木吉鉄平

登録日:2024/01/25 Thu 23:40:00
更新日:2024/02/17 Sat 19:58:16
所要時間:約 9 分で読めます






楽しんでこーぜ



木吉(きよし) 鉄平(てっぺい)は、『黒子のバスケ』に登場するキャラクター。


CV.浜田賢ニ

基本データ

身長:193cm
体重:81kg
所属:私立誠凛高校2年
肩書:『無冠の五将』『鉄心
ポジション:C(センター)
背番号:7(中学時代は4)
誕生日:6月10日
星座:双子座
血液型:О型
座右の銘:一意専心
家族構成・祖父・祖母
好きな食べ物:どら焼き
趣味:花札
特技:ハーモニカ
苦手な事:ネズミ・焦る事・肝試し
得意科目:世界史
得意なプレイ:パス・リバウンド
好きな女性のタイプ:気の強い子
オフの過ごし方:家でおじいちゃん&おばあちゃんとのんびり
バスケをはじめたきっかけ:部活勧誘で
注目している選手:大坪泰介

概要

誠凛高校バスケ部の創設者で、当時のエース。昨年は1年だけでバスケ部をIHの決勝リーグまで導いた人物。
一応、部内で背番号が7番の人物が登場しなかったため*1、序盤から伏線は張られていた。
本編ではIH時は怪我により入院中で、IH決勝リーグ敗退後に登場した。


性格

基本的には温厚で、面立ちも青峰大輝曰く、『人の好さそうな顔』と穏やか。
バスケに対する姿勢も真摯で、チームメイトへのラフプレー等も自らが盾になり守ろうとする等、非常に仲間想いの性格だが、ミスディレクションが切れた黒子に『チョイチョイ頑張っているけど、+か-かで言えばマイナスだ。とりあえる今の所いる意味はあまりないから下げよう』と稀に笑顔で辛辣な発言をする事もある*2

冗談を真に受けて反応したり、真顔でズレたことを言うなど、天然ボケの一面もあり、紫原敦花宮真には苦手意識を待たれている。
そのため作中では日向にしょっちゅう突っ込まれており、降旗ら1年トリオからも「決まらねぇ…」と呟かれている。
また同じ無冠の五将である洛山高校の根武谷永吉とは中学時代に対戦経験があり、木吉が中学時代に完勝した事で*3、根武谷からは一方的にライバル意識を持たれている。

誠凛では主将の日向と並んで二枚看板を務めており、
日向が部内での引き締めや渇を入れるのに対し、木吉は豊富な経験から部員に的確なアドバイスを送ったりとコーチ的な役割をこなす。
相手の考えを読む事にも長けており、相手を挑発させて自分のペースへと持ち込もうとするなど、心理戦も得意で、洞察力も非常に高い。

学業も長期入院していたにもかかわらず、学年で300人中上位5位以内に入る等、学年2位のカントクと遜色ないレベルで優秀。

何気にこの男程ではないが、文武両道のハイスペックの持ち主。


プレイスタイル

性格こそ天然ボケでずれているが、バスケの実力はキセキの世代を除けばトップクラスで、キセキの影に隠れた逸材である『無冠の五将』の一人として認められている。
紫原を除けばNo1センターと評されるなど、他校の関係者からも一目置かれ、『鉄心』と称されている。しかし木吉本人は、この鉄心という通称を快く思っておらず、そう呼ばれるのを嫌がり、日向に鉄心を連呼された際には、『いくら日向でも怒るぞ‼』とブチギレてちょっとしたいざこざになった事もある。

身長や身体能力も高く、経験も豊富であるため、ポジションはC(センター)を務めているが、本当に得意なのはPG(ポイントガード)として周りを生かすスタイルだった。
その事を悩んでいたが、バスケ初心者のチームメイトである小金井の『じゃあ両方やれば?』という何気ないシンプルな一言が決め手となり、ゴール下の司令塔、ポイントセンターというスタイルを確立させた。

