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パンツァーバンディット - (2018/06/13 (水) 16:19:20) の最新版との変更点

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*パンツァーバンディット 【ぱんつぁーばんでぃっと】 |ジャンル|横スクロール格闘アクション|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンプレスト|~| |開発元|フィルインカフェ|~| |発売日|1997年8月7日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人(ストーリーモード)&br;1~4人(VSモード)|~| |配信|ゲームアーカイブス&br;2011年7月6日/600円(税5%込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|バンプレスト版『ガーディアンヒーローズ』&br;システムは格ゲー寄り|~| ---- #contents(fromhere) ---- **ストーリー アークを手に入れし者、世界の王となる…~ ~ 『カナダイン』~ それは蒸気文明とわずかな魔法とが共存している世界。~ 古来、この地にはいくつもの遺跡と様々な伝承が残されているが、その中に『シンク』と呼ぶならわされる魔人の伝説がある。~ 神とも悪魔ともなりうる『シンク』の物語はもうひとつの伝承である天空船『アーク』と共に語り伝えれてきた。~ 遥か天空の彼方に浮かび、古代文明の遺産と英知が寝るといわれる『アーク』……~ ~ そして現在。古代文明の力を利用し巨大な権力を手にしたゴールデン郷は、さらなる力を手にすべくゴールデン財団を設立。シンクとアークの謎を解くべく調査に乗り出した。~ これをきっかけに、数奇な運命によって導かれた少年達の冒険が始まることとなるのである。 //説明書のプロローグそのまま引用しました。 **概要 バンプレストと『あすか120% BURNING Fest.』でお馴染みフィルインカフェによる横スクロール格闘アクション。~ ゲーム的には同じくフィルインカフェが制作した『マッドストーカー』を2ラインにした物。~ 以上の事から各所に格闘ゲームを意識した要素が存在している。~ **特徴 -十字キーと弱攻撃、強攻撃、特殊攻撃、ライン移動の4ボタン制。 --コマンドやボタンの組み合わせで投げ、空中投げ、ダッシュ攻撃(強弱の2種類)、コマンド技が使用できる。 ---コマンド技は↓↓+各攻撃、↓→+各攻撃(右向き時)の2種類のみ。ただしキャラによって技が割り当てられているコマンドは異なる。 --また4種類のショートカットキー(マクロ)を設定できる。 --地上、しゃがみ、空中の3種類のガードも使用可能、ただし地上ガードはキーがニュートラル時に発動するので慣れないとなかなかガードが出来ない。 -ゲージはHPメーターとエネルギーメーターの2種類であり、一部攻撃にはエネルギーメーターを消費する。 -全キャラクターがハイジャンプ、二段ジャンプ、ダッシュ、ジャンプキャンセルが可能で全体的に自由度が高く機動力は高め。 -ステージはストーリーモードの極一部の場面を除いて全て2ライン制。 --ライン移動はジャンプしながら行われ、横キー入力しながら移動した際は斜めに飛びながら移動出来る。 -ストーリーモードは全8面を攻略するベルトスクロールアクション。2人同時プレイが可能。 -VSモードは1vs1のフリーバトル、2つのチームに分かれて2vs2で戦うチームバトル、好きなチーム分けで4人で戦うバトルロイヤルの3種類。 --このモードのみ最大4人同時プレイが可能。 -使用可能キャラクターは初期が4人、一定条件を満たすか隠しコマンド入力によりストーリーモードのボスキャラ8人が使用可能となり最大12人となる、 --ボスキャラはストーリーモードとVSモードの両方で使用できる。 **評価点 -システムがシンプルな為、初心者も受け入れやすい。 --コマンドも簡単な物のみで一部コマンドはマクロによって更に簡略化出来る。 -コンボを決め敵を薙ぎ倒す爽快感。 --攻撃が繋がりやすくジャンプキャンセルも可能な為、格ゲーさながらの空中コンボも叩きこむ事が出来る。 -最大4人で対戦が出来る為集まって遊ぶには向いている。 **賛否両論点 -キャラクターデザイナーの趣味か、ロボットだけでなく''人間まで手足が不自然に太い''。独特なキャラデザインは好き嫌いが分かれる。 --因みにキャラデザイナーはあの''いづなよしつね''である。代表作は『トップをねらえ2!』(メカデザイン)など。 ---また、本人から設定資料''同人誌''も出されている。''表紙のカスミが結構エロい''のでファンには価値ありかも。 **問題点 -全体的にボリュームは薄い。 --モードは前述の通り全8面のストーリーモードと3ルールのVSモードしかない。 --ストーリーモードは''雑魚敵のバリエーションが少ない''上''雑魚の体力が表示されない''。 ---また、キャラ毎のハイスコアが記録されるが個別ED等は存在しない。 ---本作のEDは続編を匂わせる終わり方だが現在も続編は発売されていない。''続編ありきな展開も問題''である。 -チームバトル・バトルロイヤルは必ず4人の対戦となってしまう。 --1VS2の変則マッチや3人だけでの対戦はできない。 -VSモードのゲームバランスは「良い」とは言えない。 --強いキャラの一例は重火器による攻撃が多彩なアイン。''爆弾を投げ続けているだけで勝てる。'' ---他はスーパーアーマー持ちで反対ラインも攻撃出来る地震攻撃を持つシデンや優秀な技が揃うセンカ。 --一方、タイマンこそ強いが多人数戦には向かないジンゴロウや技が少ない上に頼みのレーザーも高身長キャラ以外には当り辛いファラド(ビッグメカ)は厳しい試合を強いられる。 -ストーリーモードラストステージ --このステージは合計8キャラと戦うボスラッシュとなるが6体を倒すまでは回復アイテムが出現せず、7体目のボス登場時にたった2個しか出現しない。 ---コンティニュー回数は最大5回までしか選べない為、非常に厳しいステージとなる。 -セーブの仕様 --キーコンフィグの設定、ストーリーモードのハイスコアは記録できるが何故かストーリーモードとVSモードの設定は記録できない為、起動毎に設定する必要がある。 -主人公4人の影が薄い --ボスキャラ達はストーリーモードで登場した際は台詞があるのだが、主人公達は戦闘中の掛け声しか台詞が無い。 --これにより主人公達の性格や設定が活かされない結果に…。 -オープニングアニメの出来栄えもそんなによろしくない。 **総評 褒めれらない点こそ存在するがコンボの爽快感や多人数プレイの楽しさもあって決して悪くはない作品である。~ 現在はゲームアーカイブスでも配信されている為、気になった方は手に取ってみてはいかがだろうか?~ **余談 -一部開発スタッフはその後本作のゲーム性を''昇華''させた『[[ファントムブレイカー:バトルグラウンド]](オーバードライブ)』に携わった。
*パンツァーバンディット 【ぱんつぁーばんでぃっと】 |ジャンル|横スクロール格闘アクション|&amazon(B000069TIK)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|バンプレスト|~| |開発元|フィルインカフェ|~| |発売日|1997年8月7日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人(ストーリーモード)&br;1~4人(VSモード)|~| |配信|ゲームアーカイブス:2011年7月6日/600円(税5%込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|バンプレスト版『ガーディアンヒーローズ』&br;システムはやや練り込み不足|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 バンプレストと『あすか120% BURNING Fest.』でお馴染みフィルインカフェによる横ベルトスクロールアクション。~ ゲーム的には同じくフィルインカフェが制作した『マッドストーカー』を2ラインにした物。~ 以上の事から各所に格闘ゲームを意識した要素が存在している。~ **ストーリー アークを手に入れし者、世界の王となる…~ ~ 『カナダイン』~ それは蒸気文明とわずかな魔法とが共存している世界。~ 古来、この地にはいくつもの遺跡と様々な伝承が残されているが、その中に『シンク』と呼ぶならわされる魔人の伝説がある。~ 神とも悪魔ともなりうる『シンク』の物語はもうひとつの伝承である天空船『アーク』と共に語り伝えれてきた。~ 遥か天空の彼方に浮かび、古代文明の遺産と英知が寝るといわれる『アーク』……~ ~ そして現在。古代文明の力を利用し巨大な権力を手にしたゴールデン郷は、さらなる力を手にすべくゴールデン財団を設立。シンクとアークの謎を解くべく調査に乗り出した。~ これをきっかけに、数奇な運命によって導かれた少年達の冒険が始まることとなるのである。 //説明書のプロローグそのまま引用しました。 **特徴 -十字キーと弱攻撃、強攻撃、特殊攻撃、ライン移動の4ボタン制。 --コマンドやボタンの組み合わせで投げ、空中投げ、ダッシュ攻撃(強弱の2種類)、コマンド技が使用できる。 ---コマンド技は↓↓+各攻撃、↓→+各攻撃(右向き時)の2種類のみ。ただしキャラによって技が割り当てられているコマンドは異なる。 --また、4種類のショートカットキー(マクロ)を設定できる。 --地上、しゃがみ、空中の3種類のガードも使用可能。ただし地上ガードはキーがニュートラル時に発動するので人によっては慣れないと中々ガードができない。 -ゲージはHPメーターとエネルギーメーターの2種類があり、一部攻撃はエネルギーを消費する。 -全キャラクターが''ダッシュ''、ハイジャンプ、二段ジャンプ、ジャンプキャンセルが可能で全体的に自由度が高く機動力は高め。 -コンボを決めるとプレイキャラの名前の所にヒット数が表示される。 -ステージはストーリーモードの極一部の場面を除いて全て2ライン制。 --ライン移動はジャンプしながら行われ、横キー入力しながら移動した際は斜めに飛びながら移動できる。 -遊べるモードは2つ。 --ストーリーモードは全8面。2人協力プレイが可能。 --VSモードは1VS1のフリーバトル、2VS2のチームバトル、4キャラで戦うバトルロイヤルの3ルール。 ---このモードのみ''最大4人対戦が可能''。 -使用可能キャラクターは初期が4人、一定条件を満たすか隠しコマンド入力によりストーリーモードのボスキャラ8人が使用可能となり最大12人となる。 --ボスキャラはストーリーモードとVSモードの両方で使用できる。 **評価点 -システムがシンプルな為、初心者も受け入れやすい。 --コマンドも簡単な物のみで一部コマンドはマクロによって更に簡略化できる。 -コンボを決め敵を薙ぎ倒す爽快感。 --攻撃が繋がりやすくジャンプキャンセルも可能な為、格ゲーさながらの空中コンボも叩きこむ事ができる。 -ベルトスクロールとしては珍しくダッシュができる。 --但しダッシュは何故か一定の距離までしかしない為、走り続けるには何度も入力する必要がある。 -対戦、しかも最大4人でできるのもPSのゲームでは珍しい。 --1対1のフリーバトルは勿論、チームを組んで戦うチームバトル、入り乱れてのバトルロイヤルと一通り揃っている。 -''2ライン制にした事により2Dでありながら奥行きのあるアクション性を実現''した。 --これにより[[『ファイナルファイト』シリーズ>ファイナルファイトシリーズ]]の様な''従来のベルトスクロールにあった上下と奥行きの分かり辛さが無くなっている''。 -BGMも悪くはない。尚、オープニングでは歌が流れる。 **賛否両論点 -キャラデザイナーの趣味か、ロボットだけでなく''人間まで手足が不自然に太い''。「デフォルメ」と言えば聞こえはいいかもしれないが、独特なキャラデザインは好き嫌いが分かれるだろう。 --因みにキャラデザイナーはあの''いづなよしつね''氏である。代表作は『[[トップをねらえ2!>第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇/天獄篇/連獄篇]]』(メカデザイン)など。 ---因みに本人から設定資料''同人誌''が出されている。[[表紙のカスミが結構エロい>https://auctions.afimg.jp/item_data/image/20140205/yahoo/g/g133628449.1.jpg]]のでファンには価値ありかも。 **問題点 -ヒット数が何故かコンボが終わった後にしか表示されない。 --表示中に敵に攻撃を当てても加算されず新たにカウントが始まってしまう謎の仕様。 -ストーリーモードは主人公4人の影が薄く、ボスキャラ達は台詞があるのに''主人公達は戦闘中の掛け声しか台詞が無い''。これにより主人公達の性格や設定が活かされない結果に…。 --雑魚敵のバリエーションが少ない。同じ様な敵がずっと出て来る為人によっては飽きてくる。その上雑魚敵に体力ゲージがない。 --ラストステージは合計8キャラと戦うボスラッシュとなるが、回復アイテムがたった2個、それも7体目のボス登場時にしか出現しない。コンティニューは最大5回までな為非常に厳しいステージとなる。 --キャラ毎のハイスコアが記録されるが個別ED等は存在しない。 ---因みに''続編を匂わせる終わり方''だが、結局''続編は発売されなかった''。 -VSモードのバトルロイヤルは1VS3・1VS1VS2の変則マッチは出来るが3人だけでの対戦はできない。 --ゲームバランスも「良い」とは言えず、強いキャラの一例は重火器による攻撃が多彩なアイン。''爆弾を投げ続けているだけで勝てる。'' ---他はスーパーアーマー持ちで反対ラインも攻撃できる地震攻撃を持つシデンや優秀な技が揃うセンカ。 ---一方、タイマンこそ強いが多人数戦には向かないジンゴロウや技が少ない上に頼みのレーザーも高身長キャラ以外には当り辛いファラド(ビッグメカ)は厳しい試合を強いられる。 -セーブの仕様 --キーコンフィグの設定とストーリーモードのハイスコアは記録できるが、何故かストーリーモードとVSモードの設定は記録できない為起動毎に設定する必要がある。 -オープニングアニメの出来栄えもそんなによろしくない。 **総評 褒めれらない点こそ存在するが、一応コンボの爽快感や多人数プレイの楽しさは在る。~ 現在はゲームアーカイブスで配信されている為気になった人は遊んでみてもいいだろう。~ **余談 -一部開発スタッフはその後本作のゲーム性を''昇華させた''『[[ファントムブレイカー:バトルグラウンド]](オーバードライブ)』に携わった。

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