「未発売ゲーム2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
未発売ゲーム2」を以下のとおり復元します。
//【注意!】
//未発売ゲームの単独記事執筆を禁止された理由の1つに&color(#F54738){「憶測・推量による叩きの横行を防ぐ」}というものがあります。詳細や決定的な理由が公になっていないケースも多々あるため、過去の「企業問題」同様、特定企業や個人を攻撃する表現は避けてなるべく簡潔な記述を心がけてください。
//内容に問題があるとみなされれば、他の記事同様に凍結・削除措置を取られる可能性があります。
//容量肥大化のため追記載は特筆性のあるもののみに留めて下さい

*未発売ゲーム一覧(携帯機 / アーケード / PC)
本記事はリンク集ではなく、未発売ゲームに関する情報をまとめたページである。~
ここでの未発売ゲームとは、開発・稼動・発売が中止になるなどして''結果的に''世に出る事の無かったゲームを指す
(いわゆる''お蔵入り''したゲームであり、稼動・発売予定日を控えた「未だ出ていないゲーム」ではない)。~
据置機の未発売ゲームについては、[[こちら>未発売ゲーム]]を参照のこと。

-''補足''
--ゲームカタログでは、''完全発売中止タイトルの単独記事の執筆は禁止''されているので注意((国内限定の未発売作品については、海外作品として執筆可能。発売日順・判定別とも、海外のゲームを取扱う専用の一覧を用意している。))。
--「開発中止」の目安は、最新情報の発表から3年経過した時点で続報が無い事。掲載後に対象作品((対応機種が変わるなど、ソフトとしての条件が異なる場合は、別の作品として扱われる。))の続報が発表された場合は、掲載を取り消す事。
//↑14/02/23の運営議論結果を反映

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#contents(fromhere)
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**完全発売中止(国内)
***任天堂携帯機
-''GB SDヒーロー列伝''(バンプレスト)
--ガンダムやウルトラマンが登場するという、『[[コンパチヒーロー>コンパチヒーローシリーズ]]』シリーズと思われるシミュレーションゲーム。『ファミリーコンピュータマガジン』の発売スケジュールに2ヶ月ほど掲載されていた。
--『スーパーファミコン&ゲームボーイ発売中止ゲーム図鑑』では、以後も多数のシリーズ作品が発売されていることから他の企画に移行した可能性も考慮し、シリーズが多すぎて判別困難としながらも、時期やジャンルの近い『[[スーパーロボット大戦]]』を挙げている。

-''GB エモやんの20倍プロ野球''(ヘクト)
--FC『[[エモやんの10倍プロ野球>エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編]]』のGB版として、1990年11月に発売が予定されていたが諸事情によりお蔵入り。

-''GB/GBC エクストリームホイールズ めざせ!BMXチャンピオン''(スパイク)
--「BMX」というオフロードタイプの自転車を題材にしたレーシングゲーム。
--2000年夏に発売予定とされていたが、その後の情報は途絶えてしまい結局お蔵入りに。
--海外では2001年に『Xtreme Wheels』として無事発売された。

-''GB ガッタンゴットン''(コナミ)
--同名アーケードゲームの移植。
--単独での移植はお蔵入りとなったが、後にオムニバス作品『コナミGBコレクションVol.2』の中の1本として収録された。

-''GB ティンクル・ポポ''(ハル研究所)
--当初は1992年1月に発売予定とされたが、開発元の経営危機により発売中止になった。
---その後、宮本茂氏の助言を基にタイトルを変更して開発が再開され、同年4月27日に『[[星のカービィ]]』として日の目を見ることとなった。

-''GB デスボール''(ケムコ)
--1989年のゲーム雑誌で発表されていたアクションパズルゲーム。当初は「一度主人公が通ったマスは通れなくなる」という仕様でアイテムを集めていくゲームだったようだ。
--後に「襲い掛かるボールを避けながらハートを回収していく」という内容に変更されているが結局発売されず、最終的にキャラクターをスヌーピーに置き換えた『[[スヌーピーのマジックショー]]』が1990年に発売されている。

-''GB 鉄道王II''(デービーソフト)
--1990年後期にゲーム雑誌で発表されていたボードゲーム。1987年12月にFCロムカセットで発売された『[[鉄道王]]』の続編。
--『ファミリーコンピュータMagazine』1990年17号(9月7日号)によると「鉄道を中心とした街を開発・発展させていかなければならない」とあり鉄道と物件要素のある『[[桃太郎電鉄]]』のようなものになっていたものであろうと思われる。
---新作の発売情報では発売日未定のまま1994年まで載っていたが中期に消滅したため、お蔵入りとなった模様。結果的に前作がデービーソフトの最終作となった。

-''GB 漂流少年キース''(EPIC・ソニーレコード)
--『[[ゼルダの伝説]]』の引き写しのようなアクションRPG。発売日と価格が決まらないままお蔵入り。
--1990年当時の『ファミコン通信』に掲載された記事によると「''文字ばかりのRPGに食傷気味のユーザーが泣いて喜ぶアクションRPGの決定版''」と紹介されていたらしい。

-''GB/GBC 飛龍の拳伝説GB リアルバージョン/SDバージョン''(カルチャーブレーン)
--いわゆるポケモン商法。2バージョンだけでなくGBカセット連動可能なN64の『飛龍の拳スタジアム』も発表されていた。

-''GB/GBC ポケモンピクロス''(任天堂)
--1999年春にゲーム誌で公開されたが、その後情報は途絶えお蔵入り。
--ネット上に残っている写真記事の内容から、問題の解き方は『[[ピクロスe>ピクロスeシリーズ]]』シリーズのミクロスの土台問題だけを解くような形で、完成時に高解像度のイラストが表れる仕様だった模様。
---2015年12月に3DS専用ソフトとして[[同名のソフト>ポケモンピクロス]]が配信されているが、こちらはタイトルが同じだけで全くの別物である。
--2020年に起きた「ギガリーク」と呼ばれるハッキングによって盗み出された任天堂の開発資料がネット上に大量に公開された事件の中で、本作のベータ版もプレイ可能な状態で流出し話題となった。ほぼ完成していたようである。

-''GB レインボーチップス''(カネコ)
--3人の主人公と4つの魔法の中から1つを選んで塔を登るアクションゲーム。
--当時の雑誌には1991年1月、3月発売予定との記載があるが音沙汰無し。

-''GB LOST CITY''(ゲーム通信社)
--この時代の作品としては珍しい近未来が舞台のダンジョンRPG。90年開催の初心会ソフト展示会で出品されていたらしい。
--90年10月発売予定だったが発売されず、94年頃まで発売予定リストに乗り続けた末に消滅。

-''GBC カービィファミリー''(ジャガー/ナツメ)
--『カービィ』キャラクターを用いた刺繍用ソフト。イベント会場で宣伝として本作を用いて作られたワッペンが配布されており、具体的な発売日と価格も公表されていたためほぼ完成していたとされる。
--先に発売されていた『マリオファミリー』の商業的不振((当然だが遊ぶのにミシンが必須・購入方法がジャガーの公式通販限定だった。))からお蔵入りとなった。

-''GBC ジバクくん 零の木の果実''(メディアファクトリー)
--月刊誌『ファミ通ブロス』に掲載され、アニメ化もされた柴田亜美作の漫画『ジバクくん』のゲーム化作品。
--原作の主人公である爆ではなく、オリジナルの主人公(姿は爆によく似ているが)を操作して世界を冒険するアクションRPG。
--画面写真が公開される程度には開発が進んでおり、単行本の帯にも宣伝があった。マスコットキャラであるジバクくんの「機嫌」要素など独自システムも見られたが、結局お蔵入りに。
--その後、ジバクくん自体は『[[RPGツクール4]]』に客演している。

-''GBC [[ゼルダの伝説 ふしぎの木の実>ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章]] 勇気の章''(任天堂/カプコン)
--元々は『力の章』『知恵の章』『勇気の章』の3部作構成で発売される予定だったが、最終的に2部作構成になり、『力』が『大地の章』として、『知恵』が『時空の章』として世に出回る事になった。
--そして、唯一残された『勇気の章』については企画そのものが立ち消えになる事に。
--ちなみに、本作の主要キャラクターとして登場する予定だった「勇気の巫女 フロル」については、『大地』『時空』では「あいことばの巫女」として登場している。

-''GBC [[伝説のスタフィー]]''(任天堂)
--2000年10月発売と告知され、プレイ画像も公開されていたが、発売中止に。
--その後、2002年9月6日にGBAソフトとして発売された。内容はGBC版での設定を踏襲している。

-''GBC [[ドラゴンクエストIV 導かれし者たち]]''(エニックス/トーセ)
--一時期開発をしていたと噂もあったが結局進展ないまま没に。GBC版3にて解析により4の雑魚敵や未登場の謎のモンスターのメダルが存在しており信憑性があった。
--DQ生誕25周年特設サイトでは、当初3と4に通信連動企画があり本当に開発した時期があったことを記していた。

-''GBC BIOHAZARD''(カプコン)
--初代のGBC移植として画面写真も公開されていたが開発中止となった。
--しかし、エミュレータ上で動作する開発中のROMイメージが流出。現在は動画投稿サイトでプレイ動画を見ることが可能。
--一応、[[GBC向けのシリーズ作品>BIOHAZARD GAIDEN]]自体は発売されたが、海外メーカーの開発でカプコンはノータッチであり、ストーリーもキャラクターも原作の面影はまったくない。そして評判も悪い。

-''GBC beatmaniaGB3 NET JAM''(コナミ)
--『[[beatmania GB2 ガッチャミックス]]』の次回作として発表された。モバイルアダプタGBに対応し、メール機能を利用したユーザー間の楽曲のやり取りや楽曲の配信を行う予定だったが、モバイルアダプタGBの普及率の低さや版権料がネックとなり発売されずに終わった。
---後に従来の『beatmaniaGB』シリーズと同様のシステムに変更した『beatmania GB ガッチャミックス2』として発売。収録曲のムービーに「NETJAM」「BEATMANIA3」の文字があり、本作の名残が見て取れる。
---余談だが、当初本タイトルで実装する予定だった要素の1
つ「新曲のダウンロード販売」は後に『[[jubeat plus>jubeatシリーズ]]』等の主にiOS作品を中心とした家庭用『BEMANI』タイトルにて正式採用された。~
その一方で、今作で実装する予定だったもう1つの要素である「曲中でメールのやり取りを行う」は以降のBEMANIシリーズでは実装された経験が無い。

-''GBC ポケットの中の王国''(ヘクト)
--ホビットに指示を出して各地に派遣し王国に散らばる8つの秘宝を探すSLG。2000年発売予定。
--キャラクターデザインはおねショタ作品などで知る人ぞ知るエロ漫画家、和六里ハル。2000年当時はまだほとんど無名であったが、開発中のタイトル画面には堂々とコピーライトに名前が記載され、異様に推されていた。

-''GBA 穴馬大作戦''(任天堂)
--名前通り競馬ゲーム。モバイルアダプタGB対応予定の作品で、レース画面と厩舎画面が公開されていた。
--GBA発売初期のカタログに掲載されていたが、その後一切情報が公開されることは無かった。

//-''GBA 隠密道''(不明)
//--某オークションサイトで出品されていたGBA本体の動作テスト用に、おまけとして付属していた開発用AGBカートリッジから存在が確認された謎のゲーム。
//--出品者が商品の参考画像として出したタイトル画面以外は一切詳細不明。
//---最終的に7万円で落札されたがその後の行方は分かっていない。
//発売に向けて開発されていたかどうかすら不明な物なのでCO

-''GBA カスタムロボGX2''(任天堂/ノイズ)
--携帯機版カスタムロボシリーズの第二弾になる筈だった作品。
--『[[激闘!>激闘! カスタムロボ]]』発売の際に任天堂公式サイトにて掲載されたインタビュー記事によると、同期にGC『バトルレボリューション』の開発がスタートしていた事や、従来のシリーズとはゲーム性が異なる事から開発中止になったとの事。
--本作の発売中止によって、携帯機のカスタムロボシリーズ新作は2006年のDS『激闘! カスタムロボ』まで4年ものブランクが空く事になった。
--下記の『メカニクメカニカ』に関係があるのではないかと開発者の見城こうじ氏がTwitterで質問を受けた際、『激闘』は本作がGBAからDSにプラットフォームを移して作り直された作品である事が明かされた。

-''GBA ゲームボーイミュージック''(任天堂)
--ニンテンドーDSで発売された『[[大合奏!バンドブラザーズ]]』のプロトタイプに当たる作品。
--ゲームボーイアドバンスの音質やボタンの数の少なさなどのスペック上の問題から開発中止となった。
--その後、ニンテンドーDSに搭載された新機能が本企画のゲーム性に合致していたことから再開発される運びとなり、『バンブラ』発売後は好評につきシリーズ化され現在に至る。

-''GBA 幻想世界英雄烈伝フェアプレイズ''(不明)
--元々は講談社の児童誌『コミックボンボン』で、01年に始まった読者参加型企画。連載漫画を中心としてWEBアニメ・ドラマCD・ゲームと、メディア展開を広げると発表されていた。声優は決定し、ドラマCDは通販が行われ、アニメもPVが2種類まで作られたが、そこで突然全ての企画が打ち切られ、ゲーム化も有耶無耶になってしまった。
--特に漫画版は、よりによって''「連載1周年記念特別編第1弾」という回で打ち切り最終回を迎えた。''作者はその後自身のサイト上で企画復活のハガキを送るよう読者に呼びかけたが、結局それだけで終わってしまった。
---この事から、単なる不人気や作者側の都合といったものではなく、何か大きな事情のせいで突然打ち切りが決まったことが窺える。
--同誌の読者参加型ゲームと言えば『[[クロスハンター>クロスハンター トレジャーハンターバージョン/エックスハンターバージョン/モンスターハンターバージョン]]』が(悪い意味で)有名だが、そちらと違って読者から特に不評は出ておらず、単行本も発売され、編集部側としても積極的に宣伝は行っていた。にもかかわらずこの結果は…正直勿体ない。
---しかも、原作者の岡田芽武氏が同時期に描いていた作品ではこの漫画とリンクしたシーン(『ニライカナイ』では本作と共通のシーンが描かれ『SHADOW SKILL』講談社版1巻の敵キャラが本作の敵と同名)があった。

-''GBA ディディーコングパイロット''(任天堂)
--『[[ディディーコングレーシング]]』の続編として開発されていたが、制作会社のレア社がこの頃マイクロソフト傘下になったことでお蔵入りに。
--その後、海外では『バンジョーパイロット』として発売されたが、日本では未発売。

-''GBA バドランド''(任天堂)
--HAL研究所開発の2D対戦アクションゲーム。2002年発売予定だったがその後音沙汰なし。
--公開されていた資料が極めて少ないために詳細は不明だが、SRPGと『[[スマブラ>大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』を掛け合わせたようなオリジナリティのあるゲームになる予定だったと思われる。

-''GBA はなさき合戦''(任天堂)
--タイトルだけしか公開されていない詳細不明の作品。GBA初期に公表されたタイトルの1つ。

-''GBA 飛龍の拳1・2プラス 激闘の3本入り''(カルチャーブレーン)
--FC1作目と2作目の移植+もう1本。開発中止になり、SFCで3作目を加えた4本入りの『飛龍の拳1・2・3プラス』が発表されたがこちらも開発中止。

//-''GBA ファイナルファンタジーIII''(スクウェア・エニックス)
//--後述のWSC版が立ち消え状態になった後、任天堂が「FC版をそのままGBAに移植したもの」をデモとして持ち込んできていたという話がDS版の攻略本に掲載されたスタッフインタビューに存在している。

-''GBA まじこね''(ソフトマックス)
--タイトルのみで詳細不明。どういう訳か各中古ショップの買取リスト等に名前が掲載され、そこでは2001年11月30日発売予定でジャンルがテーブル・カードゲームということになっている([[参照>https://www.famitsu.com/game/coming/2001/09/14/104,1000432212,1309,0,0.html]])。
--下記の『メカニクメカニカ』を出品した人物が、この作品のデータが入っているという開発用カートリッジも出品していたのだが、すぐに取り下げられてしまった。
--2022年1月に著名な非売品ゲームコレクターにより開発用カートリッジが発掘された。
---その後、当時の雑誌記事も発掘され、ネットショップ等にある商品情報はその名残りだったことが判明した。

-''GBA メカニクメカニカ''(不明)
--上記の『まじこね』を発掘した非売品ゲームコレクターが某オークションサイトで落札した開発用カートリッジに収められていた、過去に発売予定等の情報が一切無く、開発会社すら不明の謎の未発売タイトル。
--タイトルやプレイ画像だけ発表してお蔵入りした作品は数あれど、発表をする前に開発中止になった(と思われる)作品のベータ版が世に出てくるのは極めて珍しい。
--既に実機でプレイ出来る程度の完成度にはなっているらしく、コレクター氏によってプレイ画像が何枚か投稿されている。
--自分だけのロボットをカスタマイズしてライバルと対戦をするホビーアニメ風な世界観の2Dアクションゲームだっことから同じGBAで近似するゲーム性を持つ『[[カスタムロボGX]]』や、その続編にして開発中止となった上述の『カスタムロボGX2』との関連性が指摘されていたが、開発者によって否定された。
--あまりの詳細不明ぶりに個人が作ったフェイク説も囁かれたが仮にフェイクだった場合、わざわざ任天堂の開発機材を用いて最初から企画してある程度遊べる段階まで作ったソフトを第三者のリサイクル業者を通じてオークションに出品する奇特な人物がいたことになるため、現実的に考えてこれも可能性は低い。
--後日、同様の出品者により2本目、3本目の本作の開発用カートリッジが出品された。(本物であるならばの話だが)通信プレイのテスト用に複数用意されていたのだろうか?
---第三者からの指摘があったのか、『まじこね』の開発用カートリッジと同じく落札される前に取り下げられてしまった。
---更に後日、再び出品され13万円で落札された。
--2本目のROMは落札者によってファイル共有ソフトにダンプされ、ダウンロードしたユーザーによるプレイ動画がいくつか公開されている。
--解析により国内未発売のGBAソフト『BRITNEY'S DANCE BEAT』とヘッダータイトルを共有していることが判明。そのことから『BRITNEY』の開発会社である株式会社アールの作品ではないかと推測されているが、真相や如何に。

-''GBA メタルスラッグ / メタルスラッグ2 / メタルスラッグX / メタルスラッグ3''(SNKプレイモア)
--メタスラシリーズ10周年記念の一環としてGBA末期に『メタルスラッグアドバンス』のエンジンを流用しスペックの劣るGBAに移植されると発表されたが、その後音沙汰無し。
--その後、同じく任天堂携帯機であるニンテンドーDSで『メタルスラッグ7』が発売されたが、当作もナンバリング作である。

-''GBA メタルマックスリターンズ改''(ナウプロダクション)
--SFCで発売された『メタルマックスリターンズ』の携帯機移植。
--原作の発売元であるデータイーストが破産したことで権利関係の諸問題が発生し、発売中止になった。
--『[[メタルマックス2改]]』及び本作を購入してはがきを送ればサントラCDがプレゼントされるキャンペーンも行われていたが、本作の発売中止によりキャンペーン自体が事実上の中止に。

-''GBA ルナブレイズ''(任天堂)
--HAL研究所開発のRPG。2002年春発売予定で2001年には任天堂スペースワールドで試遊版も出展されるなどかなり完成していたと思われるのだがお蔵入りに。
--公開されていた資料によると集めたモンスター同士で戦うゲームらしく『ポケモン』や『ドラゴンクエストモンスターズ』に近い内容だったと想像される。
--また、開発中のSSには戦闘中画面に何故か『カービィ』と表示されているが、同じ画面内にカービィの姿は見えないのでゲスト出演予定等ではなく会社繋がりの仮置き用データと思われる。

-''DS THE ロボットつくろうぜっ!''(D3パブリッシャー)
--PS2ソフト『[[SIMPLE2000シリーズ Vol.104 THE ロボットつくろうぜっ! 激闘!ロボットファイト]]』のDS版。開発元のサイトで「DS版の構想があったが実現しなかった」と語られた。
--PS2版では物語の発端となった事件の真相が謎のままで放置されており、容疑者もフェードアウトして終わっていたので、続編への布石にするつもりだった可能性はある。

-''DS スペクトラルフォース''(仮称)(アイディアファクトリー)
--[[PS版第2作>スペクトラルフォース]]のDS移植バージョンとして発売される予定だったが、いつのまにかお蔵入りに。

-''DS 戦闘員山田はじめ2''(キッズステーション)
--GBAで発売された『[[戦闘員山田はじめ]]』の続編。

-''DS 大学駅伝2008 HAKONE(仮)''(SNKプレイモア)
--世にも珍しい大学駅伝を題材にしたゲーム。
--データを元に大会の結果を予測してくれる「シミュレータモード」と、監督としてチームを育成し大会に挑む「育成モード」に加え、過去の大会の名場面や記録を見ることが出来る「データベースモード」の3つのモードが収録されていた模様。
--画面写真も公開され発売日も2007年12月13日に決まっていたのだが初報の公開された僅か1週間後に突然発売中止に。
---実在の大学が絡むデータベースモードの許可絡みでトラブルが起きた?

