「いただきじゃんがりあん」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

いただきじゃんがりあん - (2015/06/19 (金) 21:11:11) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

注意:このページでは~ 『いただきじゃんがりあん』をクソゲー判定。~ 『いただきじゃんがりあん』のVer1.6を改善判定。 『いただきじゃんがりあんR』に同梱している『いただきじゃんがりあん リメイク版』をクソゲー/劣化ゲー判定。~ 『いただきじゃんがりあん リメイク版』のVer2.20を改善/劣化ゲー判定として紹介する。 ---- *いただきじゃんがりあん 【いただきじゃんがりあん】 |ジャンル|麻雀|&image(http://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/145004127m.jpg)| |対応機種|Windows 95/98|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|すたじおみりす|~| |発売日|2000年11月10日|~| |定価|7,800円(税別)|~| |レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |判定(Ver1.6)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |ポイント|麻雀ゲームとして破綻&brしかしそれが逆に面白い&br宇宙麻雀という新ルールの開拓|~| |>|>|CENTER:''いただきじゃんがりあんシリーズ''&br;''いたじゃん'' / [[ちょこっとあどべんちゃ~>いただきじゃんがりあん ちょこっとあどべんちゃ~]] / いたじゃんR| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br;&size(20){''18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- #contents(fromhere) ---- **概要 すたじおみりすの処女作。分かりやすく言ってしまえば脱衣麻雀ゲーである。~ だがその中身はとんでもないバグゲーであり、その摩訶不思議なバグと幾度にも及ぶ%%修正できていない%%修正パッチによりある種の伝説となったのであった。~ 略称は『いたじゃん』 ***ヒロインとイカサマ #region(close,クリックで開閉) -佐藤 鈴音 得意役:一気通貫 --レベル1 一気通貫ツミコミ --レベル2 ツモ運気上昇 --レベル3 ツモ上がり無効 ツッコミ担当の妹。最初から最後まで物語に絡む。 -芦屋 美和 得意役:一盃口 --レベル1 一盃口積み込み --レベル2 リーチ一発ツモ(5枚目でもツモれる) --レベル3 ロン無効 幼馴染。最初の対局相手。 -熊谷綾子 得意役:三暗刻 --レベル1 字牌ツミコミ --レベル2 捨て牌裏返し(リーチ時のみ使用可) --レベル3 四暗刻ツミコミ 控え目な性格のウエイトレス。 -太刀川マキ 得意役:混老頭 --レベル1 イカサマ無効 --レベル2 老頭ツミコミ --レベル3 ロン無効 幼馴染2号。怒りっぽい性格。いずれのイカサマも使いにくい。 -林 檎姫 得意役:大三元・小三元 --レベル1 鳴き禁止 --レベル2 三元牌積み込み --レベル3 リーチ一発ロン(相手の特定不可) 中華娘。 -櫓香織 得意役:メンタンピン --レベル1 親流れ阻止 --レベル2 嶺上開花 --レベル3 天和積み込み バニーさん。天和ツミコミの成功率は5割ほど。 -西部由紀乃 得意役:ドラ打ち --レベル1 ドラツミコミ --レベル2 満貫縛り --レベル3 ドラ牌全オープン 真面目な眼鏡っ娘。バグとパッチの影響を最も受けたキャラ。~ 初期はドラ表示牌がドラだったため、イカサマでは表示牌がツミコミされる。~ ところがパッチにより表示牌のバグだけ直ったため、レベル1は無意味なイカサマになってしまっていた時期があった。~ 最終的には正しくドラ表示牌の次の牌をツミコミするように修正された。 -河合ななえ 得意役:清一色 --レベル1 相手の手牌が透ける --レベル2 清一色ツミコミ --レベル3 ツモ上がり無効 電波キャラ。