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SIMPLE1500シリーズ Vol.53 THE ヘリコプター - (2013/01/27 (日) 02:13:43) の1つ前との変更点

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本稿ではプレイステーションソフト『THE ヘリコプター』とその同系統ソフト『THE 潜水艦』『THEヘリコプター(PS2版)』の紹介をしています。 ~ |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''| ---- #contents ---- *SIMPLE1500シリーズ Vol.53 THE ヘリコプター 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ53 ざ へりこぷたー】 |ジャンル|ラジコンヘリシミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2000年12月14日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |ポイント|ラジコンヘリとは何でも屋なのだろうか?|~| **概要 D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE 1500』の1作で、才能発掘支援番組『D'sGarage21』の公募企画から生まれたゲームソフト。~ ラジコンのヘリコプターを操作し町の人達からの依頼を解決する。 開発は後に同シリーズにおいて『THE 推理』を手掛ける事になるトムキャットシステム((本作がSIMPLEシリーズの初作品である。))。 **特徴 コントローラーの2本のアナログスティックを、ラジコンのプロポに見立てて操作する3Dアクションゲーム。 -複数のミッションが用意されており、1つずつ順番にクリアして行く事になる。クリア済みのミッションに再トライする事も可能。 --自機であるラジコンヘリにはバッテリー(稼働時間)とライフが設定されており、どちらかが尽きるとミッション失敗となる。ライフは障害物や天井にぶつかると1ずつ減少する。 --クリアするとミッションに応じた礼金が貰えるが、消費したバッテリーやライフに応じて修理費が差し引かれる。 ---最初に所有しているのはバッテリー3分・ライフ3ポイントのヘリ1台のみだが、模型屋でバッテリーとライフを底上げしたり、更に高性能なヘリ2台を購入したりできる。 --殆どのミッションでは、常にヘリの真後ろから見た1.5人称視点と、所謂「神の視点」から見た3人称視点を切り替えてプレイする事ができる。しかし一部のミッションでは後者の視点で固定される。 ---全ミッションをクリアすると、視点を固定する((自機が常に画面中央には表示されなくなる。))機能が追加される。操作が難しくなるので、ハードモード感覚で遊び直す事もできる。 -最初にプレイするミッションは自室が舞台で、自機を特定の地点に着陸させるというもの。チュートリアルを兼ねており、例外的にバッテリーもライフも消費しない。 --それ以降のミッションは、~ ・自機を目標物に接近させる。~ ・クレーンを装備した自機で目標物を掴み、特定の場所へ運ぶ。~ ・水鉄砲を装備した自機で目標物を狙い撃つ。~ ・カメラを装備した自機で目標物を撮影する((写真を撮る度にバッテリーが減少する。))。~ …といったところ。目標物の数や初期位置は違うが、概ね上記のどれかに該当する。 --''「草刈り機を装備したヘリで庭の雑草を刈れ」「理科室の机の上のガラスの破片をヘリで吹き飛ばせ」''といった危ないものから、「線路の上に散らばった書類を拾い集めろ」という''駅員に頼めよと言いたくなるもの''など、わざわざラジコンヘリを使わず人の手でやった方が速そうな無理矢理なシチュエーションのミッションばかりであるが、別にバカゲーというわけではない。 **問題点 -メーカーロゴがスキップできない。 -リプレイ機能が付いているが、前回のプレイの開始から1分30秒が自動的に録画されるだけで、任意の時間を録画する事ができず、使い道に乏しい。 -後から購入できるヘリ2機は、基本性能に関しては初期のヘリより上だが、値段も非常に高い。 --ミッションを再プレイしない限り、入手できる金額では新規に買うより初期のヘリを集中強化した方が遥かに効率が良い。そして''新規に買える頃にはゲームをプレイし終えている''事だろう…。 -店では、現在使用しているヘリの性能しか強化できない。ヘリを複数所有している場合、別のヘリを強化したければ1度店を出て使用機を変更して入り直さねばならず、煩わしい。 -時間もライフも気にせず自由にヘリを飛ばせる面は、自室を除けば最後にプレイできる2ミッションしかない。 *SIMPLE1500シリーズ Vol.82 THE 潜水艦 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ82 ざ せんすいかん】 |ジャンル|ラジコン潜水艦シミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2002年2月28日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |ポイント|ぶっちゃけ改悪である|~| **概要・特徴 そっくりそのまま『THE ヘリコプターの潜水艦版』。操作方法やゲームの流れもほぼ同じだが、以下の様な変更点がある。 -バッテリーとライフに加えて、自機の強化項目に「パワー(実際にはスピード)」が登場した。 -バッテリーはいくら消費しても金を取られなくなった。 -水中が舞台であるためか、前作ほど慣性は働かなくなった。 **問題点 -前作同様メーカーロゴはスキップできず、リプレイ機能やパーツ購入時の問題点も相変わらず。 -「時間もライフも気にせずプレイできるミッション」が皆無となった。 -追加された「パワー」の概念だが、本作ではバッテリーを強化して稼働時間を延ばせば十分クリアできるので、死に数値と化している。 --それどころかパワーを強化すると稼働時間が短くなる。改造は不可逆なので、下手にパワーを上げると無駄に稼働時間を縮めてしまう。 -前作同様クレーンで目標物を運ぶミッションが有るが、本作では自機の後部にクレーンが装備される為、目的地まで運んだと思いきやその寸前の場所に置いてしまうという事態が起こり易い。 -前作では10種類以上あったミッションが、本作では8種類に減少している。その代わり、クリアすると「上級者モード」となって2周目が始まるのだが…。 --この2周目では、全てのミッションが3人称視点で固定されてしまう。1.5人称と違って距離感の把握が難しく、非常に難易度は高い。 ---自機の性能を上げればどうにかなるという類のものではない。しかも目標物の数も遥かに増えている。 ---3人称視点で固定されるミッションは、前作では特定のものだけであり、本作の1周目でも最後のミッションだけだったのだが。 --更に、また8つのミッションを順番に攻略して行かなければならない。''余計なお世話である''。 --1度上級者モードになってしまうと通常モードには戻れない(視点の切り替え機能が使えなくなる)上、説明書にも1周目クリア時にも警告などは皆無。1枚のメモリーカードに3個所までセーブできるので、1周目クリア時にセーブデータをコピーしておく必要がある。 **その後の展開 -後に同じSIMPLE1500シリーズにおいて、システム的に共通点の多い『[[THE 宇宙飛行士>SIMPLE1500シリーズ Vol.100 THE 宇宙飛行士]]』が発売されたが、開発元は異なっている。 -前作とは違い、本作にはPS2版は存在しない。 *SIMPLE2000シリーズ Vol.35 THE ヘリコプター 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ35 ざ へりこぷたー】 |ジャンル|ラジコンヘリシミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2003年9月25日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |ポイント|女性キャラ増量しました|~| **概要・特徴 PS版『THEヘリコプター』の発展型。『THE 潜水艦』からの要素も取り入れられている。-PS版からの主な変更点は以下の通り。 --バッテリー・ライフの他、エンジン((『THE 潜水艦』の「パワー」に当たる。))・ジャイロ((強化する程慣性が効きにくくなる。))が強化項目となった。各項目とも8段階まで強化できる。 ---強化は不可逆ではなく、任意の段階のパーツに交換する方式になった。エンジン以外のパーツは、高性能のものほど装備する程スピードが下がるが、これにより前作と違って取り返しが付かないという事はなくなった。 --自機に張り付けられる「デカール」も購入可能になった。性能には無関係なので、好みのものを付ける事ができる。''発売元であるD3のメーカーロゴと同じデカール''も存在する。 --水鉄砲で標的を撃つミッションでは、一定数発砲すると撃てなくなる時間が発生する様になった。 ---また標的が反撃してくるミッションも登場した。 --写真を撮るミッションでは、写真を撮ってもバッテリーを消費しなくなった代わりに、フィルム枚数が設定された。 --各ミッションの最短クリア時間が記録される「成績」コマンドが追加された。また次のミッションの発生場所も表示される。 **問題点 -PS2になってもメーカーロゴはスキップできず、リプレイ機能やパーツ購入時の仕様も変化無し。この辺りは結局改善される事は無かった。 -各ステージの奥行きが広がった分、3人称視点固定のミッションでは奥の方に自機を飛ばすと向いている方向が判別しにくくなってしまう為、結果的に難易度が跳ね上がっている。 --またそれらのミッションでは目標物がやたらと小さく表示されており、拡大もできない為画面に目を近づけて見る必要があったりもする。 -前2作ではマップ画面から移動先を直接選ぶ事でミッション画面に移行していたが、本作では移動画面も3D化されており((自宅内、商店街、学校の3カ所。))、目的地まで直接移動する事になった。その為ミッションに入る度にいちいち自機を飛ばさなければならず、煩わしくなった。 --しかも自宅では狭い廊下を通らなければならない。移動画面では自機は壁に当たると大きく跳ね返る為、''下手に壁にぶつかると延々前後にバウンドし続け、脱出できなくなる''((幸いセーブ画面を開けば着陸した状態で再開できる。))。 --商店街は入り組んでいる上に、塀などの上空にも「見えない壁」が存在する為、ショートカットが効かない。自宅や学校では窓から飛び込む事でショートカットできる場所も有るのだが。 --その代わりというか、移動画面ではバッテリーもライフも消費しないので、『THE 潜水艦』と違って好きな様に操作できる場所があるという事でもある。校庭以外は狭い場所ばかりだが。 -''カラスに盗まれたビキニのブラジャーを拾い集める''という冗談の様なミッションがある。''依頼者は手ブラの女性で、立ち絵も用意されている''…のだが、ミッション画面では''ただのマネキンの様なグラフィック''で登場する。こちらの画面には出さなくても良かったのでは? -''最後のミッションはクリア不可能である''。1本道の洞窟を進み続けるというものだが、ゴールは無い。 --自機の性能は装備に関係なく初期状態のものに固定される。途中に存在するアイテムを取れば稼働時間かライフが回復するが、どちらがいくら回復するかは取らないとわからない上、敵キャラと間違い易い。 --要するに「どれだけ長い間飛んでいられるか」というサバイバルモードの様なミッションなのだが、そういった説明が皆無な上に、いかにも「クリアできるものならやってみろ」的なメッセージが出る。 --いくら飛ぼうと金は貰えず、失敗する以外に脱出方法は無い為修理代だけ取られる。もっともこの頃になると、修理代などはした金になっているだろうが…。 **その後の展開 -『[[THE シューティング ~ダブル紫炎龍~>SIMPLE2000シリーズ Vol.37 THE シューティング ~ダブル紫炎龍~]]』とのカップリングで、『SIMPLE2000シリーズ2in1』として再版された。 --この『2in1』シリーズは謎の組み合わせになる事が多いのだが、本作にはシューティング風のミッションも存在する為、一応無関係というわけではない。
本稿ではプレイステーションソフト『THE ヘリコプター』とその同系統ソフト『THE 潜水艦』『THEヘリコプター(PS2版)』の紹介をしています。 ~ |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>SIMPLEシリーズ]]''| ---- #contents ---- *SIMPLE1500シリーズ Vol.53 THE ヘリコプター 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ53 ざ へりこぷたー】 |ジャンル|ラジコンヘリシミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2000年12月14日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |ポイント|ラジコンヘリとは何でも屋なのだろうか?|~| **概要 D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE 1500』の1作で、才能発掘支援番組『D'sGarage21』の公募企画から生まれたゲームソフト。~ ラジコンのヘリコプターを操作し町の人達からの依頼を解決する。 開発は後に同シリーズにおいて『THE 推理』を手掛ける事になるトムキャットシステム((本作がSIMPLEシリーズの初作品である。))。 **特徴 コントローラーの2本のアナログスティックを、ラジコンのプロポに見立てて操作する3Dアクションゲーム。 -複数のミッションが用意されており、1つずつ順番にクリアして行く事になる。クリア済みのミッションに再トライする事も可能。 --自機であるラジコンヘリにはバッテリー(稼働時間)とライフが設定されており、どちらかが尽きるとミッション失敗となる。ライフは障害物や天井にぶつかると1ずつ減少する。 --クリアするとミッションに応じた礼金が貰えるが、消費したバッテリーやライフに応じて修理費が差し引かれる。 ---最初に所有しているのはバッテリー3分・ライフ3ポイントのヘリ1台のみだが、模型屋でバッテリーとライフを底上げしたり、更に高性能なヘリ2台を購入したりできる。 --殆どのミッションでは、常にヘリの真後ろから見た1.5人称視点と、所謂「神の視点」から見た3人称視点を切り替えてプレイする事ができる。