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*ファミコンリミックス 【ふぁみこんりみっくす】 |ジャンル|リミックスミニゲーム集|&amazon(B00IG27FZC)| |対応機種|Wii U(Wii Uダウンロードソフト)|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|インディーズゼロ|~| |発売日|2013年12月19日|~| |定価|1,543円|~| //ディスク版(1+2):2014年4月24日/2,858円 |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|レトロゲーマーへの挑戦状&br()これのおかげで初めてVC化されたゲームも |~| //&br()本当の意味での焼き直し //焼き直しって「既成の作品などに手を入れて新しいもののようにすること。」って意味なんだけど、悪い書き方にしかならないと思いますが。 //ディスク版の記述を加筆しましたが、三か月経っていないので一応coにしておきます。 //↑別に廉価版という訳ではないので、普通に発売日と定価に加筆してもいいのでは? ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ファミコンのタイトルから厳選したシーンを抜粋し、その中でお題として様々なミッションをクリアしていくゲーム。それだけではなく、かつてのゲームをリミックスしたお題も含まれている。 **本作の特徴 -簡単にいえば、[[メイドインワリオ]]におけるナインボルトのゲームだけをチョイスしたようなミニゲーム集(ただしメイドインワリオのようにミニゲームを連鎖的にやるお題ばかりではない)。 -「ゴールしよう!」「時間内に土管に入ろう!」「クッパを倒そう!」など、最初に表示されるお題をひたすらクリアしていくだけのゲーム。 -本作のタイトルの由来である「リミックス」は、既存のファミコンゲームをアレンジしたお題をクリアしていくという、いわば公式による改造マリオのようなものである。 --中には[[ゼルダの伝説]]の主人公「リンク」が、[[ドンキーコング]]のステージを攻略するというものもある((リンクはジャンプが出来ないため、タルを飛び越えることが出来ないなど、ゲームの主人公の特徴をそのまま活かしている。))。 -しかしこのゲームはそれだけではなく、クリアタイムに応じて三段階の☆の評価がもらえる(最高評価は☆3+レインボー)。最高評価を目指し、いかに無駄を省いて高速クリアするかということはメイドインワリオとハッキリ差別化される部分である。 -また、Miiverseへのハンコ機能に対応しており、ゲームをクリアすることでもらえるポイントを貯めていくことでドット絵のハンコが開放されていく。 **評価点 -ファミコンにおける「ここだけやりたい場面」をある程度チョイスしてプレイ出来る。 --レトロゲームはまだ少々難しいという子供や、ゲームは苦手だけど好きというライトユーザーでも、今までなら辿り着くことも難しかった「ボス戦だけ・難解面だけプレイ」ということが可能。 -やりたい場面だけではなく、一部のテクニックや裏技の精度を磨くことが出来る。 --スーパーマリオブラザーズの無限1アップや、マリオブラザーズの火の玉消しなど。 -リミックスはいつもと違う感覚が楽しめるゲームが多く、レトロゲームにして新鮮味がある。 --特に他ゲームの主人公を別のゲームの世界観に放り込む系は面白い。 -高タイムを出そうとして何度もプレイしたくなる。 -お題が非常に多い。全ての題材ゲームのステージ、リミックスステージを出してもなおボーナスという項目が出来る。 -ロードがほとんどなく、リトライが即可能。一度でもミスったら即ポーズメニュー+リトライが容易なのでストレスフリー。 -HD画質に対応しているため、バーチャルコンソール(以下VC)版よりも微妙にではあるが映像が綺麗になっている。 -本作の題材タイトルとして取り上げられたことでVCに初配信されたゲームがある(本作はGOLF、次回作の2では[[ドクターマリオ]]が初のVC配信となった)。 **問題点 -WiiUのVCでは可能なコントローラのコンフィグ(ボタン設定)が不可能。 --しかも発売当初はゲームパッドでしかプレイ出来なかった。後のアップデートでWiiリモコン周りのプレイには対応した。 -題材ゲームの中には、ボーナス枠に突っ込まれて、ほとんどプレイ出来ないものがある。 --もっとも、そういう類のゲームのほとんどがスポーツゲー関連なのだが。 -他プレイヤーのスコア(タイム)表示はMiiverseの投稿とともに表示されるが、その表示がランダムであり、またランキング表示が存在しない。 --他プレイヤーとスコアを競うという要素がないため、飽きる人は飽きやすい。 --この辺りは続編の2でスコアの表示を任意に切り替えられる機能の追加、動画再生機能の追加、そしてチャンピオンシップモードの追加で改善された。 **総評 懐かしさも含めてリミックス系のゲームもレトロゲームながら新鮮味のある出来である。~ このゲームのおかげで、今まで配信されなかったゲームにスポットライトが当たるということもあり、興味はあってもダウンロードしていないVCのお試しとしても機能している((ちなみにお題選びの画面には任天堂eショップに直通するスイッチがあり、押すとゼルダの伝説の商人が出てきて、ファミコンカセットを並べた空間で「ナンカコウテクレヤ」と、VCの購入を薦めてくる。))。~ 続編の2も登場しており、こちらはさらにインターフェイスが改良された他、プレイ動画の再生機能も追加された。~ かつてレトロゲームをプレイしたことのない子供と、昔プレイしたことがある大人が一緒にプレイ出来るという楽しみもある。~ その辺りの任天堂らしいファミリー路線の構図は、ほぼ同時に配信されたゲームセンターCX特別編((有野課長が3人の子供のプレイヤーと競ったり協力しながら、決められたお題をプレイ・クリアするという内容。))において、ビジョンが提示されている。 ----