-''DS デトロイト・メタル・シティDS ~デス・シャウト~''(D3パブリッシャー)
--同名コミック作品のメディア展開の一角として発表。発表時にはTGSなどで大々的なイベントも行われたが、延期を繰り返した末にひっそりと開発中止となった。

-''DS 電子メイド手帖 恋のいろは''(SNKプレイモア)
--『サムライスピリッツ天下一剣客伝』にて登場したキャラクター「いろは」をメイン据えたスピンオフタイトルであったが、SNKプレイモアのゲーム事業縮小の煽りを受けて『KOF MI3』等と共にお蔵入りに。
--後に本作のコンセプトを引き継ぐ『恋のいろは』が携帯向けに配信されている。また本作に登場の予定だったキャラは『Days of Memories』シリーズに登場し日の目を見た。

-''DS 東京魔人學園帝戰帖''(マーベラスエンターテイメント)
--『剣風帖』のDSリメイク発表と同時に開発が発表された『[[東京魔人學園伝奇>東京魔人學園伝奇シリーズ]]』シリーズの3作目。
--昭和初期を舞台に『剣風帖』と『外法帖』を結ぶ物語となるはずだったが、マーベラスの経営悪化により開発中止が発表された。

-''DS 忍者じゃじゃ丸くん ~ペンは剣より強しでござる~''(ジャレコ)
--ジャレコの過去タイトルのオムニバスソフトのおまけで外伝的な趣が強いGBAの『じゃじゃ丸Jr.伝承記〜ジャレコレもあり候〜』を除くと、『鬼斬忍法帖』以来実に10年ぶりとなるじゃじゃ丸くんシリーズの完全新作。2008年発売予定。
--DSらしくタッチ操作を全面に押し出した内容だったらしい。かなりの数の画面写真も公開されていたのだが発売中止となった。
--ジャレコは2009年1月に業績悪化の末、ゲームヤロウに全株式が''1円''で売却される憂き目に遭っており、恐らくその前後の[[ゴタゴタ>黄金の絆]]で発売出来なかったのだと思われる。
--発売予定の5年後の2013年、ジャレコ作品の権利を獲得したハムスターにより本作の''ソースコードを流用して''作られた新作『忍者じゃじゃ丸くん さくら姫と火竜のひみつ』が3DSで発売された。
---3DSにもかかわらずDS丸出しのクオリティで且つフルプライスの作品だったので、事情を知らないユーザーからの評価は微妙であった。

-''DS はち恋''(エレクトロニック・アーツ)
--EA日本法人の初のオリジナルタイトル…になるはずだった作品。ジャンルはオーソドックスなギャルゲー。キャラクターのCVなども収録済みでほぼ完成直前であった模様。
--「長嶋はるか演じるヒロイン"長嶋はるか"が某VOCALOIDそっくりで、それがお蔵入りの原因」という説もあるが詳細は不明。言うほど似ているかどうかも意見のわかれる所。
---少々わかりにくいが、自分と同姓同名のキャラを演じており主題歌も担当していた。
---主題歌はソフト本体に先行してCDが発売されており、これだけは入手できる。
---余談だが当時の長嶋はるか氏の事務所はどうしても名前を売り出したかったらしく、同年に『桃色大戦ぱいろん』というブラウザゲームでも同姓同名のキャラの役で出演している。
--攻略対象キャラの中にいわゆる「デブ専」向けな女性キャラがおり、その筋の嗜好の方々にはちょっとした話題となっていた。
--後にiOS/Android用アプリとして、2012年10月1日から2014年2月28日まで配信された。
---キャラクター自体はDS版とほぼ同じだが一部のキャラはCVが変更され、長嶋はるか氏演じるキャラクターも一之瀬歩/芸名:星咲カスミという名前に変わっている。
--尚、本作で大々的にフューチャーされていた長嶋はるか氏はその後も細々と声優や歌手として活動を続けていたが、2021年に療養の末に33歳の若さで亡くなったことが報じられた。

-''DS バテン・カイトスDS''(ナムコ)
--『ゼノサーガDS』と同時に発表されファンを沸かせたが、『バテン・カイトスII』の発表と同時に発売中止となった。
--ちなみにゼノサーガDSは『[[ゼノサーガI・II]]』に名前を変え発売されている。
--また、対応機種が不明なので合わせて紹介するがモノリスソフト取締役・本根氏によると『バテン・カイトスIII』も開発が進んでおり設定画やテスト試作版が作られたが、ナムコ側の事情でこちらも没になっている。

-''DS へんしんマジカルドール''(GAE)
--『びっくり! どっきり! 魔法のペン』という作品と同時に発表された女児向けゲーム。
---しかし同時に発売中止になった。
--『魔法のペン』はその後3DSソフトとして作り直され『びっくり!とびだす!魔法のペン』というタイトルで発売されたが、こちらは未発売のままである。

-''DS ミステリールーム''(レベルファイブ)
--『アタマニア』シリーズ第3弾タイトルとして2010年に発売予定だったが、延期を繰り返しiOS/Android用ソフトに路線変更。
--その際、タイトルを『レイトンブラザーズ・ミステリールーム』へ変更、主人公もレイトン教授の息子にするなどレイトン教授シリーズの関連作となった。

-''DS ラクガキ王国''(タイトー)
--当初、DSの発売予定タイトルに入れられていたが音沙汰なし。
--その後タイトーよりリリースされた『ロストマジック』は『ラクガキ王国』シリーズとのシステム的類似点があることから、本作から開発変更がなされたものと見られている。

-''DS ロックマン ゼクスクレイドル''(カプコン)
--DSで展開されていた『[[ロックマンZX>ロックマンシリーズ]]』シリーズ3作目。
--かねてよりネット上に「3作目を製作途中だったが没になった」「タイトルはZXC(ゼクスクレイドル)」という出所不明な噂が流れていたが、『ZX』の開発企業であるインティクリエイツの2021年度のクリスマス生配信にてこれらが事実であることが明言された。
---シリーズ2作目である『[[ZXA>ロックマンゼクス アドベント]]』はあからさまに次回へ続くオチとなっていたため当初は2作目の時点で3作目まで出す予定があったと思われる。
--しかし、ある程度製作した段階でカプコン側の事情により中止となったとのこと。

-''3DS オメガファイブ''(ハドソン)
--360のダウンロード専用タイトルとして発売された同名ゲームの移植版。
--ハドソンがコナミに吸収合併されたタイミングで開発中止となった。

-''3DS 海王 KING OF PIRATES''(マーベラス/comcept.)
--『[[SOUL SACRIFICE]]』と同時期に発表された稲船敬二氏とマーベラスによる共同プロジェクトタイトルであったが、発表以降殆ど続報がないまま2015年3月にひっそりと発売中止が報じられた。
---内容は擬人化した動物キャラによる''開発費4億の''三国志と海賊をモチーフにしたアクションRPG。しかしそのキービジュアルセンスの古さで発表時点でほとんど期待はされていなかった。

-''3DS [[戦国ランス]]''(イメージエポック?/アリスソフト)
--同名アダルトゲームのまさかの移植作。他社からアリスソフト側へ「移植しないか?」と持ち込み企画があった事が『[[ランス10>Rance X -決戦-]]』発売後に明かされた。
---しかし、打診した企業側が追加要素として提示した内容がアリスソフト側の反感を買ってしまい、話が「流れてしまった!」との事。
---持ち込んだ企業名は明かされていないので不明だが、3DS版『[[闘神都市>闘神都市 (3DS)]]』を製作したイメージエポックが生放送にてアリスソフトタイトルの更なる移植計画がある事を明かしていたため同社である可能性が高い。
---その代わりか、(一応)''一般向けに漫画化''(単行本全5巻)された。

-''3DS チョコボレーシング 3D''(仮称)(スクウェア・エニックス/ハ・ン・ド)
--チョコボシリーズのレーシングゲームで、かつてPSで発売された『[[チョコボレーシング ~幻界へのロード~]]』の関連作だが、そのゲーム性は見るからに大きく様変わりしていた。
--3DS発売前のイベント「任天堂カンファレンス2010」で動画とともに制作が発表されたものの、その後続報のない状態となり、2013年10月に海外のゲーム情報サイト「SILICONERA」が原作『チョコボレーシング』の開発者である時田氏にインタビューを行った際、開発中止になっていたことが判明。
--2022年3月にSwitch用ソフトとして『チョコボGP』が発売されたが、こちらはシステム上『チョコボレーシング』の後継作品であり、本作との関連性はない。

-''3DS つくろうポン太のガーデンズ 3D''(エレクトロニック・アーツ)
--ガイド役のタヌキ、ポン太と共に庭を作るガーデニングシミュレータ。ポン太の何とも言えないビジュアルが一部で話題になっていた。
--海外では『My Garden』というタイトルで3DSのローンチタイトルとして開発が進められPVも公開されていたのだが、北米での3DSの発売1か月前になって発売中止が発表。それに合わせる形で国内でも発売中止となってしまった。
--海外メディアのプレビューによると出来はあまり良くなかったらしい。

-''3DS ボンバーマン''(仮称)(ハドソン)
--2010年のE3で発表されたが、ハドソンがコナミに吸収合併された関係でお蔵入りに。

-''3DS モバイルボール''(ミクシィ)
--『モンスターストライク』のXFLAG スタジオ開発の対戦アクションゲーム。
--球体に入ったキャラを操作して行うサッカーの様な内容で、スマホ版とのクロスプレイが予定されていた。
--「Nintendo Direct 2018.9.14」でも紹介された作品だったが、2019年6月20日に「想定するクオリティに達しなかった」としてスマホ版と共に開発中止が発表された([[参照>https://mixi.co.jp/press/2019/0620/3826/index.html]])。
--これにより3DSの新作ソフトはついに0本となり、翌年には3DS本体の出荷が終了したため3DSは終焉を迎えた。

-''3DS レイトン7''(レベルファイブ)
--『レイトン教授』シリーズ7作目としてiOS/Androidと共に発売される予定だったタイトル。
--当初は「ロールプレイパズルゲーム」と銘打っていたが、2015年に人狼風のゲームに路線変更され、その時にiOS/Android用のゲームに変更されるも、2018年には公式サイト自体が削除されそのまま音沙汰なし。
--なおその後、2023年のニンテンドーダイレクトにてレイトン教授の新作Switchソフト『レイトン教授と蒸気の新世界』が発表された。

-''3DS ロックマンDASH3 Project''(仮称)(カプコン)
--『[[ロックマンDASH>ロックマンシリーズ]]』シリーズ3作目。「プレイヤー企画参加」を謳っており中々気合が入っていた。
---新キャラ・新メカなどある程度の要素は決まっており、体験版も告知されていたが2011年7月に『メガマンユニバース』共々開発中止。詳細は『[[ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産]]』を参照。

***セガ携帯機
-''GG テトリス''(セガ・エンタープライゼス)
--MD版『テトリス』を参照。

-''GG 妖怪伝ひすい丸 梵天の剣''(セガ・エンタープライゼス)
--中世の日本舞台にしたフィールド方式時代劇RPG。桃太郎、金太郎、牛若丸や弁慶等の、日本の寓話のキラクター達が登場する予定だった。
--GG初の純和風RPGとして発表され、セガビデオマガジンや雑誌でもゲーム画面も掲載されており、1993年10月29日に発売予定とされていたが、その後の音沙汰は全く無し。

-''GG TEAM WILLIAMS''(セガ・エンタープライゼス)
--タイトルのみ発表されたF1チーム「ウィリアムズF1」を題材にしたと思われるレーシングゲーム。
--メガドライブ関係の雑誌等で発売ラインナップに掲載されていたが、その後の音沙汰は全く無し。

-''GG ラジ吉伝説''(マイクロキャビン)
--タイトル通り、ラジコンを使ったレースを題材としたレーシングゲーム。
--GGが発売された当初、予定表に『ポップブレイカー(当初はリフレクトワールド)』と同時期に掲載されていたが、画面写真も出ないままお蔵入りに。

***バンダイ携帯機
-''WS 黒い瞳のノア シェルグリス クロニーク''(ガスト)
--PSソフト『黒い瞳のノア Cielgris Fantasm』の続編。
--2000年6月22日の発売を予定していたが、結局発売中止に。

-''WSC 聖剣伝説2''(スクウェア・エニックス)
--SFCソフト『[[聖剣伝説2]]』の移植作。最初の発表以外に音沙汰無し。
--2017年にPSVリメイクが発表され、WSC版の開発中止から10年の時を経てようやく携帯機への進出が叶うこととなった。

-''WSC ダイスDEチョコボ''(スクウェア)
--PSソフト『ダイスDEチョコボ』の移植作。スクウェアマスターピースシリーズの1つとして発売予定だったが発売中止に。
--後に『[[チョコボランド>ダイスDEチョコボ#id_870fb5fc]]』にタイトルを変えてGBAで発売した。

-''WSC ファイナルファンタジーIII''(スクウェア・エニックス)
--名作『[[ファイナルファンタジーIII]]』の、シリーズ『I』『II』に続く移植作品。
--WSCの期待の目玉として発売予定だったが、元々のプログラムが複雑だったことと、WSの売上が芳しくないことなどから中止となった。
---WSの不振については、当時スクウェアは任天堂と断交状態((PSへのハード移行の際に任天堂に対して礼を失する言動があったことが当時の山内社長の逆鱗に触れたというのが定説化されているが、両社から公式に言及されたことはない。))にあったため、GBAのライバル機種のWSへの主力タイトル投入を表明していた。しかし、GBAの好調なセールスと他のサードパーティの勢力伸長(特に当時最大のライバル企業であったエニックス)、任天堂とスクウェアの関係が雪解けムードに移行したことも手伝い、スクウェアはWSへのリソースを急速に縮小させていた。
--本作を目当てに、そこまで行かなくとも発売を前提としてWSCを買ったという人も少なくはなく、落胆する声も複数聞かれた。未だに「WSC版『III』は?」というネタが出る程である。
--結局、『III』のFC以外の機種への進出は約5年近く経過した後に発売され、DS版が初になった。ただし、DS版はリメイクであり、『III』の正式な移植作はさらに時を経た2014年の3DSバーチャルコンソールまで待たせられることに。
--別件でGBAへ移植する話もあったらしいが、これも同様に音沙汰がないまま消えた。
---任天堂が「FC版をそのままGBAに移植したもの」をデモとして持ち込んできていたという話がDS版の攻略本に掲載されたスタッフインタビューに存在しているが、同じ物を指しているのかは不明。

***ソニー携帯機
-''PSP うみねこのなく頃に Portable3 / うみねこのなく頃に Portable4''(加賀クリエイト)
--PS3用ソフト『うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~』のPSP移植版。
--前作『[[うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~]]』は『Portable1』『Portable2』として発売されたが、こちらは発表以降音沙汰はなく、2016年に発売・開発元が倒産した。

-''PSP うしろ''(レベルファイブ)
--レベルファイブ10周年記念作品3部作の第3弾として2008年に発表された「心霊ホラーRPG」で、2009年にPSPで発売とされていた。
--ゲーム自体はその後音沙汰なしで終わったが、2014年から2015年にかけて、小説版やマンガ版などが展開された。
--『ファミ通』2018年11月8日号に掲載された日野社長へのインタビューでプラットフォームをSwitchに移しての発売が示唆されたが、やはり音沙汰なし。

-''PSP 痕 Portable''([[アクアプラス>Leaf/AQUAPLUS作品]])
--Leaf(リーフ)がPCでリリースしていたADVの移植版。シリーズ初の一般向け移植として期待が寄せられていたが延期を重ねた末発売中止に。
---これが作り直されたのが2009年6月26日にWinにて18禁で発売された再リメイク版である。
---一般向けで出そうとすると大幅な改編により世界観が壊れてしまうらしいが、一応2008年に''一般向け漫画化''((『電撃黒「マ)王』→『電撃「マ)王』→『月刊コミック電撃大王』と漫画雑誌を移りながら連載。))(単行本全5巻)されている。''頑張ればゲームの方も何とかなったのでは?''
---また、2011年に''アクアプラスの''御祭り格闘ゲーム『アクアパッツァ』に『テネレッツァ』''を差し置いて何故か''参戦させられた。
---なお、昔の『''電撃プレイステーション''』で(初期版の)一般向け移植の話が実は既にされており、何と''ヒロインの乳首丸観えなシーンまで掲載''していた。

-''PSP TGM-K''(仮称)(アリカ)
--『[[テトリス ザ・グランドマスター]]』シリーズ初の携帯機作品になるはずだった。
--2004年7月にアリカのPSP参入に際して発表されたが、その後音沙汰なし。

-''PSP デビルメイクライポータブル''(仮称)(カプコン)
--シリーズ初の携帯機版だったが開発中止に。

-''PSP FORTUNE ARTERIAL 伊織の野望''(角川書店/ARIA)
--AUGUSTのアダルトゲーム『[[FORTUNE ARTERIAL]]』のファンディスク的な作品を予定していたが、本編の移植となるPS3『FORTUNE ARTERIAL 赤い約束』共々開発停止が発表された。

-''PSP トラウマの輻輳 TENEBRAE II / Re:妹へ… TENEBRAE III / 時の還るところ TENEBRAE IV''(ブーストオン)
--人工島で起きた事件に巻き込まれた人々の物語を複数の視点で描いたサスペンスホラーADVシリーズ。
--1作目『闇からのいざない TENEBRAE I』は発売済でシリーズとして展開する予定だったが、突然の開発中止が発表された。

-''PSP バイオハザードポータブル''(仮称)(カプコン)
--初公開以降続報が全く届かない内に次世代機のPSVが発売。さらに3DSで『BIOHAZARD』関連作が発売されたため、開発中止が確定した。
---一応、PSPでゲームアーカイブスの『BIOHAZARD』初期3作品を遊ぶことはできる。

-''PSP 魔界ウォーズ''(仮称)(日本一ソフトウェア)
--日本一ソフトウェアのPSP初進出作品として2004年に発表されたものの10年以上も延期を重ねた末、2017年7月15日にスマホアプリがリリースされることが発表。これに伴い、ゲーム雑誌に掲載され続けていたPSP版発売予定の記載が削除された。
--本作の主人公を務める予定だった「アサギ」は、本作の代わりに開発されることとなった『[[ファントム・キングダム]]』以降のゲームにゲストキャラクターとして出演。「永遠の次回作の主人公」として日本一製のゲームの多くでネタにされることとなる。

-''PSV ANONYMOUS;CODE''(MAGES.)
--『[[科学アドベンチャー>科学アドベンチャーシリーズ]]』シリーズの一作。2015年に開発が報じられた後、PS4/Switch版と同時にPSV版の発売も明かされたが、その後長らく沈黙していた。
--後の2020年に久々に情報が解禁。PS4/Switchと同時に発表されていたが、既にPSVの衰退が久しいこともあってか、結局PSV版のみなし崩し的に発売中止となった。

-''PSV うたの☆プリンスさまっ♪Dolce Vita''(ブロッコリー)
--2016年6月頃に新作ゲームとして発表されたが、その後2019年6月にPSV版の発売中止とSwitch版の発売が発表された。

-''PSV [[巨影都市]]''(バンダイナムコエンターテインメント/グランゼーラ)
--PS4とPSVでのマルチ展開予定だったが、2017年5月にPSV版の開発中止が発表された。PS4版は同年10月19日に発売されている。
--理由は明らかにされていないが、''PS4版でさえフレームレートが一部落ちる所がある''程のゲームなのでPSVで最適化するのは困難であったと思われる。

-''PSV クロノス・マテリア''(ガスト)
--ガストによる新規IPのダンジョン探索型RPG。プレイ形態にはソーシャルゲームのようなフリーミアム制が採用されるとしていた。
--2013年に発表され、同年9月に発売予定であったが程なく未定となり、そのまま音沙汰が無いまま2016年に海外ゲームサイトを通じて発売中止が報じられた。
--のちに『[[ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~]]』でソフィーを担当する事になる声優の相坂優歌女史は主人公アイリスとして本作がデビュー作になる予定だった。

-''PSV [[十三機兵防衛圏]]''(アトラス)
--2017年9月の「2017 PlayStation Press Conference in Japan」の場で、「アトラスとヴァニラウェアのタッグによるPS4/PSV用ソフト」として発表。東京ゲームショウにもPV出展された。
--当初の予定では2018年発売決定と報じられていたが、その後の情報が途絶えたまま2018年11月にアトラスから「PS4のみの発売ならびに発売日未定に延期」のアナウンスがなされた([[参照>https://www.atlus.co.jp/news/10175/]])。
---「より良い品質、遊びごたえのある作品としてお客さまにお届けするには、対応プラットフォームの集中と、今しばらくの期間が必要との結論にいたりました」との事。
--2019年にはPS4向けに複数の体験版がリリース。同年11月にアナウンス通りPS4独占で本編『十三機兵防衛圏』が発売された。

-''PSV [[ZONE OF THE ENDERS HD EDITION]]''(KONAMI/High Voltage Software)
--PS2で発売された『ZONE OF THE ENDERS』と、その続編『ANUBIS』のHDリマスター版。
--PS3版とトランスファリングによるセーブデータ共有が可能なPSV版の発売が予定されていたが、PS3/360版のあまりにも酷い出来に続編の開発チームが解散させられ、PSV版もいつの間にか存在そのものが消えていた。

-''PSV ナナミの兵法''(仮称)(メディアファイブ)
--PSVで『ネクレボ』シリーズを展開するメディアファイブの新規タイトルとしてゲーム天国にひっそりと出品されていたが、そのまま発売中止となっていた。
--中止が判明した同日には『ナナミの教えて』シリーズとして3DSでシリーズ展開する事が発表された。

-''PSV RAIL WARS! -軽井沢より殺意を乗せて-''(MAGES.)
--ライトノベル『RAIL WARS! -日本國有鉄道公安隊-』を原作とするTVアニメ『RAIL WARS!』のゲーム化作品。2014年11月27日発売予定だったが延期され、2016年1月28日に発売中止のアナウンスがされた。

-''PSV ボコスカガールズ タツノコ学園クライマックス''(V3)
--アニメ制作スタジオ『タツノコプロ』制作のオリジナルアニメシリーズの登場キャラクターに扮した美少女の変身アクションゲーム。2014年頃から情報が出始めるが2015年を最後に情報が途絶え公式サイトも消失。その後2018年3月に一旦の開発中止が発表された。
---なお、当ゲームのイメージソングを唄っていた声優ユニット「everying!」はゲームの発売を見る事なく2017年11月26日に解散してしまっている。

-''PSV [[Bloodstained: Ritual of the Night]]''(505Games/ArtPlay/DICO/インティ・クリエイツ/WayForward Technologies)
--『悪魔城ドラキュラ』シリーズを手掛けていた五十嵐孝司氏が開発したアクションゲーム。2018年発売予定だったが、2018年8月に発売日の延期とPSV/WiiU版の開発中止が伝えられた。
主な理由として実機の製造中止を挙げている。
---その後2019年にPS4やSwitch等で無事発売。WiiU版はSwitchへと移行する形となったが、PSV版はそのまま立ち消えに。
---中止機種を選んでいたユーザーへは機種の変更や払い戻しで対応する旨の措置が取られた。

