「HOSPITAL. 6人の医師」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

HOSPITAL. 6人の医師 - (2016/03/15 (火) 06:44:45) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*HOSPITAL. 6人の医師 【ほすぴたる ろくにんのいし】 |ジャンル|医療ドラマ|#amazon(B003NCWWCQ)~| |対応機種|Wii|~| |発売・開発元|アトラス|~| |発売日|2010年6月17日|~| |定価|6,980円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |配信|【WiiU】2015年8月19日/2,700円(税8%込)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[カドゥケウスシリーズリンク>カドゥケウスシリーズ]]''| **概要 -タイトルは異なるが、『[[超執刀カドゥケウス]]』シリーズの5作目にして、''アトラス初の医療ドラマゲーム。'' -今作は手術アクションでは無く、ストーリーを重点に置いた医療ドラマになっている。 --そのため難易度は以前の「カドゥケウスシリーズ」より一般ユーザー向けである。 -ディレクターは『カドゥケウス ニューブラッド』(以下、前作)と同様、金田大輔氏。音楽は[[ペルソナシリーズ>女神転生シリーズ #id_c8e64bff]]にも関わった喜多篠敦志氏、目黒将司氏などが担当。 -更に今作は『カドゥケウスZ 2つの超執刀』から2年後の世界を背景としており、同名の地名やキャラクターが登場する。 --例を挙げると『カドゥケウスZ』の主人公の一人が今作の6人の医師に入っているなど。 --ちなみに後半にダクタァツキモゥリらしき人が… **特徴 -前作の「カドゥケウスシリーズ」から大幅に変化した。 --''主人公ごとにシナリオと担当医が分かれており''、それにより求められる目的や操作も異なるようになる。 --ゲーム内容は大まかに『ストーリーパート』と『手術パート』に分かれているが、前作では基本的に内科手術であった手術パートが、今作では様々な内容に変化している。詳細は「6つのストーリー」の項にて。 --どのストーリーも最初からできるので(最終ストーリーは除く)好きなストーリーからプレイ出来る。 --全てのシナリオをクリアすると、時系列が同一の共通ルートが解禁される。難易度は3段階に設定可能。 -なお、全てのシナリオはスコアアタックなどのやり込み要素が存在する。 --その中で、最上級モードで最高ランクを取る条件が正にアトラスというに難易度に設定されている。 -「ニューブラッド」と同じく日本国外での発売が意識され、その配慮や変更点がなされている。 -カドゥケウス ニューブラッドのように多人数プレイに対応している((外科では、手術器具はあらかじめプレイヤーごとに個別に使える器具を設定する等))。 -何故か旧仮名使いが多い --「ごめんなさい」→御免なさい、ありがとう→「有難う」などに変換されている。 **6つのパートの説明 -''外科は、懲役250年の囚人番号CR-S01(cv:櫻井考宏)が担当医。'' --前作とほぼ同じ外科手術を基本システムしている使用になっているが、以前の月森のような超執刀が発動できない。 --また縫合の位置が出るようになり、電気ショックの速度低下した。 --メス中のバイタル低下と時間制限が無くなった代わりミスに制限はある。 ---敬語になったり、タメ口になったり口調がよくずれる。 -''救急救命は現場のヒーローを目指すマリア・トレス(cv:生天目仁美)が担当医。'' --基本的な操作は外科手術に似ているが、術式は一定の順序を踏み一つずつこなしていく形式で、特定のガイドに沿う・合わせる操作する。時間制限(手術時間による評価はあり)やバイタルゲージが設定されていない代わりに、「ミスリミット」が個数単位で設定されている。同時に3~5人を相手に対して早急に応急処置(大体外科と同じ)するのだが応急処置が目的なので使える道具は少なめ。 --前作にあった事故や道具制限を独立化させた様なものである。 -''整形外科は元軍人で平和と正義を愛するハンク・フリーバード(cv:菅原正志)が担当医。'' --スピードと判断力が求められる外科に対し、冷静と正確さを求められるイライラ棒のような手術である。 --処置に失敗するとミスリミットが減っていく減る量は、半分ずつ、計10回ミスでゲームオーバーになる。よって、速さよりも正確さを重視した手術を要求される --なお、処置を中断せずにかつ正確に行うことで、評価点の一つであるチェインが加算されていく。チェインが一定量に達するごとにBGMが変化する。 -''内視鏡は、いつでも優雅でワビサビ礼儀を忘れない大和撫子の様なトモエ・タチバナ(cv:伊藤静)が担当医。'' --人体の中に入って治療するので慎重でスピードも求められるパート。 --人体内にぶつかると患者がダメージを受ける。その為『[[真・女神転生]]』や『[[世界樹の迷宮]]』のような3Dダンジョンだからといって無闇に壁にぶつかってはいけない。 -''診断は咥えタバコが印象的なガブリエル・カニンガム(cv:藤原啓治)が担当医。'' --患者の話を聞く問診、聴診器を使った聴診、外見上の異常を確認する視診、これらの診断から得た情報などで病名を突き止めるなど最も医師らしいストーリーである。 --診断補助端末「RONI」との漫才のような掛け合いが笑いが誘う。 --ミスリミットが設定されており、症例判断や診断を誤ると減少し、5回ミスするとゲームオーバーになる(間違いではないが、正解でも無い判断選択肢も存在する)。ちなみに、聴診時の音声はWiiリモコンからも出力可能。このパートはセーブが可能。 --ちなみに患者には女性もいるので''診察で下着が見れる。''((現実の診察時に女性は服の中に聴診器を入れるだけである。)) -''検視は『カドゥケウスZ』にも登場した余命半年のミラ・キミシマ(cv:渡辺明乃)が担当医。'' --ミラ・キミシマは死者の最後の声が聞こえるという能力を持っており、遺体の検分や遺留品、現場検証、証言者の話などを総合し、事件の真相を推理、解明していく。集めた情報はヒントカードとしてまとめ上げられ、捜査官に分析を依頼したり、2つのヒントカードから1つのヒントカードにまとめあげ、最終的に証拠カードにすることができ、すべて集めると犯人の証明を行う。 --最後の犯人証明には、この証拠カードを使用する。ミスリミットが設定されており、選択クイズ形式の推理や犯人証明で判断を間違えると減っていく。10回ミスするとゲームオーバーになる。 --ちなみに、明らかに場違いな、いわゆるボケ選択肢が含まれていることがある。 --これも診断パート同様セーブができる。 --ちなみに彼女の相棒のリトルボーイのやり取りも笑いを誘う。((リトルボーイはカドゥケウスZに登場している)) **評価点 -''6人の主人公のストーリー'' --「リザルガム・ファーストケア」という病院を舞台に、六人の医師をそれぞれ主人公に据えた作品。''一見何も関係なさそうな6人の医者が病院を中心に様々に絡み合う。''具体的にはマリア・トレスが応急処置した患者をCR-S01が手術するなど。 --前に進めた主人公がこっちでは脇役という、[[街]]のような複数主人公性ならではの様々な主観、主点で見れるようになった。 --''6人の様々なキャラ、シナリオ、ゲーム性は飽きが来ず、ぐいぐい没頭するプレイヤーが多数。'' --また手術パートにもストーリーが食い込んでおり、手術パート中に涙する人もちらほらいるとか。 -''ゲーム性'' --以前よりカドゥケウスシリーズはWiiに適したゲーム性で評価されているが、今回も好評。 --新しく追加されたWiiリモコンとヌンチャクを使った''手術(診断、検視)は、実際に処置を行っている様な錯覚をもたらして没頭感が高い。'' -''BGM'' --今作は音楽も良くED曲の「Gonna be here」は公式サイトでも流れており、サウンドトラックにも勿論収録されている。 --サウンドトラックには、「Gonna be here」をFC音源のようにしたボーナストラック「ごなび~ひあ」も収録されている。 -''アニメーション型のコミック形式が採用'' -シナリオの表示形式は前作までは対話形式であったが、今作ではアニメーション型の綺麗なグラフィックのコミック形式が採用されている。なので斬新なムービーなのでそれ単体でも楽しめる。 --また前作とは違いバスが突っ込んでくるシーンやハンクのタフさなど迫力のあるシーンなどが増えた。 -その他 --今回は外科以外も増えたので特に生々しくなるのかと思えたが、前作よりも綺麗になり生々しさもほぼ無くなった **不評点 -''各パートのバランスが悪い'' --ストーリーを重点としているため仕方のないことだが、手術パートが若干少なく、ムービーが多め。