魔人(Ranceシリーズ)

登録日:2010/06/29(火) 11:48:26
更新日:2023/08/18 Fri 19:16:20
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魔人とは魔王の血を受けて生物や物などが著しく強化された存在。

独特な世界観のRanceシリーズの中でも、特に重要かつ特徴的な存在。
RanceⅢにて初登場し、以降の作品では多かれ少なかれ魔人(及びその使徒)が話に何らかの形で関わることになる。
特に初出の3、鬼畜王、6、戦国ランス10は彼ら抜きに語ることはできないであろう。
魔人の主である魔王についても解説する。

なお、Ranceシリーズの中で鬼畜王での設定はif扱いとなっているため、正史と設定が異なっている場合が多い点は注意しておきたい。


基本設定

  • 魔王が血を授けるか、魔血魂を飲み込み元の魔人の人格を上書きする事に成功すると魔人になる。
  • 身体を破壊されると、魔血魂と呼ばれる赤い球の形をした状態になる。意識は残っているが、自ら動くことは出来ない。
  • 魔人の数は最大で24人まで。これには魔血魂状態のものも含まれる。
  • 魔血魂は魔王が再吸収することでのみ、消滅させることが出来る。
  • 魔王の血から産み出された存在のため、魔王に逆らう事は出来ない。
  • 魔人になる前の能力が極限まで引き出されるのに加え、魔王・魔人・神・悪魔以外からの攻撃を威力の大小を問わず一切無効化する無敵結界を持つため、人間が逆らうことはほぼ不可能。
    ただし、魔剣カオスと聖刀日光、力が解放されたエスクードソードを使った場合のみ、無敵結界を破ることが可能。無敵結界で防げるのは直接的なダメージだけなので、動き回れば当然疲れるし呪いなどは防げない。
  • 自分の血を分け与える事により、使徒と呼ばれる部下を作ることが出来る。
    魔人と違い人数に制限は無いが、血が薄まる為、自分の力が弱くなる。また、魔人に対する魔王と違いある程度の支配力はあるものの絶対命令権は持たない。
  • 主である魔王は1000年でその力を失うが、魔人は殺されたりしない限り寿命が存在しない。


【現在の魔人】


ホーネット派

  • ホーネット
魔人筆頭。先代魔王ガイの娘。才能限界は全魔人中トップ。
ガイが魔王を継承させる目的で人間に産ませたのがホーネットだが、ホーネットには魔王の素質が無かったため、
魔王は美樹へと継承され、ホーネットは父の遺志を継いで美樹の魔王への覚醒を望んでいる。
自らが魔王になろうとするケイブリス、及びその派閥とは対立状態にあり、
過程こそ異なるが鬼畜王とランス10ではいずれもホーネット派の敗北で魔物界が統一される。
容姿は美しい萌黄色の髪を持つ絶世の美女。性格も穏やかで父の遺志を実現させようとするものの、美樹への極度の無理強いはしない人格者。
鬼畜王では美樹にもランスにも優しい態度で接していたが、救出できるのが最終盤ということで掘り下げはあまり無かった。
正史初登場となるランス10では、最初からケイブリスに囚われの身となっているが、鬼畜王時とは違ってケイブリスの気まぐれにより処女は奪われていない。
条件を満たせば救出作戦を実行できるが、時間を掛けすぎると失敗、死亡するので注意。
成功した後イベントをこなすことで仲間になるが、その戦闘力は極めて高い。魔人筆頭のなんたるかを教えてくれる。
鬼畜王の時よりも父の遺志を成し遂げるのに強くこだわっているが、やはり美樹には無理強いをせず、むしろ振り回される面も。
一方、善人格の父*1から魔人としての意識を強く教え込まれたため、人類を魔王(魔人)の被支配者として見ている。
差別というより区別。人間に対して穏健派であれ、決して人間の味方ではない*2
セックスを求めるランスに対する「わんわんに交尾を求められたらどう思いますか」というきつい返しが、彼女の中の人間観を物語っているだろう。
ただ、認めるべきところがあれば相手を問わず素直に認める面もあり、マリアの科学技術やケイブリスの積み重ねなどは素直に評価している。
また、ファザコンであることが判明。特に自分を可愛がってくれた悪人格の父を好いていた。

  • サテラ
元人間。全身性感帯の敏感魔人。辱めを受けたため、ランスを殺すと息巻いているが、自分を女の子扱いしてくれたランスを特別に思っている。
ホーネットとは幼馴染であり、彼女の遊び相手としてガイによって魔人にさせられた。
幼い頃に人間界から連れてこられたので特に恨むところも無く、むしろ魔人として高いプライドを持っている。
本人の戦闘力はそれなりだが、サテラが作り上げたガーディアン(ゴーレム)が強力。
基本衣装は黒いボンテージとマントに鞭の女王様スタイル。鬼畜王だけロボットアニメのパイロットスーツみたいなのを着ている。
おでこがチャームポイント。んゆー!
鬼畜王では事実上の裏ヒロイン。ランスをそそのかして魔王にさせ、その隣に収まるのが幸福条件。
ランス8では久々にランスと再会、ケイブリス派との戦いの途中だったため真面目モードだったが、結局ランスにイカされてしまう。
ランス10では序盤からランスに同行。自分がランスと一緒に居る間にホーネット派はケイブリス派に敗北し、
その上ケイブリス派が人類圏侵攻まで始めてしまったことに少し負い目を感じている。(彼女が行ったところでどうにもならないと言われて更に凹んだ)
ケイブリスの手に落ちたホーネットを救出するため、世界総統に就任したランスを使徒とし人類軍に協力する。(実態はただの口約束でランスは反故にする気満々)
独占欲が強く、気の多いランスの振る舞いにはイライラ。

