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レオナール(ドラッグオンドラグーン)

登録日：2011/12/07(水) 15:30:59
更新日：2024/04/20 Sat 10:52:20
所要時間：約 5 分で読めます


レオナールとは、スクウェアエニックスから発売されているアクションRPG『DRAG-ON DRAGOON』の登場人物のこと。
声優は山寺宏一氏。






金色の長髪を襟足でくくり、長いコートのような服を身に纏った32歳の青年。
礼儀正しく、誰に対しても丁寧な態度で接する非常に生真面目な性格。

主人公カイムとの出会いは第二章第十四節。
妖精の谷近くの森の中で三人の幼い弟ラウム、リベサル、ルーキフーゲと共に平和に暮らしていたレオナールだったが、とある理由で裏の林に出かけている間に家を帝国軍に襲撃され、弟達を惨殺されてしまう。
欲望に負け家を空けたが為に弟達を死なせてしまった―――そのことを悔やみ後を追おうと首にナイフを突き立てるが、結局は恐怖に負けて果たせなかった。

そんな時レオナールの深い闇を嗅ぎ付け現われたフェアリーに契約を迫られ、彼につけ込まれるようにして契約を結んでしまう。
(この世界のモンスターや精霊は人間の『負』に惹かれる性質がある)

大きな力を得る代わりにレオナールが差し出した代償は【視力】。故にレオナールに刻まれた紋章の位置は眼球である。

契約者となってすぐに帝国軍を追い続けるカイムに出会い、彼に従うことを決断する。
視力を失ってはいるものの常人には見えないものを『視る』ことが可能。
戦闘の際は『戒めの塔』という槍を振るい、強力且つ広範囲な攻撃魔法を操る。
これらの能力によりカイムをサポートしていき、カイムとプレイヤーの心強い味方となる。

――が、敵への情けを捨てきれないレオナールに対し、カイムが帝国軍への恨みを原動力に戦う【復讐の鬼】であるが故にあまり相性はよろしくない様子。
作中レオナールは何度かカイムの怒りを買い足蹴にされ、更には土下座までかましている(これに関してはレオナールに責があるが)。
小説版では、帝国兵の遺体を弔う彼に対し「こいつが契約者じゃなければ絶対一緒には行動しない」と心中で唾棄されていた程。もっともアリオ―シュよりはマシだとも思われてはいるが…。

そしてそれに一つも文句を言わない。
毒舌家のフェアリーに何度も心の闇を暴露され嘲笑されてもただジッと耐え続けるのみ。
パーティーで1、2を争う常識人であるためなのか、それとも真面目過ぎる性格のせいなのか、何かと心労の多い男である。
帝国軍と戦い続ける日々の中、常に悩みに支配されてるため後ろ向きな発言が多い。

そして子供好きであるため、後にパーティーに加入する【永遠の少年】セエレを強く護りたいと望むが、家族を失い【心を病んだエルフ】、アリオーシュがセエレに恐ろしい執着を向けるため心安らかになる暇がない。


キャビア(制作会社)さんったらマジ鬼畜。
レオナール兄さんの明日はどっちだ!







以下レオナールの心を抉るネタバレ。



実はレオナールの中には同性の幼子に対して強い性的衝動を向けてしまう禁忌の嗜好がある。
要はショタコン紳士。
契約の代償が『視力』なのも、自分好みの幼子を(視覚的に)愛でることを至上の悦びとしていた、という何ともアレな理由からだったりする。

そしてレオナールはそんな己を汚らわしく感じ、罪深いものと思い苦しんでいる。
作中常に彼を苦悩させているのはこの相反する性質によるもの。

家が焼き払われ、弟達が帝国軍に襲われている最中レオナールがナニをしていたかというと……………………………ファンが彼につけたオナ兄さんというあだ名から御察し下さい。

かわいい弟達と一つ屋根の下に暮らしながら暴れ回る性欲に抗い続けたレオナール。しかしその欲の為に弟達を失った。
嘘だと思うだろ……このゲーム発売当初は全年齢対象だったんだぜ……
(現在はCERO:D)


旅の最中、敵方の少年兵にさえ同情を寄せたので、美ショタセエレの登場はレオナールに大きな葛藤を与えた。

セエレを護りたいと心から望むが、レオナールの本能はセエレを欲してしまうのである。

健気に己と戦い続けるレオナールの思いを知ってか知らずか、終盤セエレがレオナールに抱きつくイベントがある。
（ちなみにセエレの腕が回る位置はレオナールの腰）

その際のレオナールの表情と吐息の混じった声、『メキメキ…』というSEはプレイヤーに大人の事情を窺わせる―――――。
しつこいようですがDODは発売当初全年齢対象のゲームです。


あるエンディングの18年後を描く『DOD2』では直接登場しないものの存在だけは仄めかされている。
モブに『何か間違い起こしそう』と心配されている辺り齢50を数えても兄さんは兄さんだった。

彼の名誉の為に言っておくと、レオナール自身は紛れもない善人である。そうでなければ己の性癖に悩み、苦しんだりなどするはずがない。
そして別のエンディングへ繋がるストーリーでは、未知の『敵』の大群と共に世界の破滅が目前まで迫る中、命を賭して仲間を救う超かっこいいレオナールの姿が見られる。
プレイヤーはかつて自害をためらったレオナールの姿を知っているだけに、切なさを覚えずにはいられない。

…しかしその直前、前述のイベント共に衝撃の名言『セエレ……君はとても良い匂いだ』が飛び出すため色々な意味でインパクトを感じざるを得なかったりする。
森の隠者レオナール――――彼のキャラクターとその生き様はどれだけのプレイヤーに驚きを与えたのだろうか………
キャビアェ………


LOVに使い魔としてカイム達と一緒にゲスト出演。しかし、何故か下半身が虫であり、種族は魔種である。
この際のレオナールの特殊技は雷罠のダークホール。
高コスト３速による罠なので範囲も威力も申し分ない性能であった。
VerRe:2.1にて再び魔種として復活することが確定。
しかし、現在公開されたイラストでは、またもや下半身は虫であった。




『冥殿…………君はとても良い匂いだ…………』

『私は死にません。さぁアニヲタ、追記・修正をするのです』

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