その為手術をやりたいプレイヤーからはがっかり。 --またプレイ時間は30時間弱程度であり、その半分は診断と検死パートで占められているので、手術部分のシナリオ自体も短い。 -''立ち絵が不十分'' --以前は手術パートでは手術着を着ているなどが配慮されていたが今作がそれがない。また逆にプライベートで白衣を着ているなど不自然な点がある。 -問診パート --''専門用語が多い'' ---問診でかなりの専門用語が使用されるが、それについての説明が無い。 ---従来作にもそういった用語辞典的な物は無いが、手術アクションメインであった為あまり必要はなかった。 ---だが今回の問診の操作は、知識が無いと何をしているか理解できないため説明が欲しかったという意見がある。 ---ただし一応病気の説明はある。 --''画像診断検査'' ---CTスキャン、X線などを使って患者の体内の異常を発見するのだが、序盤はまだしも後半は些細な変化を見つけなければならない。 ---一応正常時の写真もあるがかなり見分けが付きにくく、素人のプレイヤーには少々難易度が高い。 -''内視鏡パート'' --内視鏡は【突く】という動作で進めるのだが、''Wiiリモコンが【突く】という動作を苦手としているため動かしづらい。''前進はリモコンをつきだすのに対し、後退は十字キーで操作できるため前進も十字キー対応にして欲しかったという意見がある。 --また内壁に当たらないよう動かす必要があるのだが、曲がる事が難しいのでカーブしている箇所はよほど慎重に操作しても当たってしまう。 --加えて内視鏡はかなり腕を使うため、''腕が疲れて長時間プレイできなくなる。'' -''一部明かされない伏線がある'' --ガブリエルと息子、ガブリエルとミラの関係、ミラの能力などいまいち解明されていない所がチラホラ。 --一応公式サイトに容量が足りなくなったというアナウンスがあり、その影響の可能性もある。 -''ラスボスがあっけない'' --以前は10分や様々な形態があるなどの歯ごたえがあったが、今回は弱い。 --初見20秒で撃破した人もいる。 **総評 まだまだ快適性などに問題はあるが、カドゥケウスシリーズが正統進化した作品であり、6人の医師を重点に置いたストーリーはアトラスの中でも屈指の出来。~ Wiiというハードの機能を存分に使い切った作品と言っても良いほどの作品である。
*HOSPITAL. 6人の医師 【ほすぴたる ろくにんのいし】 |ジャンル|医療ドラマ|#amazon(B003NCWWCQ)~| |対応機種|Wii|~| |発売・開発元|アトラス|~| |発売日|2010年6月17日|~| |定価|6,980円|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |配信|【WiiU】2015年8月19日/2,700円(税8%込)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[カドゥケウスシリーズリンク>カドゥケウスシリーズ]]''| **概要 -タイトルは異なるが、『[[超執刀カドゥケウス]]』シリーズの5作目にして、''アトラス初の医療ドラマゲーム。'' -今作は手術アクションでは無く、ストーリーを重点に置いた医療ドラマになっている。 --そのため難易度は以前の「カドゥケウスシリーズ」より一般ユーザー向けである。 -ディレクターは『[[カドゥケウス ニューブラッド]]』(以下、前作)と同様、金田大輔氏。音楽は[[ペルソナシリーズ>女神転生シリーズ#id_c8e64bff]]にも関わった喜多篠敦志氏、目黒将司氏などが担当。 -更に今作は『[[カドゥケウスZ 2つの超執刀]]』から2年後の世界を背景としており、同名の地名やキャラクターが登場する。 --例を挙げると、6人の医師の一人は『カドゥケウスZ』の主人公の一人である。 --ちなみに後半にダクタァツキモゥリらしき人が… **特徴 -前作の「カドゥケウスシリーズ」から大幅に変化した。 --''主人公ごとにシナリオと担当医が分かれており''、それにより求められる目的や操作も異なるようになる。 --ゲーム内容は大まかに『ストーリーパート』と『手術パート』に分かれているが、前作では基本的に内科手術であった手術パートが、今作では様々な内容に変化している。詳細は「6つのストーリー」の項にて。 --どのストーリーも最初からできるので(最終ストーリーは除く)好きなストーリーからプレイ出来る。 --全てのシナリオをクリアすると、時系列が同一の共通ルートが解禁される。難易度は3段階に設定可能。 -なお、全てのシナリオはスコアアタックなどのやり込み要素が存在する。 --その中で、最上級モードで最高ランクを取る条件が正にアトラスというに難易度に設定されている。 -「ニューブラッド」と同じく日本国外での発売が意識され、その配慮や変更点がなされている。 -カドゥケウス ニューブラッドのように多人数プレイに対応している((外科では、手術器具はあらかじめプレイヤーごとに個別に使える器具を設定する等))。 -何故か旧仮名使いが多い --「ごめんなさい」→御免なさい、ありがとう→「有難う」などに変換されている。 **6つのパートの説明 -''外科は、懲役250年の囚人番号CR-S01(cv:櫻井考宏)が担当医。'' --前作とほぼ同じシステムとなっているが、以前の月森のような超執刀が発動できない。 --縫合の位置が出るようになり、電気ショックの速度が低下した。 --メス中のバイタル低下と時間制限が無くなった代わりにミスに制限はある。 ---敬語になったり、タメ口になったり口調がよくずれる。 -''救急救命は現場のヒーローを目指すマリア・トレス(cv:生天目仁美)が担当医。'' --基本的な操作は外科手術に似ているが、術式は一定の順序を踏み一つずつこなしていく形式で、特定のガイドに沿う・合わせる操作する。時間制限(手術時間による評価はあり)やバイタルゲージが設定されていない代わりに、「ミスリミット」が個数単位で設定されている。同時に3~5人を相手に対して早急に応急処置(大体外科と同じ)するのだが応急処置が目的なので使える道具は少なめ。 --前作にあった事故や道具制限を独立化させた様なものである。 -''整形外科は元軍人で平和と正義を愛するハンク・フリーバード(cv:菅原正志)が担当医。'' --スピードと判断力が求められる外科に対し、冷静と正確さを求められるイライラ棒のような手術である。 --処置に失敗するとミスリミットが減っていく減る量は、半分ずつ、計10回ミスでゲームオーバーになる。よって、速さよりも正確さを重視した手術を要求される --なお、処置を中断せずにかつ正確に行うことで、評価点の一つであるチェインが加算されていく。チェインが一定量に達するごとにBGMが変化する。 -''内視鏡は、いつでも優雅でワビサビ礼儀を忘れない大和撫子の様なトモエ・タチバナ(cv:伊藤静)が担当医。'' --人体の中に入って治療するので慎重でスピードも求められるパート。 --人体内にぶつかると患者がダメージを受ける。その為『[[真・女神転生]]』や『[[世界樹の迷宮]]』のような3Dダンジョンだからといって無闇に壁にぶつかってはいけない。 -''診断は咥えタバコが印象的なガブリエル・カニンガム(cv:藤原啓治)が担当医。'' --患者の話を聞く問診、聴診器を使った聴診、外見上の異常を確認する視診、これらの診断から得た情報などで病名を突き止めるなど最も医師らしいストーリーである。 --診断補助端末「RONI」との漫才のような掛け合いが笑いが誘う。 --ミスリミットが設定されており、症例判断や診断を誤ると減少し、5回ミスするとゲームオーバーになる(間違いではないが、正解でも無い判断選択肢も存在する)。ちなみに、聴診時の音声はWiiリモコンからも出力可能。このパートはセーブが可能。 --ちなみに患者には女性もいるので''診察で下着が見れる。''((現実の診察時に女性は服の中に聴診器を入れるだけである。)) -''検視は『カドゥケウスZ』にも登場した余命半年のミラ・キミシマ(cv:渡辺明乃)が担当医。'' --ミラ・キミシマは死者の最後の声が聞こえるという能力を持っており、遺体の検分や遺留品、現場検証、証言者の話などを総合し、事件の真相を推理、解明していく。集めた情報はヒントカードとしてまとめ上げられ、捜査官に分析を依頼したり、2つのヒントカードから1つのヒントカードにまとめあげ、最終的に証拠カードにすることができ、すべて集めると犯人の証明を行う。 --最後の犯人証明には、この証拠カードを使用する。ミスリミットが設定されており、選択クイズ形式の推理や犯人証明で判断を間違えると減っていく。10回ミスするとゲームオーバーになる。 --ちなみに、明らかに場違いな、いわゆるボケ選択肢が含まれていることがある。 --これも診断パート同様セーブができる。 --ちなみに彼女の相棒のリトルボーイのやり取りも笑いを誘う。((リトルボーイはカドゥケウスZに登場している)) **評価点 -''6人の主人公のストーリー'' --「リザルガム・ファーストケア」という病院を舞台に、六人の医師をそれぞれ主人公に据えた作品。''