  • シルキィ・リトルレーズン
魔人四天王。元人間。趣味は野球。でも下手くそ
鬼畜王の頃はモンスターを合成してキメラを産み出す能力を持っていた。
しかし、仲間に出来ないどころか直接戦う機会すらなくかなり不遇。不遇すぎて逆にファンから愛されていたくらい。
最新設定上は、人間時代の彼女こそが現在の人間世界に平和をもたらした英雄なのだが、作中での扱いはあまりよくない。
水色のショートヘアのつるぺた。正史は褐色肌化+よりロリ化した。
10ではケイブリスの命令でリーザス方面へと侵攻しており、ホーネットの命を盾に昼は孤軍奮闘を強いられ、
夜は魔物たちの慰み者となる生活を送っている。
人間の時から強力な付与師であり、あらゆる物質を変換して制作した変幻自在の魔法具『リトル』を着込んで戦闘を行う。
ただし、反乱を恐れるケイブリスの手で、20トンあった鎧は200キロにまで落とされ、その戦闘力は大幅に減少している。(依然として強力無比ではあるが)
適切な手順をふむことで仲間になるが、意外と気のいい性格をしている上に女の子らしい反応も多い。
誰が呼んだか近所の気のいいお姉さん。そして彼女もまたランスと同じ英雄であった。
なお、長年リトルを着込んだまま生活を送ってきたため、生身は下着同然の布しか纏っていない。
それどころか普通の服を着せると恥ずかしがる。かわいい

  • ラ・ハウゼル
炎タイプ。素直で真面目な読書マニア。淑女の中の淑女らしい。でもシスコンレズ。
元の種族はエンジェルナイト(下級の神)だとされている。
魔人とは思えないほど生真面目で大人しい性格で、自分より仲間を常に優先する。
人間に対しても同等に扱い、ついでに強く言われたりすると逆らえない性質。
鬼畜王では仲間に出来るのが最終盤で、仲間にしたところで戦える相手がほぼ居ないという不遇キャラだった。しかも、仲間にしないと大迷惑を引き起こすというおまけ付き。
10ではケイブリスの命令でリーザス方面へと侵攻をしている。ケイブリス派に内通していた使徒の火炎書士に支配されている、
という体裁をとっている。(実際には彼女を動きやすくするための火炎書士の入れ知恵)
元々ケイブリス派には大した情報は送っておらず、裏切りを偽装していただけ。
生真面目ゆえに戦場で一騎打ちを申し込まれたら断れず、しかもとどめを刺すこともない。
その上フェアじゃないからと無敵結界をオフにし更に多人数相手を容認し、終いには決闘を待つ行列ができるという意味不明な展開に。生真面目を通り過ぎてもはやポンコツ。
料理も得意で彼女の炊き出しは常に大行列らしい。
無類の読書好き。同じ読書好きのサチコと(敵同士なのに)戦場で熱く語り合い大いに盛り上がる。
シリアスな展開の多い10において、彼女のシナリオは終始妙な空気感にあふれている。

  • アイゼル
金髪で美しい物好きのイケメン。ノス・サテラと共にヘルマンを助けリーザスへと侵攻するも、志津香に興味が湧いてしまい…。
03では集団を丸ごと操れる超強力な洗脳能力を披露。後述のワーグと同じく、戦況を大きく変えうる力を持つ魔人であることが判明した。
元人間のはずなのだが、一時期では彼のみ「元人間(?)」と公式設定集に記載されていた。リメイク版の03を見る限り普通に人間のようではあるが。
ランスに致命傷を負わされた状態で見逃され、リーザス城のどこかで死亡。
魔血魂は回収されずリーザス城のどこかに転がっており、アイゼルの幽霊が時折リーザス城内で見られるのだとか。

  • メガラス
元ホルス(宇宙人)の魔人。
鬼畜王ランスに登場。マッハピヨがライバルの最速魔人。すんごい無口。でも意外と俗っぽい。
魔人の中では上位の強さであり、メガラスより強いのは数えるほどしか居ない。
ランス10ではホーネット派敗戦時に魔血魂になってしまい出番なし。
という設定だったのだが後に裏設定で仮死状態で生きていることが判明。しかし、彼が本編に出ることはなかった。
元々はホルスの技師であり、疲れた者達と呼ばれる欲を無くしたホルスの変異種の一団として大陸にやってきた。
シベリアに墜落したホルスの戦艦を、当時の魔王であったアベルが襲撃した際、最後まで抗戦したのをアベルに気に入られ、魔人と化した。
疲れた者達の女王であるテラとは何やらロマンスがあったようだが、魔人化と長い時が二人を引き裂いてしまったのだとか。
とはいえテラはいまだに存命なので、もしかしたらそのうち再会するのかもしれない。


ケイブリス派

  • ケイブリス
魔人四天王。元リスの魔人。ケイブリス派リーダーかつ現存する中では最古の魔人で、長い年月を経て蓄えた力により現在は全魔人中最強の力を持つ。
美樹を殺し自分が魔王になろうと企んでおり、それを妨害するホーネット派と派閥戦争を続けておりもはや勝利は目前にある。
…とまぁ要点だけ取り出すと老獪な野心家と言う感じなのだが、
  • 同僚のカミーラにベタ惚れしていて、手紙ですら何故かどもる。カカカ、カミーラさん。
  • 鬼畜王・戦国で美樹やランスが魔王に覚醒した時はすさまじい掌返しっぷりを見せる。
  • 使徒がかわいく、同僚のメディウサとは漫才のようなやり取りも見せる
  • 鬼畜王の立ち絵が妙にくりくりしたかわいい目をしている
という点からラスボスポジションなのに半分ネタキャラ扱いされている。
容姿は鬼畜王時代はどこか愛嬌のある怪獣のような感じ。正史は大まかな要素は鬼畜王と同様ながら恐竜を思わすような力強いデザインに変更された。
ランス10でホーネットを下して魔物界を統一、魔物王を名乗って人類へと大侵攻をかける。
『最強最古』というこれ以上ないシンプルな紹介をされているが、同時にそれに見合わない臆病で狡猾な本性を持ち
多くの者達にそれを見破られているため人望は無い。
しかし、その精神的な弱さを克服すれば「大化け」する可能性も秘めた者でもある。
6000年前に初代魔王ククルククルによって魔人化したが、当時は魔人になったとはいえ自分より強いものはたくさんいた。(さらに、まだ無敵結界がなかったのでまともに戦ったらあっさり殺されていた可能性が高い。ケイブリスの臆病な性格はここに起因する)
自己進化ができるリス種族なのと、寿命がない魔人の特性を最大限に活かして現在の強さになったといえる。

