紅葉みさき


本作の主人公。名字は「もみじ」ではなく「くれは」と読む。
控え目な成績で訓練校を卒業したにもかかわらず、何故かエリート部隊「セラフィム」の候補生に抜擢されてしまう。
セラフィム候補生となる前は、正規の士官学校生ではなく、下士官を養成する予備コースの実習生で、成績もあまり芳しい方ではなかった。
そのため、候補生の中ではダントツの落ちこぼれだが、自分の出来る事をしようと何事も前向きに取り組む。
うどんが大好物で、士官学校時代には、学校付近の讃岐うどん屋でアルバイトをしていた。
幼少時に母・アカリが病により他界、父・十三も軍の仕事で太陽系を離れたため、アカリの兄に育てられるが、3年後に十三は事故で殉職。
父の葬儀の後、学校卒業後に養父の元を離れる事を決意し、以後天涯孤独の身となる。
地球では不況の影響でなかなか職に就けず、安定した収入が得られる事を理由に、ウォッチャーズ・ネストへの配属を志望している。
志望理由には、十三がそこで働き、事故死していた事も少なからず関係している。
(CV:かかずゆみ)

プロフィール

年齢:18歳
出身:日本
身長:162㎝
スリーサイズ:B93/W54/H84
特技:うどん調理
弱点:低血圧症
階級:候補生

性格・人物像

明るく前向きで、良くも悪くもお気楽な性格の持ち主。失敗を気にはするものの落ち込む事はない。
候補生の重圧に苦しんでいる様子もないため、キリからは密かにその事を羨ましがられている。
反面、内に籠りやすく、精神的にショックを受けると酷く落ち込み、逃避に走ってしまう傾向があり、アニメではその傾向が顕著に表れている。
幼い頃から、軍務により已む無く一人旅立った父を健気に待ち続けた一方で、深層意識では「父に置き去りにされた」という悲しみを抱いており、それが彼女の心に影を落とす要因となっている。

小説では、いつも笑顔を絶やさず、悲哀や苦悩を表に出そうとしない人物として描かれているが、裏を返せば強がりなところがあり、ライアーにも暗に宥められている。
時間の改変についてはアニメとは対照的に、否定的な考えを持っており、「辛い事があってもそれを受け入れるべき」だと考えている。

+ ...

ダイバージェンス・イヴにおける立ち位置

候補生内では成績は最も低かったものの、無意識のうちに優れた確率予測能力を発揮する事があった。
グール・スペキュラーにも最初に遭遇しており、口外無用を命じるライアーの様子を不安を感じていた。

みさきクロニクル~ダイバージェンス・イヴ~における立ち位置

グールと一体化した事で、幼女の姿とグール・スペキュラー(変容体)とに分裂。
悲しみを止めたいという思いから過去の時空に介入し、時間改変を試みようとしていた。
しかし、その思いも結局は無意味であると悟り、ライアー達の尽力によって量子コアから救出された。

小説版

十三が太陽系を離れた後は、アカリの兄ではなく、軍の専門の養育官に育てられた。
最終更新:2009年04月17日 23:21
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