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キテレツ大百科 - (2017/08/22 (火) 17:08:35) の編集履歴(バックアップ)
キテレツ大百科
【きてれつだいひゃっか】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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メディア
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2MbitROMカートリッジ
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発売元
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エポック社
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発売日
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1990年2月23日
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定価
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5,900円(税別)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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キテレツなグラフィック・世界観 足を引っぱる仲間
……うっ!
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藤子不二雄関連作品シリーズ
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あらすじ
ある日、夢の中で遊ぶことができる道具「夢見鏡」を発明したキテレツ。
みよちゃんを誘おうと出かけた留守中のところにトンガリとブタゴリラが現われ、弄った挙句に夢見鏡を壊してしまう。
壊れた夢見鏡は暴走し、戻ってきたキテレツ達もろとも、その場にいた全員を悪夢の世界へ引きずりこんでしまった。
キテレツは発明品を作り仲間達を助け出す為に冒険に出る。
概要
御先祖様・キテレツ斎の「奇天烈大百科」を元に不思議な発明品を作り騒動を巻き起こす発明少年・木手英一(通称キテレツ)と相棒・コロ助の活躍を描く、故藤子・F・不二雄先生の漫画及びアニメ「キテレツ大百科」をゲーム化した作品。
原作アニメは人気を博し、氏の代表作「ドラえもん」に次ぐ長寿番組となった事でも有名である。
特徴
このゲームはAボタンでジャンプ、踏みつけで敵をやっつける、Bボタンで発明(後述)した道具を使う、という基本操作の、一見オーソドックスなアクションゲームである。しかしいざプレイしてみると、まさに「奇妙奇天烈」な世界観と、高い難易度が嫌でも目につく。
横スクロールアクションだが、縦スクロールも用意されている。パスワード(平仮名8文字)やコンティニューも実装されている。
アクションゲームとしての特徴
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キテレツが主人公というわけで、ゲーム中でアイテムを発明するという要素がある。
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発明の際には道中で集めたゴールドが必要になる。内容はボタンを連打する(なぜかゲーム中では「れんしゃ」と表記)だけの簡単なもの。早く連打すればゴールドが節約できる。
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発明品はそこそこバリエーションがある。
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一番最初に発明するのはなんと
「キテレツじごく」(正式名称)
。ヒントメッセージを一つ一つ聞いていたら最初に聞くことになるであろうコロ助の台詞「まず キテレツじごくを つくるナリよ!」のインパクトは絶大。
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キテレツじごく
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ステージをクリアした後にパスワードを教えてもらえるようになるので、作っておくと安心。
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また、ライフが0になっても、地獄の閻魔様からライフを借りることでコンティニューができる。借りることのできるライフは最大9。9個借りた状態でライフが0になるとコンティニュー不可でゲームオーバー。
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ただし「借りている」のでちゃんと返さなくてはならない。ステージをクリアした際、ライフを借りたままだった場合には地獄に行ってライフを返す画面になる。
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ライフを返す際は自身の所持ライフから支払うのだが、自分の所持ライフが0になるまで返すこともできる。しかしその場合は、閻魔様の部屋から出た瞬間に問答無用にゲームオーバーになるので、ただの自殺である。
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ライフを借りていない状態ならパスワードを教えてもらえるが、逆に言うと
ライフを借りているとパスワードを教えてもらえない
。借りている状態でエンディングを迎えると…。
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一応補足しておくとキテレツ地獄自体は原作に登場する発明品から引用されている。(正式名称は【地獄】 第28話「地獄へいらっしゃい」)。
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キテレツ地獄は発明せずに進めることも可能。パスワードもコンティニューも封印した一種の
マゾ縛りプレイが楽しめる。
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マップにある、特定のテレビや電話の上でしゃがむと、ヒントメッセージが表示される。
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普通はゲームを進めるうえでのヒントなのだが、途中には発売元であるエポック社の野球盤の宣伝が混じっている。
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ベン(勉三さんの飼い犬)はこのためだけに登場する。
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このヒントで聞ける、コロ助の謎のメッセージが有名。
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「ここから)でるには)さんそクリームを)つくるナリ。そして、ブロックに さかさに・・・・・・・うっ!」
