入巣清夏

登録日:2012/02/27 (月) 18:32:17
更新日:2022/09/14 Wed 02:37:50
所要時間:約 7 分で読めます




フロントウイングより発売された18禁アダルトゲームグリザイアの果実』及び続編『グリザイアの迷宮』の登場人物の一人。
名前の読みは「いりす きよか」。


原画担当:フミオ
CV:唯香

グリザイアの果実におけるヒロインの一人、入巣蒔菜の実母。作中では蒔菜ルートでのみ、その姿を見る事が出来る。
入巣家傘下の企業の一つ、アイリス・グローバルの社長を勤める女性で、
女系一族である入巣家において母(蒔菜の祖母)の入巣初音と共に、入巣家全体の最高意志決定権を持つ。
“入巣家”という巨大なモンスターの“頭”と言える人物。

蒔菜以外にも沙里菜という娘(蒔菜の妹にあたる)がいるが、所謂種違いの姉妹であり、蒔菜とは父親が違う。
なお、本家筋は蒔菜で沙里菜は分家筋にあたる……が、ある事情により本編時点での次期当主は沙里菜ということになっている。
この辺りは蒔菜の項目を参照。



□外見

登場作品がエロゲーである以上、「作中の登場人物は全員18歳以上ルール」によりたとえどんなにロリかろうが蒔菜は18以上になる。
そこから概算すると年齢は優に30を超えていると考えられるが、それを感じさせないほど若々しい…………というか寧ろロリロリしい。
身長やスリーサイズなどの明確な身体的スペックは不明。立ち絵から察せられる身長は少なくとも榊由美子以下、恐らくは小嶺幸松嶋みちる程度か。
茶色のくせっ毛にくすんだ赤の瞳と、全体的に蒔菜に非常によく似た外見である(遺伝子的には蒔菜が似ていると言うべきか)。

続編にあたる『グリザイアの迷宮』のとあるシナリオでは、
普段結っている髪を解いた自分の姿を鏡で見た蒔菜が、それが自分だと認識する前に思わず「誰だオマエ!」と威嚇しており、
その後、髪を解いた自分の容姿が清夏そっくりであることを認識して「成長してもお母さん程度の体型にしかなれないんじゃね?」と嘆いている。



□特徴、性格

天真爛漫で自由奔放な蒔菜とは似ても似つかない、人を食ったような性格。
他人を「自分の利になるか」or「ならないか」の二元論でしか大別出来ず、後者と決め付けた人間に対しては徹底して冷たくあたる。
良くいえば大人、悪くいえば利己的。
風見雄二曰く「話すだけムダな人種」で尚且つ「自分の父親によく似ている」嫌いなタイプとのこと。
ちなみに蒔菜が抱く印象は「子供がそのまま大人になったような人」。ある種、無邪気にも似た冷酷な態度がそう思わせるのだろう。

ただ、秘書の沢田寧子に対してはある程度の信頼を置いている模様(本当にある程度だが)。



□作中の活躍

前述の通り蒔菜ルートに登場。存在だけは最初の頃から知られているが、本格的な登場は中盤以降。

○蒔菜ルート

日本国内の入巣家の事業を取り仕切る女傑?として登場。
蒔菜の種違いの妹、沙里菜が入巣本家の手の者による爆発事故で重傷を負ったことを発端に、蒔菜も分家からの報復攻撃が懸念される状況に陥ってしまう。
それを危惧した雄二がアイリス・グローバル社を訪ねてきたため、これに面会した(ここが初登場)。
……が、「入巣家全体に対し、蒔菜への手出しを止めさせて欲しい」との雄二の訴えに対し、蒔菜の存在を重要視していないこともあってその要求を突っぱねた。
その結果、蒔菜を取り巻く状況は悪化し続け、やがて蒔菜は雄二に連れられて美浜学園を出奔・逃亡する羽目になる。

これ以降は蒔菜を付け狙うCIRSvs蒔菜を守る雄二の雄二無双となるため、暫く出てこない。


次に登場するのは作中終盤。雄二と蒔菜の逃避行が失敗し、病院に蒔菜を預けて雄二が失踪した後。
CIRSの隊員に撃たれ、昏睡状態に陥った蒔菜の病室へと訪れる。
次代の入巣を担う当主候補の蒔菜と沙里奈の両方を失うわけには行かず(逆に言えば、どちらかが生き残ればそれで良しと考えていた)、
蒔菜の内臓を沙里奈へと移植――蒔菜を犠牲に沙里奈を生かす事を思い付き、昏睡状態の蒔菜に対しその旨を告げる。
なお、この時の蒔菜は言葉こそ発せないものの周囲の会話が理解できる状態だった。
それを知りつつ平然と「死ね」と言ってのける態度により、清夏に同行して蒔菜の病室を訪れていたJBを苛つかせている。