-''PSV ロボドラ''(エープラス)
--基本無料、一部アイテム課金制のDLゲーム。2人までプレイ可能なファンタジーRPGらしい。
--2014年9月頃に「今冬配信予定!」と発表されるも結局配信されず。[[公式サイト>http://www.aplusgames.jp/robodora/]]も放置されている。

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***アーケード
-''R-GEAR''(タイトー)
--『[[レイフォース]]』の続編として同じくF3システムで発売される予定だった作品。
--開発中止になり、FXシステムの『[[レイストーム]]』が正式な続編として発売される事になった。
--開発時のプレイ動画自体は動画サイトにアップロードされているが、動画から察するに『ストーム』の自機選択やR-GRY2号機のサンダーレーザーは本作からの転用と思われる。また、後に発売されたHD版ストームでは本作のタイトルを冠する『R-GEAR』という機体(ただし性能は本作とは別物)も登場している。
--2023年3月9日に発売されたAC版レイシリーズのオムニバスソフト『レイズ アーケード クロノロジー』のAmazonプライムデー限定特典として移植が実現した。プレイ可能なのは1面のみではあるが、BGMは全曲新規書き下ろしとなっている。また、発売後のアップデートで道中BGMを前述の動画に使用されていた「NEO-PENETRATION」((元は『レイストーム』のロケテスト版に使用されていたもの。))に切り替え可能になっている。

-''r.p.m.RED Tuned Car Championship''(コナミ)
--コクピット筐体のレースゲーム。全国通信対戦対応で、最高8人までの同時プレイが可能。
--プレイヤーの戦績を記録する「エントリーカード」と、マシンの車種やチューンナップ状況を記録する「マシンカード」の、2種類の磁気カードを使ってプレイする。
--レースに参加することで得られる「チューニングポイント」で、パーツを購入して自分のマシンをチューンナップしていく。
--ガソリン残量が設定されており、これが尽きるまで遊べる。プレイ中でも100円玉を投入するとガソリンが補給される。
---コース選択の際に、ゴール前にガソリンが尽きることが明らかな場合は「レースを完走するには1クレジットが必要です」と警告してくれる。
--レース中はセンターモニターにレース映像が映しだされ、フリーアナウンサー・辻よしなりによる実況が流れる。
--AOU2003で公開。同年5月や8月に、神戸、川崎などでロケテストが行われた。
//参考:http://www.ariesu.com/locationtest/rpmred.htm
--2枚の磁気カードによるプレイ記録は『[[THE IDOLM@STER]]』を、ガソリン残量によるプレイ制限は『[[ボーダーブレイク]]』をはじめとするエネルギー課金制ゲームを先取りしていたかのようであり、とても興味深い作品である。
--『[[ギタドラ>GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]』シリーズに「r.p.m.RED」という楽曲が収録されており、本作と何らかの関係があると目されている。

-''あすか120% リミテッド''(カネコ/フィルインカフェ)
--セガサターン版に先行してカネコよりアーケード版の発売が予定されていたが中止に。
---その後、SS版『あすか120%リミテッド BURNING Fest.』が1997年10月9日にアスク講談社より発売。AC版もこれに近い内容であったと思われる。

-''ウィングフォース''(アトラス/A.I)
--1993年製の縦スクロールシューティングゲーム。ショット+ボンバー方式のいわゆる『[[雷電]]』のオマージュ作品。
--ゲーム専門誌『ゲーメスト』で本作の記事が取り上げられた事はあったが結局お蔵入りに。ロケテストも一応行われたらしい。
--しかし、近年になって某オークションでお蔵入りになった開発基板が売りに出され、MAMEの関係者が落札したため、その後MAMEに対応される事となった。

-''ウォーオブザグレイル''(カプコン)
--2006年にカプコンから発表。キャラデザイナーに水着鎧でお馴染みの西村キヌ氏を採用し、当時の雑誌『ファミ通カプコン』でも情報掲載、雑誌『アルカディア』では表紙を飾るなど宣伝が行われていたが同年開発中止に。

-''オーパーツ''(サクセス)
--1992年。変則ブロック崩し。多彩なギミックや敵キャラが出現し、ピンボールのような趣もある。
--同社の『コットン』と同じ田村英樹氏の手によると思われる女性キャラクターが、タイトル画面やゲーム内に登場する。
--Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、未発売作として本作のタイトルが確認できる。

-''おといろは''(KONAMI)
--JAEPO 2016にて発表された「和」をモチーフにしたBEMANI作品。
--サウンドディレクターは肥塚良彦氏、キャラクターデザインは黒猫ダンジョンシリーズでお馴染みのいそにん氏が務め、発表時に『FLOWER』や『凜として咲く花の如く』といった有名曲の収録アナウンスや、メインキャラクターの一人を使用したミニゲーム『シバさけ』を公式サイトにて公開したりと鳴り物入りでプロモーションを行っていた。
--しかし、同じくJAEPO2016にて発表された『[[ノスタルジア]]』が順調にロケーションテストを重ね、2017年に稼働開始したのに対し、本作は同年10月に発表された決算史料には記載が無く、そのままひっそりとお蔵入り。
---公式の開発中止発表は現在に至るまで行われていないが、当時BEMANI所属アーティストの一人であった96氏のツィートにて開発中止が明言されていた。
--もっとも、JAEPOの発表時に公開された肝心の筐体があまりにも大き過ぎる上に、「和」という割にはかなりカジュアルな楽曲群、ウリにしていたスライダーの操作がギャラリーから見て非常に恥ずかしい物((円形のモニタを囲む形で左右にスライダーがあり、モニタの上には円形に近い看板(スピーカー?)が立っている、という形状は狙ったのか偶然か。セガの『maimai』が洗濯機なら、こちらは…付いた別称が「おといれ」な事からお察しください。))だったため、開発中止は妥当と言える。
--なお、収録予定だったオリジナル楽曲は現行のBEMANI機種に切り売りされ日の目を見た((扱いとしてはその収録先のオリジナル楽曲扱い。))他、本機種の銀盤ボタンも完全新作タイトル『[[ボンバーガール]]』の筐体に丸々転用される事になった。
//(最初で)最後に公の場に展示されたJAEPO2016(2016/02/19~20)から3年経過したのでCO解除

-''カオスコード ネクストエピソード オブ エクストリームテンペスト''(F K Digital)
--2D格闘ゲーム『カオスコード』シリーズの最新作として2019年11月13日に発表され、exA-Arcadia基板を採用した作品として登場予定だったが、翌2020年2月10日にF K Digitalの開発業務停止により開発中止に。
--中止の原因は、本シリーズのプロデューサーであるMickey Lin氏によると「二人三脚で開発し日本文化に造詣の深かった弟、Michael Linが2017年12月25日に病にて亡くなってしまい、その後も手を尽くしたが精神的に追い込まれスタッフも去ってしまい、止むを得ず苦渋の決断をした」と語られている([[参照>https://drive.google.com/file/d/13_WMXMbvbZUmE4AwntDlWnzOu5_Vk7ZD/view]])。

-''かかってきなさい''(メディア商事/IMS)
--脱衣要素を含めた横スクロールSTG。業者向けのショー出展のみで、ロケテストも行われないままお蔵入りに。
--雑誌の記事によると、ボス(美少女)前の唐突な会話デモ、回避不可能な攻撃、苦労してボスに勝つとタイトル画面に逆戻り。「もう少しちゃんと作ってからロケテすれば、お蔵入りせずにすんだかも」的な言葉で記事は締めくくられた。
---ショー出展時では脱衣CGは御法度だったため、実際に脱いだCGは公開されなかった。
---先述の通り、ロケテすら行われないまま没になったため、調整も何もない。脱衣要素を含めたゲームなだけにゲームバランスが悪いのは意図的な仕様だった可能性もある。

-''空手忍者 翔''(夢工房)
--エイコムがAC用のベルトフロアアクションゲームとしてリリース予定だった作品で、開発途中でエイコムから新会社の夢工房に業務が移管され、当社の発売第一弾になる筈だった。
--四神を題材とした4人のキャラクターから選択出来たが、見た目は某『シュビビンマン』みたいなデザインで、女性キャラの玄武がパワータイプというのも珍しかった。
--MVS向けに開発が行われていたが、既にベルトスクロール作品の人気が下火になっていた時期であり、キャラクターが4人用意されていたにもかかわらず、2人同時プレイまでしか出来ない時点で多人数プレイ作品に需要がある海外市場への売り込みも見込めなかったのがお蔵入りの原因かもしれない。

-''CAPCOM FIGHTING ALLSTARS''(カプコン)
--新旧カプコンキャラ集結で話題となった3D対戦格闘ゲーム。ロケテストも行われたが、2003年8月7日に開発中止が発表された。
--登場キャラの1人「イングリッド」は後に『[[CAPCOM FIGHTING Jam]]』に参戦し日の目を見た。
---彼女と共に新キャラ3人組として登場予定だった2人の男性キャラ「D.D.」と「ルーク((『ストリートファイターV』の新キャラである同名のキャラとは別人。))」もスマホアプリ『オトレンジャー』で日の目を見たが、同アプリは2014年にサービス終了。

-''ガンビート''(トレジャー)
--NAOMI基板で開発されていた、3D自機後方視点レース+シューティングゲーム。いかにもトレジャーゲーな冒険家の主人公、箒に乗ったエルフの魔女っ子等が登場していた。
--開発休止は2000年頃と推測される。

-''キメラビースト''(ジャレコ)
--1993年にロケテストが行われたのみ。ショーのカタログには載ったが、出展はされなかった。
--海外ではリリースされたと噂が流れていた。
--後年、ジャレコ作品のBGMを収録したサウンドトラックCD作成に向けての準備作業の中で、奇跡的に本作の基板が発掘された。~
2013年4月に高田馬場ゲーセンミカドで「ロケテスト」という名目で稼働。~
さらに全国数店舗で期間限定的に行脚ロケテストも行われた。~
その後も、同店では不定期に本作を稼働させている。
--しかし、本作が正式に発売されるという情報は現在になっても一切ない。
--テレビドラマ『[[ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~>http://www.tv-tokyo.co.jp/noconkid/diary/09.html]]』のED及び9話に登場しており話題となった((ドラマのOPは高田馬場ゲーセンミカドで撮影されており、その縁で映像が使われたものだと思われる。))。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=zNitvUb48VU)
#endregion

-''ギャルズパニックSP プリント大作戦''(カネコ)
--脱衣陣取りゲーム『[[ギャルズパニック>https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/107.html]]』シリーズの一作。『S2』の続編として発売される予定で、2001年6月頃に実際にロケテストが行われていた。
--筐体にプリンタが接続されており、プレイ後に特典画像を印刷してくれるという当時としては類を見ない試みが行われていた。
--ロケテスト時には7月発売との触れ込みだったが、結局発売されないまま音沙汰がなくなる。
--その後、約1年後の2002年7月に本作からプリンタ要素を丸ごとオミットし『ギャルズパニックS3』としてリリースされた。
--『S2』と比較すると一部の変更点こそあるが、ほとんどが前作の流用。キャラクターがアニメーションしない・前作までいた隠しキャラがいない等、プリンタ要素以外は劣化点だらけの未完成品だった。これは『S3』にもほぼそのまま引き継がれてしまう。
--そもそも当時はカネコ自体が重大な業績不振に陥っており、本作の登場前の2000年4月に既にカネコは債権債務を整理・ゲーム部門からの完全撤退を決定していた。本作の発売についても相当の混乱があったものと見られる。『S3』として日の目を見られただけでも、まだ本作は救われていると言えるのかも知れない…。

-''急降下爆撃隊''(コナミ)
--1989年の発売を予定していたSTG。
--横画面の縦STG。自機はA-10攻撃機。回転拡大縮小機能を用いたグラフィックが特徴で、レバーを左右に振ると画面全体が自機を中心に左右に回転するという『メタルホーク』的なシステムであった。
--当時のゲーメストに記事や広告が掲載されていたため、知名度はそこそこ高い。
--しかし、近年になって某オークションでお蔵入りになった開発基板が売りに出され、MAMEの関係者が落札したため、その後MAMEに対応される事となった…が、余りにもお粗末な完成度が露呈されてしまい、これは発売されなくて正解だったとの声も。
---『グラディウスIII』と同時期のショーに出品されながら、PSG音源とZ80CPU×3の基板スペックでは余りにも…。

#region(プレイ映像)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm319137
#endregion

-''究極PC原人''(カネコ)
--PCEで発売された『[[PC原人]]』のアーケード版になる予定だった作品。
--開発初期はダライアス同様のステージ分岐タイプだったが、最終的には自由にステージ選択が可能になり、特定数クリアするとボス戦になる仕様だった。
--開発にはあのMTJ氏が関わっている。

-''QP''(サクセス)
--1997年。MVS用のミニゲーム集。ネオジオフリーク誌に何回か掲載され、サクセスの公式ページの製品一覧にも記述があるが、お蔵入り。
--タイトルの意味は「Quality People(高水準の暮らしを送る者といった意味の造語)」で、主人公は貧乏暮らしの少女、ライバルは富豪の娘(女社長?)と、美少女キャラを前面に出していた。

-''極超豪拳 (The Eye of Typhoon)''(ビッコム)
--1996年に開催されたAOUショーのSNKブースにて『[[ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝]]』の陰でひっそり参考出展されていた、NG用2D格闘ゲーム。元々は「ファイトフィーバー2」として開発が進められていた。
--技のモーションが変じゃない、女性キャラクターが“ちゃんと可愛い”等、同社の『[[ファイトフィーバー]]』から比べて確かな技術の進歩を見せていた。
--結局NG版は発売されなかったが、韓国ではMS-DOS版と3DO版が発売されている。
---3DO版のオープニングは、PS1初期を思わせるチープなレンダリングアニメで味わい深い。

-''クイズ ドラゴンナイト''(アトラス)
--パソコンやPCEでリリースされていた『ドラゴンナイトII』の絵を使ったクイズゲーム。脱衣要素あり。
--あまりにもエロすぎたため一般公開を見送ったという談話がある([[参照>http://gdri.smspower.org/wiki/index.php/Interview:Shouichi_Yoshikawa]])。

-''クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!''(カプコン)
--当時大人気だった同名の子供向け料理アニメのキッズカードゲーム。
--ロケテストは2010年の3月に行われた([[参照>http://blog.am-net.jp/article/36618745.html]])。

-''グレイアウト''(タツミ)
--1987年。『アフターバーナー』を強く意識した大型可動筐体の疑似3Dシューティングゲーム。
--AMショーに出展されたが製品化はされなかった。
--Wikipediaの「[[辰巳電子工業>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B0%E5%B7%B3%E9%9B%BB%E5%AD%90%E5%B7%A5%E6%A5%AD]]」にも記載あり。
--筐体外観やプレイ画面は[[こちら>https://twitter.com/outrunner_/status/861340006874480641]]を参照。

-''幻界超戦デストピア''(東亜プラン)
--1994年。ファンタジー世界を舞台とした横スクロールアクション。ロケテスト版を遊んだプレイヤーによると難易度は高かったらしい。メーカー倒産によって開発打ち切りに。
--その後、2019年になって突如twitter上で動画が公開され、ゲームマニアはおろか、元東亜社員達までも驚かせた。

-''拳獣 -KENJU-''(サミー/ドリームファクトリー)
--『ザ・ランブルフィッシュ』が世に出た頃に発表された作品。個性豊かなキャラクターが多数存在し、ロケテまでしたが、その後何の音沙汰も無く消滅した。
--アニメ塗り風味のトゥーンレンダリング「アニメティックシェード」で描かれたキャラクターはいずれも個性的。また独自性の高いシステムによって幅広い駆け引きを実現していたらしく、現在でもお蔵入りを惜しむ声や再開発を望む声が存在する。
--雑誌『アルカディア』でも「戦闘画面まで出てた拳じゅ…」→「察しろ!」といった内容で、お蔵入りした事について触れた4コマが掲載されていた。
--一説には基板として採用したATOMISWAVEが、ヒット作に恵まれないなどの要因で普及しなかったのが原因ではないかといわれている。

-''現場でガンガン 大都市開発計画''(タイトー)
--パワーショベル風の操作デバイスを用いたゲーム。パワーショベル以外にも2つの建設機器に乗って操作することができた。
--PSのポケットステーションを取り付けるスロットがあった。しかし、AMショー出展時はスロットはダミーで機能していなかった。
--2000年9月21-23日の第38回アミューズメントマシンショー(AMショー2000)で公開。その際の資料では2001年6月発売予定とされていた。

-''ゴーストロップ''(データイースト)
--『[[パズルボブル]]』に、同社の過去作『グレイプロップ』の要素を加えたようなパズルアクション。2人対戦仕様。
--1997年にMVSでリリース予定だったが、データイーストのアーケード撤退よりも少し前に発売中止となった。
--2000年ごろSNKが再度発売を検討したが、やはりお蔵入りに。
--2012年に発売された『マジカルドロップV』に、本作のキャラクターが2人ほど参戦している。この2人だけはシステムも下記動画のような独自システムとなっている。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=oaUCJWiTBZ4)
#endregion

-''ザ・遺産相続''(ギャップス/アイオーン)
--『豪血寺一族』を手掛けた元・アトラス大阪開発室のスタッフ達による3D格闘ゲーム。「へんたい」と呼ばれる変身システム、老婆やイロモノキャラ等、かなり豪血寺に近いノリだった。
--PS系基板を使ったポリゴン格ゲーだったため、家庭用への移植も想定されていた可能性も窺えるが、お蔵入りになり、開発元のアイオーンも『羅媚斗』の完成後に倒産。
--2000年頃には有志によるファンサイトもあり、写真も含めた情報も結構あったものの、既に閉鎖されてしまい今では情報は皆無である。

-''彩響DJ アニクラゲ''(コナミ)
--2018年に発表された「アニクラ」をモチーフとする『BEMANI』シリーズの新作になる予定だった作品。
--旧題は『Rizminance』(リズミナンス)。収録曲の多くがアニソンのリミックス曲で構成されていたことから現在のタイトルになったと見られる。
--使用筐体は『REFLEC BEAT』シリーズの物と酷似していて、同作からのコンバートを通じて稼働させる予定だったと思われる。
--2018年9月から2度ロケテストが行われていたが、JAEPO 2019には未出展に終わった。
--その後、収録予定の楽曲(主にアニソンのアレンジ)が『jubeat』などへ切り売りされ日の目を見た。
//ほか、2018年末に一旦終了していたREFLEC BEATの楽曲追加も2019年3月より再開されている事から、本作の再始動は早速絶望的と見られている。
--もっとも、アニクラという題材自体が非常にマニアックなジャンルということから、採算自体も取れないと判断したと思われる。加えて、版権料の問題で稼働からわずか3年で終焉を迎えてしまった『BeatStream』シリーズの過ちを繰り返さないためにも本作の稼働中止は妥当という声が多い。

-''Cytus Ω''(カプコン)
--台湾のゲーム会社「Rayark」の同名音楽ゲームのアーケード版で、カプコンのアーケード音楽ゲーム第2弾として制作されていたタイトル。
--2015年夏よりロケテストが行われJAEPO 2016に出展する等順当に宣伝活動が行われたが、同年夏に無期限開発延期が発表され、2年後の2018年3月30日に開発中止が発表された。
--ちなみに本作に収録される予定だった書き下ろし楽曲に関しては、同じくRayark発売の『[[DEEMO]]』に収録され日の目を見ている。
--その後は2019年4月25日に発売されたSwitch『[[Cytus α]]』に本作の楽曲が収録され、遂に本家CytusでΩの楽曲をプレイできるようになった。

-''サイドエフェクト''(タイトー)
--1991年に出るはずだった固定画面の全方向シューティングゲーム。都内のタイトー直営店でもロケテストは行われている。
--プレイヤーは画面中央に配置されている砲台をパドルで操作して画面外から飛来してくる敵を撃ち落していく。
--セガがMKIIIで発表した『ギャラクティックプロテクター』をメカニカルにしたような感じだった。
--CD『新大陸-G.S.M. TAITO 6-』(ZUNTATA)にアレンジ版BGMが収録されている。

-''ΨΦ PSY-PHI''(セガ)
--「サイファイ」と読む。セガの新型基板「LINDBERG」の目玉タイトルとして発表された完全新作3D格闘ゲーム。すべての操作をタッチパネルで行う事が最大の特徴。かの鈴木裕のAC復帰作としても注目され、2006年2月から一部店舗でロケテストされていた。
--タッチパネル上で指を激しく滑らせる操作が多く、火傷や突き指の危険性が指摘されたため発売中止に((更に言うとタッチパネルの大きさが29インチと大型だったことも起因している))。一説によると、ロケテスト時の反響が思わしくなかったためとのこと。
--なお、タッチパネルで指を滑らせる操作は後に『[[maimai]]』シリーズや『[[REFLEC BEAT]] VOLZZA(2)』にて採用されているが、前者は公式自ら手袋着用を推奨し後者は次作『悠久のリフレシア REFLEC BEAT』にて廃止。また『[[脳開発研究所クルクルラボ]]』や『[[Wonderland Wars]]』では筐体付属のタッチペンを使う事を前提としている(後者はコントローラーも兼ねる)等、タッチパネルのスライド操作をアーケードゲームに採用するのは無理があったと言えなくも無い。

-''THE HOUSE OF THE DEAD 5''(セガ)
--台本は完成していたが、筐体のコストが合わなかった事から開発中止に。
--シリーズのアーケード5作目は2018年の『[[HOUSE OF THE DEAD ~SCARLET DAWN~]]』を待つこととなる。