そのため、技巧派センターとして勘違いされることも多いが、単純にセンターとして強く、1on1でも火神大我とバッシュではなく(うっかり)上履きのままやり合える実力を持っており、フィジカル、メンタル面でも非常に頼もしい選手である。
伊月の精密なパスからインサイドに木吉、アウトサイドに日向を主軸とするのが、黒子・火神加入前の誠凛のスタイルだった。

そんな彼もバスケに関しては完璧超人という訳ではなく弱点もある。
それは入院期間が長かった事でブランクが大きく膝に爆弾を抱えている為、スタミナ面にやや難がある事。
作中でも霧崎第一戦や陽泉戦の際に、因縁のある相手で木吉を本気で潰そうとしてくる相手だと途中交代するケースも目立った。

得意技

後出しの権利

並外れた大きな手でバスケットボールをハンドボールのように鷲掴みする事により、相手のプレーを見てからパスやシュートを選択できる木吉オリジナルのプレイスタイル。
木吉相手に読み合いは効果が無く、今吉曰く『予測不可能というより予測しても無意味』と称されている。
その上、木吉は単純にセンターとして強いため、読み合いで勝てないからと、力で強引に突破しようとしても並のセンターでは押し負けてしまう。
作中でこれを単独で防ぐことに成功したのは、常人離れした反射神経とウィングスパン(両手の長さ)を持つ紫原ただ一人。

バイスクロー

リコの父、相田景虎との特訓で編み出した、空中にあるボールを片手で掴んでリバウンドを取る技。
高さでは劣る陽泉メンバーとのリバウンド争いの際に使用し、リバウンドをもぎ取る事に成功する。



過去

元々は自分のデカイ体にコンプレックスを抱いており、それを生かせるスポーツとしてバスケをチームメイトから紹介されて、バスケにハマっていき、打ち込んでいく事になる*4
中学バスケの強豪校、照栄中で全国ベスト4という実績も残している為、帝光に在籍していた主人公の黒子以外だと誠凛では唯一の全中経験者である。

やがて木吉も、中学時代に勝ち進んでいくうちに、キセキの世代擁する帝光中学と戦うことになり、同じポジションのセンター、紫原敦相手に手も足も出ず完敗し、チームメイトを守る事もかなわなかった。
この一件は木吉のトラウマとなってしまい、後に屋上で宣言する際に全国制覇とは言えず、全国大会出場を目標に宣言することになる。

ちなみに黒子とは誠凛に入学しインターハイ決勝リーグで敗退後に初対面である為、これはキセキの世代が中1の時で、木吉が中2の出来事であると推測される*5
アニメの一枚絵だと黒子がレギュラー入りした後に入部した黄瀬が映ってたけど気にするな!

中学で上記のような実績を残した木吉は、高校を決める際に強豪、秀徳高校の監督、中谷から『帝光と渡り合えた数少ない選手』と勧誘を受けるが、高齢の祖父母の事もあり、その誘いを断り近場の誠凛高校に進学した*6

もし木吉が秀徳に進学していたらセンターには主将の大坪がいる以上、ポジションはPGだったと思われる。
その場合、高尾が一年から司令塔を務める事はなかったと思われるので、秀徳にとってもこの木吉の選択は大きな転換点だった。

誠凛に入学した木吉は当時、髪を染めて金髪でヘタレヤンキーぶっていた後の主将である日向に出会い、バスケ部に入部届を出しに行こうとするも、新設校である誠凛にはバスケ部がないことが判明し、新たに創設することにする。
当時の日向は帝光の強さに絶望してバスケを辞めようとしてやさぐれていた。
しかし木吉は本当はバスケが大好きである日向の本心を見抜いており、しつこく勧誘するも、日向からは、『お前みたいな恵まれた奴と凡人は違うんだよ!凡人の努力なんて無駄なんだよ!』と悲痛の叫びを聞くが、それに対して木吉も真剣な表情で『才能なんて関係ない、俺だって少なくとも帝光の天才と戦って絶望を味わされている、何度もバッシュを捨てようと思った。』と自らの本心を打ち明け、日向に諭すのであった。

