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*ブレインデッド13 【ぶれいんでっどさーてぃーん】 |ジャンル|インタラクティブアニメ|&image(BD13_front.jpg,width=160)| |対応機種|セガサターン|~| |発売元|ココナッツジャパンエンターテイメント|~| |開発元|Readysoft|~| |発売日|1996年10月10日|~| |定価|6,500円|~| |レーティング|セガ審査:全年齢|~| |ポイント|命ってなんだろう|~| **概要 -ムービー映像を見ながらタイミングよく所定のボタンを押す事で危機を突破していくアドベンチャーゲーム。~ マッドサイエンティスト「ドクター=ボン・クラー」の館にやって来た修理屋の青年「ランス」が館の主人を怒らせてしまい、部下の猛攻をかいくぐりながら館中を逃げ回る。 --かつてレーザーディスクメディアで供給されていた「LDゲーム」と呼ばれるジャンルと同じシステム(本作と系統が近いLDゲームの代表作は『ドラゴンズレア』)である。 **システム -ゲームを開始するとムービーが流れ、特定の箇所で入力受付時間が発生する。正解のボタンを探してタイミング良く押せばムービーの続きが展開、逆に入力ミスすると主人公が''即死''する。 --「ゲームオーバー」ではなく、本来の意味における「死亡」である。アメリカンカートゥーン調のアニメーションで、身体を切り刻まれたり、パーツをちょん切られたり、消化液に落ちて消滅したりといったムービーが流れる。 --もっとも、''即座にその場復活''するので死んでも大したペナルティはない。安心の全年齢対象設計である。 -十字キーによる上・下・左・右方向への移動に加え、Bボタンで「アクション」を行う。この5種類を、状況に応じて使い分けていく。 --アクションは「何か行動を起こす」といった意味合いのコマンド。アクションボタンが正解の場合のムービーは、その場でジャンプしたり、近くにある物を使って反撃したりといった内容になる。 --入力受付時間中に正しいボタンを押すと高音の、間違ったボタンを押すと低音のビープ音が鳴る。 **評価点 -ムービーが多彩。死亡パターンだけでなく、復活パターンのムービーも場面ごとに豊富に用意されている。 -その場復活なのでミスしてもすぐにやり直しがきく。 -ムービーの画質は粗いものの、ダイナミックかつなめらかに動く。声優の演技も良好で、アニメーションの出来は良い。 **問題点 -本作のムービーは一方通行ではなく、館内マップを任意で探索し回らなければならない。説明書にも書いてある通り、攻略にはメモが必須。 --クリアするには特定の住人を訪ねてフラグを立てる必要があるが、道に迷って同じ場所に来てしまうともう一度攻略するハメになる。この点からも、本作はメモ推奨である。 --館内はかなり複雑であり、中にはいわゆる「迷いの森」タイプのエリアもある。根気の続かない人にはまったく向かない。 -画面上に入力指示(ガイド)は一切出ない。いつの間に入力受付が始まっていたのかわからないまま死に至る大ピンチが、2秒おきとか5秒おきといったスパンで襲いくる。 --「右方向から攻撃が来ているので左に逃げるのが正解」などというヒントらしきものが無いではないが、ムービーの展開スピードが速く、アクションボタンもある5択なのでわかりにくい。 --正解のボタンを押しても、直後に別のボタンを押してしまうと入力がキャンセルされる。受付時間が意外と長いので、ちゃんとムービーをよく見てしっかり押さないといけない。 --通路の分岐点で長考するのもダメ。主人公は常に追われる身である。 -主人公(CV:高木渉)がブサメン。 --この言い方だと多少語弊があるかもしれないが、デザイン周り全般がアメリカンな事もあって、日本人にとって第一印象では[[ちょっと愛しにくい外見>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=266&file=BD13_back.jpg]]をしている。 --敵方も不気味な連中ばかり。美人設定であるエステサロン経営者のご面相ですらバケモノ級である。 -ムービーの種類は豊富なのだが、マイナーチェンジや左右反転による使いまわしといった水増しも多々見られる。 **総評 ゲーム全体がプレイヤーの心を折ろうという悪意に満ち満ちた、LDゲームの怪作。本作をバカゲーと呼ぶには、あまりにも仕様のイジワルが過ぎる。しかしそんな制作側のイジメに見事耐え切った暁には、お世辞にも美形とはいえない主人公が愉快な死に様をさらす…もとい、活躍するムービーが盛りだくさんに用意されている。~ ゲーム史上トップクラスに儚い命を散らしては蘇える主人公を尻目に地図と攻略チャートを自作すれば、存外容易にクリアはできる。しかし、そこまでする価値を本作に見出せる人は、立派な「物好き」と呼んで差し支えないだろう。~ 作り手と遊び手の意地比べに挑戦してみたい、そんな文字通りに物好きな方ならば是非に。