一見何も関係なさそうな6人の医者が病院を中心に様々に絡み合う。''具体的にはマリア・トレスが応急処置した患者をCR-S01が手術するなど。 --前に進めた主人公がこっちでは脇役という、[[街]]のような複数主人公性ならではの様々な主観、主点で見れるようになった。 --''6人の様々なキャラ、シナリオ、ゲーム性は飽きが来ず、ぐいぐい没頭するプレイヤーが多数。'' --また手術パートにもストーリーが食い込んでおり、手術パート中に涙する人もちらほらいるとか。 -''ゲーム性'' --以前よりカドゥケウスシリーズはWiiに適したゲーム性で評価されているが、今回も好評。 --新しく追加されたWiiリモコンとヌンチャクを使った手術(診断、検視)は、実際に処置を行っている様な錯覚をもたらして没頭感が高い。 -''BGM'' --今作は音楽も良くED曲の「Gonna be here」は公式サイトでも流れており、サウンドトラックにも勿論収録されている。 --サウンドトラックには、「Gonna be here」をFC音源のようにしたボーナストラック「ごなび~ひあ」も収録されている。 -''アニメーション型のコミック形式が採用'' -シナリオの表示形式は前作までは対話形式であったが、今作ではアニメーション型の綺麗なグラフィックのコミック形式が採用されている。斬新なムービーはそれ単体でも楽しめる。 --バスが突っ込んでくるシーンやハンクのタフさなど迫力のあるシーンも増えた。 -その他 --今回は外科以外も増えた関係でより生々しい表現になるかと思いきや、前作よりも綺麗になり、生々しさも逆にほぼ無くなった。 **不評点 -''各パートのバランスが悪い'' --ストーリーを重点としているため仕方のないことだが、手術パートが若干少なく、ムービーが多め。手術パートの充実を期待すると肩透かしを喰らう。 --平均プレイ時間は30時間弱程度であり、その半分は診断と検死パートで占められているので、手術部分のシナリオ自体も短い。 -''立ち絵が不十分'' --前作では手術パートでは手術着を着ているなどが配慮がなされていたが、今作は『[[救急救命 カドゥケウス2]]』同様、それが無い。また、逆にプライベートで白衣を着ているなど不自然な点がある。『2』でもそこはちゃんとしてたのだが。 -問診パート --''専門用語が多い'' ---問診でかなりの専門用語が使用されるが、それについての説明が無い。 ---従来作にもそういった用語辞典的な物は無いが、手術アクションメインであった為あまり必要はなかった。 ---だが今回の問診の操作は、知識が無いと何をしているか理解できないため説明が欲しかったという意見がある。 ---ただし一応病気の説明はある。 --''画像診断検査'' ---CTスキャン、X線などを使って患者の体内の異常を発見するのだが、序盤はまだしも後半は些細な変化を見つけなければならない。 ---一応正常時の写真もあるがかなり見分けが付きにくく、素人のプレイヤーには少々難易度が高い。 -''内視鏡パート'' --内視鏡は【突く】という動作で進めるのだが、''Wiiリモコンが【突く】という動作を苦手としているため動かしづらい。''前進はリモコンをつきだすのに対し、後退は十字キーで操作できるため前進も十字キー対応にして欲しかったという意見がある。 --また内壁に当たらないよう動かす必要があるのだが、曲がる事が難しいのでカーブしている箇所はよほど慎重に操作しても当たってしまう。 --加えて内視鏡はかなり腕を使うため、''腕が疲れて長時間プレイできなくなる。'' -''一部明かされない伏線がある'' --ガブリエルと息子、ガブリエルとミラの関係、ミラの能力などいまいち解明されていない所がチラホラ。 --一応公式サイトに容量が足りなくなったというアナウンスがあり、その影響の可能性もある。 -''ラスボスがあっけない'' --旧作のラスボスは様々な形態があったり長期戦を強いられたりと手強い相手ばかりだったが、今回は弱い。初見20秒で撃破した人もいるほど。 **総評 まだまだ快適性などに問題はあるが、カドゥケウスシリーズが正統進化した作品であり、6人の医師を重点に置いたストーリーはアトラスの中でも屈指の出来。~ Wiiというハードの機能を存分に使い切った作品と言っても良いほどの作品である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: