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*ドアドア 【どあどあ】 |ジャンル|ACT| |対応機種|PC-6001、PC-8801、FM-7、MZ-2000、X1、パソピア7| |発売・開発元|エニックス| |発売日|1983年5月| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| |定価|【カセットテープ】3,800円| **概要 -第1回エニックスプログラムコンテスト優秀賞作品。後のチュンソフトの代表取締役、中村光一氏が、学生時代に作ったゲーム。氏の出世作。 -階層上のステージにいるモンスター達を、全てドアの中に閉じ込めていくゲーム。アクション性も高いが、同時にパズル性もある。 **特徴 -6階層((PC-6001版は5階層。))からなるステージで、各階層間ははしごで行き来できる。プレイヤーはチュン君というキャラクターを操ってステージ内のモンスターをうまく誘導しながら、全てドア内に閉じ込めていく。全20面。 -チュン君の動きは上下左右とジャンプ。 --ジャンプではステージ上にあるものは全部飛び越える事ができる。モンスターすら飛び越える。モンスターの誘導にもよく使う。モンスターは自分より上にチュン君がいる場合、はしごを上ってしまう。そこではしごに差し掛かったとき、ジャンプすると上にいると勘違いして上っていくのだ。重要テクニックの一つ。 --ステージには画鋲が落ちており、これを飛び越えるのももちろんジャンプ。 -ドアは右開きと左開きがある。 --右開きのドアは左側から来ると開けられる。左開きはその逆。そして開いた右開きのドアは右から来ると閉められる。左開きはその逆。閉まっている右開きのドアに右から来ても何も起こらない。このドアの特徴のため、どういう経路でモンスターを誘導するかが鍵となる。 --モンスターはドアを完全に閉めないと閉じ込められない。少しでも開いていると、しばらくして出てきてしまう。逆にこれを利用して足止めに使う事もできる。テクニックの一つ。 --一度に閉じ込めるモンスターが多いほど、点数が上がっていく。ばらけているモンスターを、うまくまとめていくのだ。 -モンスターは3種類。 --なめごん:なめくじのモンスター。チュン君をひたすら追っかけてくる。 --いんべ君:くらげのモンスター。同じフロアにチュン君がいる時、手前にはしごがあると上ってしまう癖がある。 --あめちゃん:アメーバのモンスター。同じフロアにチュン君がいる時、手前にはしごがあると降りてしまう癖がある。 --ステージ内のモンスターは、数が少なくなると足が速くなる。最後の一匹の状態の時にはチュン君の倍ほどの速度となり、その時点で閉じ込める準備ができてないと、かなり厳しい。 -ステージ内には時々、ボーナスのフルーツが現れる。だがたまに爆弾が現れる時があり、爆弾を取ってしまうとミスとなる。 -当時としては珍しくBGMがあった。 **難点 -この頃のゲームでは当たり前だったが、コンティニューがない。 **総評 -アイディアの勝利と言えるゲーム。システムは実にシンプル。だがその中に独特の奥深さがある。モンスターを誘導していくというゲーム性はなかなか癖になるもの。各ステージもなかなか練られていて、攻略のしがいがある。学生とは言え、中村光一氏の非凡さが感じられるゲームだ。 ---- *ドアドアmkII 【どあどあ まーくつー】 |ジャンル|ACT| |対応機種|PC-6001mkII、PC-8001mkII、PC-8801、&br()MZ-1500、MSX、ファミリーコンピュータ((FC版はmkIIではなくドアドアとして発売されている。))| |発売・開発元|エニックス| |発売日|1985年2月| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| |定価|【FDD】5,800円&br()【カセットテープ】3,800円&br()【ファミリーコンピュータ】4,900円| **概要 -一作目のヒットを受け作られた続編。 -様々なアイディアが取り入れられ、一作目以上に奥深くなった。 -ちなみに「漫画・ドラゴンクエストへの道」によると、本作を手がけた中村は前作に続いて本作もファミコンに移植するつもりだったらしいのだが、エニックスのプロデューサーの千田の「エニックスとしてはこれまでのようなアクションゲームばかりではなく、もっと新しい事に挑戦したい」という意向により、結局移植される事はなかった。 **一作目との違いと特徴 -キャラクターが全体的に大きくなり、動きがコミカルに。さらに親しみやすい雰囲気になった。ただそのため、階層は一段減って5階層に。残ったのモンスターの速度が抑えられ、ラスト一匹に猛追されあっさりミスという事がなくなった。 -新たなモンスター、オタぴょんが加入。チュン君のジャンプに反応し、同じようにジャンプするので、ジャンプを使った誘導が使えない手ごわい相手。 -はしごの種類が増えた。誰でも使えたはしごが、チュン君用、モンスター用、滑り台など多彩に。 -両開きのドアができ、プレイしやすい面も増えた。 -ボリュームの大幅増加。20面だったステージが100面まで増加((FC版は50面。))。さすがに100面続けるのはキツイのか、1面からやるか50面からやるか選べるようになっている。 -BGMや効果音も多彩に。
『[[修正依頼]]』が出ています。『mkII』の問題点を追記できる方はご協力お願いいたします。 ---- #contents(fromhere) ---- *ドアドア 【どあどあ】 |ジャンル|ACT| |対応機種|PC-6001、PC-8801、FM-7、MZ-2000、X1、パソピア7| |発売元|エニックス| |発売日|1983年5月| |定価|カセットテープ:3,800円| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| //概要にもあるように中村光一の個人制作なのでエニックス開発というのは誤り ---- **概要 -第1回エニックスプログラムコンテスト優秀賞作品。後のチュンソフト代表取締役((現在はスパイク・チュンソフト代表取締役会長。))・中村光一氏が、学生時代に作ったゲーム。氏の出世作。 -階層上のステージにいるモンスター達を、全てドアの中に閉じ込めていくゲーム。アクション性も高いが、同時にパズル性もある。 ---- **特徴 -6階層((PC-6001版は5階層。))からなるステージで、各階層間ははしごで行き来できる。プレイヤーはチュン君というキャラクターを操ってステージ内のモンスターをうまく誘導しながら、全てドア内に閉じ込めていく。全20面。 -チュン君の動きは上下左右とジャンプ。 --ジャンプではステージ上にあるものは全部飛び越える事ができる。モンスターすら飛び越える。モンスターの誘導にもよく使う。 --ステージには画鋲が落ちており、これを飛び越えるのももちろんジャンプ。 -ドアは右開きと左開きがある。 --右開きのドアは左側から来ると開けられる。左開きはその逆。そして開いた右開きのドアは右から来ると閉められる。左開きはその逆。閉まっている右開きのドアに右から来ても何も起こらない。 --一度に閉じ込めるモンスターが多いほど、点数が上がっていく。ばらけているモンスターを、うまくまとめること。 -モンスターは3種類。 --なめごん:なめくじのモンスター。チュン君をひたすら追っかけてくる。 --いんべ君:くらげのモンスター。同じフロアにチュン君がいる時、手前にはしごがあると上ってしまう癖がある。 --あめちゃん:アメーバのモンスター。同じフロアにチュン君がいる時、手前にはしごがあると降りてしまう癖がある。 --ステージ内のモンスターは、数が少なくなると足が速くなる。最後の一匹の状態の時にはチュン君の倍ほどの速度となり、その時点で閉じ込める準備ができていないと、かなり厳しい。 -ステージ内には時々、ボーナスのフルーツが現れる。だがたまに爆弾が現れる時があり、爆弾を取ってしまうとミスとなる。 -当時としては珍しくBGMがあった。 ---- **評価点 -動きの傾向のハッキリしたモンスターたちを、どう誘導するかの面白さ。 --ドアの開き方を考えての、テクニックを見出すゲーム性。 --テクニックには様々なものがある。これを駆使して、モンスターをまとめ高得点を狙う。 ---モンスターは自分より上にチュン君がいる場合、はしごを上ってしまう。