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*SuperLite1500シリーズ アンゴルモア99 【すーぱーらいとせんごひゃくしりーず あんごるもあきゅうじゅうきゅう】 |ジャンル|ボード|&image(アンゴルモア.jpg)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|サクセス|~| |発売日|1999年8月26日|~| |定価|1,500円(税抜)|~| |配信|ゲームアーカイブス/2010年9月8日/300円(税抜)|~| |分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|やたら退廃的な登場人物ども&br()ゲームそのものは単なるUNO|~| #contents() **概要 サクセスの廉価版シリーズ『SuperLite 1500シリーズ』の一作。~ タイトル通り1999年七の月に降りてくると言われていた、恐怖の大王の予言をベースにした''気がする''何か。~ というか発売日を見れば分かるとおり、''予言が外れたことが確定してから発売されている''。サクセスは何を考えていたのだろうか。 **ストーリー ある日地上に天使が舞い降りてきて、地上のあらゆる生物にこう言った。~ 「ち~す!地球の皆さん、天使でーす。~ え~と、みなさん知っていると思うんですが、もうすぐあの予言の時ですよね、で、やっぱやるそうなんですよ、そう、恐怖の大王さんたちが。~ 私も、何とか止めるよう説得したんですが、やっぱ彼ら頑固でして、まあ、やるときはやる!と、言って引かないんですわ。~ そこで、地球にもチャンスをやってくれと頼みまして、で、彼らとも付き合いは長いんで、一応、私の頼みを聞いてくれまして、~ そこで血を吸っているキミ、私の話聞いてます?ここ、大事なところだから、よく聞いてくださいね。~ で、カードゲームで決めようじゃないかって言ってきました。はい、カードゲームです。これ、彼らがいつも遊んでいるゲームなんですけどね。~ それで、地球の生物が彼らに勝ったら手を引くと言ってきました。そう、あなたがたが勝てば恐怖の大王は降りてこないです。~ ただ、彼らは、ものすごく強いんですよ。そこで地球のすべての生物での予選大会を行って、最終的に勝ち残った1人…~ …1匹でもいいんですが、彼ら恐怖の大王たちと勝負して、勝てば地球は助かるっちゅうことですわ。~ まあ、そういうわけです。で、場所は…~ ここ、東京湾ドゥームで行います!~ では、全地球生物のみなさん!あなたがたの力で、恐怖の大王たちを打ち負かしてやってください!~ 地球の全生物たちよ!集まれ!ここ東京湾ドゥームへ!」 **特徴・評価点 -…上記のような''ツッコミどころしかない''ストーリーで本作は始まる。突っ込むのもめんどくさいので、突っ込みたい人はご自由にどうぞ。 --ゲーム進行は全て天使が行うのだが、もちろん上のような宣言を行う天使がまともな訳もない。 ---見た目からしてやたらロック調の濃い顔立ちをしている。他のキャラクターが負ける度に酷い一言を放つのもお約束。 -他の登場人物もやたら退廃的で世紀末という世相をよく表している。 --第一回戦の相手からして「クジラやイルカはお友達と宣言する大学生」「団塊の世代代表、就職できなかったヒッピー」「自称世界の警察アメーリカ((断じてアメリカではない。))大統領」「通信教育空手を自慢するコスプレイヤー」と濃い面子が揃っている。 ---脱落した相手の代わりに次々と新しいメンバーが入ってくるのだが、中には猫やら[[チュパカブラ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%A9]]やら明らかに人じゃない連中も平然と混じっている。~ 地球生物代表を選ぶのだから猫はまだ納得できるにしても、そもそも宇宙生物説もあるチュパカブラは地球代表にふさわしいのか?という疑問も沸いてくる。 -ゲームそのものは基本的には単なる[[UNO>http://ja.wikipedia.org/wiki/UNO_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)]]である。 --UNOよりも若干ルールは派手になっており、相手の「地獄(ドロー4)」や「連撃(ドロー2)」を色さえ合っていれば「反転(リバース)」や「飛翔(スキップ)」で返せるなど攻防がより大がかりになっている。 --また基本全員上がるまで続けるUNOとは異なり、最初の1人が上がった段階でゲームが終わるのも特徴。 ---2位以下は手持ちのカードの数字(文字札は20点)を合計した点数がマイナスされ、一位は2位以下の点数全てをプラスされる。これを基本3試合行って勝者を決めるのである。 -テンポはなかなかいい。 --思考時間はあまり長くない上一試合も上記の通り1人上がるだけで終わるので、スピーディーに進む。 -BGMはクラシックの名曲をアレンジした物。 --予算削減のために著作権が関わらない楽曲を使用したのだろうが、雰囲気は悪くない。とはいえパッケージ裏で宣伝するようなものか?という疑問は沸くが…。 **問題点 -結局の所淡々とUNOをやっていくだけなので飽きは早い。 --対人戦があればまた違ったのだろうが、当然のごとく画面が一つしかない据え置き機で相手の手札が分かるとどうしようもないカードゲームなどできるはずもない。 -グラフィックレベルは非常に低い。冗談抜きでスーファミレベル。 -カードゲームなので、運が絡むとどれだけ戦略を立てようがどうしようもなくなる。 --UNOと異なり「変換(ワイルド)」カードでの上がりがありなので、このカードを残しておけば勝てる…のだがこのカード、それこそ''チュパカブラ並みの珍品''で滅多に手札に来ない。 **総評 コンセプト一本勝負のバカゲー。発売日含めて随所がネタまみれである。~ ゲームそのものも、カードゲームとしてのプリミティブな楽しさがあり、暇つぶしとしては悪くない。~ 現在ならゲームアーカイブスからダウンロードできる。格安なので、天使様と一緒に世紀末の世界観を堪能してみてはどうだろうか?
*SuperLite1500シリーズ アンゴルモア99 【すーぱーらいとせんごひゃくしりーず あんごるもあきゅうじゅうきゅう】 |ジャンル|ボード|&image(アンゴルモア.jpg)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|サクセス|~| |発売日|1999年8月26日|~| |定価|1,500円(税抜)|~| |配信|ゲームアーカイブス/2010年9月8日/300円(税抜)|~| |判定|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|やたら退廃的な登場人物ども&br()ゲームそのものは単なるUNO|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 サクセスの廉価版シリーズ『SuperLite 1500シリーズ』の一作。~ タイトル通り1999年七の月に降りてくると言われていた、恐怖の大王の予言をベースにした''気がする''何か。~ というか発売日を見れば分かるとおり、''予言が外れたことが確定してから発売されている''。サクセスは何を考えていたのだろうか。 ---- **ストーリー ある日地上に天使が舞い降りてきて、地上のあらゆる生物にこう言った。~ 「ち~す!地球の皆さん、天使でーす。~ え~と、みなさん知っていると思うんですが、もうすぐあの予言の時ですよね、で、やっぱやるそうなんですよ、そう、恐怖の大王さんたちが。~ 私も、何とか止めるよう説得したんですが、やっぱ彼ら頑固でして、まあ、やるときはやる!と、言って引かないんですわ。~ そこで、地球にもチャンスをやってくれと頼みまして、で、彼らとも付き合いは長いんで、一応、私の頼みを聞いてくれまして、~ そこで血を吸っているキミ、私の話聞いてます?ここ、大事なところだから、よく聞いてくださいね。~ で、カードゲームで決めようじゃないかって言ってきました。はい、カードゲームです。これ、彼らがいつも遊んでいるゲームなんですけどね。~ それで、地球の生物が彼らに勝ったら手を引くと言ってきました。そう、あなたがたが勝てば恐怖の大王は降りてこないです。~ ただ、彼らは、ものすごく強いんですよ。そこで地球のすべての生物での予選大会を行って、最終的に勝ち残った1人…~ …1匹でもいいんですが、彼ら恐怖の大王たちと勝負して、勝てば地球は助かるっちゅうことですわ。~ まあ、そういうわけです。で、場所は…~ ここ、東京湾ドゥームで行います!~ では、全地球生物のみなさん!あなたがたの力で、恐怖の大王たちを打ち負かしてやってください!~ 地球の全生物たちよ!集まれ!ここ東京湾ドゥームへ!」 ---- **特徴・評価点 -…上記のような''ツッコミどころしかない''ストーリーで本作は始まる。突っ込むのもめんどくさいので、突っ込みたい人はご自由にどうぞ。 --ゲーム進行は全て天使が行うのだが、もちろん上のような宣言を行う天使がまともな訳もない。 ---見た目からしてやたらロック調の濃い顔立ちをしている。他のキャラクターが負ける度に酷い一言を放つのもお約束。 -他の登場人物もやたら退廃的で世紀末という世相をよく表している。 --第一回戦の相手からして「クジラやイルカはお友達と宣言する大学生」「団塊の世代代表、就職できなかったヒッピー」「自称世界の警察アメーリカ((断じてアメリカではない。))大統領」「通信教育空手を自慢するコスプレイヤー」と濃い面子が揃っている。 ---脱落した相手の代わりに次々と新しいメンバーが入ってくるのだが、中には猫やら[[チュパカブラ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%A9]]やら明らかに人じゃない連中も平然と混じっている。~ 地球生物代表を選ぶのだから猫はまだ納得できるにしても、そもそも宇宙生物説もあるチュパカブラは地球代表にふさわしいのか?という疑問も沸いてくる。 -ゲームそのものは基本的には単なる[[UNO>http://ja.wikipedia.org/wiki/UNO_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)]]である。 --UNOよりも若干ルールは派手になっており、相手の「地獄(ドロー4)」や「連撃(ドロー2)」を色さえ合っていれば「反転(リバース)」や「飛翔(スキップ)」で返せるなど攻防がより大がかりになっている。 --また基本全員上がるまで続けるUNOとは異なり、最初の1人が上がった段階でゲームが終わるのも特徴。 ---2位以下は手持ちのカードの数字(文字札は20点)を合計した点数がマイナスされ、一位は2位以下の点数全てをプラスされる。これを基本3試合行って勝者を決めるのである。 -テンポはなかなかいい。 --思考時間はあまり長くない上一試合も上記の通り1人上がるだけで終わるので、スピーディーに進む。 -BGMはクラシックの名曲をアレンジした物。 --予算削減のために著作権が関わらない楽曲を使用したのだろうが、雰囲気は悪くない。とはいえパッケージ裏で宣伝するようなものか? という疑問は沸くが…。 ---- **問題点 -結局の所淡々とUNOをやっていくだけなので飽きは早い。 --対人戦があればまた違ったのだろうが、当然のごとく画面が一つしかない据え置き機で相手の手札が分かるとどうしようもないカードゲームなどできるはずもない。 -グラフィックレベルは非常に低い。冗談抜きでスーファミレベル。 -カードゲームなので、運が絡むとどれだけ戦略を立てようがどうしようもなくなる。 --UNOと異なり「変換(ワイルド)」カードでの上がりがありなので、このカードを残しておけば勝てる…のだがこのカード、それこそ''チュパカブラ並みの珍品''で滅多に手札に来ない。 ---- **総評 コンセプト一本勝負のバカゲー。発売日含めて随所がネタまみれである。~ ゲームそのものも、カードゲームとしてのプリミティブな楽しさがあり、暇つぶしとしては悪くない。~ 現在ならゲームアーカイブスからダウンロードできる。格安なので、天使様と一緒に世紀末の世界観を堪能してみてはどうだろうか?

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