そして蒔菜ルート終盤。
安全の確保と沙里菜の移植手術のため、海外への渡航を明日に控えた晩、蒔菜から全てを聞いた雄二とアイリス・グローバル社長室で二度目の対峙を果たす。
※当然社長室にも監視カメラは存在するが、この時は夜食としておかきを摘んでいたためか清夏側で切られていた。

蒔菜を守るため、清夏へと襲い掛かる雄二であったが……。

○蒔菜BADエンド

清夏は殺害され、直後に駆け付けたCIRS隊員により致命傷を負わされた雄二もまた、蒔菜の元へと辿り着いた後に死亡する。

○蒔菜TRUEエンド

雄二が土壇場で「蒔菜の母親を殺す」ことに踏み切れなかったため暗殺は未遂に終わり、清夏は生存。雄二も右腕を失いながらも生き残る。
目覚めた蒔菜からアイリス・グローバルの裏帳簿の情報がCIRSに漏れたことで、身の安全を保障する材料を得た蒔菜は入巣家から解放された。


以下、『グリザイアの迷宮』におけるネタバレ注意














あぁ! 若い男の子って強引! でも嫌いじゃない……!!


蒔菜アフターシナリオとifシナリオ群デイブ教授の抜きまくりch内の「もう一つの冴えたやり方」に登場し、その両方でヘタレ、ネタキャラ化する。


蒔菜アフターシナリオ

前半に少しだけ登場。前作のTRUEエンドにてアメリカに渡っていた雄二・蒔菜の1年ぶりの帰国を知るも、さしたる興味も示さず放置していた。
清夏は自分を、雄二らを「見逃してあげた」立場と認識しており、いまさら向こうから何かしてくるとは思ってもみなかったためである。
まして、蒔菜が次代の『9029』を担うスナイパーに成長していたことなど知るはずもなかった。

そんな清夏が安穏と過ごしている社長室に、突如、“帰国の挨拶”と称した蒔菜の銃弾が長距離から撃ち込まれた。
手に持っていたマグカップが吹き飛んだことに一瞬の間をおいて驚愕し、狙撃されたことに気づいた清夏は電話機に手を伸ばしたが、
直後にその電話機もピンポイントで破壊されてしまい、心底『9029』の恐怖を感じた彼女は逃げるように海外へと発った。
狙撃した蒔菜の見立てでは、清夏は今後二度と窓際に座れなくなるだろうとのこと。

なお、秘書の沢田は前作で雄二に怖い目に遭わされていたこともあり、社長室狙撃の最中に清夏を見捨てて逃げ出している。そのまま職を辞したっぽい。


デイブ教授の抜きまくりch「もう一つの冴えたやり方」

社長室における雄二との一度目の邂逅時のifシナリオ。
蒔菜を救うための交渉にやってきた雄二に「ボールペン一本あればアンタを殺せる」と脅しを掛けられた清夏は沢田を呼ぶが、
この時点で既に沢田は雄二の奴隷(性的な意味で)にされてしまっていた。
信頼していた秘書に裏切られた清夏は拘束された上で雄二にレイプされ、言葉責めや強制絶頂等で心を折られて屈服。
二度と蒔菜や雄二に手を出さないことを誓わされると共に、雄二の奴隷(性的な意味で)にさせられてしまった。

なお、本シナリオでは
  • 清夏には自身より優秀な姉がいた
  • 清夏が現在の地位に就けたのは、姉を策略によって自殺にまで追い込んだから
という彼女がひた隠しにしていた事実が雄二の調べで明らかにされ、レイプ時の言葉責めに用いられている。
現在に至るまで、姉への劣等感は彼女のコンプレックスになっているようだ。



グリザイアの楽園
海外に亡命したため、本編には登場しない。
が、迷宮での出来事のせいでスキャンダルに敏感になっている点をタナトスと由美子に目につけられ、彼女の名前で狙撃ポイント用のホテルを勝手に予約されている。
実際に使うのはもちろん蒔菜であり、外見がよく似ていることもあり完璧に清夏に成り済まされてしまっている。

後々の事後処理やら賠償金やらも押し付けられて一石二鳥と由美子が語っているように、完全に立場をいいように利用される存在と化している。




追記、修正頼みます。

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最終更新:2022年09月14日 02:37