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*BLADESTORM 百年戦争 【ブレイドストーム -ひゃくねんせんそう】 |ジャンル|部隊アクション|&amazon(B000FPWBNO)|&amazon(B000N4B7O6)| |対応機種|PlayStation 3、Xbox 360|~| |発売元|ω-Force(コーエー)|~| |開発元|コーエー|~| |発売日|PlayStation 3 2007年8月30日、Xbox 360 2007年10月25日|~| |値段|3,030円|~| |判定|なし|~| |ポイント|中世欧州を舞台とした部隊アクション、空気になるプレイヤー|~| ---- **概要 -本作は中世ヨーロッパの戦乱渦巻く英仏百年戦争がモチーフとしたゲームで、歴史上の人物も多数登場する。 --フランス全土を戦乱の渦に巻き込んだ"英仏百年戦争"の戦場を舞台に、プレイヤーが傭兵隊長となって部隊を率い、その部隊を直接操作して戦う新しいスタイルのアクションゲーム --多数の兵が戦場で入り乱れて戦う戦場アクションということで、単に無双シリーズの中世欧州版ということではなく、部隊を直接操作して戦う『決戦III』に似た戦闘システムである。 **特徴 -戦場 --酒場でそれぞれの戦場の依頼を受ける、以来には「○○を占領しろ」などの依頼がある。 --それぞれのステージには数多くの拠点があり、それらの争奪により勝敗が決まる。 --プレイヤーが攻略する敵拠点の中には、拠点隊長という通常の敵より強い敵が出てきて、拠点隊長を倒すと拠点を奪取できる。 --拠点を奪うとアイテムや金が貰える. --目標を達成して戦闘が終了すると、あらかじめ決められた報酬のほか、敵撃破数や制圧した拠点数などに応じて戦果ポイントを獲得できる。ポイントは成長に使える。 -部隊 --最大4つの部隊をザッピング(切り替え)しながら戦うことで、広範囲にわたる敵拠点を効率よく攻略することができる。 --操作部隊は任意のタイミングで自由に切り替えできることができる。 --直接操作していない部隊は、指示コマンドで目標を設定することで自動的に拠点を攻める、敵将を討ち取るなどを支持できる。また防衛させることも可能 --プレイヤーの部隊を合流させて「軍団」として攻撃でき、強力な「総攻撃」を発動することができる。 -兵科 --「兵法書」を入手することで、新しい兵科を統率することができる。 --兵科どうしはそれぞれで相性を持ち、敵の兵科と自分の兵科の組み合わせ次第で戦闘の行方が左右されます。 ---兵法書は戦場で入手する他、酒場の商人から購入できる。 -戦闘 --通常攻撃 ---R1でくり出す最も基本的なアクション。押し続ける限り攻撃し続ける。 --部隊変更 ---部隊を率いるには部隊に近づいて×ボタンを押す。プレイヤーが率いられる部隊は上のアイコンが光っているが、一部一部の兵士は率いられない兵もいる。 --部隊アクション ---その名の通り部隊ごとの固有アクションで、□、△、○ごとに独特のアクションをくり出す。 ---通常攻撃より強力だが、アクションゲージが回復するまで使用できない。 --戦旗使用 ---戦闘や商人から購入して手に入るアイテム。 ---一度に三種類、それぞれ9個まで所持できる。戦闘中に使用することで「自分の部隊の攻撃力(防御力)アップ」、「敵の攻撃力(防御力)ダウン」、「敵の攻撃を無効化」など様々な効果が現れる。 --部隊呼出 ---酒場で部隊を雇うことができる。雇用して割り当てられた部隊は、戦闘中に呼び出しボタンでいつでも呼び出せる。 -酒場 --商人から武器や防具を買ったり、部隊を雇ったりする。 --酒場にいる傭兵からちょっとした小話を聞く事もでき、戦闘との良い塩梅になる。 -スキルポイント --プレイヤーは経験値が一定以上溜まることで獲得できる「スキルポイント」を消費することで、さまざまなスキルを習得して成長させることができる。 --戦場の活躍や依頼達成で名声を高めれば、さまざまな戦場で戦ったり、より強力な部隊を率いることが可能になる。 --プレイヤー自身が各兵科を自分好みに成長させることができる。 -名声 --戦場の活躍での活躍により名声が上がる1~4のレベルがあり、そのレベルに応じてシナリオが解放される。 **ストーリー 王位継承問題に端を発したイングランド王国とフランス王国の争いは、長きに及んでいた。 互いに強力な2国の力は拮抗し、容易な決着を許さなかったのである。 両国の騎士や兵士にも疲労は色濃く、結果、戦場の主役は傭兵へと移り変わろうとしていた。 金次第で敵味方を入れ替える傭兵は、いまだ蔑視の対象となりつつも何物にもとらわれない自由を持ち、 実力さえあれば富も名誉も手にすることができた。 何かを成さんとする者にとって、戦争は渾沌と荒廃のみならず無限の可能性をもたらしたのである。 そして、今また一人の傭兵が戦場に足を踏み入れた。 その目の先にあるのは富か名誉か、あるいは……。 (公式サイト引用) **主人公 - **評価点 -''部隊を操り、敵を薙ぎ倒す多数対多数の壮大なアクション'' --最大4部隊200人の兵士を徴用でき、編成した部隊をプレイヤーが直接操作できる。 --敵味方の部隊とも、兵士一人一人が個々のAIで的確なアクションを行うため、''実際の戦争のような大軍同士の激しい攻防が味わえる。'' --4部隊軍団化して200人を操り、攻撃するなどダイナミックな事もできる。 --ザッピングシステムも広いステージを移動する時間を短縮できて高評価 -''百年戦争舞台したオリジナリティ'' --歴史物と言えば日本の戦国時代、中国の三国志、第二次世界大戦など多いのだが今作中世ヨーロッパを舞台しており他に類を見ないオリジナリティがある。 --また百年戦争の概ねの史実や登場人物も網羅されており、百年戦争について詳しいプレイヤーも満足できる仕組みとなっている。 --史実では勝利したフランス側で史実を再現することも、逆にIFとしてイギリス側が勝利するシナリオも楽しめる。 -多種多様な部隊 --プレイヤーが傭兵隊長として傭兵を雇い、率いることができる部隊は40タイプ100種類以上も用意されている。 --兵科も、歩兵・弓兵・騎兵から象兵・砲兵・攻城兵器など多種多様 -エディット --顔のパーツや体格の細かい設定はもちろん、頭部、鎧、手、脚に個別に装備できる多種多彩な防具も豊富に用意してある。 --またシナリオを進める内に登場したキャラクターもモデリングを手に入れる事ができる。 -グラフィックもよく中世の雰囲気ぴったりである。 **賛否両論 -''史実に忠実では無い'' --「百年戦争」をモチーフとしているが、あくまでもゲームとしての面白さを優先させているので、兵装や戦闘の経緯などの史実関係の大半は無視されている。 --例えば兵科に パイク((15世紀から17世紀にかけ、歩兵用の武器として対騎兵、対歩兵と幅広く使用された槍))やランツクネヒト((30年戦争に活躍した傭兵))など、百年戦争当時には存在していない武器や部隊が登場する。それ以外にも象兵やモンゴル騎兵、華南騎兵・華北騎兵が雇えたり、日本の騎馬武者から抜け忍の集団まで登場する。 --また、国王も一人しか登場しないためどの時代の戦闘であっても同じ人物が国王として君臨している。同じ時代に出すためとは少々残念 --さらに容姿も忠実では無くジャンヌは長髪((史実のジャンヌは男装のため髪を短くしていたと言われている))になっていたりする。 -''空気になりがちなプレイヤー'' --ストーリーや重要な戦いは史実通りの流れで進行するものの、プレイヤー含む登場人物に寿命が設定されていないため、ストーリー中盤以降は史実の時間軸を無視したオリジナルストーリーの色合いが強い。 --戦争末期の人物であるジャンヌ・ダルクと戦争初期の人物であるエドワード黒太子が同じ戦争に立つ事もしばしば --そもそも''プレイヤー自身もあまりシナリオに関わってこず、キャラクター同士のふれあいも薄い。''依頼も実在の人物の手助けをするぐらいで、ストーリー自体のプレイヤーは空気になりがち --無双シリーズと違い主人公がオリジナルな為、歴史に関わってこないのは仕方ないが、それでも自分の作ったキャラが活躍して欲しいという声もある。 --傭兵は脇役だからと言ってしまえばそれっきりだが -フリーミッションシステム --戦闘ごとに英仏いずれの陣営に属するかをプレイヤーが自由に決めることができる「フリーミッションシステム」を採用して、英仏それぞれの視点からゲームを楽しむことが可能なのだが --''英仏どちらも選択できる戦闘もあり、史実通りの戦争でもイギリスだけ、フランスだけの依頼があり、システムが生かされていない。'' --また傭兵という特性から仕方ないのだが常に忠実に同じ国に加担するというプレイが出来ない。 -フィールド --フィールドはとても広いので、自由に動き回れることができる。 --一方で騎馬以外は移動の面で遅すぎて、広い戦場を移動するのが苦痛。歩兵で初めて目的地についたらもう戦争が終わっているという事もおこる。 -難易度が低い --バトルは基本的にR1を押しながら敵に向かい部隊アクションを発動させれば大体はクリアできる為、単調という声もある。 --プレイヤーは死亡しても、依頼が未達成になるだけでゲームオーバーの概念がない。 --その為酒場でマスターに「死ぬなよ」と言われても緊張感が沸かない --また敵も昨日討ち取った敵将が翌日には復活する。 --なのでユルゲーという意見もあり、評価が分かれるとこ **問題点 -川が渡れない --馬や兵士は川が渡れずわざわざ橋まで遠回りしなくてはならない -字幕の文字が小さい -騎兵が強い --基本的に騎兵が強く設定されており、城攻もできる始末 --前述の移動の事もあり、自然と騎兵ばかり育ててしまう。 -個別のシナリオが無い --無双シリーズのように、騎士ごとに個別のシナリオも用意して欲しかったという声もある。 *BLADESTORM 百年戦争&ナイトメア 【ブレイドストーム -ひゃくねんせんそう&ないとめあ】 |ジャンル|部隊アクション|&amazon(B002M76PG2)|&amazon(B00OH5QINC)|&amazon(B00OH5QLF2)| |対応機種|PlayStation 3、Xbox 360、PlayStation 4|~| |発売元|ω-Force(コーエー)|~| |開発元|コーエー|~| |発売日| 2015年1月29日|~| |値段|3,243円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ファンタジー要素のナイトメア編追加、バグ多し|~| ---- **特徴・評価点 -『''BLADESTORM -百年戦争-''』と同等のストーリーから成る「百年戦争編」と、ゴブリンやドラゴンが登場するファンタジー色の強いオリジナルストーリーの「ナイトメア編」から成る。 --「百年戦争編」にはストーリーや武将に追加要素はないが、ゲームデザインが少々変化している。 -「ナイトメア編」では、「百年戦争編」と同じ世界観をベースとしながらも、史実とはまったく異なるオリジナルストーリーとなっている。 --百年戦争編で批判されたプレイヤーが空気になりがちという意見に対して、「ナイトメア編」は魔物の軍勢と戦う英雄となり、次々と発生する戦いに参加することで物語の謎に迫っていく展開になっている。 --こちらは一本道のシナリオでがっつりとシナリオに絡んでくる。 -''軍隊対魔物の戦争が体験できる。'' --ナイトメア編では様々な魔物との戦いが発生し、今まで戦ってきたイングランド、フランスのキャラクターが協力して魔物と戦う。 --魔物に向かって大軍で向かって行けるなど他のゲームには味得ない設定が楽しめる。 --また魔物を部隊にすることもでき魔物の軍を作り「百年戦争編」とは異なる迫力の戦闘が繰り広げられることができる。 -キャラクターのエディット機能が強化された **問題点 -''フリーズが多い'' --特にナイトメア編は大きなモンスター、や魔物がいるためフリーズしやすい。 **総評 -中世ヨーロッパと軍勢バトルという独特のゲームデザインの本作 --オリジナリティ要素も強く、ハマる人はハマるが忠実とは言えない歴史考証やプレイヤー空気になりがちなシナリオなどが少々足を引っ張る。 --ナイトメア編のファンタジーの軍勢と戦えたり、操れたりという発想はとても斬新、買うならこっちをオススメする。