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以降、コロ助からのメッセージが無い事を考えると恐らく敵に見つかって捕まってしまったのだろうが、あのコロ助があまりに唐突に呻くものだから多くのプレイヤーに強烈な印象を残した。
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穴に落ちても一発アウトとはならず、いくらかライフを失って特定のポイントまで戻るようになっている(勿論、ライフが少ない状態で落ちれば地獄行きorゲームオーバー)。場所によっては結構な距離を戻されたりする。
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天井張り付き
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本作では↑ボタンを押しながら天井に張り付く事が出きる。夢の世界だからなのか、重力も逆転する。
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場が悪いと逆さ状態で地面の穴へ大ジャンプすると何故かミスをするというシュールな場面が拝めることも。
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キテレツは途中でみよちゃん、コロ助を救出し、行動を共にする(みよちゃんは途中でさらわれてしまい、ブタゴリラとトンガリと共に最後に助けることになる)。
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ドラえもんなどのように、性能の違う別キャラを使用可能になる訳ではなく、キテレツの後ろをついてくるのみ。…が、なんとそれが
全員に当たり判定があり、穴にも落ちる
。
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味方キャラのはずなのだが、下手な敵よりも厄介だったりする。
グラフィック・世界観について
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1回しか出現しない敵キャラ、意味のない置物、目に優しくない背景、謎の巨大顔面などなど、随所に見られるシュール過ぎる意匠。こだわりは感じられるものの、ファンタジーを目指したはずが意図せずしてあさっての方向にイっちゃった感が強い。
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一番最初に救出することになるみよちゃんは巨大化させられて家の中に閉じ込められている。如意光を発明して元の大きさに戻せば普通に戻るが、家の窓一面に張り付く巨大みよちゃんの顔は、はっきり言って気持ち悪い。
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ラスボス前、キテレツ斎様から「一番大切なもの」として「勇気」を与えられ、最終決戦に向かう。それで手にするのがなぜか
剣
。キテレツ斎様、この剣の名前が「勇気」なのですか?
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ラスボスに捕まっているトンガリが何故か上半身裸(に見える)。トンガリは共に行動するシーンも、エンディングを除いて会話するシーンもないため地味。
問題点
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パクリ。
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下から叩くとコインを出すブロック、水中ステージ、すーぱーまりもなど、あのゲームの影響が絶大。
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踏みつけてもその弾みで高く飛ぶことなどはできず、効果音も地味で爽快感があまりない。
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仲間の扱い。
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仲間はプレーヤーの助けになるべき存在であるが、難のある仕様上、逆に足手まといになってしまう。
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基本的にキテレツに追従するのだが、ちゃんとついてこないことも多い。例えば、ジャンプして足場に登る際にキテレツに届かなかったり、余計な慣性が働いてキテレツが穴の前で停止したら仲間は余分に前進して落ちていったり…。
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これが原因で難易度が非常に高い。特に三人で行動する面や強制スクロール面、重力反転を利用して縦に長いマップを登っていく面は地獄。縦型の面ではキテレツを中心にスクロールするため、コロ助が取り残されると強制的にミスになってしまう。
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セレクトボタンを押すと、キテレツのもとに仲間を瞬時に移動させることができる。ほぼ必須のコマンドである。
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仲間と分岐してアイテムを別々に回収する場面もあるにはあるが、総合的にいない方が楽。そもそも仲間がいなくてもクリアに支障はない。
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しゃがみながら移動することができるのだが、その際のモーショングラフィックがなんとも
キモい不気味。
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狭いところを通る時にはグラフィックが潰れたようになるのだが、これがまたなかなかキツい絵だったりする。
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人によっては面白いと捉えられるかもしれないが。
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雑魚敵は基本的に踏みつけて倒すのだが、当たり判定は厳しく踏んだつもりが体当たりになっておりダメージを受けることもしばしば。
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発明品で倒すことに重きを置いているのだろうか。その割には発明品を武器として使える機会が多くは無いが。
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発明はコインが無くなるまでに連打をこなせば成功。単調である。
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効果については何の説明もないので使って試すしかない。
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その割に、発明品はマップを切り替えると消えてしまうため持ち越せない。種類が豊富なだけに何だか勿体無く感じてしまう。