このしつこい木吉の勧誘が功を奏したのか日向も目を覚まし、髪を黒髪に戻して、バスケ部に加入することを決意し、誠凛バスケ部が誕生するのであった。
因みに日向は部内で一番上手い木吉が主将と思っていたが、木吉は日向を推薦したため、日向が主将になった*7

それから日向とのタッグで、インターハイ予選を勝ち進んでいくも、この時点で膝に違和感を覚え始める。
そして後の因縁の相手となる花宮真が所属する霧崎第一との対戦中に花宮のラフプレーの指示もあり、左膝を故障して長期離脱を余儀なくされる。

手術を受ければ完治も可能であったが、完治する頃にはリハビリや入院等もあり、高校を卒業していると医者に言われ、手術せずリハビリのみで騙し騙しやって、誠凛のメンバーと1年限定で日本一を目指す道を選択するのであった。


試合

前述の通り、ケガで離脱していた為、本格的な出番はウィンターカップ予選以降となる。
試合の詳細は多すぎるので割愛するが、霧崎第一戦、陽泉戦、洛山戦のように木吉本人と因縁のある相手が対戦相手にいる時は主役と呼べる程の活躍をする傾向があるが、特に因縁のある相手がいない秀徳戦、海常戦、桐皇戦だと活躍してない訳ではないが、因縁のある相手がいる学校との試合と比べると、活躍は控えめな傾向がある*8
それでもインサイドが弱点だと他校から言われていた誠凛にとっては木吉の復帰は劇的なチームのレベルアップに繋がり、他のメンバーの成長もあるとは言え、キセキの世代擁する全国クラスの強豪校と対等に戦えるチームへと進化していく。

WC後はアレックスの薦めでアメリカの病院に通うことになり、日本を発った。



余談

  • 誠凛バスケ部の女子高生監督である相田リコとは交際経験がある。基本『苗字+君』で呼ぶ多い*9監督だが、木吉だけは『鉄平』と下の名前で呼び、木吉も他の部員は苗字で呼び捨てで呼ぶがリコのみ名前で『リコ』と呼ぶのはこの為。

  • 好きな食べ物はドラ焼きで苦手な物はネズミと某未来の猫型ロボのような嗜好の持ち主でもある。

  • 続編のEXTRA GAMEでも登場しており、帝光の元主将・虹村と会話していたことから、虹村の父親が入院している病院に通院していると思われる。アニメ版のLAST GAMEでは上記の出番はなかったが、Jabberwockの危ない噂について日向に話していた。



追記・修正、楽しんでこーぜ~。

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最終更新:2024年02月17日 19:58

*1 背番号が6の小金井から8の水戸部に飛んでいる

*2 花宮に対しても、自身はケガの事情もあり、少なくとも高校生のうちには花宮と対戦する事はもう無いと思われるのにもかかわらず、勝利した際には、笑顔で『またやろーな』とある意味皮肉ともとれる発言をしている。

*3 この時の根武谷はCではなくPFだった

*4 そのためバスケの経験は大半の登場人物より浅く、彼より経験が浅いのは中2から始めた黄瀬、高校から始めた土田と小金井くらいである

*5 木吉のことを覚えていた緑間も「当時黒子はレギュラー入り前」と語っている

*6 後にも再び勧誘を受けているが俺はあいつら(誠凛)とテッペン(日本一)目指しているんでと再び断った。

*7 木吉は日向ほど人に厳しく接することができないため、この判断は正しいと思われる

*8 特に海常戦は終始苦戦しており、終いにはファンブルまでしてしまうなど全体的にいいとこなしで、NG集でもネタにされている

*9 火神だけは呼び捨てや『バカガミ』と言った呼び方で呼ぶ事も少なくない。