-''SAMMY VS CAPCOM''(仮称)(サミー/カプコン)
--2003年に製作発表された作品。『[[GUILTY GEAR]]』とカプコンの作品((スタッフは「『ヴァンパイア』のキャラを出したい」と語っていた。))が夢のコラボを果たす事で話題になったがお蔵入り。
---その原因だが、当時サミーの子会社であったセガ((現在両社は同格の関係にあり、どちらもセガサミーホールディングスの子会社である。))が『APPLESEED EX』においてカプコンの『[[クリムゾンティアーズ]]』からソースコードを盗用。これが原因で両社間の関係が悪化してお流れになった、と噂されている。
---この2作はどちらも''ドリームファクトリー''への外注品であり、実際はこのドリームファクトリーがソースコードを無断流用した形であるらしい。しかし監督責任がある以上、この情報が正しかったとしてもセガに一切の非が無いと結論付けるのは難しい。
---のちにモバイルゲーム『KOF ALLSTAR』において『ギルティギアXrd REV 2』と『ストリートファイターⅤ』のコラボイベントが行われてはいる。

-''サムライスピリッツ零SPECIAL完全版''(SNK)
--『[[サムライスピリッツ零SPECIAL]]』に追加要素を付け加えた増補版として開発され、2004年頃にロケテストも行われたが、正式稼働には至らず。
--その後2020年6月にSteam/Epic Games Storeで配信されたWin版『サムライスピリッツ ネオジオコレクション』に収録され、日の目を見ることとなった。同年7月にはPS4/Switchでも発売されている。

-''実況パワフルプロ野球 BALL☆SPARK''(コナミ)
--『おといろは』と同時期であるJAEPO2016で発表された『実況パワフルプロ野球』シリーズのアーケード版。
--2016年3月にロケテストが行われていたが、現在は公式サイトそのものが消滅。

-''シャッフルロード''(タイトー)
--鶏が主人公のパズルゲームだったらしい。ロケテストをするところまでは、開発が進んでいたようなのだが残念ながらお蔵入り。
--タイトーのデザイナーだった、かどつかさ氏の作品リストなどで本作の名前を見ることが出来る。
--音楽データは『[[パズルボブル]]』に引き継がれており「コケェ〜ッ!」という音声はその名残であるとのこと。
--ネットオークションで流出したDSの開発ROMに、詳細不明ながら本作と同名タイトルの未発売ゲームが存在する。タイトーはDSで過去のアーケード作品をリメイクした作品を何本か発売しているが、この作品もその1つだった可能性があると見られている。

-''進撃の巨人 TEAM BATTLE''(カプコン)
--『進撃の巨人』のアーケード作品。『ガンスリンガーストラトス』と似たような大型筐体の作品。
--2015年に発表、2017年1月に非公表ロケテストでお披露目しJAEPO2017にも出展されるも、その後音沙汰はなく2018年11月30日に公式サイトにて開発中止が発表された。

-''神竜戦記''(SNK/ASTEC21)
--1995年。ASTEC21(アダルトゲームブランド「アトリエかぐや」の母体)がMVSで開発していた、ファンタジー要素を含んだ2D格闘ゲーム。大阪でロケテストがされていた。
--剣と魔法の2種類の攻撃方法があり、飛行モード、飛行キャンセルなど目新しいシステムを搭載。また体力ゲージや時間表示が画面下端にあることも特徴的。
--当時のネオジオフリークにも特集記事が組まれていた((こちらは家庭用NG版も出ることを想定しての内容だったが。))。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=C-6q2q3rIA0)
#endregion

-''スーパー飛龍の拳''(カルチャーブレーン)
--1作目以来となるアーケード用飛龍の拳。

-''スターブレード オペレーションブループラネット''(ナムコ)
--『スターブレード』の続編。2001年9月20~22日に開催された「第39回アミューズメントマシンショー」、及び2002年12月18~29日に開催された「キャラ博」に出展されたが、半球形ドームスクリーン搭載の密閉筐体「O.R.B.S.」のデモ用プログラムとしての性質が強かった。
--本作はアーケードゲームとして発売されることはなかったが、「O.R.B.S.」筐体はその後も開発が続けられ「パノラミック・オプティカル・ディスプレイ(p.o.d.)」筐体として完成。『[[機動戦士ガンダム 戦場の絆]]』『マッハストーム』『スター・ウォーズ:バトル ポッド』など数々のアーケードゲームに採用されている。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=leT3saYfZr4)
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-''スティールクロニクル ガーネッシュ''(KONAMI)
--同社制作のTPS『[[スティールクロニクル]]』のスピンオフ作品。筐体は『機動戦士ガンダム 戦場の絆』を彷彿とさせるタイプ。
--JAEPO 2014で発表され数度のロケテストが行われたものの続報が無く結局お蔵入りになった。

-''ソーサリアンレジェンド''(ARUZE)
--日本ファルコムの人気パソコンゲーム『[[ソーサリアン]]』をアーケードゲーム化したもの。
--原作とは違い操作するキャラクターは1人だけとなっており、ぷらっとネットを使用し4人までの協力/対戦プレイが可能でゲームセンターの筐体以外にもパソコンや携帯電話からも参加できるマルチアクセスプレイが可能の予定だった。
--消えた王様の杖など原作と同じシナリオが用意されており、曲も原作をアレンジしたものが使用されていた。
--2005年9月1-3日の第43回アミューズメントマシンショー(AMショー2005)で公開。その後は発売されないまま2007年にアルゼがカジノ向けのゲーム部門を除くゲーム事業から撤退し発売中止となった。

-''ソードマスター''(太平技研工業)
--90年半ばにテクモ直営ゲームセンターにてロケテストが行われた2D対戦格闘ゲーム。
--中世ヨーロッパが舞台で、バスタードソード&プレートメイルの騎士や、ハンマーを持った大男、男装の少女剣士などが使用キャラクターに居た。
--後日、バージョンアップ版と思われる『ソードマスターEX』のロケテストも行われ、画面エフェクトが派手になったり等したが、結局未発売。

-''断仇牙''(タイトー)
--『[[カイザーナックル]]』のアップデート版。ロケーションテストをしていたが後にお蔵入りになってしまった。
--当初は『カイザーナックルEX』というタイトルでロケテもされていたが、さらなるアップデート版として再びロケテされたのが『断仇牙』である。
--非常に間違えやすいが、カイザーナックルの和也の無敵対空技である「断空牙」とは字が違う。
--あまりにも凶悪すぎた難易度をマイルドに、その他さまざまな部分が調整され、中ボスのゴンザレスとアステカがプレイアブルキャラとして使えるようになっていた。ただし、ジェネラルは使用不可だが出現条件は廃止され、CPU戦のラスボスとして固定化されている。
--基板そのものは極僅かだが出回っており、一部のゲームセンターで稼動が確認されている。
--2022年3月に発売された「イーグレットII ミニ」に収録され、四半世紀余りを経て正式に製品化される事になった。

-''ダイダロスの迷宮''(アルゼ)
--ファンタジー世界で迷宮内のモンスターを討伐等する対戦型ボードゲーム+RPG。
--2004年9月2~4日開催の第42回アミューズメントショーに出展。その直前にロケテストも行われた。また2005年内に同名のPCゲームも発売予定とされていた。
--使うと対応キャラが特典つきで召喚出来る専用ガシャポンフィギュアが売りだったが、それゆえ荷物がかさばる、初回プレイ料金がかさむ(プレイ料金+フィギュア+後述のぷらっとネット共通ICカード)のが大きな欠点だったらしい。
--同時にロケテされていた『バトルマリンアーケード』『雀凰道』や『VMJAPAN ~幻符乱戦記~』『ソーサリアンレジェンド』等とともに、アルゼ開発のオンラインアーケードゲーム筐体「ぷらっとネット」対応として稼動の予定だった。が、しばらく音沙汰が無いうちにアルゼはアーケードゲームから撤退、ぷらっとネット構想や本作含む対応ゲームもお蔵入りになってしまった。
--女性キャラの露出が妙に高めなのも特徴。女戦士フランカ役の後藤邑子氏を始め豪華声優陣を起用、今は無き公式ページでは各キャラの詳細な設定が公表されていた等、特に世界観には結構力は入れていた模様。
--公式サイトにも記載されていないフィギュア専用の隠し主人公も2人いた事もあってか、ロケテストの際はフィギュアだけが速攻で売り切れてしまった事例が多かったらしい。

-''D・T7(ダイナミック・トライアル7)''(東亜プラン)
--東亜プランが1993年に出すはずだった対戦格闘レースという斬新なジャンルのゲーム。7種類のマシンから1つを選び、搭載されている武器でライバル車や障害物を吹き飛ばしてゴールを目指す。
--1枚のPCB基板で2筐体2人プレイに対応。基板をもう一枚加えると4筐体4人の乱入プレイが可能(1筐体では1人プレイのみ)。

-''DarkSeed''(フェイス)
--海外のコレクターがネットオークションで購入した、ジャンクのネオジオ開発基板に付属していたフラッシュメモリから、データがサルベージされた事で存在が明らかになった作品。
---発見当初は開発会社や開発時期はおろかタイトルすらも一切不明でデータに『[[超人学園ゴウカイザー]]』の名前があったことから、テクノスジャパンの作品ではないかと思われていた。
--その後、外注として当時ドット打ちに参加していたという人物がTwitterに降臨。株式会社フェイスの作品で仮タイトルは『ドラゴンズヘヴン』だったということが判明した。
--『くにおくん』シリーズのキャラデザで知られる緒方孝治氏も開発に携わっていたことを証言。そして、緒方氏の提案により『ねとらぼ』において本作のプロデューサーであった[[浅井健吾氏へのインタビュー>https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1604/28/news056.html]]が実現、ゲーム内容や開発中止までの詳細な経緯が語られた。

#region(サルベージされたデータによるプレイ映像)
#video(https://youtu.be/VvWfm9TdO3k)
#endregion

-''タッチストライカー''(セガ)
--サッカー初心者でもタッチペンで遊べるゲームというコンセプトのリアルタイムサッカーシミュレーションゲーム。2008年9月の第46回アミューズメントショーに出展、2009年の春に都内3箇所のセガ直営店でロケテストを実施していた。筐体は『MJ』シリーズや『Answer×Answer』と同一のものを使用。
--専用サイトまで立ち上げたものの、これとほぼ同時期に同型の筐体を使用していた『タッチタッチトラベル』(ミニゲーム集の様子)とともにロケテストだけ実施され、結局お蔵入り。
--後者は後にiPhone専用アプリとして、セガが指定したゲームを購入したユーザーに無償プレゼントされた。
--後にセガは『イナズマイレブン』シリーズがこの作品の制作中に得た特許を侵害しているとして、レベルファイブに訴訟を申し立てている。

-''チェインピット''(セガ・エンタープライゼス)
--セガ・マークIIIのゲーム『アレックスキッド/不思議のお城ピットポット』は、この作品の続編に当たる。
--『アレックスキッド』シリーズの開発者、「オサール・コウタ」こと林田浩太郎氏への[[インタビュー記事>http://sega.jp/fb/album/04_alex/02.html]]の中で、その存在にわずかに触れられている。氏が初めて企画から関わったゲームであったと思われる。
--タイトルについては『不思議のお城チェーンピット』だったという証言もある。ここではセガ公式である上記インタビュー記事での表記に従った。

-''Chantze's Stone''(データイースト)
--正しくは「チャンツェストーン」なのだが、この題名の日本語表記が無かったらしく、タイトル画面でのボイスの聞き間違いにより「キャッシングストーン」として知られている。
--1985年リリース予定だったが何故かお蔵入りになった、ファンタジー世界で冒険するLDゲーム。ロケテのインカムが振るわなかったのだろうか?
--後に『トライアッドストーン』『シュトラール 秘められし七つの光』として移植・リメイクされた。

-''ついんくいっくす''(タイトー)
--『Qix』の2人同時プレイ版。キャラクターデザインに漫画家の竹本泉を起用。ロケテストも行われ1995年5月発売予定だったが販売中止に。
---ロケテスト基板が高額で出回っていたという。BGMは後に『[[パズルボブル2]]』に流用された。
--海外版はグラフィックが遺跡や宇宙人に変更されているが、こちらもお蔵入りになっている(MAMEには対応)。

-''テトリス ザ・グランドマスター4 ザ・マスターズ・オブ・ラウンド''(アリカ)
--非常に競技性の高いテトリスとして知られるTGMシリーズの4作目。2009年に全国のセガ系列ゲームセンターでロケテストが行われたものの、翌2010年9月18日にプロデューサーの三原氏が自身のブログで「海外で版権無視の作品が横行しているためリリースできません」という意味の発言をした([[参照>http://mihara.sub.jp/top/blog/sb203/log/eid10764.html]])。
--その後『TGM2015』というタイトルの作品が海外・日本でロケテストが行われている。一部メディアでは『TGM4』というタイトルで紹介されたこともあるが、どうやら上記のゲームが復活したというわけではないらしい([[参照>https://twitter.com/tgm_series/status/613195833027092480]])。

-''電車でGO!Nゲージ編''(タイトー)
--電車でGO!のコントローラーを使ったサテライトでぐるっと、複数台の路線と車両のNゲージのジオラマを取り囲み、カメラのついたNゲージ車両の映像を見ながら走らせるかなりの気合いと作り込みを見せた作品。
--当時導入したいかのアンケートが店舗社員にあったので市場に出るかどうかまでは検討された様だが、その設置場所が当時としても最大クラスで、ショーの時もやたらトラブルが発生して「調整中」が頻発していたことから頓挫したものと思われる。
--アミューズメントショーだけでなく、鉄道イベントに設置・稼働した事もある。

-''天麟の書 死嘩護''(ビスコ)
--ビスコ初の対戦格闘ゲームとして、1993年に一部のゲーム誌でその存在が発表された。
--1994年6月に東京にあった某ゲームセンターでロケテが行われ、同年のAMショーにも出展された。ネオジオでも発売が予定されていたが、どちらも稼動・発売される事はなかった。
--英字表記は『CHICAGO』で、海外版タイトルは『CRYSTAL LEGACY』となる予定だった。しばしば「死&bold(){華}護」と誤表記されることも多い。
--1997年に本作をベースに『[[ブレイカーズ]]』として生まれ変わり、バージョンアップ版の『ブレイカーズリベンジ』も登場した。

-''時計じかけのアクワリオ''(ウエストン)
--ウエストン最後の業務用ゲーム。システム18基板対応で、ロケテストは1993年に行われていたが立ち消えになり、基板はおろか(後述の音源データ以外の)資料すら全く残っておらず、画像写真も満足に現存していない。
--シンプルな2Dアクションであったようだが、それすらもロケテストプレイヤーの記憶に過ぎない。そんな作品だが作曲者の坂本慎一氏が奇跡的に音源データをDATで残していたおかげで、サントラが2006年にEGG MUSICから販売されている。
---なお、主人公は男の子と女の子のロボットの3人から選択してプレイするのだが、なぜかキャラ選択シーンが着替え中で下着姿。
--完全にお蔵入りとなったものと思われていた本作だが、なんと2012年にウエストンから当時のサウンド以外の開発データが発見された。
---それを基に海外のStrictly Limited Gamesが本作の再開発を行い、''2021年11月30日にPS4/Switch向けの移植版が発売された''。実に28年ぶりに日の目を見ることとなった本作の公式サイトは[[こちら。>https://clockworkaquario.iningames.com/?lang=jp]]

-''ニトロプラス対戦格闘ゲーム''(仮称)(マイルストーン)
--ニトロプラスのゲームに登場するキャラを使用した対戦格闘ゲームでWin『ニトロワイヤル-ヒロインズデュエル-』をベースに開発が行われていた作品。
--しかし、開発元のマイルストーンの社長が2013年に逮捕された事をきっかけに同社の活動が停止、本作の開発も中止となる。
--その後、本作の企画を『アルカナハート』シリーズのエクサムがサルベージしたことによって、最終的にAC『ニトロプラスブラスターズ インフィニットデュエル』として生まれ変わり現在に至る。

-''New Space Order''(バンダイナムコゲームス)
--『[[UGSF>UGSFシリーズ]]』シリーズの世界観を使ったRTS。2004年頃からナムコ直営のネットカフェでクローズドβテストが行われており、2007年にはアーケードゲームとしてショーに出展されたが、その後公式に開発中止が発表された。

-''NEW pop'n music Welcome to Wonderland!''(コナミ)
--JAEPO2020にて突如発表された『[[ポップンミュージック>ポップンミュージックシリーズ]]』シリーズの完全新作。
--筐体も完全に一新され、操作デバイスもボタンが縮小され『チュウニズム』のようなタッチスライダーも追加、新規ノーツの追加にキャラクターの3D化と従来のポップンから大幅な仕様変更が施されていた。
--しかし、その後JAEPO2020の展示以外に公式アナウンスは一切行われず、先行収録されていた版権曲は本家に収録、そして2020年11月の決算資料では同時に発表された『jubeat(新筐体)』と共にリリース予定のラインナップに未掲載となりそのまま音沙汰なし。
--後に「ユーザーの反応を探るための試験展示である」との開発者証言があり、当該作のリリース時期や、正統続編・外伝作といった位置付けについては現在でも明かされていない([[参照>https://realsound.jp/tech/2020/09/post-618695.html]])。
--ちなみに、本作の発表を受け「現行機種は『peace(25作目)』で打ち切りとなり、新筐体へ完全移行」という謎のデマが広まったが、本家シリーズは『解明リドルズ(26作目)』『UniLab(27作目)』と変わらず継続中。
--当Wikiの『ポップンミュージック peace』の記事にて「本家ポップンはpeaceが最終作となるという''公式アナウンス''が行われた」という書き込みが行われていたのだが…。

-''忍者外伝Ⅱ''(テクモ)
--[[『忍者龍剣伝』『NINJA GAIDEN』>忍者龍剣伝/NINJA GAIDENシリーズ]]の源流、AC版『[[忍者龍剣伝>忍者龍剣伝 (AC)]]』の続編となるはずだったMVS用ベルトアクションゲーム。94年7月にテクモ直営ゲームセンターにてロケテストが行われたが同月のうちにお蔵入りに。
--使用キャラは3人に増え、前作から続投の忍者であり御馴染みの主人公「リュウ・ハヤブサ」と、元アメフト選手のマッチョ系「スラッシュ」に加え、ヒロイン的キャラの売れないアイドル「ラン」が追加されていた。
---これにより、前作主人公がハヤブサであった事が明かされたものの、そのハヤブサは''忍者装束を脱いで赤いジャンパーを着ており''、日本刀ぐらいしか忍者要素が無くなっていた。

-''バーニングストリート''(テクモ)
--1995年にロケテストされていた作品。開発は『マジンサーガ』や『ワンダープロジェクトJ』などを手掛けたことで知られるギブロ。『闘姫伝承』や『でろーんでろでろ』と同じマザーボードシステム基板で動いていたらしい。
--3対3のチームバトルを題材とした2D格闘ゲーム。8方向レバー+3ボタン。
--自チームと敵チーム合計6人のキャラクターが常に画面上に存在し、プレイヤーはリーダー1名を直接操作する。パートナー2名はレバーとボタンの組み合わせで指示を与えて間接的に動かす。
---リーダーは既存の2D格闘ゲーム同様、1ライン上を左右移動+ジャンプが可能。パートナーは、指示を与えるとベルトスクロールゲームのように縦ラインもシームレスに移動した。
//参考:http://zob.ojaru.jp/labo/db/burningSt.html

-''バイゴーン''(タイトー)
--1985年。一時期流行した”スプリング”みたいな自機を操作するサイドビューのアクションシューティング。
--見た感じはアトラスがPCエンジンで発表した「メソポタミア」に近い。
--『ちゃっくんぽっぷ』の「もんすた」も登場する。

-''バッシュ''(オリエンタルソフト)
--2000年秋のAMショーにて、給与未払いで有名な『G-STREAM G2020』と共に参考出展されていた2D格闘ゲーム。登場キャラクターは全部で10人。
--[[画像>https://www.arcade-history.com/?n=bash&page=detail&id=24250]]を見るに、グラフィックは良く描けていた。
//参考:http://amp.tri6.net/REPO/AM2000.html

-''パラパラパラダイスDX''(コナミ)
--2000年頃に『パラパラパラダイス』の新バージョンとして開発されていたが開発中止。
--「筐体を完全新造」「3人同時プレイ可能」「学習機能搭載」「モデム通信機能」といった新要素が加わる予定だったらしい。

-''バリアント シュヴァンツァー''(セタ)
--レバー+2ボタンの縦STG。N64互換基板「ALECK64」で作られており、グラフィックは3Dで描かれているがゲーム性は完全な2D。敵キャラクターをキャプチャー(捕獲)してパワーアップするという要素が特徴。
--1999年、各地のゲームセンターでロケテストをしていた。[[アルカディア誌の記事>http://zanact.blog66.fc2.com/blog-entry-501.html]]によると同年のAOUショーで展示公開された。また、[[SOFTBANK GAMES NEWSの記事>http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0002/04/news01.html]]では2000年春に稼働予定となっていた。
--雑誌の記事によると、お蔵入りにするのが惜しい程の完成度の高さだったらしい。
--2015年6月より、高田馬場ゲーセンミカドで短期間だけ稼働していた。その後も不定期に稼働を行っている。
--タイトルのカタカナ表記については『''ヴァ''リアント シュヴァンツァー』『''ヴァ''リアント シュ''バ''ンツァー』などとする表記もネット上で見られる。ここではSOFTBANK GAMES NEWSでの表記に従った。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=d6vG6Id908Y)
#endregion

-''beatmania II''(コナミ)
--[[同社の大ヒットDJシミュレーションゲーム>beatmania]]の後継機として開発されていた作品。~
収録曲などは[[初代>beatmania IIDX]]と同様であったため、元々は『beatmania II』までがゲームの名称でDXは筐体バージョンという位置づけだった模様である。~
しかしながら先行出荷されたDX筐体に人気が集中してしまい、リリースがそちらに一本化される形で通常筐体版に当たる本作の発売は中止になった。以降は『[[beatmania IIDX>beatmania IIDXシリーズ]]』シリーズとして現在に至っている。
---現行『IIDX』関連では、2nd style収録の2曲「PUT YOUR FAITH IN ME」「SP-TRIP MACHINE」のタイトルや、初期作のムービー、家庭用『IIDX』コントローラーの初期出荷分の箱の商号位置等((初期のものは「beatmania II」までのくくりだった。))に、本来は『II』としてリリースされる予定だった名残が見受けられている。
--PS2版『6th style』収録の達人プレイヤーによるプレイ動画ではこの筐体が使用されている。~
その他にもごく少数ながら(韓国版2nd styleである『beatstageII 2nd style』など)こちらの筐体が出荷されていた模様。

