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ディグダグII」を以下のとおり復元します。
*ディグダグII
【でぃぐだぐつー】

|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売、開発元|ナムコ|~|
|稼動開始日|1985年|~|
|ポイント|今度は島の上が舞台&br()前作に比べるとやや冷遇されがち|~|
|備考|[[バーチャルコンソール>http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/download/virtual_consolearcade/detail/detail34/34.html]]:2009年10月20日配信開始/800Wiiポイント|~|

**概要
-1985年にてナムコ(現:バンダイナムコゲームス)からリリースされた面クリア型縦アクションゲーム。ゲームタイトル通り、1982年にリリースされたヒット作『ディグダグ』の正式な続編である。
-前作は地下にて穴を掘りながら敵を倒していく内容だったが、今回は地上の島上に進出、システムの一部を引き継ぎつつも新要素が加えられている。
-一人~二人交互プレイ可能、全32ステージ構成。

**主なルール
-ディグダグ(以下主人公)を操作し、島に生息する敵をすべて倒せばステージクリアになる流れとなっている。
-使用コントローラーはレバー+2ボタン、レバーにて主人公の四方向操作(斜め移動は不可)、ボタンは各自、ポンプ攻撃ボタンと杭入れボタンに使用する。なお、ポンプ攻撃は前作とほぼ同性能である。
-ポンプ攻撃は射程制限のある直線的なポンプを発射し、これに敵を当てると空気を入れて動きを止められ、その状態でボタン連続押しすると敵を破裂させて倒せる。空気が入っている敵は主人公が触れてもミスにはならず、素通りが可能。
--攻撃中は主人公が一切動けない上に、空気入れの最中に他の敵が迫ってきても、そいつにはポンプ発射ができないので危険を伴う。よって、敵が密集している地帯でポンプ攻撃だけですべての敵を倒そうとするのは自殺行為となる。
--空気が入っている敵は主人公が触れてもミスにはならず、素通りが可能。また、空気を入れた敵を放置すると、空気が抜けて動けるようになってしまう。
-島の所々には杭が打ち込まれており、そこの主人公を近づけて杭入れボタンを押せば、主人公の向いている方向にて地面に少量のヒビを入れる事が可能。また、ステージ開始時からあらかじめヒビが入っている場合もある。
--地面のヒビを隙間なく全部繋げれば、その島の敷地面積が小さい場所が沈没し、そこにいる敵をも巻き込んで倒せる上に、巻き込んだ数によってボーナスが得られる。但し、主人公が面積の小さい側にいる状態でヒビを入れてしまうと、主人公自身もそれに巻き込まれてミスとなってしまうので要注意である。
-各ステージにて陥没(敵を巻き込んだかどうかは問わない)を3回行うと、ランダム場所にてベジタブルターゲットが出現、それを取得すればボーナスが得られる。なお、本作唯一のアイテムでもある。
-ステージ内にて一定時間を過ぎても敵を倒せずにいると、敵の動きが猛烈に速くなるペナルティがある。いわゆる永久パターン防止策となっている。
-残機制の途中復活で、すべてなくなればゲームオーバー。ミス条件は「主人公が敵や敵攻撃に触れる」「島陥没に巻き込まれる」
--なお、復活時は敵の位置は初期に戻るが、ヒビ位置や陥没させた島はミス前の状態ままの再開となる。主人公が身動きが取れない位に島陥没をさせてしまうと、それは詰みに近い状態を意味してしまう…。

**批評点
-地下から地上に舞台を移し、新たなる戦地に赴いた新生ディグダグではあるが、舞台は変われどポンプ攻撃による(ちょっと残酷な)敵破裂や、小気味いいBGMに乗せて可愛らしいキャラを眺めるコミカルっぷりは全く変化しておらず、れっきとしたディグダグの血筋を持った続編である事が伺える。
-しかし、1985年リリースのゲームとしては、メインステージBGMは1種類((時間経過にてBGMのテンポが上がるので厳密には2種類))、敵数は2種類((前作と敵面子が全く同じ))、ステージを進めても敵と島が増えるだけで視覚的な変化に乏しい、など大分地味な印象を受ける作品でもある。
-また、やはりというか前作が偉大すぎた故にやや冷遇されがちなポジションにあり、「穴を掘ってこそのディグダグであって、続編として見ると何か違和感がある」というプレイヤーも少なくはなかった模様。
-とはいえ、ゲームとしては良く作られており、「どのタイミングでポンプを駆使するか」「地面を陥没させて敵をどれだけ巻き込めるか」というやりがいを持った作品である。
-難易度的には、先ステージに進む程敵に囲まれるピンチの機会が増し、地面陥没のタイミングを誤ると絶望にも近い不利な環境に落とされやすい事もあり、決して簡単ではないだろう。

**総評
-どうも前作と比べると存在感に欠ける印象は拭えないものの、「ポンプで敵を破裂させる」という前作譲りの行動と、「地面を沈める」という新行動を兼ね備えたシステムは今プレイしても色褪せない完成度を誇っているのではないだろうか。
-家庭用移植には恵まれているといえばそうなのだが、集中して移植されたのは比較的近年であり、やはり「I」ほどの需要の高さには届いていないのが現状とされる。意外にも単体移植はファミコンのみで、PS時代のナムコミュージアムシリーズには一切収録されなかった。詳しくは下記にて。
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**家庭用移植
-ファミリーコンピューター版(1986年4月19日発売、ナムコ)
--オリジナル要素として、一定ステージをクリアすると現れるミニシアターデモ、新アイテム、夜間背景や地面カラー変化などが追加されている。
--Wiiのバーチャルコンソール版ではFC版は配信されていない。

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