ブラストドーザー
【ぶらすとどーざー】
ジャンル
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アクション
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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ニンテンドウ64
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メディア
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64MbitROMカートリッジ
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発売元
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任天堂
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開発元
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レア
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発売日
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1997年3月21日
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定価
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6,800円(税別)
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セーブデータ
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カセット:1個、コントローラパック:4個
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周辺機器
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コントローラパック対応
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判定
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良作
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概要
基本的には、車やロボットなどの重機を用いて建物をブッ壊しまくるアクションゲームである。
CMでも建物を壊す爽快感が強調されていたが、最後までそんなもんだと思っていたプレイヤーは後半で裏切られることに…
あらすじ
少しでも衝撃を与えると大爆発を起こす危険な化学物質「FK540」を積んだ無人トレーラーが制御不能に陥った!
直進し続けるトレーラーの進路を確保するために、建造物破壊の専門チーム「ブラストドーザー」が立ち上がった!
使えるマシン
破壊作業に用いるマシンは車両5台+ロボ3体=8台、タイムアタック用のボーナス車両4台が存在する。ボーナス車両は通常のコースに放置されている物に乗り込めば入手できる。
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マシン一覧
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ラムドーザー
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ブルドーザー。正面からぶつかるだけで建物を破壊できる、シンプルで扱いやすいマシン。爆弾の運搬も得意。
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スカイフォール
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バギー。ターボによる加速を用いてジャンプし、高所から落下しての破壊が得意。
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バックラッシュ
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ダンプカー。車体の後部が強化されており、後輪を滑らせて側面及び後部側を建物にぶつけて破壊する。もっとも操作に技術が必要だが、操作によってはラムドーザーより連続で建物を破壊できる。後半最も使用されるメカで、宇宙ステージでもほぼ毎回使用する。
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バリスタ
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装甲二輪。ミサイルを発射して攻撃する。ミサイルは有限だが、マップ上にアイテムとして存在しているものを回収して使用する。
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サイドスワイプ
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モータースクレイパー形メカ。左右に伸びるハンマーで左右の建造物を同時に破壊する。ハンマーの作動は有限で、マップ上のアイテムを回収する必要がある。使う機会は最も少ない。
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J-ボム
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ジェットエンジンを装備した飛行可能なロボット。一回転からの垂直降下で建物を踏みつけ破壊する。ロボットの中では最も扱いやすく、移動範囲も広い。ちなみに操作せずしばらく放っておくと、低空飛行しながら横に寝転がる。
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サイクロンスーツ
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小型のロボット。体操選手のように動き、サマーソルトアタックで建物を破壊する。移動速度が速く、縦に並んだ建物を連続で破壊できるが、小さな段差でも同じように破壊してしまう(遠くまで飛んでいってタイムロスになる)のが難点。
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サンダーフィスト
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大型ロボット。テストも終えないまま実戦投入されたという設定で、左腕がない。動作は鈍重だが回転アタックは速く、前転中建物に当たるとアッパーを繰り出し破壊する。大型のビルも破壊することができる。前転開始直後は破壊力がないため、開始位置が鍵。
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スポーツカー
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橙色のレーシングカー。ハンドリングはそこそこ。悪路に強い。
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ミニバン
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ワンボックス型バン。ハンドリング性能は最も良い。悪路は苦手。
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アメパト
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パトカー。ハンドリングも最高速度も良い方だが、加速が悪い。
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ホットロッド
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高性能スポーツカー。最高速度が最も速いが、ハンドリングが不安定。
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特徴
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概要やストーリーに記載した通り、暴走するトレーラーが建造物に接触しないよう、それらを破壊して進路を確保するのが第一の目的。
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もしトレーラーが建物にぶつかったりこちらのマシンで誤って接触してしまったが最後、
周囲を跡形もなく吹き飛ばすほどの大爆発を起こし、ミッション失敗となる
。
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それと並行して、民間人の回収や進路外の汚染された建物の破壊、中和装置(RDU)の起動などを行う必要があるが(詳細は後述)、これらは一度ミッションをクリアしてから行っても良い。
評価点
「
クリア前は誰でもプレイできるように、クリア後はガチプレイヤーのみが許される凶悪的な難易度