このキャラとの対局中のみ電波ソングがBGMになる。 #endregion **システム -ADVと麻雀パートで交互に進行する。 -麻雀パートでは、女の子7人と対局する。 --最初の1人は固定だが後の6人は好きな順番で対局できる。 --女の子をハコにするなどすると勝利。次局以降女の子をパートナーにしてイカサマを使えるようになる。 --毎回勝利した女の子とエッチするかどうかを選択する。するを選ぶとエッチシーンに入る。 -全員を倒した時点でゲーム終了。 --1人の女の子とエッチしてその女の子をパートナーに選び続けていた場合は個別エンド。それ以外の場合は共通エンドになる。 --誰ともエッチをしなかった場合のみ妹の鈴音と対局することになる。 **麻雀のルール -すべてイカサマ有りの2人麻雀 --チー、ポン、カン有り。喰い断なし。 --「三連刻」有りなど少し変わった点もある。 -イカサマ --ツモるたびにゲージが溜まり一定数溜まるとイカサマを使える。 --イカサマは3レベルあり、レベルが低いものはゲージ消費量が少ないが内容もしょぼい。 --一気通貫ツミコミなどのツミコミ系。~ 鳴き禁止、親流れなしなどルール変更系~ アガリ時にドラ表示牌をすべてめくるなど様々なイカサマを使える。 --ツミコミ系は不発することもある。天和ツミコミをしたのに4シャンテンなどが分かりやすい。 ''普通の脱衣麻雀だが、これはVer1.6の場合である。''~ ''初期はバグだらけでまともに麻雀が成立しなかった。''詳しくは以下を参照 **問題点 ***''大量のバグ'' -麻雀パート、ADVパートの両方に深刻なバグがあり、まともに遊ぶのが不可能な状態であった。 -麻雀の特に酷いバグ --役が無い場合にロンした場合、手牌が増える。いわゆる多牌。 --''字牌による一盃口が認識される。''例(白白發發中中)。 --相手が役無しで上がる。 --国士無双がどんな牌でもツモ上がり出来る。 --役無しで上がれた。 --''ドラのみで上がれた。'' --''太字''のバグは後述する宇宙麻雀のルールになった。 -麻雀以外の不具合 --対戦終了条件を満たした時に、連続クリックによって処理落ちが発生する。 --フルスクリーン時、タイトルメニューのおしまいで終了した際、不正終了がでる。 --役無しで上がったさいにメッセージが出て終了する不具合 --選択子((公式の原文ママ。「選択肢」の誤字と思われる。))でメッセージスキップをすると、''強制的にHしないが選択される。'' ---このバグのせいで狙った女の子とエンディングを迎えられなかった人もいる。 ***度重なるパッチによる問題 -パッチにより少しずつ改善していったのだが、バグが増えたり、直ったものが再発したりなどといった不具合もあった。 --Verにより攻略条件が変わったりもしたので、攻略情報の共有が難しい状態だった。 -オリジナル版の最後のパッチ配布は2001年5月1日配信のVer1.6。 --半年以上に渡りパッチが配布されたことになる。 ***イカサマ関連 -「鳴き禁止」等のイカサマは自分も禁止になるので、使うメリットがない。 -ツミコミ系のイカサマは配牌後に使用する。 --それは「すり替え」ではないのか? -イカサマによっては5枚目の牌をツモる。 ***その他 -暗カンした際に真ん中の牌の長さがおかしい。 -ポンやカンのボタンの下に、イカサマボタンがあるが、このボタンは一切使えない。 --下手に削除すると新たなバグを生み出しかねないため、あえて削除しなかったと思われる。 **評価点 -最終的にはある程度遊べる脱衣麻雀になった。 --バランスを崩壊させるイカサマはなく、キャラ性能差はあるがどのキャラでも無理なく個別エンドにたどり着ける。 ---とはいえ、UIやゲームバランスは微妙。初心者に勧められる出来ではない。 -イカサマがあるので、周回時に違う戦略を取れる。 --例えば、リンを攻略する際には三元牌ツミコミを前提とした立ち回りが必要になる。 --香織を攻略する際には、点数の損失を防ぎつつゲージを溜めて天和を積み込む戦法が有効。 -制服半脱ぎのエッチシーン --他店から従業員を引き抜くというストーリーのため、チャイナ服やバニーを着た女の子とエッチできる。 --制服は半脱ぎのため、制服による個性が消えない。 -充実したアフターサポート --本来なら評価点ではないが、Ver 1.6になるまでの14回にも及ぶパッチ配布、『いたちょこ』の無料配布など、売り逃げをせずに責任を取ったことは擁護できる。 -『R』で本作の反省点の一部が生かされたこと --これも本作自体の評価点ではないが、黒歴史にしてしまわず、転んでもただでは起きない姿勢は評価できる。 **総評 テストプレイをすれば気付くであろうレベルのバグが多数あり、当初は文句無しのクソゲーであった。~ しかし幾度もパッチ配布が行われた結果、細かい不具合は多数あるものの、かろうじて遊べるレベルにはなった。~ とはいえ修正後もクソゲー一歩手前レベルであり、人によってはクソゲーと感じてもなんらおかしくない。~ 売り逃げをしなかっただけマシではあるが、デバッグのタイミングを明らかに誤っている。 ---- *いただきじゃんがりあん リメイク版 【いただきじゃんがりあん りめいくばん】 |ジャンル|麻雀|&amazon(B0009UMD7Y)| |対応機種|Windows 98~XP|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売日|2005年8月5日|~| |定価|8,800円(税別)|~| |レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |判定(Ver2.20)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''またバグ''&br;CGフルコンプ不可|~| **概要(リメイク版) -本作の発売から約4年後に続編の『いただきじゃんがりあんR』が発売された。 --おまけとして本作のリメイクが収録されている。 --リメイクと言っても細部を修正しただけのもの。 ---恐らくバグ修正後の(Ver1.6)に修正を加えたものだが、悪化してしまっている。 --リメイク版に関してのみこの項目で紹介する。 ***問題点(リメイク版) -フリーズなどの不具合が追加されている。 --中にはエッチシーンで選択肢を選んだ後、バックログを開くと確定でフリーズ。対局に負けると確定でフリーズなど初歩的なものもある。 --2006年5月19日に配布されたVer2.20で大体は改善されたが、メッセージウインドウの表示位置がおかしいなど多数の細かいバグが残っている。 -''九蓮宝燈をアガると主人公が爆死して、CGが登録される仕様などが削除されている。'' --そのためCGをフルコンプすることは不可能。 --これらのCGを閲覧するにはオリジナルの『いたじゃん』が必要である。 -OP及び、河合 ななえとの対局時の挿入歌「キャラ作ってないみう」が削除された。 **評価点(リメイク版) -『R』におまけとして同梱されているので、実質無料であること。 -対応OSが増えた。 --オリジナル版は95/98のみだが、本作は98~XPまで対応。 --発売時期を考えれば当たり前ではある。 -オリジナル版の初期Verよりはバグが少ない。 **総評(リメイク版) またバグが増えてしまった『いたじゃん』。~ CGフルコンプできないというバグは最後まで修正されなかった。~ 『R』のストーリーを楽しむために、1周だけ遊ぶことをお勧めする。 **余談 -「川口さやか」というヒロインは立ち絵があるが攻略できない。 --『いたちょこ』や『いたじゃんノベル』では出番が少ないことを自虐ネタにしていた。 --『R』ではヒロインに昇格した。 -スタッフロールによるとシナリオは3人、''麻雀は1人、デバッグは全員が担当した模様''。 --テキスト量はかなり少ないのに対し3人も担当しているのは謎。 --どう考えても麻雀の担当を増やすべきだろう。 -前述したように本作の発売から約4年後に続編の『いただきじゃんがりあんR』が発売された。 --本作のバグを仕様にした「宇宙麻雀」等、本作の反省点を生かせている。 --しかしバグが多くこちらもパッチ配布で対応された。 -本作のOPは「Love Tension」。 --ネットで有名な「Love Cheat!」は『R』のOPだが勘違いされやすい。 -本作で反省しなかったのか、「すたじおみりす」が後に発売されたゲームは「バグだらけで出荷→パッチで修正」というゲームが非常に多かった。 *いたじゃんノベル -パソコンパラダイスに掲載されていた3話構成の小説。公式HPでも掲載されていた。 --時系列は本作と『いたちょこ』の間。 --これも『R』に同梱されている。
