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しすたぁエンジェル」を以下のとおり復元します。
*しすたぁエンジェル
【しすたぁえんじぇる】
|ジャンル|超絶対御都合主義的恋愛妹アーカイブノベル|&amazon(B00006K0UX)|
|対応機種|Windows 98/Me|~|
|メディア|CD-ROM 2枚組|~|
|発売・開発元|TerraLunar|~|
|発売日|2002年3月1日|~|
|定価|8,800円(税別)|~|
|ディスクレス起動|可能|~|
|レーティング|ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}|~|
|配信|2009年8月18日/2,800円(税別)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|軽妙なマシンガントーク&br;キャラにハマれるかどうか|~|

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#center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br;&size(20){''18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}}
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#contents()
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**概要
-「TerraLunar」の処女作。

**特徴
-全4話+最終話で構成されたアドベンチャーゲーム。
--選択肢があり、それに応じてヒロインの好感度が上がる(ただし画面上には表示されない)。
--4話までは共通で、特定のヒロインの好感度が高ければそのキャラとの最終話に進む。

**ストーリー
 主人公は事故で記憶を失った青年。退院した彼は、自称・妹と二人きりの生活を始める。彼女との触れ合いの中、記憶を取り戻していく主人公。
 そしていつしか二人の気持ちは、兄妹の範囲を越えていく。
 だが、二人きりの生活は、ワケアリ家出娘やメイドロボ娘の登場であえなく終わっていった…。
 (公式サイトより抜粋)

**ヒロイン
-寺井流菜
--主人公の自称妹。
--主人公を「お兄ちゃん」と呼んでしっかり慕っている。
--世話好きで、家事全般を難なくこなす。
--主人公との二人きりの同居生活にルンルン(死語)だが、そこに二人の邪魔者に乱入され、心中穏やかではなく、嫉妬全開。
--他のヒロインに比べ、一応、常識人。

-雛城真美
--主人公を「先輩」と呼んで慕う眼鏡ッ娘。
--引っ込み思案で奥手な性格。
--また思い込みが激しく独り言も多い。
--それでいて感情が昂ぶると暴走するアブナイ少女。
--ちなみに料理下手。

-メム
--主人公が空き部屋から発見したメイド型ロボット(正式名称:MM-○×)。
--以前の記憶がなく、目覚めたときに最初に見た主人公を「ご主人様」として認識し、それ以来、主人公付きのメイドになった。
--記憶がない以外は、非常に感情表現豊かで人間以上に人間らしい。
--メイドロボットながら、家事全般が壊滅的に未熟。
(Getchu.comより抜粋)

**評価点
-マシンガントークによるテンポの良い会話
--ヒロイン同士の軽いノリの掛け合いが多数ある。
--声優のレベルが高く、長文や早口言葉もすらすらと読まれる。

-声優の演技が巧み
--上記のマシンガントーク以外にも、機械音声や魔法詠唱などの演技もしっかりとしている。

-派手な演出
--立ち絵を拡大縮小し、背景や演出用の画像と組み合わせてあたかも一枚絵のように組み上げるなど、当時としては非常に斬新な演出の数々を組み込んでいた。
--章の切り代わり時に、次の章の紹介ムービーが流れる。
--ギャグシーンにも時折ムービーが入り、場を盛り上げる。映画を上映するシーンでは、テキストウィンドウを残したまま背景に映像が流れるなどの凝りよう。

**賛否両論点
-シナリオ構成
--前半はギャグが多く評価が高いが、後半は普通にシリアスなシナリオになる。
--シリアスシナリオのレベルが低いわけではないが、ギャグが評価されている作品の為、本作独自の魅力は半減する。

-癖の強いキャラデザイン。
--パッケージを見れば分かるが、かなり癖が強い画風になっている。
---ただし、'90年代の人気アニメに同類のキャラデザが複数あったので((『セイバーマリオネット』『アキハバラ電脳組』『VS騎士ラムネ&40』『スレイヤーズ』『魔法少女プリティサミー』等。尤も前者3つのキャラデザは同一人物だが。ついでに(17-18時の地上波アニメとは言え)ラムネ40以外は大友向けである(ラムネ40もOVA版だと大友向け)。))、その影響かもしれない。
--このゲームにはこの絵しかないという人もいれば、純粋に合わないという人も。

**問題点
-キャラにハマれないとほとんど楽しめない。
--本作の魅力のほとんどはキャラの掛け合いにあるため、ハマれなかったときは痛い。
--シナリオは良くも悪くもありがちなものであり、斬新な展開、感動、泣き要素といったものは少ない。

-前半はあまり盛り上がらない。
--2章で真美が登場。3章でメムが登場。という構成のため流菜しかいない1章などはやや退屈。
--全ヒロインが揃ってからが、本作の醍醐味である。

-劣悪なシステム
--セーブは18か所しかなく、選択肢でのセーブはできない。
--既読スキップの判定がおかしく、スキップされない部分がある。
--キーボードでの操作は不可。回想モード無し。
---2002年のゲームの水準に達していない。

**総評
独特のノリにハマれるかどうかで、大きく評価は変わってくる。~
安く入手できる現在は、絵さえ気に入れば買ってみるのも手だろう。

**余談
-説明書がポスターになっており、飾って楽しめる。
--ただし、箱に入れるためにいくつも折り目が付いている。

-本作を制作したメンバーは後に「月面基地前」というブランドを立ち上げる。
--また2004年には本作の制作陣が『らくえん ~あいかわらずなぼく。の場合~』という傑作を発売する。
--が、それを最後に「TerraLunar」「月面基地前」はブランド解散してしまった。

*しすたぁエンジェル みりめーとる ~ぷちろむ~
-初回特典として付属するアドベンチャーゲーム。
--ロボットのミリが加わり、さらに掛け合いが盛り上がる。
--1時間程度で終わるボリュームだが、そこそこ面白い。

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