そこではしごに差し掛かったとき、ジャンプすると上にいると勘違いして上っていく。 ---モンスターはドアを完全に閉めないと閉じ込められない。少しでも開いていると、しばらくして出てきてしまう。逆にこれを利用して足止めに使う事もできる。 -ビープ音だが、それでも当時、BGMがあるのは評価すべき点。 ---- **難点 -この頃のゲームでは当たり前だったが、コンティニューがない。 ---- **総評 アイディアの勝利と言える。システムは実にシンプル。だがその中に独特の奥深さがある。~ モンスターを誘導していくというゲーム性はなかなか癖になるもの。各ステージもなかなか練られていて、攻略のしがいがある。~ 学生とは言え、中村光一氏の非凡さが感じられるゲーム。 ---- ---- *ドアドアmkII 【どあどあ まーくつー】 |ジャンル|ACT|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VViq8CFmL.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B008A40DBE)| |対応機種|PC-6001mkII、PC-8001mkII、PC-8801、&br()MZ-1500、MSX、ファミリーコンピュータ((FC版はmkIIではなくドアドアとして発売されている。))|~| |発売元|エニックス|~| |開発元|チュンソフト|~| |発売日|1985年2月|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |定価|FD:5,800円&br()カセットテープ:3,800円&br()【FC】4,900円|~| ---- **概要(mkII) -一作目のヒットを受け作られた続編。 -様々なアイディアが取り入れられ、一作目以上に奥深くなった。 -なお、チュンソフト設立後の第1作目のゲームである。 //-ちなみに「漫画・ドラゴンクエストへの道」によると、本作を手がけた中村は前作に続いて本作もファミコンに移植するつもりだったらしいのだが、エニックスのプロデューサーの千田の「エニックスとしてはこれまでのようなアクションゲームばかりではなく、もっと新しい事に挑戦したい」という意向により、結局移植される事はなかった。 //意味がよく分からない。「ドアドア」一作目はファミコンに移植されておらず、移植されたのはPCで「ドアドアmkII」と言われた続編。ただしファミコンでは「ドアドア」として発売されている。もしかしてここで言う本作とは、「ドアドア」の次に氏が作った「ニュートロン」の事だろうか?「ニュートロン」は確かにファミコンには移植されていない。 ---- **一作目との違いと特徴 -キャラクターが全体的に大きくなった。 --ただそのため、階層は一段減って5階層に。 -新たなモンスター、オタぴょんが加入。 --チュン君のジャンプに反応し、同じようにジャンプするので、ジャンプを使った誘導が使えない手ごわい相手。 -はしごの種類が増えた。 --誰でも使えたはしごが、チュン君用、モンスター用、滑り台など多彩に。 -両開きのドアができ、プレイしやすい面も増えた。 -ボリュームの大幅増加。20面だったステージが100面まで増えた((FC版は50面。))。さすがに100面続けるのは厳しいのか、開始面を1面か50面かのどちらかから選べるようになっている。 -BGMや効果音の増加。 ---- **評価点(mkII) -キャラが大きくなったため、動きがコミカルに。さらに親しみやすい雰囲気になった。 -残ったモンスターの速度が抑えられ、ラスト一匹に猛追されあっさりミスという事がなくなった。 -オタぴょんの加入により、従来通りにやればいいという訳にはいかない。さらにテクニックを磨く必要がある。 -両開きのドアの追加、はしごの種類の増加。ステージ数は5倍になったが、このために単調さを軽減している。 -ボリュームも十分。 -BGM、効果音と演出周りも強化されている。 ----- **総評(mkII) まさしく続編。ゲーム性、ボリューム、BGMと全てに渡ってよくなっている。正当発展にふさわしい出来。

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