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亡き王女のためのパヴァーヌ

詳細情報

イラストレーター
東山雄勢
解説

秋の森の王女は恋をした。
生まれながら死体のようだった王子に恋をした。

森の仲間たちが王子の出現にはしゃぐなか、
ただひとり、遠くから見つめていた。

王子が立ち上がり、その心を垣間見た後も、
王女の心は変わらなかった。

捨てられた妖精たちの吹きだまり。
妖精國の底辺だと笑いながら、王子は決して、
住む家を秋の森から変えなかった。

良いことをした後は丹念に森の川で手を洗っていた。
悪いことをした後は汚れた翅のまま落ち葉に倒れた。

王子はブリテンのすべてを嫌っていた。
妖精たちも、秋の森の仲間たちも嫌っていた。
けれど、

「神様じゃないんだ。
 放っておいても消える連中までは、手に負えないさ」

王子が本当に嫌っているものを知って、
王女は、
最後まで王子のために羽ばたくことを胸に秘めた。

それが唯一、冷え切った手足を温める火だと信じて。

   ◆

これは語られなかった断章。
大嘘つきが隠し通した、誇り高い、ある王女の物語。

入手方法

  • オベロンの絆レベル10達成報酬
    • 要169.5万ポイント

性能


コメント

  • さてはこの礼装強いな?俺は詳しいんだ - 名無しさん (2021-08-16 16:59:16)
  • ストーリーでのブランカの最後、オベロン最終再臨セリフ、この礼装の説明、泣いた。 - 名無しさん (2021-12-01 16:34:47)

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最終更新:2021年08月12日 21:35