティアドロップ(フローターシュート)を難なく決めており、本人曰く「小細工しなくても点なんていつでも獲れる」らしい。

特筆すべき点は、相手の行動パターンを全て読んで、スティールを行える『蜘蛛の巣』。花宮の読みに辛うじてついていける瀬戸と連携することにより、パスコースを減らすことで100%のスティールができ、相手を完封することも可能。
先述のラフプレーもこの『蜘蛛の巣』の下準備で、ラフプレーで相手が潰れればそれで良し、潰れずとも頭に血が上って攻めが単調になるという2段構えの戦法である。

また、同じ無冠の五将である木吉は主人公である黒子とキセキ級の火神がチームメイト主人公補正の恩恵を受けているで、他の五将の3人は赤司率いるチート高校である洛山の選手という恵まれた環境にある中、五将で彼のみ、所属校もチームメイトも通常よりは上ぐらいのレベルでしかない*3。それにもかかわらず誠凛を苦しめた事から、読者からの評価は悪くはない。

が、チームメイトの力量差もあるとはいえ瀬戸ありきの連携でなければ効果が発揮できないこと、他の五将が派手な得意技や身体能力を有しているのに、彼だけそういった技術がないことから、地味と言われることも。


過去

桐皇学園の主将・今吉は中学時代の先輩で、彼に対しては苦手意識を持っている*4
帝光との対戦経験も数試合あるらしく、青峰大輝とも顔見知りで、誠凛との試合を観戦していた青峰曰く、『相変わらずコスい試合やってるな』と呆れられていた。

また、黒子・火神が入学前の誠凛とも対戦経験があり、本編の1年前のIH予選トーナメント決勝戦で誠凛と対戦時に、勝ち目が薄くなったことで、『ただで本戦行かすのも癪』というだけの理由で、チームメイトにラフプレーを指示し、木吉の膝を負傷させ、木吉を戦線離脱に追い込んだ。
この一件で木吉を除いた誠凛メンバー(特に日向)から恨まれることとなる。


試合

本編では秀徳戦に二軍をぶつけて試合を捨て、自身ら一軍は誠凛vs泉真館戦を偵察して、誠凛との試合に照準を合わせる。モブ高校の泉真館にラフプレーも用いながらも完勝し、勝った方がウィンターカップ出場という重要な試合を誠凛と戦う事になる。

試合が始まるといきなり、チームメイトにラフプレーを指示し、誠凛のメンバーを容赦なく潰そうとするも、チームメイトを狙う花宮のやり方に木吉の怒りが爆発し、木吉に火を付けてしまう。結局、木吉の奮闘により誠凛に前半終了時に5点リードを許す。

その後は、誠凛にリードを許しながらも、誠凛が黒子を引っ込めたことで、切り札である瀬戸を投入し、『蜘蛛の巣』で相手のパスコースを防ぎ、スティールを誘う作戦で反撃を試みる。花宮の作戦は成功し、第3クォーターで誠凛に殆ど得点を許さず、逆転に成功し、11点リードを奪う。

迎えた最終クォーター、誠凛がこの状況を打開するため黒子を投入した事で*5、花宮の計算が狂い始めることになる。
花宮はパスコースを読んでスティールしようとしたが、そこに黒子が乱入し、パスコースを独断で変更するという奇策に出る。
これによって、蜘蛛の巣に綻びが見え始め、誠凛にジリジリ追い上げられる。同時に他の誠凛メンバーも士気が上がり、この試合、ここまで全てのシュートを外していた主将日向も冷静さを取り戻し、本来の実力を取り戻す。
想定外の事態に花宮の怒りは頂点に達し、原因となった黒子を潰そうとするが、あっさりと躱されてしまう。

が、焦ってるように見えたのも実は花宮の作戦で、ここに来て実力勝負で誠凛を倒そうとする。
華麗なティアドロップを見せつけ、『勝てばお前らの夢もGAMEOVER、虫唾の走る友情ごっこもおしまいだ』と吐き捨てるが、これが黒子の怒りを激しく買う。

ふざけるな…!
ボクは「キセキの世代」のバスケットが間違っていると思って戦うことを選びました
けど彼らは決して…お前のような卑怯なことはしない!
そんなやり方でボクらの、先輩達の、誠凛(みんな)の夢のジャマをするな!!

結局、誠凛に敗れてしまい、ウィンターカップの切符を誠凛に渡す事になった。だが、最終結果は76-70と僅か6点差で、誠凛をギリギリまで追い詰めたと言ってもいい点差だった。






その後

ウィンターカップ出場はならなかったが、ウィンターカップ1回戦である、誠凛と桐皇の試合も現地観戦し、解説もしていた。決勝戦も再び現地に出向いて観戦するなど、何だかんだで誠凛の事は意識しているようだ。

ウィンターカップ後は練習に精を出しているが、『どんな卑怯な手を使っても本人の能力が足りてなければ最大限の効果を発揮できない』からという真面目なのか不真面目なのか分からない理屈で励んでいるようだ。

余談

  • 読者からの人気
こんな彼だが、読者からの人気は高く人気投票でもベスト10入りし、結果は10位とキセキの世代である紫原敦より上だった。*6
やはり、この外道さが、読者に強烈な印象を残したキャラだったようだ。
因みに木吉は花宮に人気投票で負けたことが大分ショックだったようで、ものすごい汗をかいていた

  • 唯一の無冠
他の五将はIH、WCで優勝しているため、『無冠の五将』で唯一の無冠になってしまった。








追記・修正~?するなら自由にしろバァカ~。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 黒子のバスケ
  • 無冠の五将
  • 地味に人気
  • ド外道
  • 霧崎第一
  • 頭脳明晰
  • 意外とチームプレイする
  • ダーティー
  • 悪童
  • 福山潤
  • 黒子のバスケボスキャラ
  • 類は友を呼ぶ
  • 母子家庭
  • 他人の不幸は蜜の味
  • メシウマ
  • 高校生
  • 何があったお前
  • 腐女子人気高い
  • 高校生
  • 蜘蛛の巣
  • ポイントガード
  • バスケ
  • バスケ部
  • バスケットボール
  • 司令塔

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月24日 18:27

*1 緑間曰く、人事を尽くしていなく、反吐が出る試合

*2 日本人の平均IQは100で東大生の平均が120程度、IQ130以上は全人口の2%程度しかいない。

*3 選手の地力だけ見れば劣っているかもしれないが、花宮のラフプレー中心の方針に反発することなく寧ろ積極的に協力するチームとして纏まっているという点では、彼もまたチームメイトに恵まれていると言えなくもない。

*4 花宮曰く「人の嫌がることさせたらあの人(今吉)の右に出る者はいない」らしい

*5 同時に誠凛は木吉をベンチへ下げた

*6 紫原は12位。