注意:このページでは~ 『いただきじゃんがりあん』をクソゲー判定。~ 『いただきじゃんがりあん』のVer1.6を改善判定。 『いただきじゃんがりあんR』に同梱している『いただきじゃんがりあん リメイク版』をクソゲー/劣化ゲー判定。~ 『いただきじゃんがりあん リメイク版』のVer2.20を改善/劣化ゲー判定として紹介する。 ---- *いただきじゃんがりあん 【いただきじゃんがりあん】 |ジャンル|麻雀|&image(http://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/145004127m.jpg)| |対応機種|Windows 95/98|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|すたじおみりす|~| |発売日|2000年11月10日|~| |定価|7,800円(税別)|~| |レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |判定(Ver1.6)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |ポイント|麻雀ゲームとして破綻&brしかしそれが逆に面白い&br宇宙麻雀という新ルールの開拓|~| |>|>|CENTER:''いただきじゃんがりあんシリーズ''&br;''いたじゃん'' / [[ちょこっとあどべんちゃ~>いただきじゃんがりあん ちょこっとあどべんちゃ~]] / いたじゃんR| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br;&size(20){''18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- #contents(fromhere) ---- **概要 すたじおみりすの処女作。分かりやすく言ってしまえば脱衣麻雀ゲーである。~ だがその中身はとんでもないバグゲーであり、その摩訶不思議なバグと幾度にも及ぶ%%修正できていない%%修正パッチによりある種の伝説となったのであった。~ 略称は『いたじゃん』 ***ヒロインとイカサマ #region(close,クリックで開閉) -佐藤 鈴音 得意役:一気通貫 --レベル1 一気通貫ツミコミ --レベル2 ツモ運気上昇 --レベル3 ツモ上がり無効 ツッコミ担当の妹。最初から最後まで物語に絡む。 -芦屋 美和 得意役:一盃口 --レベル1 一盃口積み込み --レベル2 リーチ一発ツモ(5枚目でもツモれる) --レベル3 ロン無効 幼馴染。最初の対局相手。 -熊谷綾子 得意役:三暗刻 --レベル1 字牌ツミコミ --レベル2 捨て牌裏返し(リーチ時のみ使用可) --レベル3 四暗刻ツミコミ 控え目な性格のウエイトレス。 -太刀川マキ 得意役:混老頭 --レベル1 イカサマ無効 --レベル2 老頭ツミコミ --レベル3 ロン無効 幼馴染2号。怒りっぽい性格。いずれのイカサマも使いにくい。 -林 檎姫 得意役:大三元・小三元 --レベル1 鳴き禁止 --レベル2 三元牌積み込み --レベル3 リーチ一発ロン(相手の特定不可) 中華娘。 -櫓香織 得意役:メンタンピン --レベル1 親流れ阻止 --レベル2 嶺上開花 --レベル3 天和積み込み バニーさん。天和ツミコミの成功率は5割ほど。 -西部由紀乃 得意役:ドラ打ち --レベル1 ドラツミコミ --レベル2 満貫縛り --レベル3 ドラ牌全オープン 真面目な眼鏡っ娘。バグとパッチの影響を最も受けたキャラ。~ 初期はドラ表示牌がドラだったため、イカサマでは表示牌がツミコミされる。~ ところがパッチにより表示牌のバグだけ直ったため、レベル1は無意味なイカサマになってしまっていた時期があった。~ 最終的には正しくドラ表示牌の次の牌をツミコミするように修正された。 -河合ななえ 得意役:清一色 --レベル1 相手の手牌が透ける --レベル2 清一色ツミコミ --レベル3 ツモ上がり無効 電波キャラ。このキャラとの対局中のみ電波ソングがBGMになる。 #endregion **システム -ADVと麻雀パートで交互に進行する。 -麻雀パートでは、女の子7人と対局する。 --最初の1人は固定だが後の6人は好きな順番で対局できる。 --女の子をハコにするなどすると勝利。次局以降女の子をパートナーにしてイカサマを使えるようになる。 --毎回勝利した女の子とエッチするかどうかを選択する。するを選ぶとエッチシーンに入る。 -全員を倒した時点でゲーム終了。 --1人の女の子とエッチしてその女の子をパートナーに選び続けていた場合は個別エンド。それ以外の場合は共通エンドになる。 --誰ともエッチをしなかった場合のみ妹の鈴音と対局することになる。 **麻雀のルール -すべてイカサマ有りの2人麻雀 --チー、ポン、カン有り。喰い断なし。 --「三連刻」有りなど少し変わった点もある。 -イカサマ --ツモるたびにゲージが溜まり一定数溜まるとイカサマを使える。 --イカサマは3レベルあり、レベルが低いものはゲージ消費量が少ないが内容もしょぼい。 --一気通貫ツミコミなどのツミコミ系。~ 鳴き禁止、親流れなしなどルール変更系~ アガリ時にドラ表示牌をすべてめくるなど様々なイカサマを使える。 --ツミコミ系は不発することもある。天和ツミコミをしたのに4シャンテンなどが分かりやすい。 ''普通の脱衣麻雀だが、これはVer1.6の場合である。''~ ''初期はバグだらけでまともに麻雀が成立しなかった。''詳しくは以下を参照 **問題点 ***''大量のバグ'' -麻雀パート、ADVパートの両方に深刻なバグがあり、まともに遊ぶのが不可能な状態であった。 -麻雀の特に酷いバグ --役が無い場合にロンした場合、手牌が増える。いわゆる多牌。 --''字牌による一盃口が認識される。''例(白白發發中中)。 --相手が役無しで上がる。 --国士無双がどんな牌でもツモ上がり出来る。 --役無しで上がれた。((もっとも、「麻雀 天鳳」(DYNAX)のように上がりの形になりさえすれば役無しでも上がれることを明文化しているゲームもある。)) --''ドラのみで上がれた。'' --''太字''のバグは後述する宇宙麻雀のルールになった。 -麻雀以外の不具合 --対戦終了条件を満たした時に、連続クリックによって処理落ちが発生する。 --フルスクリーン時、タイトルメニューのおしまいで終了した際、不正終了がでる。 --役無しで上がったさいにメッセージが出て終了する不具合 --選択子((公式の原文ママ。「選択肢」の誤字と思われる。))でメッセージスキップをすると、''強制的にHしないが選択される。'' ---このバグのせいで狙った女の子とエンディングを迎えられなかった人もいる。 ***度重なるパッチによる問題 -パッチにより少しずつ改善していったのだが、バグが増えたり、直ったものが再発したりなどといった不具合もあった。 --Verにより攻略条件が変わったりもしたので、攻略情報の共有が難しい状態だった。 -オリジナル版の最後のパッチ配布は2001年5月1日配信のVer1.6。 --半年以上に渡りパッチが配布されたことになる。 ***イカサマ関連 -「鳴き禁止」等のイカサマは自分も禁止になるので、使うメリットがない。 -ツミコミ系のイカサマは配牌後に使用する。 --それは「すり替え」ではないのか? -イカサマによっては5枚目の牌をツモる。 ***その他 -暗カンした際に真ん中の牌の長さがおかしい。 -ポンやカンのボタンの下に、イカサマボタンがあるが、このボタンは一切使えない。 --下手に削除すると新たなバグを生み出しかねないため、あえて削除しなかったと思われる。 **評価点 -最終的にはある程度遊べる脱衣麻雀になった。 --バランスを崩壊させるイカサマはなく、キャラ性能差はあるがどのキャラでも無理なく個別エンドにたどり着ける。 ---とはいえ、UIやゲームバランスは微妙。初心者に勧められる出来ではない。 -イカサマがあるので、周回時に違う戦略を取れる。 --例えば、リンを攻略する際には三元牌ツミコミを前提とした立ち回りが必要になる。 --香織を攻略する際には、点数の損失を防ぎつつゲージを溜めて天和を積み込む戦法が有効。 -制服半脱ぎのエッチシーン --他店から従業員を引き抜くというストーリーのため、チャイナ服やバニーを着た女の子とエッチできる。 --制服は半脱ぎのため、制服による個性が消えない。 -充実したアフターサポート --本来なら評価点ではないが、Ver 1.6になるまでの14回にも及ぶパッチ配布、『いたちょこ』の無料配布など、売り逃げをせずに責任を取ったことは擁護できる。 -『R』で本作の反省点の一部が生かされたこと --これも本作自体の評価点ではないが、黒歴史にしてしまわず、転んでもただでは起きない姿勢は評価できる。 **総評 テストプレイをすれば気付くであろうレベルのバグが多数あり、当初は文句無しのクソゲーであった。~ しかし幾度もパッチ配布が行われた結果、細かい不具合は多数あるものの、かろうじて遊べるレベルにはなった。~ とはいえ修正後もクソゲー一歩手前レベルであり、人によってはクソゲーと感じてもなんらおかしくない。~ 売り逃げをしなかっただけマシではあるが、デバッグのタイミングを明らかに誤っている。 ---- *いただきじゃんがりあん リメイク版 【いただきじゃんがりあん りめいくばん】 |ジャンル|麻雀|&amazon(B0009UMD7Y)| |対応機種|Windows 98~XP|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売日|2005年8月5日|~| |定価|8,800円(税別)|~| |レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |判定(Ver2.20)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''またバグ''&br;CGフルコンプ不可|~| **概要(リメイク版) -本作の発売から約4年後に続編の『いただきじゃんがりあんR』が発売された。 --おまけとして本作のリメイクが収録されている。 --リメイクと言っても細部を修正しただけのもの。 ---恐らくバグ修正後の(Ver1.6)に修正を加えたものだが、悪化してしまっている。 --リメイク版に関してのみこの項目で紹介する。 ***問題点(リメイク版) -フリーズなどの不具合が追加されている。 --中にはエッチシーンで選択肢を選んだ後、バックログを開くと確定でフリーズ。対局に負けると確定でフリーズなど初歩的なものもある。 --2006年5月19日に配布されたVer2.20で大体は改善されたが、メッセージウインドウの表示位置がおかしいなど多数の細かいバグが残っている。 -''九蓮宝燈をアガると主人公が爆死して、CGが登録される仕様などが削除されている。'' --そのためCGをフルコンプすることは不可能。 --これらのCGを閲覧するにはオリジナルの『いたじゃん』が必要である。 -OP及び、河合 ななえとの対局時の挿入歌「キャラ作ってないみう」が削除された。 **評価点(リメイク版) -『R』におまけとして同梱されているので、実質無料であること。 -対応OSが増えた。 --オリジナル版は95/98のみだが、本作は98~XPまで対応。 --発売時期を考えれば当たり前ではある。 -オリジナル版の初期Verよりはバグが少ない。 **総評(リメイク版) またバグが増えてしまった『いたじゃん』。~ CGフルコンプできないというバグは最後まで修正されなかった。~ 『R』のストーリーを楽しむために、1周だけ遊ぶことをお勧めする。 **余談 -「川口さやか」というヒロインは立ち絵があるが攻略できない。 --『いたちょこ』や『いたじゃんノベル』では出番が少ないことを自虐ネタにしていた。 --『R』ではヒロインに昇格した。 -スタッフロールによるとシナリオは3人、''麻雀は1人、デバッグは全員が担当した模様''。 --テキスト量はかなり少ないのに対し3人も担当しているのは謎。 --どう考えても麻雀の担当を増やすべきだろう。 -前述したように本作の発売から約4年後に続編の『いただきじゃんがりあんR』が発売された。 --本作のバグを仕様にした「宇宙麻雀」等、本作の反省点を生かせている。 --しかしバグが多くこちらもパッチ配布で対応された。 -本作のOPは「Love Tension」。 --ネットで有名な「Love Cheat!」は『R』のOPだが勘違いされやすい。 -本作で反省しなかったのか、「すたじおみりす」が後に発売されたゲームは「バグだらけで出荷→パッチで修正」というゲームが非常に多かった。 *いたじゃんノベル -パソコンパラダイスに掲載されていた3話構成の小説。公式HPでも掲載されていた。 --時系列は本作と『いたちょこ』の間。 --これも『R』に同梱されている。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: