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のぼらんか - (2016/03/10 (木) 16:55:36) の1つ前との変更点
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*のぼらんか
【のぼらんか】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売元|データイースト|
|開発元|コアランドテクノロジー|
|稼動開始日|1986年10月|
|分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|
**概要
-般若の面が浮ぶ怪しいタイトル画面からは想像できない、基本システムは多少風変わりではあるが割合普通の縦STG。
--自機はテントウムシのヘルメットをかぶり、サングラスをつけた怪しいおっさん。敵は全て昆虫で統一されている。
--ストーリーは、「大きな木の下でデートをしていた主人公ニュートン・Jは、突如現れた謎の般若に恋人であるプリン姫をさらわれてしまった。木の頂上まで登って救いだせ!」というもの。
**システム
-自機は真上にショットを撃つ事が出来る。
--敵弾や敵に接触するとミスになり、残機を1失う。
--他にも制限時間が過ぎてしまうとミスになる。
-自機は木の幹にしがみついており、移動可能範囲は木の幹と、枝の上だけである。
--そのため、縦STGと言うよりも木登りステージが中心の2Dと言える。枝の上ではジャンプも可能。
---わざと幹から離れて自由落下する事で高速移動するテクニックもある。
--任意スクロールなので、進むには幹にしがみついた状態でレバーを上に入れないといけない。
---地上、あるいは枝の上でレバーを上に入れると「ジャンプ」になる。
---レバーを上に入れっぱなしで進むとまず死ぬ。慎重な進行が肝要である。
-飛行能力。自機のおっさんは一応虫らしく、飛行して本来移動できない場所(空中)を高速で移動できる。
--飛行中は画面下部にある『ILOVEYOU』のゲージが減少。飛行状態を解除するか、回復アイテムで回復する。
-敵を倒すとフルーツが出現。フルーツは一定の法則に乗っ取って順番に出てくる。フルーツを収得すると残り時間が2秒増えてスコアも上昇する。
--法則の中に髑髏があり、髑髏に接触すると即死する。アイテムではなく、ちょっと変わった「撃ち返し弾」と考えたほうが分かりやすい。
--取得したフルーツは、ステージクリア時にボーナスポイントとして計上される。ボーナス配点は髑髏の直後が最も安く、髑髏に近いほど高い。ただし道中で死亡すると取得数は0に戻るため無理は禁物。
**その他
-木の幹には努力と書かれた紙が随所に貼られている。ステージの進行状況を示す目印になっている。
--他にも意味のわからない落書きがしてあったり、根性と書かれた雲が大量に出現したり、DECOと書かれた看板が大量に出現したりする。
-1P側のスコアには「BOKU」2P側には「KIMI」ハイスコアには「ICHIBAN」と書かれている。
--ちなみに、『ごんべぇのあいむそーりー』の「BIG」など、コアランド開発ゲームのスコア表示にはこういうネタみたいな表記が散見される。
-全3ステージのループゲーム。ボスは1~3面及び2周目でも同一の般若の仮面。
--このボス、攻撃こそしてくる物の弾数が少なく異様に弱い。破壊した足が落下してくるがしっかり当たり判定があるので注意。
-ミスするとその場所に吹きだしが表示される。
--「チッ!」「痛ッ!」など、そのバリエーションも様々。
**評価点
-多くの人が当たり前のことと受け入れているが、縦STGの中にはたいした設定の理由も無く上方向に固定されているが、本作は実に合理的に縦STGたらしめている。
--かつコミカルな外見のキャラクターを採用した事でその特異なシステムにも説得力を持たせている。
--高速移動システムは『ライザンバー』シリーズでも採用されているが、より視覚的に訴える合理性はすばらしい。
-アイテムまみれの撃ち返し弾という、STGにありがちで、もっとも駆け引きの難しい部分を常時プレイヤーに提供してくれる。
--アイテムを無視して進行すると制限時間が厳しいことになるので、アイテムを可能な限り回収しながらじっくりと進むのが理想。
**問題点
-致命的なボリューム不足。
--ステージは3種類。一つ一つが長く、背景や展開に変化があるものの、結局は3ステージでボスも全ステージ同じ。当時のコアランド作品の傾向としてはまあ普通だが。
**総評
あのコアランドとあのデータイーストがタッグを組むというこの上ない怪しい環境から繰り出された作品という期待感を裏切らず、怪しい世界観と一度見たら忘れられない強烈なタイトル画面、忘れたくても忘れられないシンプルなタイトル名だが、ゲームとしては普通に遊べる。と言うか、面白い。難易度もフルーツを欲張って髑髏に接触するのが大抵の死亡原因であり、そのジレンマさえ乗り切ればそれほど難しいわけではない。~
本作は他のバカゲーと異なり、バカゲーを狙って作ったわけでも、気がついたらバカゲーが生み出されたわけでもなく、システムに合理的なデザインを施したら馬鹿っぽかったから、そのまま馬鹿要素を詰め込んだようなゲームである。
*のぼらんか
【のぼらんか】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売元|データイースト|
|開発元|コアランドテクノロジー|
|稼動開始日|1986年10月|
|分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|
**概要
-般若の面が浮ぶ怪しいタイトル画面からは想像できない、基本システムは多少風変わりではあるが割合普通の縦STG。
--自機はテントウムシのヘルメットをかぶり、サングラスをつけた怪しいおっさん。敵は全て昆虫で統一されている。
--ストーリーは、「大きな木の下でデートをしていた主人公ニュートン・Jは、突如現れた謎の般若に恋人であるプリン姫をさらわれてしまった。木の頂上まで登って救いだせ!」というもの。
**システム
-自機は真上にショットを撃つ事が出来る。
--敵弾や敵に接触するとミスになり、残機を1失う。
--他にも制限時間が過ぎてしまうとミスになる。
-自機は木の幹にしがみついており、移動可能範囲は木の幹と、枝の上だけである。
--そのため、縦STGと言うよりも木登りステージが中心の2Dと言える。枝の上ではジャンプも可能。
---わざと幹から離れて自由落下する事で高速移動するテクニックもある。
--任意スクロールなので、進むには幹にしがみついた状態でレバーを上に入れないといけない。
---地上、あるいは枝の上でレバーを上に入れると「ジャンプ」になる。
---レバーを上に入れっぱなしで進むとまず死ぬ。慎重な進行が肝要である。
-飛行能力。自機のおっさんは一応虫らしく、飛行して本来移動できない場所(空中)を高速で移動できる。
--飛行中は画面下部にある『ILOVEYOU』のゲージが減少。飛行状態を解除するか、回復アイテムで回復する。
-敵を倒すとフルーツが出現。フルーツは一定の法則に乗っ取って順番に出てくる。フルーツを収得すると残り時間が2秒増えてスコアも上昇する。
--法則の中に髑髏があり、髑髏に接触すると即死する。アイテムではなく、ちょっと変わった「撃ち返し弾」と考えたほうが分かりやすい。
--取得したフルーツは、ステージクリア時にボーナスポイントとして計上される。ボーナス配点は髑髏の直後が最も安く、髑髏に近いほど高い。ただし道中で死亡すると取得数は0に戻るため無理は禁物。
**バカゲー要素
-木の幹には努力と書かれた紙が随所に貼られている。ステージの進行状況を示す目印になっている。
--他にも意味のわからない落書きがしてあったり、根性と書かれた雲が大量に出現したり、DECOと書かれた看板が大量に出現したりする。
-1P側のスコアには「BOKU」2P側には「KIMI」ハイスコアには「ICHIBAN」と書かれている。
--ちなみに、『ごんべぇのあいむそーりー』の「BIG」など、コアランド開発ゲームのスコア表示にはこういうネタみたいな表記が散見される。
-全3ステージのループゲーム。ボスは1~3面及び2周目でも同一の般若の仮面。
--このボス、攻撃こそしてくる物の弾数が少なく異様に弱い。破壊した足が落下してくるがしっかり当たり判定があるので注意。
-ミスするとその場所に吹きだしが表示される。
--「チッ!」「痛ッ!」など、そのバリエーションも様々。
**評価点
-多くの人が当たり前のことと受け入れているが、縦STGの中にはたいした設定の理由も無く上方向に固定されているが、本作は実に合理的に縦STGたらしめている。
--かつコミカルな外見のキャラクターを採用した事でその特異なシステムにも説得力を持たせている。
--高速移動システムは『ライザンバー』シリーズでも採用されているが、より視覚的に訴える合理性はすばらしい。
-アイテムまみれの撃ち返し弾という、STGにありがちで、もっとも駆け引きの難しい部分を常時プレイヤーに提供してくれる。
--アイテムを無視して進行すると制限時間が厳しいことになるので、アイテムを可能な限り回収しながらじっくりと進むのが理想。
**問題点
-致命的なボリューム不足。
--ステージは3種類。一つ一つが長く、背景や展開に変化があるものの、結局は3ステージでボスも全ステージ同じ。当時のコアランド作品の傾向としてはまあ普通だが。
**総評
あのコアランドとあのデータイーストがタッグを組むというこの上ない怪しい環境から繰り出された作品という期待感を裏切らず、怪しい世界観と一度見たら忘れられない強烈なタイトル画面、忘れたくても忘れられないシンプルなタイトル名だが、ゲームとしては普通に遊べる。と言うか、面白い。難易度もフルーツを欲張って髑髏に接触するのが大抵の死亡原因であり、そのジレンマさえ乗り切ればそれほど難しいわけではない。~
本作は他のバカゲーと異なり、バカゲーを狙って作ったわけでも、気がついたらバカゲーが生み出されたわけでもなく、システムに合理的なデザインを施したら馬鹿っぽかったから、そのまま馬鹿要素を詰め込んだようなゲームである。