-''ビックバイパー''(コナミ)
--3Dバトルレーシングゲームで、企画当初はグラディウスIVとして開発されていた作品。スピードで競う以外にもショットやミサイルで相手を攻撃する要素があったとの事。
---背景設定として「ビックバイパーの正式パイロットを目指すため、グラディウス軍の訓練生がシミュレーションテストで腕を競う」と言う物が考えられていたが、最終的に『ビックバイパーを操作し、ハイパーマシングランプリの優勝を目指す』と言うシリーズと関連性のない物になった模様。
--1995年の第33回AMショーで出典されていたが当時はメディアに対する情報規制が強かったらしく、本作の写真はごく僅かしか残されていない。
--ツインタイプの筐体で、使用可能機体はビックバイパー、ロードブリティッシュの他にドラグーン、サンダーヘッド、隠し機体としてファントム、ヴァンダーの計6機。
---ゲームは初級・中級・上級とコースが選べる他、3つの視点切り替えやBGM選曲可能など、当時のレースゲームによくあった機能が搭載されていた。
--最終的にお蔵入りとなったが、後に形を変え『[[ソーラーアサルト>https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/660.html]]』がリリースされた。
--ちなみに、10枚組のCDアルバム『コナミシューティングコレクション』にお蔵入りとなった本作の曲が収録されている。

-''フォースファイブ''(サミー)
--AW-NET対応の3D対戦格闘ゲーム。サミーの新基板「ATOMISWAVE」を使用した作品。
--2004年春発売予定として、各アミューズメント関連イベントに出展。
--通常の格闘ゲームとは異なり、基本5ラウンド制で、その代わりにキャラクターの基本攻撃力が極めて高いのが特徴。
--個性豊かな10人のキャラクターが登場。ゲームの完成度は非常に高く、強力なカウンター攻撃による高い逆転性や、全キャラクターに「フォース」を使った飛び道具系の必殺技が用意されているなど、他の3D格闘ゲームとは一線を画した内容であった。
--結局、発売されずお蔵入りに。その後2006年、NAOMI基板を使用した『仁義ストーム The Arcade』(開発:悠紀エンタープライズ、販売:アトラティーバ・ジャパン)に生まれ変わった。『フォースファイブ』のキャラクターたちがテクスチャを張り替えて流用されていた模様。
---ちなみに『仁義ストーム The Arcade』は、ロケテスト時は脱衣システムを搭載した「アダルト格闘ゲーム」として話題を呼んだが、製品版では脱衣要素は削除されている。

-''ブラストウインド''(テクノソフト)
--『[[ハイパーデュエル]]』と同時期(1992~1993頃?)にアーケード用タイトルとして開発され、ロケテストも行われたが、製品化に至らずお蔵入り。
--1994年にタイトルを『稲妻セイバー』と改め、4機種の自機選択を導入、キャラクターの性格設定やセリフに奇抜なギャグセンスを盛り込んで再びロケテストを行ったが、やはりお蔵入り。「好きな食べ物は、牛!」
--その後、1997年1月17日にSS用ソフトとして発売。

-''ブレイブヒーローズ''(KONAMI)
--リアルカードは使わないが『三国志大戦』等と似たシステムのリアルタイムストラテジー。古今東西の英雄たちが登場。
--2008年9月ごろに池袋、川崎などでロケテストを実施。2009年発売予定とされていた。

-''PROJECT CERBERUS''(マイルストーン)
--Win『LOST CHILD』のキャラクターを使用した対戦格闘ゲーム。
--元々はアーケード向けに開発された物だが開発中止になり、最終的にPSPでリリースされる事になった。
--なお、本作のBGM担当でアーケードゲームへの楽曲進出する予定だった「埼玉最終兵器」氏は、後に『MUSECA 1+1/2(KONAMI)』に過去に手掛けていたアレンジ楽曲が収録された事により、本作の開発中止から大幅に遅れてのアーケードデビューとなった。

-''ペップルプル''(タイトー)
--キャメルトライのロケテストの後に、ロケテストがすぐ行われたパズルゲーム。ぱぱら快刀こと海道賢仁((キャメルトライやナイトストライカーなどのプロデューサーとして有名だが、タイトー退社後にあの『ICO』と『ワンダと巨像』を上田文人氏と共に作っている。))氏のゲームデザイン。
--当時「落ちゲー」乱立の中、足元のブロックを使うという発想。マスクに大きなメガネの主人公、紫の敵キャラがなんとも言えない魅力(?)があった。
--ロケテストをしていた基板が不良品の状態で出荷されたために、遊べた時はその魅力に惹かれる人も多かったが、フリーズやグレーアウト等まともに起動しない事も多く、結局ロケテスト結果が最悪のまま終了してしまった。今でもプレイした方が遊びたいゲームに上げる事もある程の魅力があった。
--キャラをタイトーのマスコットにする案もあったらしく、内部書類やプレゼン資料などにも一時期頻繁に登場した。
---ちなみに、当の主人公は『ゆうゆのクイズでGO!GO!』のミニゲーム内でちゃっかりとデビューを果たしている。

-''ボレンチ''(セガ・エンタープライゼス)
--1990年。迷路内に反射ブロックを配置して、転がる球体をゴールまで導くアクションパズル。
--ゴールまでの時間が遅いほど高得点というシステムのため、スコア狙いプレイではクリア重視プレイよりも更に高度な思考が要求される。
--Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。

-''マジカルミュージック''(タイトー)
--「ミュージックガンガン!」シリーズに続くタイトー製アーケード音楽ゲームの新作として発売される予定だった作品。
--AMショーでの発表や数度のロケテストが行われたものの、最終的に開発中止になった。
--開発中止の理由としては、楽曲が「ミューガン」と比較して地味だった事と言われている模様。
--なお、タイトーは本作の開発中止から約1年後にスマホ向け音楽ゲームの『[[GROOVE COASTER]]』をアーケードに移植した結果ヒットし、アーケード音楽ゲームにおける一定の地位を築き現在に至る。

-''マッスル行進曲''(バンダイナムコゲームス)
--元々はアーケード向けタイトルとして開発され2007年にロケテストも行われていたが、一度お蔵入りになり、[[最終的にWiiソフトとして発売に至った。>マッスル行進曲]]
--ちなみに、同作のプレイヤーキャラは赤いダンベルを持っているが、これは元々AC版のコントローラーがダンベルを模した物だった事に由来している。

-''メタルソルジャーアイザック''(タイトー)
--1984年に『ログイン』などのゲーム雑誌にも紹介されたが、結局そのままのタイトルで発売はされなかった。その後『メタルソルジャーアイザックII』が1985年に発売された。
---一説によると、ログイン掲載の時点から仕様変更があり記事と大きく異なる内容になったため『II』をつけたらしい(ソースは不明)。
--本作に使用される予定だった曲が、『II』のデモ画面や『[[ダライアス]]』にも使用された。現在はZUNTATAの楽曲「Captain Neo」として親しまれている。
--『タイトーメモリーズII下巻』の付属ブックに、本作のポスターの写真が載っている。
--少なからず流通していたとの目撃談もあるが、実際に初代のPOPも現存が確認されているため、信憑性は高い。

-''モンスター エンシェントクライン''(エクサム)
--エクサムの2D対戦格闘ゲーム。その名の通り人間キャラが極端に少なく、人型をした獣、亜人、あるいは怪物のキャラが多い。元々は同人ゲーム制作サークル「8105graphics.」が製作していたソフト『MONSTER』だった。
--AC化に当たってグラフィックをハイレゾ処理し、さらに新キャラを追加。本来は2008年の冬に出る予定だったが、元々少人数でしか作成していないことによる開発難航と、大幅な仕様変更が度重なったこともあり開発期間は伸びに延びた。最終的には、キャラクターの挙動もシステムもほぼ1から作り直した。
--テストプレイヤーとしてかの「中野TRF」の店長及び常連プレイヤーが参加しており、その縁で二度ロケテストが行われ((一度目は2007年でまだ同人展開だけの頃、二度目は2010年2月頃。))、少しだけ話題になった。しかし同時期にエクサムの経営が厳しくなった((『デモンブライド』の大コケのせいと言われているが詳細は不明。))ことから稼動中止に。
--ロケテ時に写真撮影等を厳禁にしていたため、画像は殆ど残っていない。わずかにPV、隠し撮りをしたと思われる動画などが動画投稿サイトに挙がっている程度。PVが作られたのは極初期のため、最終ロケテストバージョンとは大幅に映像・雰囲気が異なっている。
---最終ロケテストバージョンではキャラを選択後、3種類の特徴的なシステム((大まかに分けると攻撃・機動・防御となり、それぞれのシステム毎に特殊行動が出せる。))から選択するという形式だった。製作中で使用不可のキャラも数体いた。
---色の違う光の蝶を召喚したり、花火筒を設置して爆発させたりと、直感的に仕様が分かり難い技が多かったのも特徴。通常技も「これ、どんなところで使う技なの?」というのがあったりもして、わざと謎の多いゲームとして作られていた。

-''jubeat(新筐体)''(コナミ)
--JAEPO2020にて突如発表された『[[jubeat>jubeatシリーズ]]』シリーズの完全新作。
--しかし、その後JAEPO2020の展示以外に公式アナウンスは一切行われず、先行収録されていた版権曲は本家にて収録された。
--2020年11月の決算資料では同時に発表された『NEW pop'n music Welcome to Wonderland!』と共に、リリース予定のラインナップに本作は未掲載であった。

-''ライオネックス''(サン電子)
--任天堂のAC基板「VSシステム」用として開発されていた完全オリジナル作品。タイトルにもなっているマザーコンピュター「ライオネックス」が人類に反旗を翻す中、主人公のサイボーグ戦士がライオネックス破壊に向かうというSFアクションだった。
--「ライオネックス」とは同社のADV『デッドゾーン』に登場したスペースコロニーのマザーコンピューターと同名であり、そちらでも同じく暴走して事件を起こしている。しかし未発売に終わったため、関連性は不明。
--サン電子のVS.システム用ソフトとしては『[[マドゥーラの翼]]』『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』『Blaster Master』([[日本版>超惑星戦記 メタファイト]]ではなく海外版の方)も同じく発売中止になっている。

-''RAP FREAKS''(コナミ)
--BEMANIシリーズの一作として1999年にロケテストが行われていた作品。
--両手に「ハンドクラップ」というデバイスを装着してプレイする。最初に画面に歌詞が表示され、プレイヤーはこれを読み上げて、それが録音される((表示された通りでなくてもゲーム判定には影響しない。))。そして譜面にあわせて両手を振ったり、筐体の一部や自分の体などを軽く叩くと、録音した音声がラップとなって流れる。
--「エフェクトスライダー」というツマミを操作すると、ラップ音声が男声女声や怪物風など変化する(判定には影響せず)。
--二人同時プレイの際には、2人がハイタッチをすることでも入力できる。AMショーではこのプレイスタイルが推奨されていた。
--ハンドクラップはマジックテープで固定するのだが、これを一人で両手に装着するのが困難であり(AMショーでは係員が手伝っていた)、また装着後は指を動かしづらくなるためエフェクトスライダーの操作に支障が生じる。
---そしてロケテストにおいては、プレイ中の両腕の動きが大きくなることと、自分の声がゲーム機から流れる気恥ずかしさのため、プレイする者がほとんどいなかったと言われている。

-''LOVELOVEパズル・にぎりん''(マルカ)
--『対戦とっかえだま』と『コラムス』を足したようなゲームだったらしい。8組のラブラブカップルの中から一組を選び、他のカップルとデート先でパズル勝負をするという内容。
--開発は『雷電』シリーズなどの開発元であるモス(MOSS)。
--『ゲーメスト』で画面写真が僅かながら先行公開されており、大学生同士の正統派?なカップルから、SMの女王様と縄で縛られた中年男性のような、危ないカップルも存在した模様。
---Wikipediaの「MOSS(ゲーム会社)」記事内の作品リストにも本作のタイトルが確認できる。

-''リカルホーン''(タイトー)
--ファンタジーな世界観が特徴の横スクロールアクションゲーム。「動物呼び出し」による様々なアクションが特徴。
--1993年にロケテストが行われていたが、正式発売はされずじまい。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=S0ZH1rYo3NI)
#endregion

-''Outburst4D''(タイトー)
--ナムコの『スターブレード』タイプの3Dシューティングゲーム。レイシリーズのように敵をロックオンして撃破するシステムが特徴。
--同じくタイトーが汎用可動筐体『IDYA』用のゲームとして発売された『サイバーステラ』の後継作品と思われる。
--1995年にロケテストが行われたが、未発売に終わった。
-BGMは当時ZUNTATAに所属していた中澤秀一郎が担当。後に本作のBGMがサウンドアルバム『ZUNTATA RARE SELECTION VOL.3 S'WORK'S』に収録されている。

#region(プレイ映像)
#video(https://youtu.be/z1NiANzaNac)
#endregion

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***PC
-''PC88 タイムシークレット3''(ボンドソフト)
--ADVゲーム「タイムシークレット・シリーズ」の第3弾。
--広告の謳い文句によれば、クリアしたデータでゲームをプレイすると、前にプレイしていた自分が出てきてシナリオが変化していくような内容になる予定だった。
--書籍「チャレンジ!!パソコンアドベンチャーゲーム」にて作者が「ハードのメモリ内に収めるのに苦労している」とコメントしており、これが原因で完成にこぎ着けなかったと推測される。

-''PC88 アムトラック''(スクウェア)
--西部開拓時代が舞台の鉄道経営シミュレーションで、『A列車で行こう』のようなシステムのゲームの予定だった。
--開発の遅れていた『ブラスティー』に人員がさかれて開発が進まず、そうこうしている内に『A列車で行こう』が発売されてしまい結局開発中止に。

-''PC88 アンジェラス2''(エニックス)
--『[[アンジェラス 悪魔の福音]]』の続編。かなりの段階まで開発が進んで雑誌などにも情報が載ったものの、延期に次ぐ延期で結局は発売される事はなかった。
--元々はPC88での発売予定だったが、発売延期の果てにPC98とPCEでの発売に切り替わった。最終的なタイトルは『アンジェラス2 ホーリーナイト』だった。
---PCE版は開発ROMが流出しており、それをプレイした人の感想などもネット上では散見される。
--発売中止に至った理由は宗教団体から苦情が来たという噂もあるが、真相は不明。

-''PC88 映画狂殺人事件''(シンキングラビット)
--製作が発表されたものの、メーカーの事情などから果たせていない。当時の社長は今でも出したいという考えはあるらしい。
--プロローグは広告掲載時に発表されており、それを載せているファンサイトも存在する。
--パッケージイラストはグラフィック担当の米田朗氏のサイトで公開されている。

-''PC88 3156corocoro''(スクウェア)
--スクウェア最初期の発売中止作品として、その手のリストを公開している複数のサイトでタイトルのみが掲載されている作品。
--実は当時アスキーが販売していたPC雑誌「LOGiN 85年10月号」の企画「プログラムオリンピック」の参加作品であり、そもそも販売する予定のある商品ではなかった。
---開発に参加したのはのちに『[[聖剣伝説>聖剣伝説シリーズ]]』シリーズや『[[ゼノギアス]]』など、90年代を代表するスクウェア作品にプロデューサーとして多数携わることになる当時22歳の田中弘道氏。
---入社して最初に完成させたものの会社の事情で没になり、この企画に流用されたことがファミ通の『FFXI』の増刊「ヴァナ・ディール通信 vol.5」で田中氏によって語られている。
--雑誌にプログラムのコードが掲載されていてこれを打ち込むことでプレイすることが出来る。
---この雑誌記事を基に海外のコレクターがコードをエミュレータで動かすことに成功。30年以上の月日を経て現代のパソコンでも日の目を見ることになった。

-''PC88 戦極''(ライトスタッフ)
--ヘックス戦闘型の戦国SLG。後発売で三国志や中世物などのシナリオディスクを発売し各ディスクの面子を一堂に会させることも可能という作品だった。
--当時宣伝は力が入っていたものの、ある時期から全く触れられなくなった。色々と問題のある背景が存在する模様。ちなみに、当時のライトスタッフの社長は飯島健男(多紀哉)である。

-''PC88 魔城伝説II ポポロン激闘編''(コナミ)
--MSX版『[[魔城伝説]]』のグラフィックを綺麗にしてARPGの要素を追加したパワーアップ版として発売する予定だった。
--マイコンBASICマガジンや月刊ログインに開発中バージョンで記事が組まれているので、情報はそれなりに残っている。
--続編としては『魔城伝説II ガリウスの迷宮』がMSXで発売されたが、内容は全くの別物になっている。

-''PC88 マルチモードRPG 救聖樹 マーゼル神話''(コナミ)
--1988年春の発売予定で数ヶ月間広告掲載されたが、そのまま自然消滅した。
--この頃のコナミはPC88用のオリジナルゲーム開発に注力しており、このゲームも『[[スナッチャー]]』と並行して開発が進められていた。

-''PC98 合体守護神トゥインクルスター(2以降)''(スタジオトゥインクル)
--初代作発売時点で3部作として公言していたが、内紛により人材が離散したため果たせなかった。

-''PC98 人工失楽園 Paradise Lost''(アボガドパワーズ)COLOR(red){<18禁>}
--『黒の断章』『Esの方程式』につぐ涼崎探偵事務所ファイルシリーズ完結編としてタイトルが告知され、『Esの方程式』にはPVも入っていたが、2000年11月に開発の一時中止が告知される。
---その後、2003年1月の社屋水没事故があった頃には続報もなく、公式サイトに企画ページのみ残る形となっていた(現在は企画ページも削除)。
//社屋水没事故によるデータ消失で開発が凍結。 ←ソースが見当たらないので一旦CO 確認取れたら復帰してください。
--アボガドパワーズは数々の不運に見舞われた末に社長が亡くなり、身動きが取れなくなった後はシナリオライターの大槻涼樹が別会社へ移籍。直前まで開発中だった『せぶんぴ~す』も開発が中止。
---後にアボパ自体は活動再開したものの、今までの作品とは全く関係のない抜きゲを1作を出したのみで実質活動停止。最近になって新作も作られたり、『せぶんぴ~す』が完成したりと動きはあるものの、それ以外の社長が亡くなる前の作品についての動きは一切なく、開発が再開される事はまずないと思われる。

-''PC98 Never 時の彼方で抱きしめて''(カクテル・ソフト)COLOR(red){<18禁>}
--当時では珍しい、「泣けるシナリオ」を前面に押し出して高い期待を受けた作品。広告も打たれていたにもかかわらず発売中止となった。
--後にメーカーファンクラブの配布ディスク収録の形で、「素材の再利用によるコメディ作品」として3部作構成で発表され直したが、こちらも途中で中止となっている。
--メーカー側はシナリオライターの失踪が原因としているが、異論もあり詳細ははっきりしない。

-''PC98/TOWNS/X68000/PC88VA 王宮騎士物語 テンプルマスター''(メサイヤ)
--オープンフィールド式で移動/戦闘モードの切り替えがなくそのまま戦闘に移行する「フルタイムシミュレーションシステム」や、プレイヤーの行動に応じてシナリオが創造される「ランダムミッションシステム」に加え、ストーリー展開とは独立して個別の行動目的を持つ「フリーキャラクター」など数々の先進的システムを搭載した、自称「第五世代RPG」とのこと。
--21世紀になってから実現したオープンフィールドRPGに極めて近いコンセプトを備えていた作品。~
惜しくも発売されることはなかったが、当初の予定通り1990年の時点で本作が発売されていれば、以後のコンピュータRPGの歴史はまったく違ったものになっていたかも知れない。

-''MSX アクションボート''(コナミ)
--RC708の型番で初期のパンフレットに掲載されていた。
--画面写真はニチブツの『トロピカルエンジェル』に酷似しているが、水着ギャルがいなくただのボートレースになっている。

-''MSX 単語と遊ぼう''(コナミ)
--「教育シリーズ」ソフトとして、RC709の型番で初期のパンフレットに掲載されていた。
--AC版『[[沙羅曼蛇]]』等で使用されていた音声合成チップ「VLM5030」をROMカートリッジに搭載して、音声合成チップから発せられた単語をアルファベットを拾って作っていきながら木を登っていって雲の上のゴールを目指すゲームになる予定だった。

-''MSX キーボードマスター''(コナミ)
--RC719の型番でソフトカタログに掲載されていた。
--音声合成チップから発せられたキーをタイプするタイピング練習ソフト。

-''MSX コナミのピンボール''(コナミ)
--RC722の型番でソフトカタログに掲載されていた。
--画面レイアウトが『ミッドナイトマジック』に似ている。

-''MSX ジョギングメイト''(コナミ)
--RC726の型番でソフトカタログに掲載されていた。
--専用入力マット『アクションマット』を接続して室内ジョギングを行うソフト。

-''MSX おかず評論家''(コナミ)
--FDソフトとして、RA001の型番でソフトカタログに掲載されていた。
--献立を組んでカロリーや栄養バランスのアドバイスを受ける実用ソフト。

-''MSX 王家の谷 (ディスク版)''(コナミ)
--同名のROMゲームのディスク版として、RA002の型番でソフトカタログに掲載されていた。
--ROM版との違いはステージ数が15から60に増えているのと、エディットモードが付いている点。
--後に『コナミゲームコレクション Vol.1』に収録されて日の目を見ることになった。

-''MSX2 ブレイクショット''(コナミ)
--MSX専門誌で発売予定ソフトとして掲載されていた。
--画面写真はFC版の『エキサイティングビリヤード』に似たイメージになっている。