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尤も、「かべぬけふく(壁をすり抜けられる)」や「にょいこう(敵に当てると小さくなりダメージを受けなくなる)」が使い放題では、それはそれでバランス崩壊を招いてしまうが。
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ラスボス以外のボスの倒し方は全て同じなのでマンネリズムを抱かせる。どのボスも、体力まで同じ。
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またラスボス一歩手前のボスには他のボスとは違い、再戦するはめになるトラップがあるので回避しなければならない。
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一方、メトロノームの形状をしたボスのみ、ボス戦BGM無しでメトロノームのSEのみが流れるという妙なこだわりもあったりする。
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クリアした際に流れるBGMが合っていない。
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初見ではショッキングなイベントでも起きるのかボスが出現するのかと身構える事間違いなし。通常はポジティブな曲調であるべきだが、これはむしろ逆。
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エンディングの曲があるステージの使い回し。
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更に背景の雲が、主要キャラ達のグラフィックを白と青にしただけのもの。連続して配置されているので不気味。
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そしてコロ助の態度が酷い。詳細は後述。
評価点
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重力反転を利用したアクションは幅が広く自由度が高い。
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キテレツじごくの存在。
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仕様とその存在感は独特
過ぎではあるが、本作の高難易度を無理ゲーには至らないほどには緩和している。
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また、ライフを借りている場合とそうでない場合でBGMと閻魔様の態度が180度違うのも芸が細かい。
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BGMはバリエーション豊富。決して質は悪くなく、奇天烈に壊れた夢の世界の雰囲気に合っている。
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軽快なものもあれば、「トラウマになる」という声も上がるほどのおどろおどろしいものも。
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BGMにはキテレツの主題歌の成分が含まれている。また、発明品を入手するとアニメ版で発明品を出す時のおなじみのBGMが流れる。
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敵の種類は豊富で、一体毎に名前も設定されている。
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エンディングで全キャラの名前が紹介される。見た目通りの安直な名前もあれば、妙にセンスを感じる名前もある。
その他
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エンディングについて
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エンディングでのコロ助のセリフが酷い。
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「もとはといえば、ブタゴリラがわるいナリ!ブタゴリラはもういちどキテレツじごくへいくべきナリ!」
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確かにブタゴリラは「夢見鏡」を壊して今回の騒動を起こした張本人ではあるが、ラスボス対決前にヒントをくれたり、最後にきちんと謝罪をしていたりする。
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なお、ブタゴリラは一度もキテレツ地獄へ行ってはいない。「壊れた夢見鏡の世界」か何かを言わせようとして間違えたのだろう。
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また、アクションシーンでは足手まとい以外何でもなかったくせにまるで大活躍したかのように誇らしげに語り、
同じく足手まといのみよちゃんには褒められて照れる。
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エンディングでコロ助にイラっときた人は多いだろう。
お前がもう一度キテレツ地獄に行け。
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世間では可愛らしいマスコットキャラクターという認識の強いコロ助だが、アニメでも早とちりやわがままな面が強調されることがある。
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総評
「夢の中の世界」という設定とはいえ、原作とはかけ離れたあまりにシュールな世界観に加え、「仲間が加わることによって、もともと高かった難易度がさらに上昇する」という理不尽さが、このゲームをクソゲーと呼ばせている要因である。
とはいえ、高難度と言ってもまともなプレイが成り立たない程の凶悪さでは決してなく、パスワードの実装などの配慮もきちんとなされている。
仲間の操り方を覚えてしまえば、それなりな難しさを持ったジャンプアクションゲームとなることや、慣れると不思議と惹かれてしまう世界観もあいまって、コアなファンも存在するようだ。
さすがに本来のキテレツ大百科の視聴者、読者層にマッチングしていたかは微妙だが、人によってはバカゲー、不安定ゲー止まりとも言える。
世界観と原作との関連性?
実は原作やアニメにもこのゲームに似た世界観が登場する話があるので、一概に原作を無視しているとは断言できない節もある。
原作ではカオスな四次元空間に迷い込んでしまう「冥府刀」という話、アニメにも四次元の世界へ行く話があり、このゲームに負けず劣らずの恐怖心を想起させる雰囲気や演出が施されている。
この点を踏まえれば、キテレツを題材にしたゲームとしてみれば的外れと言う訳でもないと言えなくも無い。
尤も、上記の話を知らず普段のキテレツのイメージを持ったままプレイした人の多くが、訳も判らないまま混沌の迷宮を彷徨った事は疑いようが無いが。