」が色濃く出まくったゲームバランス。
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序盤はそれこそ建物に真っ正面から突っ込んでいくだけ。爽快そのものである。
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しかし、後半になるとそうもいかなくなる。
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全マシン中、最も癖が強く操作の難しい「バックラッシュ」で破壊活動をしなければならないステージが多くなる。
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時折突進するだけで破壊できるラムドーザーを投入すればいいのではないかと思うような場面もあるが、わざわざバックラッシュを投入したり、意味もなく電車でスタートしたり、妙な所からスタートするあたりがまた、”破壊の美学”なのだろう。
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ステージには触れると起動する爆弾が置いてあることがあり、これを使わないと壊せない建物もある。爆弾はマシンで押して運ぶことになるのだが、うまく押さないと意図しない方向に滑って行ってしまうのでなかなか大変。
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爆弾以外にも青い円筒状のガスタンク等があり、破壊すると他の建物にも誘爆し、まとめて破壊できる(なぜかトレーラーには誘爆しない)。爆発する建物を探すのもコツのひとつ。
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しかし一筋縄では行かないのは、
このゲームの目的が「トレーラーの進路の確保」であって、必ずしも「建造物の破壊」のみで済むものではない
という点。
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線路を通らせるために電車の荷台で道を作ったり、川を通らせるために船を使ったりする。この要素は終盤になるほど多くなる。
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進路上に都合よく空いた穴をブロックで塞ぐシーンもある。ブロックはステージにあるものを運んで使うのだが、これが一見すると分かりづらい所にあったりする。
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以上のことから、このゲームは単なるアクションに留まらず、パズル的要素も含んだステージ設計がなされている。このゲームが名作と評される最大の理由である。
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ただし、後半の急激な難易度増加についていけず、脱落する人も少なくない(大体は「ダイヤモンド砂漠」や「オイスター港」辺り)。
充実したやり込み要素。
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本編であるトレーラーの進路を確保するステージの他に、様々な任務が課されるミニステージが多数用意されている。このミニステージはタイムアタック方式である。
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任務には、ステージ内の全ての建造物を破壊するものや、コースを4周するといったレースゲーム的なもの、ステージ中に存在するすべてのRDUを作動させるものなど、様々な種類が存在する。
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クリアタイムによって「銅」「銀」「金」の3段階で評価され、ひとまずは全ステージで金メダルを獲得するのが目標となる。
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レース系のミニステージでは初期状態では破壊用マシンのみ使用できるが、それでは良いタイムは取れない。ボーナス車両の発見が必須となる。
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どのステージも近評価を狙おうとすると時間制限が厳しく、特に「コルベイン山」では正攻法で行くとかなりギリギリになってしまう。
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本編のステージでも、トレーラーの進路を確保した後にまだ仕事がある。街はトレーラーから漏れ出したFK540に汚染されているため、ステージ内の建造物を残らず破壊し、中和装置「RDU」を作動させ(近づくだけで作動する)、更にこの世界のどこかにいる6人の化学者を見つけ出さなければならない。
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ただし、一部の建造物やRDUは非常に分かりづらい場所にあったりする。中には本編で使わないマシンを探し、離島まで飛んでいかなくてはならない場合も。完全クリアをするためには、それこそステージ中を隈無く探さなければならない。
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科学者に至ってはもはや隠し要素レベルの奥まったところに身を隠している。それでも全員見つけなければエンディングにはたどり着けない。
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一度エンディングを達成するとステージが追加されるのだが、その舞台はなんと宇宙。
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地球上でのミッションとは全く異なる物理挙動に面食らうが、それを楽しみながらミッションに挑むのも一興。最初は「月面」しか選べないが、地球でのミッションをすべて金評価でクリアすることで選べるミッションが増加する。
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さらに、追加された宇宙ステージをすべて金評価でクリアすると、今度はメインステージでのクリア時間を競う「
タイムアタックモード
」が開始。
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他のサブステージ同様クリアタイムで評価されるので、やはりこれらをすべて金評価でクリアするのが目標となる。
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それすらも全ステージ金評価でクリアすると…
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金メダルの更に上、
プラチナメダル
の取得を全ステージで目指す「
プラチナメダルチャレンジ
」がスタート。
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プラチナ評価の厳しさは金評価のそれを遥かにしのぎ、ここまで進めてきた腕前のプレイヤーでも一筋縄でいかないものばかり。これをオールクリアしてこそ、このゲームをマスターしたと言えるだろう。
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様々な面での優れた演出。
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建物を壊す時の爆発のエフェクトは爽快感抜群。
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ステージやマシンのグラフィックも64初期にしては完成度が高い。見た目はかなりリアル。
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『ゴールデンアイ 007』と同じ作曲者が手掛けた完成度の高いBGM。カントリー風の明るい曲から、緊迫感溢れるテクノサウンドまで、曲調も幅広い。
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このカントリー風の曲は最初の「シミアン村」で早速聞くことになるのだが、そこ以外にも「ダイヤモンド砂漠」などの高難度ステージでも流れる。序盤とは比較にならないほどの過酷なミッションで同じ曲が使われているのだから、そのインパクトは絶大である。
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特に評価が高いのはサンダーフィストのテーマと月面の音楽で、両者の共通点は全く違う場面で使われているにもかかわらず違和感がない。
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『スーパードンキーコングGB』のボス戦BGMアレンジが1曲紛れている。開発は同じレア社。
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後述の『Rare Replay』版では版権の関係から前述のカントリー調の曲に差し替えられている。
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コース周回ステージだと、1周するたび音楽が速くなる。
一部ステージのお遊び要素。