-''MSX2 OUTER LIMITS''(もものきはうす)COLOR(red){<18禁>}
--MSX専用アダルトゲームディスクマガジン『ピーチアップ』の第5号に収録された同名の『バトルスキンパニック』風カードバトルゲームの続編。
--キャラクターデザインに成年コミック漫画家の悠宇樹氏を起用、サントラCD同梱で雑誌広告も打っていたが、発売予定時期直前に突然発売中止になった。理由は不明。
--『ピーチアップ』自体は8号で終了しており、その後に新規タイトルとして発売される予定であったが、メーカーの「もものきはうす」の実態はあの「コンパイル」であり、「採算面で不安視された」とか「ピーチアップの時点でスタッフがもうアダルトゲームを作りたくないと製作に反対していた」とか色々な噂や憶測が流れた。

-''MSX2 [[シムシティ]]''(イマジニア)
--都市開発シミュレーションゲームの移植。92年に発表されたが、翌年に開発中止が報じられた。
--MSX-FAN誌上で、開発中止が1ページを使って大きく報じられた。その中で「MSXは全く未知のマシンで、市場の状態すらよく分かっていなかった」と吐露。広報と開発の2人が深々と頭を下げる写真が掲載された。
--開発中の画面写真も公開されていたが、どうやら素材を並べただけのCGだったと言われている。

-''MSX/MSX2 [[魔界村]]''(アスキー)
--MSXマガジンに長期にわたり広告が掲載されていたが、結局発売されなかった。

-''MSX2 [[戦場の狼]]''(アスキー)
--MSXマガジンに長期にわたり広告が掲載され画面も公開されたが結局発売されず、MSX1版のみ発売された。

-''MSX2 [[テラクレスタ]]''(日本物産)
--FC版をベースとした移植でエディットモードも搭載される予定だった。BGMはMSX-MUSICに対応。
--MSXマガジンにて何度か記事が組まれ、販促ビデオで動画が公開されるまでに至ったので、ほぼ完成したがお蔵入りになったと思われる。

-''MSX2 [[クレイジー・クライマー]]''(日本物産)
--テラクレスタと同時に発売が告知されたが、こちらは早々に発売予定から抹消された。

-''MSX2 [[ドラゴンスピリット]]''(ナムコ)
--全ステージのマップ(1面のみ一部地上キャラあり)が入ったサンプル版がMSX-FAN誌上で公開されたが、以降の報道がなく立ち消えとなった。
--音源について「独自の音源を搭載する予定」とされていた。

-''MSX2 センターコート''(ナムコ)
--FC版『ファミリーテニス』のグレードアップ版として発売される予定だった。

-''MSX2 ワルキューレの冒険II''(ナムコ)
--1989年にディスクマガジン『ディスクステーション』にイメージデモ映像が載っていた。サブタイトルは「''遥かなる時の扉''」で、これは動画サイトで確認できる。
--「前作をはるかに超えるスケール!多彩なイベント!登場キャラクター500種類以上!!」と謳っていた。約20種のキャラクターのイメージCGも表示され、コアクマンやサンドラ、ゾウナなどが登場する予定だった模様。
--マイコンBASICマガジンで敵キャラのデザイン募集も行われていたが、初報が出て以降、ほとんど続報が出る事も無く発売中止に至った。
--同時にデモが収録されていた『[[ゼビウス ファードラウト伝説>ゼビウスシリーズ]]』は発売されている。

-''MSX ワンダーボーイII モンスターランド''(日本デクスタ)
--AC版『ワンダーボーイ モンスターランド』の移植。
--1988年に発売がアナウンスされMSX各誌にゲーム画面が掲載されたが、その後音信がないままMSX-FAN誌1993年2月号にて発売の無期延期が正式にアナウンスされた。理由は「発売しても製造コストを回収できる見込みがないから」とのこと。
--1988年発表にもかかわらずMSX2用ではなくMSX1用ソフトである。画面構成はAC版と同じだが当然16色でスプライトも単色となっている。

-''MSX2 プレイボールII''(ソニー)
--ソニーがMSXでリリースしていた野球ゲーム『プレイボール』シリーズの2作目。『III』まであり『I』と『III』は発売されたが『II』のみ未発売となっている。
--『II』が未発売になった理由についてはMSXマガジン1989年12月号にて「内容を一新して『III』として改めて発売することになったため」とメーカーがコメントしているが、実際は致命的なバグが見つかって発売中止になった模様。

-''X68000 [[TATSUJIN]] / [[鮫!鮫!鮫!]]''(金子製作所)
--ACから4本の東亜プラン製STGが同ハードに移植される予定だったが、第1弾の『[[飛翔鮫]]』の出来がアレだったからか、結局第2弾となる『[[究極タイガー]]』で計画が打ち切られる事になった。

-''X68000 [[エアバスター]]''(金子製作所)
--Oh!Xの発売予定リストに長期にわたり掲載されていたが、結局発売されなかった。
--ステージ1のみが遊べるバージョンがネット上に出回っているが、これが当該の開発中バージョンなのかは不明。

-''FM TOWNS [[R-TYPE]]''(ハドソン)
--1989年に富士通が発売した、世界初のCD-ROM標準装備の32ビットパソコン『FM TOWNS』の発売当初から今後のアプリケーションカタログで「89年9月発売予定」と紹介されていた作品。
--PCEのキラータイトルとして名を馳せていたので期待されていたが「開発はハドソンだが外部の開発会社から複数スタッフを集めてチャレンジしていたらしい」「サンプル程度は出来ていたようだ」「アイレム側から許諾が下りなかったらしい」と後に富士通が回答している。カタログの写真はPCE版のものと一部の広告には明記されていた。
--最終的には発売延期を繰り返して、売り上げが見込めなくなったから中止になったと推察されている。

-''Win 蒼の彼方のフォーリズム -ZWEI-''(sprite)COLOR(red){<18禁>}
--『[[蒼の彼方のフォーリズム]]』の派生作品。2018年6月26日に[[公式サイト>https://aokana.net/news/2018/06/26/2835/]]で制作休止とアナウンス、2019年1月に改めて中止と発表された。

-''Win 蒼のせつなに ~Passage in blue~''(TerraLunar)COLOR(red){<18禁>}
--TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。

-''Win 永遠''(仮称)(CUFFS?)COLOR(red){<18禁>}
--完成を放棄された『Garden』の補填として発表されたが、その後音沙汰無し。

-''Win Angel Beats!(の2作目以降)''([[Key>Key作品]])
--2010年に放映されたアニメのゲーム化作品。全部で六作品のシリーズとして発表された。
--2015年に第1作が発売されたが、2作目以降は音沙汰無し。
--2016年12月17日発売の漫画『Angel Beats! Heaven's Door』11巻の後書きでゲームデザイン・シナリオの麻枝准氏が「2作目発売の目処はまったく立っていない」「思いは漫画の次作『Angel Beats! -The Last Operation-』に託す」旨の発言をしている。
---しかしその『The Last Operation』も、2020年3月27日発売の第4巻を最後に「第1部完」という名の打ち切りとなってしまった。

-''Win エンゼルギア''(RUNE)COLOR(red){<18禁>}
--2002年に発売された『ANGEL-CORE』の続編として制作が進められていたが休止となった。
---その後本作の設定を再構築したTRPG『エンゼルギア 天使大戦』が発売された。

-''Win 鴎城異聞(の2作目以降)''(ABHAR Tronc)COLOR(red){<18禁>}
--全六部の短編シリーズとして発表された。
--特徴的な舞台とスタッフの共通性から『虚街奇譚』の転生体もしくは精神的続編として一部で話題となる。
--2009年に第1作が発売されたが、その後ほど無くしてブランド(の母体である会社)が消滅。再び歴史の闇へと消える事になった。

-''Win 鬼斬パンデモニウム''(サイバーステップ)
--2013年2月頃に初公開されたMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)。同年サービス開始予定だったが開始されず、ティザーサイトとムービーが削除された。
---後に『鬼斬』として再始動し、2014年2月22日に無事リリース。9年経った2023年現在もサービスが継続されている。

-''Win おまかせ!とらぶる天使(エンジェル)''(ぼとむれす)COLOR(red){<18禁>}
--ぼとむれすのデビュー作になる筈が、発売日が以下の様に二転三転。
---2005年:5/27 → 6/24 → 7/29 → 8/26 → 9/22 → 9/30 → 秋
---2006年:1/20 → 春 → 5/26 → 6/16 → 7月 → 8月 → 9月下旬 → 10月末
---2007年:1/26 → 2/2 → 2/23 → 3/2 → 3/23 → 3/30 → 4/20 → 5/25 → 6/8 → 6/22 → 7/6 → 7/27 → 8月中 → 8/10 → 未定 → 冬予定
---しかもその間2回マスターアップされている。とエロゲー史に残る延期の多さで有名になってしまった。
--07/9/30にドメイン消滅を心配されたが、08/10/31まで延長された…かと思いきや、2011年予定と発表されて以降、結局音沙汰がなくなってしまった。その後も何度かドメイン消滅するも、数日で復活している。

-''Win Girl's Work(ガールズワーク)''(TYPE-MOON)
--2008年に新作ゲームとして発表されたが、2010年に企画がゲームからアニメへと変更(制作はufotable)。そのアニメも2015年に企画進行中である情報が出たきり全く動きがない。

-''Win 神様のゲームゲーム化企画第二弾''([[XUSE>Xuse作品]])COLOR(red){<18禁>}
-''Win 悪魔のゲーム''(XUSE)COLOR(red){<18禁>}
--『神様のゲーム』ゲーム化企画第2弾とそれに続く『悪魔のゲーム』ゲーム化企画が進んでいたが、2020年4月に原作者が中止になった事を明らかにした。
---なお、''2021年にザウスは廃業''した。

-''Win グリーン・グリーン''([[FrontWing>FrontWing作品]])COLOR(red){<18禁>}
--2000年にFrontWingから発売された『カナリア』のスタッフらにより、2000年~2001年にかけて製作されていたとされる。最終的に発売には至らなかった。
---2001年に開発会社が別の会社から『グリーングリーン』を発売した。それに対しFrontWingは訴訟を起こしたが、FrontWingの敗訴となった。

//-''Win けれど輝く夜空のような''(BasiL)COLOR(red){<18禁>}
//--未完の大作『それは舞い散る桜のように』の続編。
//---『それ散る』から8年後を舞台にしており、残された伏線も回収する予定であった。
//--BasiLのブランド解散に伴い発売中止になった。
//-2022年9月にNavelよりクラウドファンディングによる製作が発表された。
//--↑に伴いCOとします。

-''Win 虚街奇譚''(鯖)COLOR(red){<18禁>}
--「こがいきたん」と読む。2000年頃開発が行われていたが、発売中止となった。
--独特な舞台とビジュアルから一部で期待を集めており、今でも吉田誠治氏のサイトで一部のグラフィックが公開されている。

-''Win ゴスデリの続編''(Lose)COLOR(red){<18禁>}
--『ゴスデリ』発売の後、続編のシナリオを執筆している旨が公式サイトで公表されたが、その後音沙汰は無い。
--ブランドの方向性が変わったためお蔵入りになったのだろう、と考えられている。

-''Win コミュニケーションブルー''(ドゥジーン)
--Team N.G.Xがシステムデザイン及び全シナリオを担当している([[参照>http://ngx.jp/works/]])。

-''Win 3APя ~夜明けを待つ星~''(TerraLunar)COLOR(red){<18禁>}
--TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。メインタイトルは「ザーリャ」と読む。

-''Win さやかちゃん物語''([[アリスソフト>ALICE SOFT/チャンピオンソフト作品]])COLOR(red){<18禁>}
--『[[あゆみちゃん物語]]』に次ぐシリーズ2作目として企画され専門誌でも高い前評判を得ており、ゲーム画面も公開されていたが突然発売中止となった。
--原画を担当した人物のサイトで完成済み分の絵が公開されている。

-''Win ZIPANG''(仮称)(アクワイア)
--アクワイア初のPC向けゲームで和風MMORPGの予定だった。TGS2009でプレイアブルデモを出展して以降音沙汰はなく、2011年に開発中止。

-''Win 真§戦極姫''(げーせん18)COLOR(red){<18禁>}
--10周年を迎えるシリーズの最新作として、2018年に発表される。
--2019年の発売とされていたが延期、後に発売日未定となり2021年にげっちゅ屋から発売中止が告知された。

-''Win 末廣商店街''(ワンダーファーム)
--2000年代初頭に創刊直後のメガミマガジンなどで特集が組まれていた、『[[センチメンタルグラフティ]]』原案の窪田正義氏がプロデューサーを務める、1985年の商店街を舞台にそれぞれの店の看板娘達との友情や恋愛を主題としたSLG?
--「ネットワークゲーム」とされているがどのように活用される予定だったのかは不明。当時の雑誌によると、キャラクターデザインは「カズイ チヨコ」という人物だが(少なくともこの名義では)これ以外の活動は確認されていない。
--学研のアニメ雑誌「アニメディア」の99年5月号の付録として、当時の人気声優によるプレドラマCDが配布(後に一般販売)、その後これを手本にヒロイン7人を巡る数千人規模の大々的なオーディションが開催される([[参照>http://www.earthian.com/morimori/suehiro-audition.html]])。
--選ばれた新人声優7人による声優アイドルグループ「Can B.A.M. 娘」が歌う主題歌CDやドラマCD、果ては審査風景を撮影したビデオなどが発売されていた。
---しかしこれらのグッズが出たきりで、2000年を過ぎると企画自体がフェードアウトしてしまい、イメージソングとしてリリースが発表されていた『末廣音頭』もお蔵入りとなる。
---同じく声優の一般公募を行ったセングラは%%内容はともかく%%SGガールズのメンバー達はほぼ全員が一定の成功を収めているが、こちらのオーディションで選ばれた7人はその後、芸能界で表舞台に立つことはなかったようだ。
--なお、主題歌は動画サイトなどにアップロードされており、現在も視聴することが可能。
---ちなみに、コロムビアより発売されていた幼稚園のお遊戯会などでの音源使用を目的としたCD『2001年 はっぴょう会・おゆうぎ会用CD3~よさこいソーランロック』に、本作の主題歌『ウェルカム!』が何故か収録されている。幼少期、知らず知らずにこの曲でお遊戯をした人もいるかもしれない。

-''Win すぴぱら - Alice the magical conductor.(のSTORY #02)''(minori)
--2012年に発売された『すぴぱら - Alice the magical conductor. STORY #01 - Spring Has Come !』の続き。
--当初より続き物とされており、『STORY #01』には『STORY #02』が制作中である旨の告知がされていた。しかし『STORY #01』が倒産レベルの失敗となり、『STORY #02』の制作は宙に浮くことになった。
---minoriはその後アダルト作品の制作で息を吹き返す事になるが、2019年2月に同年1月発売の『その日の獣には、』をもってソフトウェア制作を終了する事を発表。『STORY #02』の制作は絶望的となった。

-''Win 性欲の虜''(hi-way)COLOR(red){<18禁>}
--げっちゅ屋で発売中止が確認。ブランド自体がマイナーなこともあり、ほぼ情報が残っていない。

-''Win 象牙の塔 -ACTUAL FACTS-''(altacia)COLOR(red){<18禁>}
--『真説神谷右京』シリーズの8作目として2002年冬に発売予定だったが、発売延期したまま会社が潰れてしまいそれっきりとなった。
---このシリーズは弁護士の藤堂信昭氏が現実の事件を元にゲームシナリオを作っていたのだが、本作の公式による最後の告知は「本作品の題材事件の発生からすでに相当の時間が経過しているとはいえ、『-ACTUAL FACTS-』としてオリジナルシナリオのままリリースするには改めてクリアにしておかなければならない事柄が予想外に多く発生しましたため、暫くお時間を頂きたく延期をさせていただきました。」という物だった。

-''Win タイピング シスター・プリンセス''(スタック)
--後に0verflowを立ち上げる事になったスタックが制作したPS版『シスター・プリンセス』のタイピングゲーム版として開発され、12人の妹の中から3人ずつ登場する4タイトルの発売を予定していたが、突如発売中止となった。
--スタック側は「独特で厳格な世界観を持つ『シスプリ』のオリジナルストーリーを製作することは困難を極め、メディアワークス様および原著作者様と鋭意協議を続けて参りましたが、シナリオ等キャラクター性の部分で合意に至ることができず、製作そのものを断念するに至りました」と説明している。
---使用されなかったCGの一部は、後にPSで発売された『シスター・プリンセス2 プレミアムファンディスク』で使用された。

-''Win 太陽の子''(CollaborationS)COLOR(red){<18禁>}
--原画は「ねこにゃん」「白猫参謀」「有葉」が、シナリオは「丸戸史明」「タカヒロ」「るーすぼーい」「企画屋」が担当という超豪華メンバーの作品だったが、2016年11月に公式サイトがドメイン切れ。
--エロゲー雑誌『BugBug』では毎号「『太陽の子』は、静かに進行中!?」等と記述されており、発売予定表にも一応記載されている。
//BugBug2020年4月号まで確認。

-''Win D.C.V. ~ダ・カーポ ヴァルキリーコンプレックス~''(CIRCUS)
--[[『D.C.』シリーズ>D.C. ~ダ・カーポ~シリーズ]]と『[[ヴァルキリーコンプレックス]]』のコラボ作品。『ヴァルコン』のキャラが『D.C.』シリーズの世界に登場するのがコンセプト。
--下記の2作品とは違いPVやグッズなどが作られはしたのだが、肝心の本編自体は作られずに終わった。

-''Win D.C.ZERO ~ダ・カーポ 0~''(CIRCUS)
-''Win D.C.V. ~ダ・カーポ~"V"ague''(CIRCUS)
--コンプティーク2009年12月号付録「10th ANNIVERSARY CIRCUS WORLD」にて『[[III>D.C.III ~ダ・カーポIII~]]』と共に発表された作品。
--『ZERO』は『I』の53年前、『V』は『I』と『II』の間の物語となり、『V』は同誌でメインヒロインともう1人のグラフィックが公開されている。しかし、両作品共それ以降の音沙汰は一切ない。
---『ZERO』は時系列的に『III』へと設定が統合されたものと思われる。
---『V』は『I』と『II』の間と言う点が『[[4>D.C.4 ~ダ・カーポ4~]]』と一致している。

-''Win TearMail''(Overflow)COLOR(red){<18禁>}
--2000年に発売された『PureMail』の直接的続編。
--2007年発売予定とされていたが発売が延期され、その後Overflowがブランド活動を終了したため、発売されなかった。
---後に[[ニコニコ生放送>http://live.nicovideo.jp/watch/lv212926516]]で、どのような内容になる予定だったかが語られている。この生放送では、2009年のエイプリルフールで登場した『[[School Days]]』の主人公とヒロインの息子を主人公としたゲームの構想についても語られていた([[参照>http://otapol.jp/2013/11/post-185.html]])。

-''Win D.i.G 2''(Aaru)COLOR(red){<18禁>}
--2001年に発売された『D.i.G』の続編。発売前にブランドが解散したため、発売されなかった。

-''Win 堕落物語~ある自由人の話~''(hi-way)COLOR(red){<18禁>}
--「げっちゅ屋」で発売中止が確認。
---ブランド自体がマイナーなこともあり、ほぼ情報が残っていない。

-''Win 同級生3''(エルフ)COLOR(red){<18禁>}
--1999年に開発が発表された同級生シリーズの3作目。既に竹井正樹氏のキャラクターデザインはある程度完成しており、雑誌などでキャラクターイラストが公開されたり開発状況を伝える特集や、インタビュー記事が組まれるなどしていたのだが、エルフ内部のゴタゴタのためかそのまま発売されることは無かった。
--当時の雑誌記事によるとヒロインは過去最多の10人で、フルボイス、さらにはギャルゲーの移植作品がほとんど発売されていなかったゲームキューブへの移植も計画されていたらしい。
--2020年に『同級生』のリメイク版の発売に合わせて行われた同級生原画展にて、未発表のものを含む本作の設定資料や原画が多数公開された。

-''Win  はるはろ!''(propeller)COLOR(red){<18禁>}
--2006年頃発表され体験版の評判もよく期待されたが、発売延期、ライターの退社などを経て発売中止となった。
---なお、ライターは別ブランドから発売する意思を公表したともされるが、少なくとも2018年末までには発売されていない。Amazonではパッケージ画像が表示されていたが、現在は表示されなくなっている。
--親世代のバックグラウンドや男子たちの物語が厚くなり、エロゲとしてのバランスを著しく欠いたことで、プロデューサーとライターが揉めたと、2023年になってライターにより明かされている([[参照>https://twitter.com/mooninjune1211/status/1647554947951755265]])。

-''Win  Princess Garden''(CIRCUS)COLOR(red){<18禁>}
--『Princess Party』シリーズの第3作。
--2009年秋から冬頃に発表されたが、その後の音沙汰はなく、2014年には告知情報ページも削除されている。

-''Win 末期、少女病 -Lyrical pop World’s end-''(Blasterhead)COLOR(red){<18禁>}
--元々は『ジサツのための101の方法』で知られるブランド“公爵”の作品として発表されるが、開発は無期延期となる。同作品のカルト的人気から、開発再開を望む声は長年根強くあった。
---そうした中、新ブランド「Blasterhead」により開発が再開されるという発表が2011年頃にあり大いに期待される。が、開発がある程度進んだところで何らかのトラブルが発生、製作は停止する。
---ブランドの上位団体から一部人員を入れ替えた上での製作続行が示されるも、その後の進展は見られず。

-''Win 魔法使いの夜 -WITCH ON THE HOLY NIGHT-(の続編)''(TYPE-MOON)
--『魔法使いの夜』発売の後「全3部作ぐらい」であることが示され大いに期待を集めるも、その後音沙汰なし。

