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パンツァーバンディット」を以下のとおり復元します。
*パンツァーバンディット
【ぱんつぁーばんでぃっと】
|ジャンル|横スクロール格闘アクション|~|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|バンプレスト|~|
|開発元|フィルインカフェ|~|
|発売日|1997年8月7日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1~2人(ストーリーモード)&br;1~4人(VSモード)|~|
|配信|ゲームアーカイブス&br;2011年7月6日/600円(税5%込)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|バンプレスト版ガーディアンヒーローズ&br;システムは格ゲー寄り|~|
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#contents(fromhere)
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**ストーリー
アークを手に入れし者、世界の王となる…~
~
『カナダイン』~
それは蒸気文明とわずかな魔法とが共存している世界。~
古来、この地にはいくつもの遺跡と様々な伝承が残されているが、その中に『シンク』と呼ぶならわされる魔人の伝説がある。~
神とも悪魔ともなりうる『シンク』の物語はもうひとつの伝承である天空船『アーク』と共に語り伝えれてきた。~
遥か天空の彼方に浮かび、古代文明の遺産と英知が寝るといわれる『アーク』……~
~
そして現在。古代文明の力を利用し巨大な権力を手にしたゴールデン郷は、さらなる力を手にすべくゴールデン財団を設立。シンクとアークの謎を解くべく調査に乗り出した。~
これをきっかけに、数奇な運命によって導かれた少年達の冒険が始まることとなるのである。
//説明書のプロローグそのまま引用しました。

**概要
バンプレストと『あすか120%』でお馴染みフィルインカフェによる横スクロール格闘アクション。~
ゲーム的には同じくフィルインカフェが制作した『マッドストーカー』を2ラインにした物。~
以上の事から各所に格闘ゲームを意識した要素が存在している。~

**特徴
-十字キーと弱攻撃、強攻撃、特殊攻撃、ライン移動の4ボタン制。
--コマンドやボタンの組み合わせで投げ、空中投げ、ダッシュ攻撃(強弱の2種類)、コマンド技が使用できる。
---コマンド技は↓↓+各攻撃、↓→+各攻撃(右向き時)の2種類のみ。ただしキャラによって技が割り当てられているコマンドは異なる。
--また4種類のショートカットキー(マクロ)を設定できる。
--地上、しゃがみ、空中の3種類のガードも使用可能、ただし地上ガードはキーがニュートラル時に発動するので慣れないとなかなかガードが出来ない。
-ゲージはHPメーターとエネルギーメーターの2種類であり、一部攻撃にはエネルギーメーターを消費する。
-全キャラクターがハイジャンプ、二段ジャンプ、ダッシュ、ジャンプキャンセルが可能で全体的に自由度が高く機動力は高め。

-ステージはストーリーモードの極一部の場面を除いて全て2ライン制。
--ライン移動はジャンプしながら行われ、横キー入力しながら移動した際は斜めに飛びながら移動出来る。

-ストーリーモードは全8面を攻略するベルトスクロールアクション。2人同時プレイが可能。
-VSモードは1vs1のフリーバトル、2つのチームに分かれて2vs2で戦うチームバトル、好きなチーム分けで4人で戦うバトルロイヤルの3種類。
--このモードのみ最大4人同時プレイが可能。

-使用可能キャラクターは初期が4人、一定条件を満たすか隠しコマンド入力によりストーリーモードのボスキャラ8人が使用可能となり最大12人となる、
--ボスキャラはストーリーモードとVSモードの両方で使用できる。

**評価点
-システムがシンプルな為、初心者も受け入れやすい。
--コマンドも簡単な物のみで一部コマンドはマクロによって更に簡略化出来る。

-コンボを決め敵を薙ぎ倒す爽快感。
--攻撃が繋がりやすくジャンプキャンセルも可能な為、格ゲーさながらの空中コンボも叩きこむ事が出来る。

-最大4人で対戦が出来る為集まって遊ぶには向いている。

**賛否両論点
-キャラクターデザイナーの趣味か、ロボットだけでなく''人間まで手足が不自然に太い''。独特なキャラデザは好き嫌いが分かれる。
--因みにキャラデザイナーは巨大ロボットアニメ『トップをねらえ2!』でメカニックデザインを担当したいづなよしつねである。また、本人から設定資料''同人誌''も出されている。

**問題点
-全体的にボリュームは薄い。
--モードは前述の通り全8面のストーリーモードと3ルールのVSモードしかない。
--ストーリーモードは雑魚敵のバリエーションが少ない。
---また、キャラ毎のハイスコアが記録されるが個別ED等は存在しない。
---本作のEDは続編を匂わせる終わり方だが現在も続編は発売されていない。''続編ありきな展開も問題''である。

-VSモードのバトルロイヤルは必ず4人の対戦となってしまう。
--1VS2の変則マッチや3人だけで対戦という事は出来ない。

-VSモードのゲームバランスは良いとは言えない。
--強いキャラの一例は重火器による攻撃が多彩なアイン。''爆弾を投げ続けているだけで勝てる。''
---スーパーアーマー持ちで反対ラインも攻撃出来る地震攻撃を持つシデンや優秀な技が揃うセンカ。
--一方、タイマンこそ強いが多人数戦には向かないジンゴロウや技が少ない上に頼みのレーザーも高身長キャラ以外には当り辛いファラド(ビッグメカ)は厳しい試合を強いられる。

-ストーリーモードラストステージ
--このステージは合計8キャラと戦うボスラッシュとなるが6体を倒すまでは回復アイテムが出現せず、7体目のボス登場時にたった2個しか出現しない。
---コンティニュー回数は最大5回までしか選べない為、非常に厳しいステージとなる。

-セーブの仕様
--キーコンフィグの設定、ストーリーモードのハイスコアは記録できるが何故かストーリーモードとVSモードの設定は記録できない為、起動毎に設定する必要がある。

-主人公4人の影が薄い
--ボスキャラ達はストーリーモードで登場した際は台詞があるのだが、主人公達は戦闘中の掛け声しか台詞が無い。
--これにより主人公達の性格や設定が活かされない結果に…。

**総評
褒めれらない点こそ存在するがコンボの爽快感や多人数プレイの楽しさもあって決して悪くはない作品である。~
現在はゲームアーカイブスでも配信されている為、気になった方は手に取ってみてはいかがだろうか?~

**余談
-一部開発スタッフはその後本作のゲーム性を昇華させた『[[ファントムブレイカー:バトルグラウンド]](オーバードライブ)』に携わった。

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