しかし一部のミッションでは後者の視点で固定される。 ---全ミッションをクリアすると、視点を固定する((自機が常に画面中央には表示されなくなる。))機能が追加される。操作が難しくなるので、ハードモード感覚で遊び直す事もできる。 -最初にプレイするミッションは自室が舞台で、自機を特定の地点に着陸させるというもの。チュートリアルを兼ねており、例外的にバッテリーもライフも消費しない。 --それ以降のミッションは、~ ・自機を目標物に接近させる。~ ・クレーンを装備した自機で目標物を掴み、特定の場所へ運ぶ。~ ・水鉄砲を装備した自機で目標物を狙い撃つ。~ ・カメラを装備した自機で目標物を撮影する((写真を撮る度にバッテリーが減少する。))。~ …といったところ。目標物の数や初期位置は違うが、概ね上記のどれかに該当する。 --''「草刈り機を装備したヘリで庭の雑草を刈れ」「理科室の机の上のガラスの破片をヘリで吹き飛ばせ」''といった危ないものから、「線路の上に散らばった書類を拾い集めろ」という''駅員に頼めよと言いたくなるもの''など、わざわざラジコンヘリを使わず人の手でやった方が速そうな無理矢理なシチュエーションのミッションばかりであるが、別にバカゲーというわけではない。 **問題点 -メーカーロゴがスキップできない。 -リプレイ機能が付いているが、前回のプレイの開始から1分30秒が自動的に録画されるだけで、任意の時間を録画する事ができず、使い道に乏しい。 -後から購入できるヘリ2機は、基本性能に関しては初期のヘリより上だが、値段も非常に高い。 --ミッションを再プレイしない限り、入手できる金額では新規に買うより初期のヘリを集中強化した方が遥かに効率が良い。そして''新規に買える頃にはゲームをプレイし終えている''事だろう…。 -店では、現在使用しているヘリの性能しか強化できない。ヘリを複数所有している場合、別のヘリを強化したければ1度店を出て使用機を変更して入り直さねばならず、煩わしい。 -時間もライフも気にせず自由にヘリを飛ばせる面は、自室を除けば最後にプレイできる2ミッションしかない。 *SIMPLE1500シリーズ Vol.82 THE 潜水艦 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ82 ざ せんすいかん】 |ジャンル|ラジコン潜水艦シミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2002年2月28日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |ポイント|ぶっちゃけ改悪である|~| **概要・特徴 そっくりそのまま『THE ヘリコプターの潜水艦版』。操作方法やゲームの流れもほぼ同じだが、以下の様な変更点がある。 -バッテリーとライフに加えて、自機の強化項目に「パワー(実際にはスピード)」が登場した。 -バッテリーはいくら消費しても金を取られなくなった。 -水中が舞台であるためか、前作ほど慣性は働かなくなった。 **問題点 -前作同様メーカーロゴはスキップできず、リプレイ機能やパーツ購入時の問題点も相変わらず。 -「時間もライフも気にせずプレイできるミッション」が皆無となった。 -追加された「パワー」の概念だが、本作ではバッテリーを強化して稼働時間を延ばせば十分クリアできるので、死に数値と化している。 --それどころかパワーを強化すると稼働時間が短くなる。改造は不可逆なので、下手にパワーを上げると無駄に稼働時間を縮めてしまう。 -前作同様クレーンで目標物を運ぶミッションが有るが、本作では自機の後部にクレーンが装備される為、目的地まで運んだと思いきやその寸前の場所に置いてしまうという事態が起こり易い。 -前作では10種類以上あったミッションが、本作では8種類に減少している。その代わり、クリアすると「上級者モード」となって2周目が始まるのだが…。 --この2周目では、全てのミッションが3人称視点で固定されてしまう。1.5人称と違って距離感の把握が難しく、非常に難易度は高い。 ---自機の性能を上げればどうにかなるという類のものではない。しかも目標物の数も遥かに増えている。 ---3人称視点で固定されるミッションは、前作では特定のものだけであり、本作の1周目でも最後のミッションだけだったのだが。 --更に、また8つのミッションを順番に攻略して行かなければならない。''余計なお世話である''。 --1度上級者モードになってしまうと通常モードには戻れない(視点の切り替え機能が使えなくなる)上、説明書にも1周目クリア時にも警告などは皆無。1枚のメモリーカードに3個所までセーブできるので、1周目クリア時にセーブデータをコピーしておく必要がある。 **その後の展開 -後に同じSIMPLE1500シリーズにおいて、システム的に共通点の多い『[[THE 宇宙飛行士>SIMPLE1500シリーズ Vol.100 THE 宇宙飛行士]]』が発売されたが、開発元は異なっている。 -前作とは違い、本作にはPS2版は存在しない。 *SIMPLE2000シリーズ Vol.35 THE ヘリコプター 【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ35 ざ へりこぷたー】 |ジャンル|ラジコンヘリシミュレーター|~| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|トムキャットシステム|~| |発売日|2003年9月25日|~| |定価|2,000円(税別)|~| |ポイント|女性キャラ増量しました|~| **概要・特徴 PS版『THEヘリコプター』の発展型。『THE 潜水艦』からの要素も取り入れられている。 -PS版からの主な変更点は以下の通り。 --バッテリー・ライフの他、エンジン((『THE 潜水艦』の「パワー」に当たる。))・ジャイロ((強化する程慣性が効きにくくなる。))が強化項目となった。各項目とも8段階まで強化できる。 ---強化は不可逆ではなく、任意の段階のパーツに交換する方式になった。エンジン以外のパーツは、高性能のものほど装備する程スピードが下がるが、これにより前作と違って取り返しが付かないという事はなくなった。 --自機に張り付けられる「デカール」も購入可能になった。性能には無関係なので、好みのものを付ける事ができる。''発売元であるD3のメーカーロゴと同じデカール''も存在する。 --水鉄砲で標的を撃つミッションでは、一定数発砲すると撃てなくなる時間が発生する様になった。 ---また標的が反撃してくるミッションも登場した。 --写真を撮るミッションでは、写真を撮ってもバッテリーを消費しなくなった代わりに、フィルム枚数が設定された。 --各ミッションの最短クリア時間が記録される「成績」コマンドが追加された。また次のミッションの発生場所も表示される。 **問題点 -PS2になってもメーカーロゴはスキップできず、リプレイ機能やパーツ購入時の仕様も変化無し。この辺りは結局改善される事は無かった。 -各ステージの奥行きが広がった分、3人称視点固定のミッションでは奥の方に自機を飛ばすと向いている方向が判別しにくくなってしまう為、結果的に難易度が跳ね上がっている。 --またそれらのミッションでは目標物がやたらと小さく表示されており、拡大もできない為画面に目を近づけて見る必要があったりもする。 -前2作ではマップ画面から移動先を直接選ぶ事でミッション画面に移行していたが、本作では移動画面も3D化されており((自宅内、商店街、学校の3カ所。))、目的地まで直接移動する事になった。その為ミッションに入る度にいちいち自機を飛ばさなければならず、煩わしくなった。 --しかも自宅では狭い廊下を通らなければならない。移動画面では自機は壁に当たると大きく跳ね返る為、''下手に壁にぶつかると延々前後にバウンドし続け、脱出できなくなる''((幸いセーブ画面を開けば着陸した状態で再開できる。))。 --商店街は入り組んでいる上に、塀などの上空にも「見えない壁」が存在する為、ショートカットが効かない。自宅や学校では窓から飛び込む事でショートカットできる場所も有るのだが。 --その代わりというか、移動画面ではバッテリーもライフも消費しないので、『THE 潜水艦』と違って好きな様に操作できる場所があるという事でもある。校庭以外は狭い場所ばかりだが。 -''カラスに盗まれたビキニのブラジャーを拾い集める''という冗談の様なミッションがある。''依頼者は手ブラの女性で、立ち絵も用意されている''…のだが、ミッション画面では''ただのマネキンの様なグラフィック''で登場する。こちらの画面には出さなくても良かったのでは? -''最後のミッションはクリア不可能である''。1本道の洞窟を進み続けるというものだが、ゴールは無い。 --自機の性能は装備に関係なく初期状態のものに固定される。途中に存在するアイテムを取れば稼働時間かライフが回復するが、どちらがいくら回復するかは取らないとわからない上、敵キャラと間違い易い。 --要するに「どれだけ長い間飛んでいられるか」というサバイバルモードの様なミッションなのだが、そういった説明が皆無な上に、いかにも「クリアできるものならやってみろ」的なメッセージが出る。 --いくら飛ぼうと金は貰えず、失敗する以外に脱出方法は無い為修理代だけ取られる。もっともこの頃になると、修理代などはした金になっているだろうが…。 **その後の展開 -『[[THE シューティング ~ダブル紫炎龍~>SIMPLE2000シリーズ Vol.37 THE シューティング ~ダブル紫炎龍~]]』とのカップリングで、『SIMPLE2000シリーズ2in1』として再版された。 --この『2in1』シリーズは謎の組み合わせになる事が多いのだが、本作にはシューティング風のミッションも存在する為、一応無関係というわけではない。

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