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F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE」を以下のとおり復元します。
*F-ZERO for GAMEBOY ADVANCE
【えふぜろ ふぉー げーむぼーいあどばんす】
|ジャンル|レース|&amazon(B00005OVEA)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元・開発元|任天堂|~|
|発売日|2001年3月21日|~|
|定価|4,800円|~|
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**概要
-GBAのロンチタイトルの一つ。

**特徴
-ゲームシステムはスーパーファミコン版『F-ZERO』と同一。更に具体的に説明すると『F-ZERO』のコースとマシンをリニューアルした作品である。
--マシンは隠し含めて10台、コースは4カップ20コース+αとボリュームアップしている。爽快なスピード感、手に汗握るタイムアタックの熱さはSFC版譲り。
-世界観はSFC版・Xから一新され、時系列としてはキャプテン・ファルコンの時代より未来にあたる。ビッグブルー・ポートタウンといったお馴染みの地名は出てこず、ミュートシティは「全覇権を別の都市に奪われてしまった」というかわいそうな設定に(ゲーム中では未登場)。
-BGMは『F-ZERO X』と同じハードロック系。GBA音源を生かしたギターの音色や、疾走感のある熱い曲調は他のシリーズ作同様評価が高い。
-SFC版と比較しての本作からの新要素としては、通信機能を生かした4人までの対戦プレイがある。いわゆる「ゲームシェアリング」として1カートリッジのみを使っての対戦も可能。
-ある条件を満たすとチャンピオンシップというモードが出現。専用のコースでタイムアタックを行うというもので、コースレコードを更新した場合そのリプレイが保存される。
--専用のコースはトラップ盛りだくさんで、難易度が非常に高いがうまく各セクションをクリアしていくことで高いスピード感の味わえるレイアウトであり完成度は高く、地雷を踏むことによる加速や合力走行と呼ばれるテクニックなど、SFC版のミュートシティIを彷彿とさせる攻略が行われた。任天堂公式タイムアタック大会も開催され高い盛り上がりを見せた。公式サイトにはチャンピオンシップの攻略資料のアーカイブが残っている。

**問題点
-最後の隠しマシンであり、タイムアタックに必須の性能を持つジェットバーミリオンの出現条件が困難。
--ジェットバーミリオン以外の全てのマシンでマスタークラスの全てのカップをクリアする、またはチャンピオンシップで何百回も完走するというもの。
--過去には公式サイトで「バーミリオンコード」というジェットバーミリオンを出現させるパスワードを配布するページがあったが、現在では配布が終了している。

**総評
「SFCのF-ZEROをほぼそのまま携帯機で楽しめる」というのは、新ハードであるGBAの性能の一端を示すには十分であるし、SFC初期の名作と呼ばれた元のゲームと同じかそれ以上のクオリティを本作においても発揮できていると言える。~
しかし、N64『F-ZERO X』が高い人気を博していたことや10年前ほぼそのままの見た目から本作を見て受ける印象がいまいちであったことは否めず、また設定の一新も特にXに馴染みの深いプレイヤーの不興を買い、今後の作品で全く触れられることのない「黒歴史」にされたこともあり、シリーズ中でも本流から外れた地味な位置づけとなっている。

**その後の展開
本作発売から3年後に同じくGBAでアニメ版とタイアップした『F-ZERO ファルコン伝説』と、ファルコン伝説のパワーアップ版であり現時点でのシリーズ最終作『F-ZERO CLIMAX』が発売された。~
システムは本作と同じ2Dのものだが、こちらはエネルギー消費制のブーストやサイド・スピンアタックといったXの要素も取り入れている。

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