*ブレインデッド13 【ぶれいんでっどさーてぃーん】 |ジャンル|インタラクティブアニメ|&image(BD13_front.jpg,width=160)| |対応機種|セガサターン|~| |発売元|ココナッツジャパンエンターテイメント|~| |開発元|Readysoft|~| |発売日|1996年10月10日|~| |定価|6,500円|~| |レーティング|セガ審査:全年齢推奨|~| |ポイント|命ってなんだろう|~| **概要 -ムービー映像を見ながらタイミングよく所定のボタンを押す事で危機を突破していくアドベンチャーゲーム。~ マッドサイエンティスト「ドクター=ボン・クラー」の館にやって来た修理屋の青年「ランス」が館の主人を怒らせてしまい、部下の猛攻をかいくぐりながら館中を逃げ回る。 --かつてレーザーディスクメディアで供給されていた「LDゲーム」と呼ばれるジャンルと同じシステム(本作と系統が近いLDゲームの代表作は『ドラゴンズレア』)である。 **システム -ゲームを開始するとムービーが流れ、特定の箇所で入力受付時間が発生する。正解のボタンを探してタイミング良く押せばムービーの続きが展開、逆に入力ミスすると主人公が''即死''する。 --「ゲームオーバー」ではなく、本来の意味における「死亡」である。アメリカンカートゥーン調のアニメーションで、身体を切り刻まれたり、パーツをちょん切られたり、消化液に落ちて消滅したりといったムービーが流れる。 --もっとも、''即座にその場復活''するので死んでも大したペナルティはない。安心の全年齢対象設計である。 -十字キーによる上・下・左・右方向への移動に加え、Bボタンで「アクション」を行う。この5種類を、状況に応じて使い分けていく。 --アクションは「何か行動を起こす」といった意味合いのコマンド。アクションボタンが正解の場合のムービーは、その場でジャンプしたり、近くにある物を使って反撃したりといった内容になる。 --入力受付時間中に正しいボタンを押すと高音の、間違ったボタンを押すと低音のビープ音が鳴る。 **評価点 -ムービーが多彩。死亡パターンだけでなく、復活パターンのムービーも場面ごとに豊富に用意されている。 -その場復活なのでミスしてもすぐにやり直しがきく。 -ムービーの画質は粗いものの、ダイナミックかつなめらかに動く。声優の演技も良好で、アニメーションの出来は良い。 **問題点 -本作のムービーは一方通行ではなく、館内マップを任意で探索し回らなければならない。説明書にも書いてある通り、攻略にはメモが必須。 --クリアするには特定の住人を訪ねてフラグを立てる必要があるが、道に迷って同じ場所に来てしまうともう一度攻略するハメになる。この点からも、本作はメモ推奨である。 --館内はかなり複雑であり、中にはいわゆる「迷いの森」タイプのエリアもある。根気の続かない人にはまったく向かない。 -画面上に入力指示(ガイド)は一切出ない。いつの間に入力受付が始まっていたのかわからないまま死に至る大ピンチが、2秒おきとか5秒おきといったスパンで襲いくる。 --「右方向から攻撃が来ているので左に逃げるのが正解」などというヒントらしきものが無いではないが、ムービーの展開スピードが速く、アクションボタンもある5択なのでわかりにくい。 --正解のボタンを押しても、直後に別のボタンを押してしまうと入力がキャンセルされる。受付時間が意外と長いので、ちゃんとムービーをよく見てしっかり押さないといけない。 --通路の分岐点で長考するのもダメ。主人公は常に追われる身である。 -主人公(CV:高木渉)がブサメン。 --この言い方だと多少語弊があるかもしれないが、デザイン周り全般がアメリカンな事もあって、日本人にとって第一印象では[[ちょっと愛しにくい外見>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=266&file=BD13_back.jpg]]をしている。 --敵方も不気味な連中ばかり。美人設定であるエステサロン経営者のご面相ですらバケモノ級である。 -ムービーの種類は豊富なのだが、マイナーチェンジや左右反転による使いまわしといった水増しも多々見られる。 **総評 ゲーム全体がプレイヤーの心を折ろうという悪意に満ち満ちた、LDゲームの怪作。本作をバカゲーと呼ぶには、あまりにも仕様のイジワルが過ぎる。しかしそんな制作側のイジメに見事耐え切った暁には、お世辞にも美形とはいえない主人公が愉快な死に様をさらす…もとい、活躍するムービーが盛りだくさんに用意されている。~ ゲーム史上トップクラスに儚い命を散らしては蘇える主人公を尻目に地図と攻略チャートを自作すれば、存外容易にクリアはできる。しかし、そこまでする価値を本作に見出せる人は、立派な「物好き」と呼んで差し支えないだろう。~ 作り手と遊び手の意地比べに挑戦してみたい、そんな文字通りに物好きな方ならば是非に。

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