---- #contents(fromhere) ---- *BLADESTORM 百年戦争 【ブレイドストーム -ひゃくねんせんそう】 |ジャンル|部隊アクション|&amazon(B000FPWBNO)|&amazon(B000N4B7O6)| |対応機種|PlayStation 3、Xbox 360|~| |発売元|ω-Force(コーエー)|~| |開発元|コーエー|~| |発売日|PlayStation 3 2007年8月30日、Xbox 360 2007年10月25日|~| |値段|3,030円|~| |判定|なし|~| |ポイント|中世欧州を舞台とした部隊アクション、空気になるプレイヤー|~| ---- **概要 -本作は中世ヨーロッパの戦乱渦巻く英仏百年戦争がモチーフとしたゲームで、歴史上の人物も多数登場する。 --フランス全土を戦乱の渦に巻き込んだ"英仏百年戦争"の戦場を舞台に、プレイヤーが傭兵隊長となって部隊を率い、その部隊を直接操作して戦う新しいスタイルのアクションゲーム --多数の兵が戦場で入り乱れて戦う戦場アクションということで、単に無双シリーズの中世欧州版ということではなく、部隊を直接操作して戦う『決戦III』に似た戦闘システムである。 **特徴 -戦場 --酒場でそれぞれの戦場の依頼を受ける、以来には「○○を占領しろ」などの依頼がある。 --それぞれのステージには数多くの拠点があり、それらの争奪により勝敗が決まる。 --プレイヤーが攻略する敵拠点の中には、拠点隊長という通常の敵より強い敵が出てきて、拠点隊長を倒すと拠点を奪取できる。 --拠点を奪うとアイテムや金が貰える. --目標を達成して戦闘が終了すると、あらかじめ決められた報酬のほか、敵撃破数や制圧した拠点数などに応じて戦果ポイントを獲得できる。ポイントは成長に使える。 -部隊 --最大4つの部隊をザッピング(切り替え)しながら戦うことで、広範囲にわたる敵拠点を効率よく攻略することができる。 --操作部隊は任意のタイミングで自由に切り替えできることができる。 --直接操作していない部隊は、指示コマンドで目標を設定することで自動的に拠点を攻める、敵将を討ち取るなどを支持できる。また防衛させることも可能 --プレイヤーの部隊を合流させて「軍団」として攻撃でき、強力な「総攻撃」を発動することができる。 -兵科 --「兵法書」を入手することで、新しい兵科を統率することができる。 --兵科どうしはそれぞれで相性を持ち、敵の兵科と自分の兵科の組み合わせ次第で戦闘の行方が左右されます。 ---兵法書は戦場で入手する他、酒場の商人から購入できる。 -戦闘 --通常攻撃 ---R1でくり出す最も基本的なアクション。押し続ける限り攻撃し続ける。 --部隊変更 ---部隊を率いるには部隊に近づいて×ボタンを押す。プレイヤーが率いられる部隊は上のアイコンが光っているが、一部一部の兵士は率いられない兵もいる。 --部隊アクション ---その名の通り部隊ごとの固有アクションで、□、△、○ごとに独特のアクションをくり出す。 ---通常攻撃より強力だが、アクションゲージが回復するまで使用できない。 --戦旗使用 ---戦闘や商人から購入して手に入るアイテム。 ---一度に三種類、それぞれ9個まで所持できる。戦闘中に使用することで「自分の部隊の攻撃力(防御力)アップ」、「敵の攻撃力(防御力)ダウン」、「敵の攻撃を無効化」など様々な効果が現れる。 --部隊呼出 ---酒場で部隊を雇うことができる。雇用して割り当てられた部隊は、戦闘中に呼び出しボタンでいつでも呼び出せる。 -酒場 --商人から武器や防具を買ったり、部隊を雇ったりする。 --酒場にいる傭兵からちょっとした小話を聞く事もでき、戦闘との良い塩梅になる。 -スキルポイント --プレイヤーは経験値が一定以上溜まることで獲得できる「スキルポイント」を消費することで、さまざまなスキルを習得して成長させることができる。 --戦場の活躍や依頼達成で名声を高めれば、さまざまな戦場で戦ったり、より強力な部隊を率いることが可能になる。 --プレイヤー自身が各兵科を自分好みに成長させることができる。 -名声 --戦場の活躍での活躍により名声が上がる1~4のレベルがあり、そのレベルに応じてシナリオが解放される。 **ストーリー 王位継承問題に端を発したイングランド王国とフランス王国の争いは、長きに及んでいた。 互いに強力な2国の力は拮抗し、容易な決着を許さなかったのである。 両国の騎士や兵士にも疲労は色濃く、結果、戦場の主役は傭兵へと移り変わろうとしていた。 金次第で敵味方を入れ替える傭兵は、いまだ蔑視の対象となりつつも何物にもとらわれない自由を持ち、 実力さえあれば富も名誉も手にすることができた。 何かを成さんとする者にとって、戦争は渾沌と荒廃のみならず無限の可能性をもたらしたのである。 そして、今また一人の傭兵が戦場に足を踏み入れた。 その目の先にあるのは富か名誉か、あるいは……。 (公式サイト引用) **主人公 - **評価点 -''部隊を操り、敵を薙ぎ倒す多数対多数の壮大なアクション'' --最大4部隊200人の兵士を徴用でき、編成した部隊をプレイヤーが直接操作できる。 --敵味方の部隊とも、兵士一人一人が個々のAIで的確なアクションを行うため、''実際の戦争のような大軍同士の激しい攻防が味わえる。'' --4部隊軍団化して200人を操り、攻撃するなどダイナミックな事もできる。 --ザッピングシステムも広いステージを移動する時間を短縮できて高評価 -''百年戦争舞台したオリジナリティ'' --歴史物と言えば日本の戦国時代、中国の三国志、第二次世界大戦など多いのだが今作中世ヨーロッパを舞台しており他に類を見ないオリジナリティがある。 --また百年戦争の概ねの史実や登場人物も網羅されており、百年戦争について詳しいプレイヤーも満足できる仕組みとなっている。 --史実では勝利したフランス側で史実を再現することも、逆にIFとしてイギリス側が勝利するシナリオも楽しめる。 -多種多様な部隊 --プレイヤーが傭兵隊長として傭兵を雇い、率いることができる部隊は40タイプ100種類以上も用意されている。 --兵科も、歩兵・弓兵・騎兵から象兵・砲兵・攻城兵器など多種多様 -エディット --顔のパーツや体格の細かい設定はもちろん、頭部、鎧、手、脚に個別に装備できる多種多彩な防具も豊富に用意してある。 --またシナリオを進める内に登場したキャラクターもモデリングを手に入れる事ができる。 -グラフィックもよく中世の雰囲気ぴったりである。 **賛否両論 -''史実に忠実では無い'' --「百年戦争」をモチーフとしているが、あくまでもゲームとしての面白さを優先させているので、兵装や戦闘の経緯などの史実関係の大半は無視されている。 --例えば兵科に パイク((15世紀から17世紀にかけ、歩兵用の武器として対騎兵、対歩兵と幅広く使用された槍))やランツクネヒト((30年戦争に活躍した傭兵))など、百年戦争当時には存在していない武器や部隊が登場する。それ以外にも象兵やモンゴル騎兵、華南騎兵・華北騎兵が雇えたり、日本の騎馬武者から抜け忍の集団まで登場する。 --また、国王も一人しか登場しないためどの時代の戦闘であっても同じ人物が国王として君臨している。同じ時代に出すためとは少々残念 --さらに容姿も忠実では無くジャンヌは長髪((史実のジャンヌは男装のため髪を短くしていたと言われている))になっていたりする。 -''空気になりがちなプレイヤー'' --ストーリーや重要な戦いは史実通りの流れで進行するものの、プレイヤー含む登場人物に寿命が設定されていないため、ストーリー中盤以降は史実の時間軸を無視したオリジナルストーリーの色合いが強い。 --戦争末期の人物であるジャンヌ・ダルクと戦争初期の人物であるエドワード黒太子が同じ戦争に立つ事もしばしば --そもそも''プレイヤー自身もあまりシナリオに関わってこず、キャラクター同士のふれあいも薄い。''依頼も実在の人物の手助けをするぐらいで、ストーリー自体のプレイヤーは空気になりがち --無双シリーズと違い主人公がオリジナルな為、歴史に関わってこないのは仕方ないが、それでも自分の作ったキャラが活躍して欲しいという声もある。 --傭兵は脇役だからと言ってしまえばそれっきりだが -フリーミッションシステム --戦闘ごとに英仏いずれの陣営に属するかをプレイヤーが自由に決めることができる「フリーミッションシステム」を採用して、英仏それぞれの視点からゲームを楽しむことが可能なのだが --''英仏どちらも選択できる戦闘もあり、史実通りの戦争でもイギリスだけ、フランスだけの依頼があり、システムが生かされていない。'' --また傭兵という特性から仕方ないのだが常に忠実に同じ国に加担するというプレイが出来ない。 -フィールド --フィールドはとても広いので、自由に動き回れることができる。 --一方で騎馬以外は移動の面で遅すぎて、広い戦場を移動するのが苦痛。歩兵で初めて目的地についたらもう戦争が終わっているという事もおこる。 -難易度が低い --バトルは基本的にR1を押しながら敵に向かい部隊アクションを発動させれば大体はクリアできる為、単調という声もある。 --プレイヤーは死亡しても、依頼が未達成になるだけでゲームオーバーの概念がない。 --その為酒場でマスターに「死ぬなよ」と言われても緊張感が沸かない --また敵も昨日討ち取った敵将が翌日には復活する。 --なのでユルゲーという意見もあり、評価が分かれるとこ **問題点 -川が渡れない --馬や兵士は川が渡れずわざわざ橋まで遠回りしなくてはならない -字幕の文字が小さい -騎兵が強い --基本的に騎兵が強く設定されており、城攻もできる始末 --前述の移動の事もあり、自然と騎兵ばかり育ててしまう。 -個別のシナリオが無い --無双シリーズのように、騎士ごとに個別のシナリオも用意して欲しかったという声もある。 *BLADESTORM 百年戦争&ナイトメア 【ブレイドストーム -ひゃくねんせんそう&ないとめあ】 |ジャンル|部隊アクション|&amazon(B002M76PG2)|&amazon(B00OH5QINC)|&amazon(B00OH5QLF2)| |対応機種|PlayStation 3、Xbox 360、PlayStation 4|~| |発売元|ω-Force(コーエー)|~| |開発元|コーエー|~| |発売日| 2015年1月29日|~| |値段|3,243円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ファンタジー要素のナイトメア編追加、バグ多し|~| ---- **特徴・評価点 -『''BLADESTORM -百年戦争-''』と同等のストーリーから成る「百年戦争編」と、ゴブリンやドラゴンが登場するファンタジー色の強いオリジナルストーリーの「ナイトメア編」から成る。 --「百年戦争編」にはストーリーや武将に追加要素はないが、ゲームデザインが少々変化している。 -「ナイトメア編」では、「百年戦争編」と同じ世界観をベースとしながらも、史実とはまったく異なるオリジナルストーリーとなっている。 --百年戦争編で批判されたプレイヤーが空気になりがちという意見に対して、「ナイトメア編」は魔物の軍勢と戦う英雄となり、次々と発生する戦いに参加することで物語の謎に迫っていく展開になっている。 --こちらは一本道のシナリオでがっつりとシナリオに絡んでくる。 -''軍隊対魔物の戦争が体験できる。'' --ナイトメア編では様々な魔物との戦いが発生し、今まで戦ってきたイングランド、フランスのキャラクターが協力して魔物と戦う。 --魔物に向かって大軍で向かって行けるなど他のゲームには味得ない設定が楽しめる。 --また魔物を部隊にすることもでき魔物の軍を作り「百年戦争編」とは異なる迫力の戦闘が繰り広げられることができる。 -キャラクターのエディット機能が強化された **問題点 -''フリーズが多い'' --特にナイトメア編は大きなモンスター、や魔物がいるためフリーズしやすい。 **総評 -中世ヨーロッパと軍勢バトルという独特のゲームデザインの本作 --オリジナリティ要素も強く、ハマる人はハマるが忠実とは言えない歴史考証やプレイヤー空気になりがちなシナリオなどが少々足を引っ張る。 --ナイトメア編のファンタジーの軍勢と戦えたり、操れたりという発想はとても斬新、買うならこっちをオススメする。

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