  • カミーラ
魔人四天王。元ドラゴン族の美女。ケイブリスから言い寄られてるが本人は美少年がお好みなのでイライラ。
美少女嫌いでもあり、ホーネットに指図されるのは我慢ならないのでケイブリス派に所属。
容姿は耳が尖って角が生えているといういかにもな人外キャラ。6では肌がかなり白くなりより人外要素が強化された。
ランス6ではゼスを占拠し、ランス一行と対峙することになるが、第三者による暗躍もあって敗北、ゼスで永久牢獄に囚われることになった。*3
10では放って置くとケイブリスが直接助けに来てしまい、アレックスが死亡してしまう。
これを防ぐためには早急にゼスから魔人を駆逐する必要がある。
アレックスの死亡を回避するとカミーラをランス城へ移送するクエストが発生するが、別にやらなくてもそのうち勝手にランス城へ連れられてくる。
ランス6の後も何度かランスがカミーラの下を訪れては犯していたらしく、そのせいで以前にも増して怠惰な面が強くなっている。
戦いに参加するつもりはないが、自分を恐れぬリセットにだけは心を許すような場面も。
なんでもありモードで仲間にすることが出来るが、当初は高ステータスをまるで生かせない攻撃スキル皆無という、設定通りのカードだった。
後のアップデートで確率自動攻撃と厳しい条件付きの攻撃スキルを持つカードに強化。さらに全裸カードもあったりする。

  • ケッセルリンク
魔人四天王。元カラーなので元の性別は女性だったが、魔人化した後に『あなた(魔王スラル)を守る騎士になりたい』と願いダンディなおじさまになった。
ランス曰く気障気障親父。使徒のメイドといつでもエッチ出来る様、常に準備万端な変態紳士。
容姿はヒゲの生やした渋い紳士。正史でも基本的なデザインは変わりないが吸血鬼・ダーク感が増している。
鬼畜王時と変わらず多数の使徒メイドたちを従えているが、それによるパワーダウンを感じさせない。
ケイブリス派No.2の実力者と考えられており、特に夜のケッセルリンクは無敵と言われる。
事実ゲームでは夜に戦闘を行うと圧倒的な戦闘力を発揮し、余程対策を講じなければまともに勝負にすらならない。
カラーの額のクリスタルを狙いレイプと略奪を繰り返す人間の男に憎悪を持っており、それ故不幸な女性は見過ごせない。
しかし、不幸な女性を見過ごせないながら、その不幸な女性を産み出す戦争に自ら加担する矛盾を抱えており
この事からランス達からは「頭がおかしいおっさん」「ただの偽善者」と痛烈に批判されている。
しかも本人は「これは性分のようなもの」と言っている辺り自覚した上で行っているようでなおのこと質が悪い。
特殊ルートで撃破すると使徒メイド達を生かしたまま仲間にできるが、全員揃えると彼を復活させる儀式が行える。
その後仲間となるのだが……ある意味衝撃的な結果が待ち受けている。
仲間としての戦闘力もこれまた極めて高い。No.2は伊達ではない。

  • メディウサ
元へびさん。黒髪の美女なのだがその性格は極めて残忍。
彼女の出る作品ではこちらの女性キャラを拉致しては惨殺していくというとんでもないトラウマイベントが存在する。
かわいー女の子、ひいひい言わせて、中にじゅるじゅる入り込んで ぱくぱく喘ぐとこが見たいのよぉぉ!!
ケイブリスとは趣味が合い、ケーちゃんと呼んでいる。
正史となるランス10ではゼス方面を侵攻し、魔法ビジョンをジャックして毎日使徒アレフガルドが攫ってきた女性を惨殺する生放送で流す酸鼻ものの非道を行い、ゼスの国民を精神的に疲弊させている。
なお、彼女はガルティアを速攻で撃破し、直ぐ様彼女も倒しに行く、いわゆる二枚抜きで倒さなければ
鬱全開のシナリオが待ち受けている。
詳しい説明は省くが、ランスを本気で怒らせた数少ないキャラ。
美女であれば種族問わずエッチするランスですら、問答無用でぶち殺したほどの外道である。
なお、なんでもありでゲームを始めるとバボラやレッドアイ、二部であればカミーラやケイブリスと言った本来仲間にならない魔人が仲間になるのだが、彼女およびその使徒だけは唯一仲間にならない。
それほどランスが彼女を強く拒絶しているのだろう。

  • レイ
元人間。電気タイプ。ぼっち魔人。俺に惚れると痺れるぜ。
鬼畜王版の彼の話は涙なしには語れない。
薄紫色の逆立った髪型の青年。正史は非戦闘時は前髪が降りてよくある目隠れ主人公っぽくなるが、本気を出すと鬼畜王版と同様のスタイルに。
彼を語るにはパートナーである人間、メアリーの存在が欠かせない。
鬼畜王では年を取り老婆となったメアリーと変わらぬ純愛を貫いていたが、正史初登場となるランス10においては未だ出会っておらず、しかもメアリーは個性的な容姿の幼女となった。
常に満たされず、孤独であったレイとメアリーはお互いに惹かれ合うが…。
なお、今作では選択次第で仲間となる。鬼畜王の時から切望されていたまさかの生存ルートである。
仲間にするには、彼を追い詰めた後、ランスらしい選択をする必要がある。
ランスからはブス専だのロリコンだの酷い言われよう。

  • バボラ
元鬼。魔人一の巨体。現在も巨大化し続けているが、大きくなるほど頭が悪くなっていく。
元はホーネット派だったがケイブリスに騙されてケイブリス派に転じた。
鬼畜王では全長14.25hyde。ガソダムより大きい。去年に比べて身長が20cmも伸びたらしい。
ランス10では身長設定が倍以上に変更されウルトラマンを超え57メートルの超巨体に。
知能は低いが聞き分けはよく配下の魔物に言われた通りに任務をこなし、
配下の魔物たちはそんな主をバカにすることなく慕って世話しており、妙にアットホームな軍団になっている。

  • ガルティア
元ムシ使い。はらぺこ魔人。アイゼルとは別方向だがこちらもイケメンで普通にしてればモテモテらしい。
元々はただの人間出身とされていたが、正史でムシ使いが登場したのに合わせて変更された。大食いなのもムシ使いの共通特性である。
鬼畜王ではイベントの進め方によっては仲間に出来る。その代わり食費が週に450万Gかかる。
ランス10ではゼス方面に侵攻。
食べ物を渡すか、死かを選択させ、自身の本拠地に食料を溜め込み、一流の料理人を召し抱えさせ、凄まじい大食いを続けている。
これによりゼスは兵糧攻めに遭い、戦う前から敗北寸前に追い込まれる。
彼との初戦は大食い勝負となる。見事勝利すれば仲間となるが、大食い勝負は難易度が高く綿密なルート構築が必要となる。
大食い勝負に敗北した場合は、直接対決するか策を練って対決するかの2択となるのだが、後者の決め手が香姫の団子(普通に死ねます)である…。
どういうわけか彼にとってはものすごく美味い団子になるらしい。
後に魔王スラルによって魔人化し、そんな主であるスラルがメシマズの料理好きだったことが判明。
香姫の団子が好きなのはスラルの料理も好きだったからだそうだ……魔王の料理に匹敵するヤバさの団子とは……?

  • レッドアイ
元魔法石。キ○ガイな魔法使い。鬼畜王のトラウマメーカー。
最強の魔法使いの名に恥じない強力な攻撃でプレイヤーを苦しめた。メーーイクドラーーマーー!!
本体は触手の中心にある魔法石だが、他の有機物無機物に取り付き、支配するという能力を持つ。
ただし自身を制作した魔術師ケスチナの血筋が絶えると消滅してしまうという弱点を抱えており、これを実行するかはプレーヤー次第となる。
正史となるランス10にももちろん登場。
鬼畜王の時の闘神ボディは本編冒頭でのゼスでの戦闘時に指を吹き飛ばされ、気に入らないので捨てたらしい。
本編では作中最強の魔法使いであるアニス・沢渡に寄生し、プレイヤーを燃え上がらせた。

  • パイアール
元人間。天才ではあるが、姉の不治の病を治す策だけはどうしても見つからなかったために魔人となり研究を続ける道を選んだ。
鬼畜王ではあっさり殺られたものの、ランスクロニクル++でかなりの力を持ったガキんちょだと発覚。πr
鬼畜王版では少年の姿のままだが、正史版は長い年月が彼を変えてしまったのが少年の体のまま老化しており、爬虫類を思わす獰猛な眼となっている。
正史では設定が少し変更され、人間だった頃当時の魔人を捕らえ、魔血魂を抜き取って自分が飲み込むことで魔人化したとなった。
マリアのチューリップを見ただけでアイデアをパクってより高性能な戦車や大陸弾道砲まで作り出す本物の天才。
というか衛星軌道砲まで作り出したりPGシリーズという精巧なロボット軍団を作り出したりこの世界で使われているコンピューターは彼の研究の失敗作が再利用されたものだったりと
オーバー・テクノロジーどころではない。

クルックー「アイツ反則じゃね?バランスブレイカーだろ。消してくんないですかね?マジで」

女神ALICE「アイツのテクノロジーはアイツの他に理解できない。継承されないから無問題やで^^」

……マジF○○K

彼女の姉の侵されている病気「カスケード」は死に至る恐ろしい病だが、皮肉なことに現代では薬で簡単に治る病気に成り下がっていた。
これによりあっさり姉の病気が治った結果、ミラクルに「お前の研究は姉を治すものではなく姉を一から作るもの」「完全に目的と手段を履き違えてる」とダメ出しを食らい激高。
死闘の果てに姉に人を傷つけてはならないと諭され、元気になった姉に看取られながら満足そうにこの世を去った。
……と思いきや、直後ロボットのバックアップ機能が起動。もしもに備えてロボットに脳内データをコピーして起動するようにしていた。
姉の願いもあってそのまま仲間となる。

  • ワーグ・赤
元人間。夢使い。創世神すら能力の標的にしてしまう最強幼女。
鬼畜王ではぽわぽわした感じの幼女だが、正史はクールっぽい感じで年も上がった。
ランス10では素の戦闘力は魔人最弱だが、体から放つ体臭で周囲を無差別に眠らせる、起こすことが出来るのはワーグのみという危険極まりない能力を持ち、
彼女がケイブリス派に参加したために派閥戦争の勝敗は決したとまで言われている。
その危険な能力故にペットのラッシーとともに孤独な生活を送っていたが、ケイブリスに脅され仕方なく人間の戦争に参加。
ランスと対峙し、彼と死闘を繰り広げる。なお、放つ体臭を強くするために戦闘中少しづつストリップを始める。*4
倒した後はランス城の離れに小屋を作りそこで暮らす。
孤独だった彼女には多くの友人ができ、その機会をくれたランスにとても感謝している。
……どころか内に物凄い恋慕の情念を抱えている。
この子のルートをパッチで実装してください…。されました、やったぜ。

  • カイト
元人間。外見はクリリンの進化系。格闘技の達人。
ランスクエストでは色々あった結果ランス一行と拳を交えることになる。導く者の策略で汚染魔人になってしまった。
魔人化しても人間の頃とあまり強さが変わってないらしく、人間としてはかなり強いが魔人としては下の方。サテラと最弱争いをしている。
鬼畜王ではレッドアイに並ぶトラウマメーカーとして立ちはだかるなど敵としての強さは破格だが、設定やストーリーに泣かされた魔人の一人。


その他

  • ますぞゑ
元ハニー。凄い力を持つらしい。300年後に本気出す、って300年前も言ってた。
魔人の派閥争いに興味が無く、ただひたすらに地底で何かを待ち続けている。
ランスクエストで登場し、戦うことができる。特別サービスで無敵結界を外してくれているため、普通にダメージを与えられる。
が、元がハニーなので当然魔法は効かない。

  • レキシントン
元鬼。ランスIVで瓦礫に埋もれている死体が登場。
500年以上前の第一次魔人戦争で人間に倒された魔人。
といっても聖魔教団に魔人の無敵結界を攻略する術はなく、戦闘中にノスに暗殺されていた。
……だったのだが?
別作品でメインキャラとしてシリーズ皆勤賞である使徒の方が影が濃い疑惑。

  • ラ・サイゼル
ハウゼルの姉で同じく元エンジェルナイトの魔人。氷タイプ。妹が大好きなのに素直になれないツンデレ。
元々はホーネット派だったが、妹への反発とホーネットへの嫉妬を利用したケイブリスの離間工作でケイブリス派に転じた。
ゼス侵攻の際に前線で指揮を執るが、Mボムによって魔物軍団を一気に壊滅させられてしまい更迭。
日の当たらない地下水路で謹慎させられていたらゼス首都に忍び込もうとしたランス一行とバッタリ出会い、
ランスにカオスをぶっ刺されるが、69勝負でランスを先にイかせて何とか命拾いする。
しかしカミーラが囚われてしまったため、ケイブリスに責任を追及されるのを恐れ、ランスに殺されたことにして行方をくらませた。
ランス10にももちろん登場。
妹のハウゼルが心配で仕方なかったが、ホーネット派の敗北を知り、とうとう居ても立ってもいられなくなりハウゼルに会いに行った。
が、やはりハウゼルと対面すると喧嘩ばかり。そのうえランスがトラウマになっている。
ハウゼルを仲間にすると運も絡むが仲間に出来る。ついでに姉妹を一気に撃破してしまえば無条件で二人とも仲間に。
魔人の中でもえらく高性能であり、仲間にしたら最後まで使える性能をしている。
ちなみに妹とフュージョンすると...。

  • アベルト・セフティ
元人間。様々な女性を不幸のどん底に追いやる外道。ヒロインも何人か毒牙にかかっている。
ランス6の裏ボスだが手下のほうが強いと評判。カミーラの元使徒で、ジークの魔血魂を取り込み魔人化。
最終的にランスに成敗され魔血魂となった。

  • 小川健太郎
元人間。異世界人。ランスより以前に主役をやっていた。美樹の趣味で珍妙な格好をさせられる。
魔王ガイに連れ去られた美樹を追って大陸にやってくるも、既に美樹は魔王の血を受けてしまっていた。
その後、聖剣日光の使い手となり(元)魔王ガイを殺害し、魔人や勇者から狙われる美樹を守るために3人で旅をしていた。
戦国ランスでザビエルの使徒から致命傷を負い、命を救うために美樹の血によって魔人化する。
鬼畜王では王道な主人公キャラ、正史では天然キチガイキャラになったが、初出作品を勘案したらむしろ後者のキャラの方が正しい。

  • ニミッツ・リーク
元人間。ランス10で登場する。
上述のとある魔人の魔血魂から生まれたため、魔人の総人数としてのカウントはそちらと入れ替わりとなる。
世界に絶望しており他者と向き合うことがなかったことから、魔血魂を飲んだ際も元の魔人の精神との競合が発生しておらず、魔血魂の上書きが発生していないにもかかわらず魔人となったイレギュラーな存在。
世界を滅ぼそうと考えているが元は普通の少女であるため戦闘に関しては素人同然。
彼女が最終的にどのような結末を迎えるかはランスの選択次第となる。


以上、22名が現存する魔人であり、2名の空き枠が存在する。


【消滅した魔人】


  • レーモン・C・バークスハム
元人間。『リトルヴァンパイア』ではドラキュラ亡き後、美樹を悪の女王リトルプリンセスに覚醒させようとして健太郎に倒された。
ランス正史上では魔王ガイの親衛隊長。予知の魔人と呼ばれており、視えた未来を変えるため歴史に波紋を起こす小石として3人の使徒を各地に派遣した。
魔王ガイが存命中に健太郎にやられて溺れていたところをノスに暗殺された。
ランス・クエストの頃は魔血魂をガイに回収されて消滅したことになっていたが、現行設定では復活しないようノスがオギン・ギンプに魔血魂を飲ませて上書きさせたことになった。

  • オギン・ギンプ
『リトルプリンセス』『リトルヴァンパイア』に相当するあたりのランス正史上で健太郎にやられた魔人・・・らしい。
魔血魂が消滅したか定かではないため、消滅していない場合は空き枠が一つ減ることに。

  • ノス
元地竜。ホーネット派だが実際には魔王ジル派。ホーネット派に組したのはケイブリス派より取り入るのが楽そうだったから。
かつての主である魔王ジルへの執着から、ヘルマンと手を組みサテラやアイゼルも利用して数々の暗躍をするもランスに敗れる。
普段は大柄な老人だが、力を開放すると巨大な竜へと徐々に変身できる。ランス3、03の実質的なラスボス。
ランスに倒された後、魔血魂はリーザス城に転がっていたが、アイゼルの魔血魂による幽霊騒動で原因と間違われて美樹に回収され消滅。
その後、ノスの枠に健太郎が収まった。

  • ザビエル
元炎カッパ。戦国ランスのラスボス。昔は魔人四天王の地位にあった強力な魔人。プライドがものすごく高い。
2300年くらい前の魔王ナイチサの時代、JAPAN統一のみならず人間界を統一しかけた藤原家を壊滅させたが、天志教により封印されていた。
1000年くらい前と500年くらい前に二度復活したがやはり再封印された。
そしてLP5年、織田信長の身体を乗っ取り3度目の復活を果たす。
黒姫と言う娘も設けているが、親子の情は無く、黒姫自身も父である彼に恐怖している。
最終的にランスに敗れ、その場に立ち会った美樹に魔血魂を回収され消滅。
鬼畜王では設定が固まっていなかったため名前が無く、単に信長に憑依した謎の封印魔人という設定だった。

  • ジーク
\キャージークサマー/
元まねした。美しく神々しい朝日のような黄色の体をした魔人一の最高紳士。その素敵さは素敵罪で警察に捕まってもおかしくないくらい。
もちろん力も強く、なんと魔王に変身することも出来る。姿、力、そして内面、全てが研ぎ澄まされた至高の魔人。と、彼の使徒オーロラがおっしゃってましたよ。
真面目に書くとランス6の中ボス。魔人なので体力は多いが、単体攻撃しかしてこないので全く怖くない。
ただし、まねした出身なだけあってその後に仲間メンバーの最も恐れるもの(人類最強や元魔王)に化けての連戦がある。
最後は機転を利かせたランスが、(実際は全然怖くないのだが)恐れるものとして毛虫を思い浮かべ、変身したところをカオスで念入りに叩き潰された。
その後魔血魂はアベルトに飲まれ、上書きされたことで消滅。
実はランス10への参戦がほぼ内定していたのだが、参戦人気投票でギリギリ鈴女に敗れたため正史での復活は叶わなかった。
立ち絵も用意されており、織音氏の画集で確認できる。


【魔王】

魔人を統べる人類の大敵。しかしその実態は、神の奴隷でしかない。
魔王になる方法は2つ存在しており、一つは現在の魔王からその血を受け継ぐこと。
平和的に力を譲渡することもあれば、力ずくで血を奪い取ることもある。
血の譲渡は魔王の素質がある相手でないといけないが、血を奪い取る場合は魔王の素質は関係ない。
もう一つは神による任命。不慮の事故で魔王が死んでしまい血が受け継がれなかった場合、神によって新たな魔王が創られる。
魔王と化すと本人の意思に関わらず、強烈な破壊衝動に心を支配されてしまう(抑えることはできる)。
ランス世界における元号はこの魔王の代替わりによって変わるようになっており、元号の名称も魔王の名前にちなんだものとなっている。

歴代魔王

  • ククルククル
第一世代メインプレイヤーであった丸い者出身の初代魔王。全長4.7kmという巨大な体躯を持つ、歴代最大にして最強の魔王である。
2014年間という、最も長く魔王の座に君臨していた魔王でもある。
当時はまだ無敵結界が存在しなかったため、ドラゴンとの長い戦争の末に疲弊し、最後はドラゴンたちの一斉攻撃によって死亡した。
丸い者の敵対者として生み出された貝が好物で、パクパクと食べていたらしい。
ククルククルが生み出した魔人の中で、現在も生き残っているのはケイブリスのみ。
最終決戦では、他の魔王よりHPが2倍多く、状態異常無効・自動回復の支援配置・ほぼ毎ターン4回行動を行う最後の強敵。
支援除去と行動阻害を組み合わせて粘り強く戦おう。ダークランスの魂狩りがかなり有効。

  • アベル
第二世代メインプレイヤーであったドラゴン出身の2代目魔王。ククルククルにとどめを刺し、魔王の血を浴びて偶然魔王と化した。
当時、ドラゴンの間でトロフィーとして扱われていたカミーラ*5を独占するために魔人にしたため、普通のドラゴン達にめちゃくちゃ恨まれ、
総攻撃を受けた結果、魔王としては最短の56年という在位でアベルの時代は終わってしまった。
殺されたわけではなく、死なない状態で封印されており実際には700年強ほど生きていた。
前述の通りカミーラを魔人にしたほか、メガラスもアベルに認められて魔人と化した。
最終決戦では、スタン60%の強力なブレス攻撃を行う。
が、4コンボ以上で防げるのでまったく怖くない。ランスで殴っていればだいたい倒せる。

  • スラル
第三世代メインプレイヤーに定められた人間出身の3代目魔王。白髪緑眼の少女。これ以降の魔王は(if展開を除いて)全て人間出身である。
アベルから継承が行われなかったため、神によって魔王として作られた。歴代魔王で最も弱く、最も憶病であったとされている。
一方で頭の方が良かったためプランナー神に謁見し、1000年という寿命の設定と引き換えに無敵結界を設定してもらい、魔王や魔人を無敵の存在に押し上げた。
しかし、神による無敵結界の調整がまだ未熟だったため、スラルには想定外の負担がかかってしまい、
本来の寿命である1000年を待たずに500年ほどで寿命を迎えてしまった。
また、無敵結界の存在があまりにもバランスを崩してしまうとプランナーに判断され、人間側の対抗策として勇者システムが作り上げられた。
在位中に作り上げた魔人で生き残っているのはケッセルリンクガルティア
どちらもスラルに対して敬意を払っており、未だに大きな存在となっている。
料理好きだが味オンチなためメシマズだった。香姫と違って作るもの全てが殺人料理だったが、ガルティアの好みであったのが幸いか。
次々明かされるポンコツ設定によって魔王随一の萌えキャラと化している。
最終決戦では、魔法バリア4枚・ダウン攻撃・AP消失・ヒーリングと嫌らしい行動を連発してくる。ランスの攻撃を半減するのも辛い。最弱とは何だったのか…
乱義の連射で魔法バリアを剥がしつつ、弱点の炎・雷キャラで攻め立てるのが良い。

  • ナイチサ
想定外の急逝を迎えたスラルに変わって魔王に任命された4代目魔王。吸血鬼のような風貌のイケメン。
残虐な性格で、彼が生み出した魔人も暴力的、破壊的な性格の者が目立つ。
最も魔王らしい魔王であり、東部オピロス帝国がナイチサに仕掛けた死滅戦争では圧倒的な力で虐殺するも、
人類死亡率が50%を超えてしまったため勇者システムが覚醒し、当時の勇者に重傷を負わされてしまう。
それでも何とか生き延び、次代魔王のジルに魔王の力を継承した後、寿命で死亡した。
最終決戦では、多彩な状態異常攻撃とダウン攻撃が厄介。なるべく短期決戦で挑みたい。
最も魔王らしい魔王であるナイチサが闇弱点・光無効なあたり、この世界の魔王が神の眷属であることをよく表している。

  • ジル
人類の歴史では歴代最悪の魔王と呼ばれている5代目魔王。非常に長い水色の髪を持つ全裸の女性。
人間として生きていた頃は賢者と呼ばれる類の女性だったが、それを妬まれて拷問を受け、もはや死を待つばかりだった所をナイチサに拾われた。
人類に対する憎悪が非常に強く、魔王となってからは当時存在した人間の国を1年ですべて破壊し、人類を管理する人間牧場を各地に作り上げた。
ナイチサの失敗からジルは人間を虐殺するのではなく徹底的に管理し、この時代の人口はランスシリーズ本編における時代よりも多かったという。
プランナー神への謁見も果たし、自身の寿命を延ばす方法を教えてもらう事にも成功している。
しかし、側近であり愛人でもあった魔人ガイが魔剣カオスをジルの心臓に突き立て、一気に魔王の血がガイに移ってしまう。
それでも力が少しだけ残ったため死なず、最後はガイが禁呪とカオスを使ってジルを封印した。
このジルを封印した場所が当時の魔王城であり、後のリーザス城である。
最終決戦では、支援配置「魔法陣」で強化した魔法攻撃で攻めてくる。
あまり怖い攻撃がないため、次のナイチサに備えてAPを温存して撃破するのが吉。

  • ガイ
体の右半分が魔物と化しているイケオジの6代目魔王。
魔剣カオスと禁呪を使ってジルの下までたどり着くも事故により敗北。だがジルに見初められて魔人と化す。
魔人になる前から二重人格者であり、魔人に成った際にその影響が見た目にも出るようになってしまった。
しかし、元来の二重人格体質によって魔人としての性質を片方の人格に押し付けたため、もう片方の人格は魔王の支配を受けずにジルの封印に成功。
魔王と化してからしばらくの間、人類に対する態度はそれまでの魔王と変わらなかったが、
かつての自分の様に魔王の下までたどり着いたシルキィの要求を聞き入れ、人間と魔物の世界に境界線を作り、人間を繁栄させた。
晩年は次代の魔王継承者を探すのに躍起になり、人間にホーネットを産ませたり、自分の眼鏡に適う継承者を探したりしたもののいずれも失敗。
最終的に異世界から継承者の美樹を連れてくるという斜め上の方法で無理やり魔王を継承させ、美樹を追ってきた健太郎の剣を受け入れて死亡した。
娘のホーネットによれば、善のガイは厳しい人物であり、ホーネットは魔人としての責務などを教え込まれた。
一方、悪のガイはエロが好きで奔放な性格だったが、ホーネットを可愛がったりしていた*6。ランスはこの悪人格のガイに似ているのだとか。
当初の設定では人間に興味が無い魔王であったが、鬼畜王の頃には人間と魔物の共存を望むという設定に。
その後2重人格の影響で他の魔王より破壊衝動が弱いという設定になり、最終的にはシルキィの願いで境界線を引いた事になった。
最終決戦では、魔法バリアと軍師効果を配置して物理で殴ってくる。
乱義の側面射撃で支援2つを剥がしてから倒そう。

  • リトルプリンセス/来水美樹
異世界から連れてこられた悲劇の7代目魔王。
元々は現代日本で暮らす普通の中学生だったが、ガイによってルドラサウム大陸に連れてこられ、魔王を継承させられてしまう。
以降は健太郎と共に、自身をつけ狙う魔人や勇者から身を隠しながら魔王の力を捨てる方法と、元の世界へ戻る方法を探す。
魔王としての力を完全には覚醒させておらず、普段は耐久力が人よりずっと高い女の子。だが、感情が高ぶったりすると一気に魔王の片鱗が表れる。
魔王として覚醒すると、目が赤くなり黒いマントを纏う。
最終決戦では、状態異常の即死予告を使ってくるため異常回復が必須。
スタン60%の強攻撃も厄介なので、行動阻害か魔法バリアで防ぎたい。

ifの魔王

  • ランス(鬼畜王)
鬼畜王の真・鬼畜王エンドにおける8代目魔王。元リーザス国王。
サテラの言葉に従って、美樹にカオスを突き立ててその血を奪い魔王と化した。
魔人と大陸の全てを支配し、人間領に人間牧場を作り上げ、再び人類にとって暗黒の時代をもたらしたとされる。
その傍には魔人サテラが常に居たという…

  • ケイブリス
鬼畜王、およびランス10で登場する8代目魔王。元リスの魔人。
どちらの作品でも、美樹の保護に失敗するとその血を奪って魔王と化す。
下半身はそのままだが、上半身はスマートな人間の姿になっており、長髪白色のイケメンと化している。
だが、両肩から二人の美女が生えている。中々すさまじいデザインである。
鬼畜王では魔王ケイブリスの防衛にラ姉妹以外の魔人を出すと、血の関係によって魔人が捕らわれてしまう。
倒せないわけではないが、かなりのターン数を要求されるし、特別な展開は無いので基本的には負けイベント。
一方、ランス10では倒すことが可能で、専用のEDも用意されている。が、そのエンディングが意味することは…

  • ビュートン
ランス10の神の真実エンドで名前が挙げられた8代目魔王。
美樹が勇者アリオスによって殺され、血の継承が行われなかったため神によって任命された。
作中では名前以外に全く情報が無かったが、グラフィック担当の織音氏が描いたビジュアルが存在する。


ランス10のネタバレ

重大なネタバレにつき閲覧注意。
+ ...
正史における8代目魔王。リトルプリンセスから血を受け継いで魔王と化した。
人類も魔物も支配しようと思わなかったので、ケイブリス侵攻前の相互不可侵の状態に戻し、新たな魔王城を翔竜山に建て、配下の魔人と共に引きこもっている。
時折城を出ては、可愛い女の子を襲ったりと相変わらずの行いをしていたが、徐々に魔王の血に飲まれて人間への殺戮衝動が顕著になってしまう。
その度にリセットによって正気に引き戻されるも、3回目からは魔人サテラの妨害により引き戻すことが出来ず、非常に危うい状態にある。
最終決戦では、最初の形態ということもありはっきり言って弱い。
適当に殴ってれば倒せるだろう。


  • リズナ・ランフビット
元人間。魔人メディウサに嬲られ、衰弱し死を待つばかりだった所を魔王ランスによって魔人にされた。
人間時代からの魔法無効体質をそのままに、催淫効果のあるフェロモンを身に着け、強力な魔人となった。
当初はその能力を制御できなかったが、魔王ランスがその能力を目に集約し、目を閉じていればフェロモンを垂れ流さずに済むように。
ランス8のエピローグで魔人になることが示唆されていたがそれを上手く回収したと言えるだろう。
第2部でなんでもありにするとカードとして登場するが、人間時代に相当衰弱していたのか、第1部の人間時代よりも圧倒的にステータスが低い。そのステータスはなんと最弱に戻ったケイブリス並。

  • DD
元パワーゴリラ。ランスの気まぐれによって作られた魔人であり、常に痛みに苛まれている。
戦闘をしている時に痛みが軽減するようで、積極的に戦闘を仕掛けてくる。
彼もなんでもありで仲間にできる。
どういうことか上述のリズナや熟女化したランスの女共々闘神大会にも連れ出せる。複数対1なら流石に余裕なので対戦相手をボコボコにしてやろう。

  • ワルルポート
種族:死体(ネクロマンサー)。アームズ・アークによって倒された。
ランクエのエピローグでアームズが魔人を倒すことが示唆されていたが、恐らく倒した魔人とはこいつのことであろう。

  • ネルアポロン
種族:悪魔(イミテーション・エンジェル)。鬼畜王戦争時、魔王討伐隊により倒されたようだ。

  • ヘビーカロリー
種族:葡萄。体長12メートル、重さ50トンの巨体に無敵結界なしでも弾力葡萄のように攻撃無効という植物系ムシの魔人。
正気を取り戻したランスにより殺害され食べられた。

  • ケーちゃん
元リス。最強最古の魔人ケイブリスその人。一度はランスに敗れ死亡したものの、使徒が彼の魔血魂を入手し、復活した…のだが再び最弱のリスに戻ってしまった。
ランスが歴代の魔王を打ち破ったのを見届け、ランスこそが最強と受け入れ、自身も何千年かかろうがランスに追い付こうと決意を新たにする。
本編ではプレイヤーからヘイトを稼ぎながらも、第二部では弱く可愛い存在になり、ケイブリスの本来の性格である努力家な一面が見られたため、多くのプレイヤーの手のひらを返させた。
また、仲間にすることも出来るが最弱の魔人なだけあり絶望的にステータスが低い…が、AP0の技を二つ持つので意外と使い勝手は悪くなかったりする。
なんと彼の等身大ぬいぐるみまで発売されている。これは影武者だからなのか無敵結界は搭載されてないのでぼこぼこにしたら綿が出ます。

  • かわぞゑ
元ハニー。AL教本部で保管されていたますぞゑの魔血魂を15年前に盗んで上書きして魔人化した。色以外はますぞゑそっくりだが、胸の(マ)マークに線が1本追加されて(カ)マークになっている。
雲の上のハニーの楽園「ハニーインザスカイ」に住み「天空の王」の異名を持つ。
何百年後か何千年後か何万年後か何億年後かいつか確実に来るラグナロクの日に世界を滅ぼす予定だったが、15年待ってもラグナロクの日が来なかったので待ち飽きて今この時をラグナロクにすることにした。
元がハニーなので当然魔法は効かない。



追記・修正はジーク様の復活を祈りながらお願いします

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最終更新:2023年08月18日 19:16

*1 魔王ガイは2重人格者だった

*2 鬼畜王の時と性格、思想が変わっているのは、父であるガイの設定変更(後述)が娘のホーネットにも影響したと考えるべきか

*3 以上の事件が10においてカミーラダークと呼ばれている

*4 このせいでワーグ戦はギャグとしか思えない展開となる。ワーグ自体は睡眠→超強力な打撃というコンボを使う作中屈指の難敵なのだが。

*5 ドラゴン同士の戦いで勝者がカミーラを手にし、孕ませる権利があった

*6 作中では『善』と『悪』で判別されているが、制作スタッフによると『秩序』と『混沌』というイメージだという