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サブステージの中にはコミカルな演出が含まれるものも。
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ビリヤード台
の上でラムドーザーが爆弾を運び、ポケットに突き刺さった6本のキューを破壊する「オリオンプラザ」や、小さな木箱をわざわざサンダーフィストで破壊する「シルバー広場」、
極めつけは迷路で巨大なブルドーザーから逃げながらRDUを作動させる、
絵面がどう見ても『パックマン』にしか見えない
「バブーン迷路」「ギボンズ迷路」など。
問題点
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一部マップで処理落ちが著しい。
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タイムアタックにも大きく影響するため、視点を切り替えて多数のオブジェクトが画面に入らないようにするなどの対策が必要。
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一部マップの使い回しが目立つ。
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特に最初のステージ「シミアン村」と全く同じマップ構成のものが幾つも存在する。
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「オイスター港」の後半のパズル要素がやや理不尽。初見では
ほぼ確実に詰んでしまう
ひっかけが複数仕掛けられている。
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サイクロンスーツやサイドスワイプなど、一部マシンがメインステージで殆ど活用されない。
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特に扱いが悪いのがサイドスワイプ。これが登場するステージは2つしかない上に、どちらのステージにもサイドスワイプよりずっと強力なマシンであるサンダーフィストが配備されている始末。なまじ練習ステージが用意されているだけあって、それが却って不遇に感じてしまう。
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操作がテクニカルなバックラッシュに関してはかなりの頻度で使うことになる。
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リプレイが全く役に立たない。
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メインステージはトレーラーの運転席視点、ミニステージは自車の正面から後ろ向きに見た視点という意味不明なものであり、開始から1分経つと終了してしまう。
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ウリである破壊要素のないレース系のミニステージの割合が多め。独特の癖のある視点と相まって人によっては面倒臭さを感じるかもしれない。
総評
数多くの洗練されたステージを個性的な操作のマシンで攻略し、更にはタイムアタックのシステムで自分の限界にも挑戦できる、非常に完成度の高いゲームである。
普通のゲームと同じく完全クリアを目指してプレイすると後半は本当に挫折しかねない凶悪さだが、マニア向けのゲームが好きなプレイヤーにとってこれ以上のゲームはないともいえる。
余談
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海外版の原題は『
Blast Corps
』。
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日本版の発売にあたり、タイトルだけではなく設定も大幅に改変されており、海外版の設定ではトレーラーの搭載物は危険な化学物質「FK540」ではなく
核ミサイル
、浄化するのはそのミサイルが発する
放射線
である。
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幅広い層に向けて発売するにあたり、核兵器という題材は似つかわしくないと判断した上での自主規制だろうと考えられる。日本の歴史を鑑みれば、そのままの設定では「不謹慎」の誹りを受けた可能性もあっただろう。
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なお、トレーラーとミッション失敗時の爆発の演出は海外版から特に変更されていない。
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また、タイトル変更の影響で、昇格デモのバッジのモデルや、バックラッシュの荷台部分の文字などが海外版では『BC(Blast Corps)』になっているのに対し、日本版では『BD(Blast Dozer)』に変えられているという細かい違いもあったりする。
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農村ステージの牛小屋を壊さない程度に攻撃すると、ウシが中から顔を出す。また、トイレやバスタブなどの小物も見られる。
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説明書も共通事項以外、ゲームの説明文には敬語は使われておらず、上司が部下に友好的に指示を出すような感じで書かれてある。しかも「AAAなどと適当な名前をつけずにかっこいい名前を入力せよ!」といった冗談まで書かれてある。
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説明書だけでなくガイドブックまでそういう口調である。
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本作の版権はレア社がマイクロソフトの傘下になった際に整理が行われ、レア社が所有することになった。その後、2015年にXboxOneにて発売されたオムニバスソフト『Rare Replay』に本作の海外版が収録されている。
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ハードウェアのスペックの違いにより、ゲームプレイ中の処理落ちがほぼ皆無となっている。そのため、タイムアタックではN64版よりも格段に良いタイムが出ることもしばしば。
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この処理速度の違いによる最大の問題として、海面やマグマのテクスチャが高速で点滅するようになってしまい、とても目に悪い。
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ゲーム進行に支障をきたすような致命的なバグはないのだが、遊べるバグがいくつか存在する。
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「エボニー海岸」の海岸にはマシンから降りる事が可能で、そこでJボムから降りて海へ飛び込むと…。
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トレーラー進路確保時はトレーラーが爆発し、ミッション失敗になる。
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トレーラー通過後クリーン化ミッション時には「No!」という声と共に、ミッション終了(コンボイに乗り込んだのと同じ)になる。
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壁を貫通するバグ多数。例を挙げるとキリが無い。
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同じく「エボニー海岸」スタート直後、ラムドーザーで列車と橋の隙間にバックで突っ込むと通過でき、たまに大ジャンプする。
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「クリスタル村」スタート時に最初に降りる斜面の途切れた部分で、マシンの半分を途切れた部分に乗り出させ、バックすると山に潜り込む事ができる。
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そのままコース外へ行く事も可能。ずっと外へ行くとトレーラー進路確保中はトレーラー爆発、クリーン化中はスタート地点へ強制送還される。
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コースを周回するステージだと、何も無いところをグルグル回っているだけなのに周回したことになるという、マリオカートもビックリなバグも多い。
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斜面と隣接した建物なら、斜面から体当たりすると人間でも破壊する事が可能。
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落下中はほとんどの建物を確実に壊せる状態なので、それが人間にも適用されているのだろう。
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最終更新:2024年04月28日 19:28