-''Win ミステリート2 ~フェアウェル・エンカウンター~''(Abel SOFTWARE)COLOR(red){<18禁>}
--未完で終わった『[[ミステリート ~不可逆世界の探偵紳士~]]』の続編にして完結編。かなり早い段階から製作が発表されていたが、音沙汰がないまま年月が経過し、2011年にはシナリオを手掛けていた菅野ひろゆきが死去。製作は絶望視される。
--しかし、前作オリジナル版発売から10年が経過した2014年になって、菅野氏が書き溜めていた『2』のシナリオを利用し、且つ『1』とのセットにしたリメイク作『ミステリートF 探偵たちのカーテンコール』(One)が発表され、Win版『フェアウェル・エンカウンター』の方はいつの間にか公式サイトごと消えていた。
---『F』公式サイトにも「未完のまま発売されることのなかった完結編」と記されており、この時点で発売中止が確定していた模様。
--しかし『F』の方も発表後はしばらく音沙汰が無く、2017年になって『[[YU-NO>この世の果てで恋を唄う少女YU-NO#id_07373e66]]』のDLCにて対応機種の変更(PS4/PSV)が発表されたが、公式サイトは2015年のお知らせを最後に更新が止まっているため、One用ソフトとしてのサイトのまま放置されていた。そして2021年11月、一旦開発中止していることが発表された。
---「一旦」とあるように完全中止ではない模様で、先に『F』用に開発されていた『1』のリメイクがXSX/PS4/Oneで発売されることが発表され、『2』に関しては状況が整ってから改めて発表するとされている。『F』としてのセットではなく単品での発売となると、『2』単体として思わぬ形で復活する可能性もある。

-''Win Mirror 2: Project Y''(Paradise Project)
--中国産%%無修正%%アダルトゲーム『[[Mirror]]』の続編。『Mirror 2: Project X』と同時期に発表された完全3D作品。
--しかし、発表以来音沙汰がないまま開発チームが倒産。倒産時に同作への言及も無かったため、開発中止と思われる。
---なお、第1作は18禁だったが第2作の『Project X』は非18禁だったので、この『Project Y』が18禁の予定だったかどうかは不明。

-''Win めぐる季節の約束と、つないだその手のぬくもりと''(だんでらいおん)COLOR(red){<18禁>}
--幾度かの延期の末、公式サイトで2013年冬に発売を発表するものの、発売されず音沙汰なし。公式Twitterも2014年を最後に発言が止まっている。
---2015年6月11日に発売中止がソフマップにより発表された。

-''Win 社にほへと''(DMM GAMES)
--神社を擬人化したキャラクターが多数登場するシミュレーションRPG。「やしろにほへと」と読む。
--2017年夏のリリースを予定していたが、各神社へ名称の使用許諾を取ることなく進めようとした結果、神社本庁から抗議を受け開発中止に。
---後にリリースされた『ウマ娘 プリティーダービー』は本件を他山の石とする形で馬主から許諾を得て進めた結果リリースにこぎつけており、さらにその二次創作についても「競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損ねる物は禁止」とガイドラインを設けており、安易な擬人化によるイメージの乗っ取りの危険性について一石を投じた事例となっている。

-''Win リーチっっ!~フルティルト・ブギー~''(TerraLunar)COLOR(red){<18禁>}
--TerraLunarのブランド解散に伴い発売中止になったタイトルの1つ。
--開発元は月面基地前。何故かCD-ROM3枚組を予定していた。

-''Win ReBirth -記憶へ紡ぐ輪舞曲-''(BasiL)COLOR(red){<18禁>}
--2009年7月31日に発売された『もぎたてBasiL! -commencement-』に収録されていた体験版『ロンド-O-va-chua-』がタイトル変更されたもの。
--BasiL活動再開後初のオリジナル作品であり、2010年春発売予定とされていたが、「BugBug」2010年3月号を最後に新たな情報はなし。

-''Win リフレクティブハート''(Infinite-Justice)COLOR(red){<18禁>}
--2002年2月14日発売予定と告知されていたが、結局発売中止に。

-''Win レジオン・ド・ヌール''(Infinite-Justice)COLOR(red){<18禁>}
--2005年12月ごろ発売予定と告知されていた。
---主要登場人物の設定などが漫画『エレメンタル ジェレイド』からの引き写しであり、しかも発表当初のタイトルが『エレメンタルレジオン』という元ネタに酷似したものであったため、版権元のマッグガーデンより厳重な申し入れを受け、一旦タイトルを変更するも最終的に発売中止に。

-''Win ロードスクロニクル ~ ロードス島戦記III''(キングレコード/ハミングバードソフト)
--『灰色の魔女』『五色の魔竜』に続く3作目。
--「東京ゲームショウ'99春」では酒場風のセットで吟遊詩人が歌うなど気合の入った宣伝をしていた。

-''Win ラングリッサーシュヴァルツ'' (Gamania)
--名作SRPGシリーズ『ラングリッサー』シリーズの最新作として発売が予定されていた、シリーズ初のオンラインタクティカルARPG。
---2012年発売を予定していたのものの、2011年9月に続報が発表されて以降音沙汰無し。公式サイトも全く更新されずに長らく放置され続けていたが、2019年に閉鎖された。
--ちなみに本作の開発に携わったGamaniaは、ブラゲユーザーの間では屈指の糞運営として知られているらしい。

-''Win RE:LOADED CARMINE''(七譜詩ソフト)COLOR(red){<18禁>}
--先行エピソード版が発売されるも、数年以上音沙汰なし。

-''Win Lose未発表作品''(Lose)COLOR(red){<18禁>}
--ブランド第1作『ゴスデリ』に続くバトル物として企画がすすんでいたが、ブランドの方向性が変わったためにお蔵入りとなった。
--シナリオは『運命のリヴァケイル ~落ちこぼれの元暗殺者は殺人クラブに狙われている~』のタイトルで無料公開されている。
---その内容から『ゴスデリ』のライターが以前関わった同人ゲームとなんらかの関連があるという説がある。

-''Win 霊長流離オクルトゥム''(仮称)(?)COLOR(red){<18禁>}
--田中ロミオ+松竜の『[[CROSS†CHANNEL]]』のコンビでウィル系列のブランドから発売されると発表された。~
『CROSS†CHANNEL』の評価から期待されたが、発売される事は無かった。
--田中氏が「企画があった」という過去形で話していることなどから、発売中止になったとみなされている([[参照>http://dengekionline.com/elem/000/000/871/871319/]])。

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**完全発売中止(海外)
-''AC TATOO ASSASSINS''(DATA EAST Pinball)
--データイーストのピンボール部門である子会社、データイースト・ピンボール唯一のAC作品。いわゆる「モータルコンバットクローン」と言われる「実写取り込み+フェイタリティ要素のある格闘ゲーム」の1つで、ディレクターとシナリオに「Buck To The Future」の脚本で知られるボブ・ゲイルが参加している。
--タイトルデモで「約2200種のフェイタリティがある」ことを売りにしていたが、フェイタリティの種類自体は結構多いものの宣伝文句には程遠い数しか無い((「同じ種類のネタで水増し」もあるが、データイーストらしく『バーガータイム』ネタがあったり、中にはシナリオライター繋がりなのか「Buck To The Future」に登場するデロリアン(のそっくりさん)に轢き殺されるというものまである。))。
--日本でも1994年のAMショーでの出展や極少数の地域でロケテストが行われたがお蔵入りに。一方、海外でもプロトタイプの時点で正式にはリリースされずお蔵入りとなった。その後、所々サウンドなどにバグがあるものの、ゲームの基本的な部分は完成していたものが「テストリリース版」として極少数が北米で出回ったと言われている。

-''GBC Austin Powersシリーズ3・4''(Rockstar Games)
--日本でも好評だった下ネタ全開スパイ風コメディ『Austin Powers』のゲーム版。パッケージやCMを見る限りでは四作リリースされるはずだったようだが、結局二本出した時点でそのままフェイドアウトしてしまった。
--日本ではそもそも一作目の時点で発売さえされておらず、また映画と関係ないミニゲーム集だったので、出たとしても評価は低かったと思われる。
--後に『GTA』シリーズで世界に名をはせる「Rockstar Games」が手がけたという意味では貴重なキャラゲー。しかし版権の都合からか、作品リストに載っていないことが多い。

-''GBA Mega man Anniversary Collection''(カプコン)
--GBの『ロックマンワールド』シリーズ全5作をカラー化したものだが、一度発売は決定したものの度重なる発売延期になり、そのまま発売中止になった。
--当初は『Mega man Mania』というタイトルだった。
--なお、同名のタイトルでのソフトはPS2/Xb/GCでそれぞれ発売されており、そちらは『[[1>ロックマン]]』~『[[8>ロックマン8 メタルヒーローズ]]』とACの『~ザ ・パワーバトル』『~ザ・パワーファイターズ』を収録したものである((機種ごとにエクストラコンテンツが一部異なっている。))。

-''GBA Shantae Advance(Shantae 2: Risky Revolution)''(カプコン)
--GBCで発売された『[[Shantae]]』の続編。新たな変身やマルチプレイヤーバトルモードなどが盛り込まれ、かなりの部分が完成していた。
--デモ版まで完成しており、1作目に続きWayForward Technologies社開発・パブリッシャーはカプコンになる予定だったがカプコン側が初代の売上が微妙だったことを理由に発売中止とした。
--しかし元々Shantae自体がWayForward社側のスタッフが長年温めていた思い入れのある企画だったこと、初代の商業的失敗の理由の一つがカプコン側の不手際で発売日が大幅に遅れてGBC終末期に出る羽目になった事情からカプコンに対する不信感が産まれ、結果的にWayForward社はカプコンから『Shantae』の権利を買い戻し、以降は自社パブリッシングタイトルとしてシリーズ展開することになった。
--本作で取り入れられるはずだった人魚への変身などいくつかの要素は『[[シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-]]』へと受け継がれ、日の目を見ている。

-''GBA The Holy Bible''(Crave Entertainment)
--GBAで聖書というなんともお国柄を感じさせる実用ソフト。ブックマーク機能や単語検索により、便利に聖書を読むことが出来たらしい。
---パッケージのデザインも決定済で2006年11月発売予定であったが、世界一のベストセラーもハードの終焉には勝てなかったのか発売中止に。
--その後、近年になり開発中のROMが発見された([[参照>https://twitter.com/forestillusion/status/1645280240502214656?t=nsu5uq3wmZli4lWPcicDpw&s=19]])。

-''DS The Legend of Zelda: Heroes of Hyrule''(任天堂/RetroStudios)
--任天堂傘下のレトロスタジオが開発していた『ゼルダ』で、ジャンルとしてはアクションゲームではなくゼルダ史上初のシミュレーションRPGとして製作されていた。
---主人公はリンクではない少年で、この少年を操作して探索する現代編とSRPGである過去編を切り替えつつストーリーを進めるゲームになっていた。
---しかしながら任天堂本社側からゲームコンセプトへの評価が振るわず、『[[メトロイドプライム3>メトロイドプライム3 コラプション]]』にリソースを集中するよう促されそのまま中止になった。

-''PSP The Elder Scrolls Travels: Oblivion''(Bethesda/Vir2L)
--Official U.S. PlayStation Magazine誌で『[[The Elder Scrolls IV: Oblivion]]』のPS3阪の移植とともに発表された、BattlespireやRedguardの流れを汲むスピンオフ。
--開発中止になった経緯は、Bethesdaから公表されていない上、開発下請けによる、開発中止の経緯を明かした動画も存在したが、公開直後にゲーム部分が権利侵害として削除されたため。“公式には”不明。

-''PSP Saints Row Undercover''(THQ)
--『[[Saints Row>Saints Rowシリーズ]]』シリーズ初の携帯機作品にして『[[Saints Row 2]]』のスピンオフとして2009年から開発が開始されたが、本家開発元のVolitionに携帯機の開発ノウハウがないことから外注での開発となった。
--しかしながら、THQとVolitionが「コレでは『セインツロウ』としてのクオリティに満たない」と判断を下したため開発は中止され、THQ倒産の影響もあってかVolitionのスタッフからも存在自体忘れられていたほどである。
--ところが2016年初頭に、同社のビデオディレクターであるジョシ・スティントン氏が同社の倉庫を整理していた所、偶然にもPSPの開発キットと開発データを発見。
--社内で内容を検分した結果バグは残っているものの辛うじてゲームプレイはできる状態だった事から、同社がTwitchで配信している動画「Inside Volition」で紹介され、デザインドキュメント(開発の指針となる設計資料)も併せて公開された。
--さらにこの件を公にしたVolitionは、これまでの様々なお蔵入りとなったゲームを開発者からの提供によって保存、公開しているサイトとして知られている「Unseen64」にて開発途中だったこのゲームのISOファイルを無料で公開している((ただし、実行にはPSPの開発キットかエミュレーターが必要。))。ダウンロードは[[こちら。>https://www.unseen64.net/saintsrowundercover/]]
---なお、開発途上版であるが故に、仮テキストや仮素材などがそのままの上、進行上影響の大きいバグも多数ある。プレイ用というより歴史的資料としてみるのが妥当である。
--内容はサブタイトルの「アンダーカバー」の通り、本編の主役ギャングである「サードストリート・セインツ」に潜入するというもの。

-''Win 雙翼愛神 Cupid Duo''(火狗工房)
--日本で『ビストロ・きゅーぴっと』シリーズとしてアレンジされて発売された『愛神餐館』シリーズを製作した香港のゲーム会社が開発中だったアクションRPG(と思われる)。香港の字は読み方不明。
--公式サイトが作られたが2008年5月20日を最後に更新が途絶え、2020年頃になって遂に削除されたらしく打ち切りが確定。YouTubeでPVを見ることは可能。動画は[[こちら。>https://www.youtube.com/watch?v=_NDxCV34EtE]]
---これらを見るに『サモンナイトエクステーゼ・夜明けの翼』にゲーム性が酷似していたらしく、[[黒い三連星>ガンダムシリーズ]]みたいなキャラ達が登場していた模様。バンナムからのクレームがあったか定かではないがこの部分が抵触してたことは想像に難くない。

-''Win East vs. West: A Hearts of Iron Game''(Paradox Interactive)
--冷戦時代のシミュレーションゲーム。『Hearts of Iron III』の拡張ではなく、単独のゲームとして企画されていた。
--当初は2013年発売予定だったものの開発が難航し、結局2014年4月に開発中止になってしまった。

-''Win F-STOP''(仮称)(Valve)
--『[[Portal]]』の続編的作品として開発されていたアクションパズル。詳細不明ながら画期的なゲームシステムを採用予定であったと伝えられている。
--世界観は同一ながらストーリーの繋がりがないことが問題視されて開発中止。最終的に前作のシステムを踏襲した『[[Portal 2]]』が2011年に発売された。
--ゲームメディアによると2019年になって他社から発売された『[[Superliminal]]』のゲームシステムが本作に類似しているとのこと。

-''Win Glorious Leader!''(Moneyhorse)
--「''北朝鮮に攻めてきたアメリカ軍を金正恩が倒していく''」という前代未聞の不謹慎アクションゲー。
--2015年1月7日、前年のクリスマスホリデーの最中にハッカーによる攻撃を受け開発中のデータが破壊されてしまい開発続行が不可能になったことを発表しているが、ゲーム内容を考えるとその方がよかったのかもしれない。

-''Win DOOM 4''(id Software)
--2004年に発売された『[[DOOM 3]]』の続編。同作と同じくホラーFPSになる予定だった。対応機種は不明だが、少なくともWin版は計画にあったものと思われる。
--しかし、発表依頼音沙汰が無いまま2013年に開発中止となる。その後、[[リブート版>DOOM (2016)]]が発売され、そちらは高い評価を受けた。
---なお、2023年3月に当時のゲームプレイ映像が公開され、そこでは前述のリブート版にも取り入れられている要素が確認できる([[参照>https://www.gamespark.jp/article/2023/03/06/127704.html]])。

-''Win Half-Life 2: BETA(通称)'' (Valve)
--Steamのローンチタイトルとなった『[[Half-Life 2]]』のベータ版で、過去にValveへのサイバー攻撃にてプレイ可能な状態で流出してしまったもの。
--しかし、このベータ版は製品版とは多くの部分(ストーリー・演出・武器・世界観・キャラクター・音楽)で別物と呼べる程違いが多くあり、『2』とは別ゲーとして扱われている。
--ストーリーは『2』の基本をある程度なぞったものではあるが、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の影響が製品版より一層強く、''コンソルが仕切る悪夢のような世界にてプレーヤーの前で大切な仲間はバタバタと倒れ道行く人は常に死と隣り合わせ''、と非常にシリアスなものとなっている((ベータ版に入っているバーニィのボイスで「覚えてるだろ、ブラックメサでの事がかつて起こりうる最悪の出来事だったと思っていたのが。」が本作の世界観を物語っていると言える。))。
---武器や敵も数多くカットされており本編には登場しないAK47や火炎瓶、『1』から復活するはずだったブルスクイッド、『ハーフライフ2 サバイバー』でのみ登場したコンバインアサシン、『[[Wolfenstein II: The New Colossus]]』のユーバーソルジャーのような動きで相手を翻弄するStalker((本編にもHalf-Life: Episode 1で敵として登場した。))など、本編でも使えそうなのにカットされている没要素が数多く存在していた。
--ただ、本作はそれ以外の面でも倫理的な問題点も多く、子供の虐待表現や激しい暴力表現などの面も数多く存在し、そのままの状態でのリリースは厳しかったと思われる。
---そのような作風では経営陣が売れないと判断したのか、本作はゲームを作り直すことになってしまい、このベータ版は2003年頃にお蔵入りとなった((2003年のビルドでは、2001年と2002年のビルドから大きく方針転換し、世界観が一転。アセットを一部引き続いたものもあるが、製品版の雰囲気に近くなった。))。
---このようにして表舞台から消えたベータ版だが、『[[Half-Life 2: Episode Two]]』で本作のボリアレス設定が、『[[Half-Life 2: Episode One]]』で洞窟のコンセプトアートが再利用され、『2』の資料集ブック、『[[Half-Life 2: Raising The Bar>https://www.amazon.co.jp/Half-Life-2-Raising-David-Hodgson/dp/0761543643]]』にて、ベータ版流出だけでは明らかにならなかった、大量のコンセプトアートが公開されることになった。
--その一方で、本作の作風や世界観を製品版より優れていると評するファンも多く、そのベータ版を熱心に解析する者やファンメイド動画が作られるほど。
---そして「もしも『Half-Life 2』がこのまま企画が進行してたら…」と一本のゲームにするMODが数多く存在し、中でも一番企画が進んでいる『[[Half-Life 2: Raising The Bar Redux>https://www.moddb.com/mods/half-life-2-raising-the-bar-redux]]』が存在する。
---未だアーリーアクセス状態(2021年9月現在)ではあるが、気になった方は導入するのも悪くないだろう((起動にはSource SDK 2013 Singleplayerのベータ版加入が必須。))。
--MOD制作だけでなく、リークされたベータ版を現代の環境でも正常に動作するようエンジンの改善が行われた、『[[Half-Life 2: Mega Build>https://hl2-beta.ru/index.php?topic=28551.0;language=english]]』も存在。ただ、こちらはゲームというより開発資料的な意味合いが強い。

#region(プレイ映像・2001-2002年)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=fL_PuaDcaO4)
#endregion

#region(プレイ映像・Raising The Bar: Redux)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=LltprTYWVbA&ab_channel=Honza)
#endregion

-''Win Half-life 3''(Valve)
--『[[Half-Life>Half-Lifeシリーズ]]』シリーズの最新作かつゴードン・フリーマン編最終作として発表され、シリーズファンから期待されていたものの頓挫したプロジェクト。『Half-life 2: Episode 3((公式にはこのタイトルで発売されると発表されていた。))』とも呼ばれていた。
--2017年8月25日には開発中のプロットをシリーズの脚本家であったMarc Laidlaw氏が「手紙3」と称してブログで公開。この脚本をベースにして熱心なファンがファンメイドの『3』を競って製作するようになり、現在では「Project Borealis」に最も期待が寄せられている。
--当のValveは『3』ではなくスピンオフの『[[Half-Life: Alyx]]』を発売するなどシリーズの続編については音沙汰が無かったが、2020年7月には『Alyx』のドキュメンタリー映像にて多くの頓挫したスピンオフと共にその存在が明かされた。
---そのドキュメンタリーによれば、ローグライクな自動生成システムを採用しようとしていたものの、Source2エンジンが未完成だったため早々と切り上げられてしまったとのこと。

-''Win Mercenaries 3: No Limits''(Pandemic Studios)
--傭兵となり暴れ回るオープンワールドアクションの第3作。対応機種は不明だが、少なくともWin版は計画にあったものと思われる。
--開発スタジオであるPandemic Studiosの閉鎖に伴い開発中止に。閉鎖から1年後に開発初期版とされるプレイ映像が公開された。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=NEqrhZ567Zw)
#endregion

-''Win Project V13(Fallout: Online)''(Interplay)
--再起したInterplayが2007年からMasthead Studiosと共同で製作していたMMORPG。
--『Fallout』旧作の販売権や本作の開発が原因で、『Fallout』の版権を買収したBethesdaと裁判になり、最終的には200万ドルで『Fallout』の諸権利をBethesdaに移管することで和解、本作も開発中止になった。

-''Win Road Redemption(アダルト版)''(EQ-Games/Nutaku)COLOR(red){<18禁>}
--2017年10月に正式リリース((2014年に早期アクセス版をリリースしている。))した同名の格闘バイクレースゲームをアダルトゲームサイト「Nutaku((世界最大のアダルト動画サイト『Pornhub』を運営するMindGeekが運営している。))」とのパートナーシップによりアダルト要素を追加したもの。
--ストーリーも暗殺者の撃破から美女誘拐犯を追いかけるものに変更されている。
--『Nutaku』は既存のゲームのアダルト版を出したいゲーム制作会社に対し、総額1000万ドルの資金提供プログラムを進めており、当作はその一環で発表された。
--2018年初めにリリース予定と発表されていたが、その後音沙汰なし。
--通常版はPixel Dash Studiosとの共同開発だったが、Pixel Dash Studiosはアダルト版には関与していない([[参照>https://www.pcgamer.com/porn-game-publisher-is-paying-to-make-motorcycle-brawler-road-redemption-x-rated/]])。

-''Win Terraria: Otherworld''(Re-Logic)
--2015年2月に発表された『[[テラリア]]』のスピンオフ作品。サンドボックスの本編とは違ってストーリー重視の内容となる予定であった。
--外注開発会社が変更されるなど開発が難航し、最終的に2018年4月に開発中止が発表された。
--その後本作の内容を基にしたコンテンツが『テラリア』の最終アップデートで実装された。

-''Win Van Buren (Interplay版『[[Fallout 3]]』)''(Interplay)
--『[[Fallout>Falloutシリーズ]]』シリーズの初期の開発元であるInterplay傘下のBlack Isle Studiosが開発していた物であったが、Interplayが経営建て直しのためにBlack Isle Studiosを解散し、結果として開発中止となった。
--Van Burenの設定の多くは、元Black Isle Studiosのスタッフが多数在籍する、Obsidian Entertainmentが開発した『[[Fallout: New Vegas]]』に流用された。

-''Win Volt''(仮題)(2K Games/Hangar 13)
--完全に未発表のまま開発が進められていた。T2インタラクティブの2021年Q2の決算報告書の損益の項目に記載されて初めてその存在が明らかになった。
--新規IPのオンラインアクションゲームで、主人公の名前はタンク・DPS・ヒーラーというスーパーヒーローだったという噂。
--4年の開発期間と5300万ドル(60億円超)もの開発費を掛けたが、開発期間が長すぎたことによる時代錯誤感があったり、これ以上開発費を掛けると販売価格を上げても開発費の回収すら出来ないではないかと判断されたと言われる。

-''Win/iOS/Android Among Us 2''(InnerSloth)
--「宇宙人狼」こと『[[Among Us]]』の続編として2020年8月に制作が発表されていた作品。
--しかし、''『Among Us』があまりにも人気であったことからそちらのUI改善に注力することとなり''、同年9月には開発中止が発表された。
---その後もスキンや役職の追加、挙動の改善などが『Among Us』で行われており、2020年12月にはSwitch版が発売された。
---さらに、2021年4月には同じInnerSlothから出されている『The Henry Stickmin Collection((ブラウザゲームとして出されていた『Henry Stickmin』シリーズ5作品および完全新作1品がまとめられたオムニバス作品。))』の舞台の1つを模した、「The Airship」というマップが追加されている。

-''Amico Earthworm JIM 4''(Intellivision)
--海外で人気の横スクロールアクション『Earthworm JIM』シリーズの最新作。2018年に海外で発表された新型ゲーム機「Amico」で発売される予定だった。
--しかし、後に「Amico」が''実際には開発されていない偽のゲーム機であることが発覚。''存在しないハードでリリースすることなどできるはずもなく、開発中止となってしまう。

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**海外のみ発売
※リンクは海外発売のオリジナル版
-''GB ドンキーコングランド2''(任天堂/レア)
--『ドンキーコングランド』の続編としてGB末期に発表されたが、国内ではGBCにハードを移し『[[ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング]]』として発売された。

-''GBA ACE COMBAT ADVANCE''(ナムコ)
--“PS以外のハード”かつ“任天堂”では初の『エースコンバット』であり、早過ぎた携帯機版。
---内容は本家シリーズとは異なり、同社のアーケードゲームである『メタルホーク』に似たトップビュータイプのシューティングになっている。

-''GBA ゲームボーイウォーズアドバンス''
-''DS ファミコンウォーズDS 失われた光''(共に任天堂)
--前者はアメリカ同時多発テロ事件の影響で国内未発売となり、後に『2』とカップリングした『[[ゲームボーイウォーズアドバンス1+2]]』として国内でも無事発売された。
--後者は国内では度重なる発売延期の果てに、発売予定カレンダーから削除され、こちらも後にクラブニンテンドーの2013年度プラチナ特典で配信された。

-''GBA ゲームボーイギャラリー4''(任天堂)
--最初は国内でも発売予定だったが、結局国内未発売となる。
--その後WiiUのVCソフトとして公式日本語版が2016年3月に配信され日の目を見ることになった([[参照>https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000016807]])。

-''GBA スーパーパズルファイターIIX ''(カプコン)
--[[同名アーケード作品>スーパーパズルファイターIIX]]の移植版。欧米で発売した後に国内でも発売予定だったが、発表後は音沙汰が無く結局発売中止になった。
--ゲームプレイに影響が出るほど処理落ちが激しかったことも一因とされる。なお、海外版は英語ではあるが日本の本体でも起動可能。
--なお同作はPSPにも移植されている他、後に同じくPSPで日本で発売された派生作の『[[アイルーでパズルー]]』も発売されている。

-''GBA ブレンダー ブロス''(インフォグラムハドソン)
--発表と同時にコミックボンボンにて出月こーじによるコミカライズ作品『スーパードッグ ブレンダーブロス』が連載されるも延期を重ね、結局海外でのみ発売。
--出月氏がTwitterで語ったところによると、製作したフランスの会社・インフォグラムと日本での販売元のハドソンとの間のトラブルで発売中止になったとのこと([[参照>https://twitter.com/moonup777/status/1414213606921494540?s=20]])。
---連載中の出月氏のコミカライズも本来ならそこで打ち切りになるはずだったが、減ページの上ギャグ路線に変更して少しの間続いた。

-''DS 出撃!! アクロナイツ''(バンダイナムコゲームス/ノイズ)
--2009年に海外でリリースされた『Go Go Cosmo Cops』の日本版タイトルで、内容はワイヤーによる物理挙動を売りにしたアクションゲーム。
--2010年に日本版が発表されナムコレーベルからリリース予定であったがその後発売中止となった。

-''DS [[ディディーコングレーシング]]''(任天堂/レア)
--元は日本でも発売されたN64ソフトで、DSリメイク版が海外のみ発売。
--版権の関係上「バンジョー」と「コンカー」がリストラされ、代わりに『2』で登場したディディーのガールフレンド「ディクシー」と、『[[ドンキーコング64]]』で登場した「タイニー」が追加。
---タイニーはDK64で半ばディクシーの差し替えのように登場したキャラであり、2人が共演している唯一の作品である。

-''DS REAL TIME CONFLICT: SHOGUN EMPIRES''(ナムコ)
--日本の戦国時代が舞台の、RTSではなくターン制のウォーシミュレーション。内政要素はない。スタッフクレジット中に日本人はいない。
--北米で発売されるも『IGN』では「PAINFUL(苦痛)」評価を獲得するなど軒並み低評価となった([[参照>http://www.ign.com/articles/2005/12/15/real-time-conflict-shogun-empires]])。
---「PS1の頃のようなグラフィック」と言われているが、実際、PS1の『天誅』レベルのグラフィックである。
--戦闘システムはマス目などのないマップ上を敵味方の部隊が移動して鉢合わせると戦闘が始まる。
---戦闘中の様子は『シヴィライゼーションV』並みのアニメーションで表示される。
---「どうすれば負けられるのかわからない」「難易度がずっとチュートリアルと同じ」と言われているが、マップ上の敵部隊を各個撃破していけば勝てるようである。

-''PSP SAMURAI SHODOWN ANTHOLOGY''(SNKプレイモア)
--PS2の『[[サムライスピリッツ 六番勝負>サムライスピリッツ 天下一剣客伝]]』同様、『初代』から『零』までのシリーズ6作品を収録したセット版。残念ながらこちらでも『零SP』は未収録。
--2009年に海外で発売された後に国内でも発売される予定だったが、最終的に発売中止になった。
---収録作品のうち『[[天草降臨>サムライスピリッツ 天草降臨]]』まではゲームアーカイブスとして配信されているため、一応PSPで収録作が遊べない訳ではない。

-''AC ヴァリアメタル''(エクセレントシステム)
--1995年製の縦スクロールシューティングゲーム。日本国内ではロケテストが行われたのみ。
--自機の性能を切り替える事が出来、これを状況に応じて上手く利用して進めていくゲームであるが、1ステージ1ステージがやたら長い上に似たような敵配置が多く、BGMも短い曲ばかりなのですぐに飽きてしまう。

-''AC [[Over Drive]]''(コナミ)
--国内ではロケテストが行われたのみ。国内タイトルは『ボーントゥラン』となっている。

-''AC 蝦蟇の園/リビット!''(セガ・エンタープライゼス}
--1990年に国内でもロケテストが行われたが、海外発売のみとなった。MD互換基板で作られていたと思われる。
---ゲーム内容は『フロッガー』をリアルにしたようなもの。ちなみにコナミのライセンス表記もある。
---Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。
--ステージデモに描かれた、あまりにもリアルで写実的なカエルや昆虫の絵はインパクト抜群。音楽はチャイコフスキーの楽曲。
---寺田克也氏がロケテストで本作を見かけた時の衝撃を漫画に描いていたらしい([[参照>https://twitter.com/Area51_zek/status/706809231807115264]])。
--『[[ゴールデンアックス]]』や『[[ダイナマイト刑事]]』等を手掛けた内田誠氏らAM1研が開発に関わっていた模様。
---PS2版『ダイナマイト刑事』では、内田氏が手掛けたゲームに関する小ネタの1つとして、本作のカエルが最終面の背景物として登場。

-''AC GULF WAR II''(COMAD)
--韓国のメーカーが作ったSTG。日本では富貴商会から出す予定だったが、『[[究極タイガー]]』(或いは海外版の『TWIN COBRA』)のコピーゲームである事がバレたせいかお流れに。
---「II」とあるが、『ガルフウォーII』のタイトルは「''第二次湾岸戦争''」という意味合いがあるだけで、前作が存在する訳ではない。また、マニュアルのストーリー説明に書いてあるという「このゲームは『ガルフウォーI』を基にしたウォーシミュレーションゲームです」というキャッチフレーズは「実際の湾岸戦争を元に作った戦闘シミュレーター」というものと思われる。
--基本的なゲームシステムはそのままに、自機をヘリコプターから戦闘機にしたりとグラフィックが所々変更されているが、背景のバリエーションが減り演出面が劣化している。
--音楽は早送りや逆再生等の編集をしている模様。メロディ等が滅茶苦茶で聴き心地も良好とは言えない。
--加えて敵の変更や増加などを施したゲームバランスが改悪されているバージョンもあり、そちらは音楽の件もあり完全なるクソゲー。
--なお、この製作会社の[[COMAD>http://www.comad21.com/]]については、他にも『サンダードラゴン』のデッドコピー『S.S. Mission(特命)』『ギャルズパニック』の画像を実写ヌードモデルにしたもの(多数存在)、『スーパーバレー'91』を改造した実写取り込みビーチバレーボールゲーム『Beach Festival World Championship 1997』や、ただでさえ難しい『餓流禍』の敵を増やして実質クリア不能にしたもの、どう見ても『ダンスダンスレボリューション』のパクリな『Let's DANCE』等、盗作ばかり作っていた時期があった。

-''AC くにおの熱血闘球伝説'' (テクノスジャパン)
--アミューズメントマシンショーなどへ出展されるも、日本では発売前に発売元のテクノスジャパンが倒産してしまいそのまま発売中止。海外では『[[SUPER DODGE BALL]]』のタイトルで発売されている。
---不謹慎なラスボスの存在が日本での発売中止の理由だという説もあるが、あくまでネタの範疇を出ない。

-''AC シルバーミレニアム''(PARA)
--韓国のPARADISE OF AMUSEMENT社が作ったSTG。日本でもロケテストされたらしいがお蔵入り。ネット上で現存する情報は少なく、プレイ動画等がわずかにあるだけ。
--プレイヤーキャラは6人とも生身で空を飛ぶ美少女…のつもりなのだが頻繁に入るカットインを含め作画は常に崩壊している、背景は2面ボスの水平線と7面以降の宇宙以外ベージュと紺色ばかりですぐ見飽きる(街を敵に滅ぼされたという設定だがそう見えない)、高音がキンキンピーピーやかましいだけのBGM、1面から超高速弾を撃ちながら突っ込んでくる雑魚を考えなしに大量発生させ中盤から処理落ちが頻発と、とても1995年のゲームとは思えない出来栄え。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=MxamBG-Ez98)
#endregion

-''AC [[スクーターシューター]]''
--国内ではロケテストが行われたのみ。国内タイトルは『スピーダーバイク』の予定だった。
--BGMの一つはMSX版『グラディウス』のエクストラステージBGMに使用され現在に至る。

-''AC スリップストリーム''(カプコン)
--1995年。カプコン唯一のコクピット筐体型レースゲーム。最大6台による通信対戦が可能。タイトルの通り他車の後ろにつくと急加速するという要素があった。
--南米地域にわずか150台しか出まわらなかったという幻の作品。日本でもロケテストが行われたが未発売。
--カプコン公式サイトの「こちら開発室」2014年1月29日の記事で本作に言及されている([[参照>http://www.capcom.co.jp/cacc/lab/20/]])。「諸事の理由で一時開発がストップして寝かされていたのですが、再び開発してくれ~と言われて、制作したゲーム」ということらしい。
---1995年と言えば『[[リッジレーサー]]』などの3Dポリゴンレースゲームが人気を集めていた時代であり、ドット絵擬似3Dの本作は時代遅れの印象は否めない。
---ゲーム中にシェル石油やモービル、グッドイヤーに果てはフジテレビといったF1スポンサーの看板が多数存在している事から、90年代初頭に多く見られたFIA・フジテレビジョン公認のF1ゲームとしてリリースする予定であった事が窺える。
--セガのシステム32基板で制作されているが、グラフィックデザインや音楽などはまさしくCPS時代のカプコンの色である。
--1994年5月、F1のヒーローにして「音速の貴公子」と謳われたアイルトン・セナがレース中に事故死、ブラジルにとっての英雄でもあった彼の死は世界中に大きな衝撃を与える事となる。南米地域とは言うものの、スタッフは「ブラジルで発売」と語っており、本作の急な開発再開もその事故で思う所があった故なのかもしれない…。
---セガ基板の採用は通信対戦への対応もあるが、ブラジルにあるセガの代理店TecToy社の存在から、関税回避の事情も考えられる。

#region(プレイ映像)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2630813
#endregion

-''AC ソリタリーファイター''(タイトー)
//--『ストII』全盛期に直営店に「ロケテストがある」と前情報が流れたがロケテストそのものが見送られた。タイトルや時期から察するに対戦格闘ゲームだと思われる。
--対戦格闘ゲーム『バイオレンスファイト』の続編。前作ではCPU専用だったボスキャラがプレイアブル化されたり、対戦中にナイフを持った女が乱入してくるといった追加要素があった。
--国内では直営店に「ロケテストがある」と前情報が流れたがロケテストそのものが見送られた。

-''AC T.M.N.T.タートルズ・イン・タイム''(コナミ)
--『T.M.N.T.スーパー亀忍者』の続編。国内ではロケテストが行われたのみ。
--ちなみにロケテスト版の基板は極僅かながら出回っているらしく、極一部のゲームセンターで稼働しているのが確認された。
--国内では後に[[SFC>T.M.N.T. タートルズインタイム]]/MDに移植。なおMD版はタイトルが『リターン・オブ・シュレッダー』に変更されてたりステージ構成の違い等でほぼリメイクとも言える1作になっている。
--ちなみにFC『T.M.N.T.II ザ・マンハッタンプロジェクト』ではラスボス戦BGMに本作と同じ物が使用されているが、ファミコンへの移植計画があったかどうかは定かでは無い。
--2022年8月に発売された『TMNT ザ・カワバンガコレクション』のラインナップに本作が含まれており、内容も海外AC版そのままということでようやく日本でのプレイが可能となった。

-''AC チャーリー忍者''(ミッチェル)
--1995年にロケテストが行われたが結局海外のみで発売となった。基板の設定変更で日本語表示にも対応している。

#region(プレイ映像)
#video(https://www.youtube.com/watch?v=nvuNbtwvLeg)
#endregion

-''AC ツインスカッシュ''(セガ・エンタープライゼス)
--パドルコントローラー採用の2人対戦型ブロック崩し。
--画面は左右2分割。ブロックを連続して消すと自分の画面のブロックがせり上がり、相手のブロックが下がる。ブロックが画面下端まで達すると負け。またブロックを全て消すと勝ち。3マッチ制。
--ボールを落としても負けにはならないが、再びボールが出るまでのタイムロスとなる。色々な効果のあるアイテムブロックも出現。
--日本国内でロケテストが行われ、日本語版インストカードの存在も確認されているが、海外のみの販売となった。
--Wikipediaの「セガ・システムC」記事内の「主なタイトル」に、本作のタイトルが確認できる。

-''AC ホットドッグストーム''(ACEインターナショナル/マーブル)
--縦STG。「開発は日本だが韓国メーカー製のACゲーム」という珍しい代物。海外のみ発売。日本でもロケテストはしていた。
--開発にはかつてビック東海で『バトルマニア大吟醸』を手がけた人たちも携わっている。
--96年製のオーソドックスなショット+ボンバータイプのSTG…なのだが、グラフィックが96年製にしてはやや地味であること、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツに酷似したロボットがちょくちょく出てくる等、少々独自性に欠ける部分が多い。

-''AC タイムボカン''(バンプレスト/キッド)
--Qixタイプの陣取りゲーム。原作アニメの映像をカットインとして流す等、ファンサービス精神はなかなかのものだったらしい。アジア等の海外圏では発売されたが、日本ではお蔵入り。惜しむファンは多い。
--ロケテ版をプレイした人曰く「『ギャルズパニック』で1人目を脱がすのも一苦労なのに、こっちはすぐ1コインクリア出来る」…は比較対象が比較対象なものの、低すぎた難易度が問題点だった模様。

-''AC PARSE RORUNPE~空舞魔導陣~''(MEGA NET&TECH)
//台湾では稼働したとの噂があるので一応こちら。詳細情報求む。
--「パラセ・ロルンペ」と読む。台湾のゲームメーカーによる対戦型3Dシューティング。日本では東京ゲームショウ2007出展、2009年秋頃にロケテストが行われたらしい。
---魔法使いとなって魔法の箒で空中を飛び回り、タッチパネルで魔法陣を描いて攻撃する内容。箒を模した座席に跨ってプレイする専用大型筐体と、座席の無いレバーによる廉価版筐体のバージョンがあった様だ。
---現在検索をかけると、ショーやロケテのレポート、専用ICカードや非売品サントラCD等の画像の他、『アルカナハート』とのコラボ衣装の画像が見つかる。衣装は公式ホームページ(既に消滅)でカスタマイズできたとか。

-''AC 羅媚斗''(EAV/アイオーン)
--「ラビット」と読む。2D対戦格闘ゲーム。カラフルでアクの強いグラフィックと、『ジョジョの奇妙な冒険』(AC版)の先取りとも言われる「獣神召喚」システムが特徴。
--開発元のアイオーンはノイズファクトリーと同様に『豪血寺一族』を送り出したアトラスの大阪開発室のスタッフが設立した会社((一部カプコンやSNKのスピンアウト組も加わっていた。))で、前述の『遺産相続』はまさに豪血寺のノリそのままであったという。
--元々はジャレコが総販売元として国内でもロケテストも行われたが、日本での業務用発売は見送られた。ちなみにST-Vではなく1枚基板である。
--1997年6月27日、EAVからSS版が発売された。
--ロケテスト時の日本語版ROMデータも出回っており、海外版の基板に日本語版のデータを移植した基板を、現在もゲームセンターで見かけることもある。

-''AC ランボーIII''(タイトー)
--1989年にタイトーが開発。日本では未発売。北米版とそれ以外ではゲーム内容が一部異なるらしい。
--国内ではロケテストはされたものの、インカムが今一つだった上に映画会社のカロルゴが日本国内での版権料を高額で要求してきたため、折り合いが付かずに販売が見送られた。

-''Win ハーツ オブ アイアン ~戦火の獅子達~ 日本語版''(メディアクエスト)
--2002年にパラドックスインタラクティブが開発。日本ではメディアクエストがローカライズ予定だったが。「英語版の一部に弊社のゲームソフト作成基準上、日本語化が困難な部分があるため((戦犯や菊タブー等 開発前に分りそうだが。))」との理由で発売が中止されている。
--その後2005年にサイバーフロントが続編のHOI2の日本語版を発売し本作も2008年に発売されたもののサイバーフロントが開発したすべてのシリーズにおいて英語版でHirohitoと設定されている日本の国家元首が自然人ですらない大本営に変更されている。

-''Win ACE COMBAT ASSAULT HORIZON Enhanced Edition''(バンダイナムコ)
--''ファンから不評な''『[[エースコンバット アサルト・ホライゾン]]』のWin版。パッケージ販売はされておらずSteam等でのDL販売のみ。バンナムの例に漏れず''日本からは原則購入不可。''
---もっとも、映像がとても滑らかに動く''だけ''だが。一応日本語には対応しておりトーネードGR.4と[[バルキリー>マクロスシリーズ]]カラーセットを除くDLCが同梱済み。

-''Win ドラゴンボールオンライン''(バンダイナムコ)
--日韓共同で開発された『ドラゴンボール』のMMORPG。以後、中国・台湾・香港・マカオでも展開されたが、バンナムらしく日本では未展開のまま2013年10月31日をもってすべての国でサービスが終了した。
---原作者の鳥山明氏による全面監修を受けており、本作用に作られた設定やシステムは後に『ドラゴンボール ゼノバース』のベースとなった。

-''Win 魔導傳記 엘리시온의 비밀''(コンパイル)
--韓国版『Disc Station』収録作品。『[[魔導物語>魔導物語・ぷよぷよシリーズ]]』シリーズのスピンオフで、直訳すると『魔導物語 エリーシオンの秘密』である。
--元々は日本でもリリースされる予定だったが、コンパイル倒産により未発売となった。一応、有志による非公式の日本語化パッチが存在する。

-''Win ヨーロッパ ユニバーサリス IV''
--サイバーフロントより『Europa Universalis IV』(パラドックス インタラクティブ)の日本語版を2014年1月に発売するとアナウンスされていた。
---ところが2013年12月にサイバーフロントが会社組織を解散したため、発売自体も中止となった。
---後の2017年に有志による日本語化MODが制作された。

-''iOS/Android 神角技巧と11人の破壊者''(スクウェア・エニックス)
--シナリオ担当に鎌池和馬氏、キャラクター原案にはいむらきよたか氏が起用され、漫画・小説等のメディアミックスも視野に入れた意欲作だった。
--しかし、開発難航により2019年12月27日に日本版の開発中止が発表され、中国版のみ開発が続行されることとなった。
---なお、2021年に小説版が発売されている。
//現時点では開発中の中国版が買い切り型かソーシャルゲーム型か分からないため、リリース時にソーシャルゲームだと判明した場合は削除してください。

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