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エルヴァンディアストーリー - (2016/09/18 (日) 16:08:55) の編集履歴(バックアップ)
エルヴァンディア ストーリー
【えるう゛ぁんでぃあ すとーりー】
ジャンル
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シミュレーションRPG
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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スパイク
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発売日
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2007年4月26日
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定価
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7,140円(税5%込)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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2007年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
発売前から「見えている地雷」 アニメ、グラフィックが前世代的 ピッピピッピうるさいSE 電波で荒唐無稽なスト-リー、胸糞の悪い一部シナリオ ワンパンマンかつワンマンマンすぎる主人公 戦略不要のシミュレーションゲーム 真ラスボス声が爆笑もの FE蒼炎からの盗作疑惑 中古価格1円
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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概要
『ファイアーエムブレムシリーズ』のようなタイプのファンタジーシミュレーションRPG。
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神の欠片「グラセウム」を巡って繰り広げられる「人と人との闘い」がテーマとなっている。
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このグラセウムを使用し、クラスチェンジや武器強化ができる。
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キャラデザ・作曲・歌手に有名人を採用し、声優も豊富、漫画も出すという、渾身の一作となるはずだった。
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実際に、シミュレーションゲームとしてほぼ破綻しており、音楽以外に褒める要素がないとんでもないクソゲーであった。
問題点
出来の悪いグラフィック
「二世代前のグラフィック」とまで言われるほど貧相。
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プレイ中に時々アニメーションムービーが流れるのだが、効果音が変だったり、矢の軌道がヘロヘロであるなど質が悪い。OPムービーからして古臭い。
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戦闘時にはキャラクターの3Dグラフィックが表示されるが、表情のモデリングが無かったり、敵キャラによっては立ち絵と違う格好をしている。クレイモア(両手で使用する大剣)を片手で振り回したり、重そうに斧を持っているキャラが攻撃では軽々振り回す等、モーションにも違和感が残る。かといって鈍重すると「もっさり」と批判が寄せられるため、スピード感を重視したのだろうか?
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実は前者は韓国、後者は中国のスタッフが手がけている。所謂「三文字作画」。
ほぼ戦略不要の戦闘バランス
ヌルいというレベルを遥かに超えている。
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普通にプレイしていても主人公が強くなり過ぎて、バランス完全崩壊。主人公と、ほか2、3人育てるだけで十分。
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序盤の数章は主人公もあまり強くないが、補佐役の強キャラが最大3人いるためほとんど苦労しない。取りにくい位置にあるアイテムはスルー、レベル上げ用フリーミッションもスルーでも容易にクリア出来るほど。
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ほとんどの場合、敵のいる場所に突撃していくだけでクリアできてしまう。群がる敵も反撃で片端から蹴散らせるという無双ぶり。
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ボスキャラでさえ1、2回の攻撃で倒せてしまうのが当たり前。下の動画を見ての通り、真ラスボスでさえ例外ではない。
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ただし、クリティカルヒットのダメージは異常に大きい。
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ダメージ計算が「(攻撃力×必殺修正)-防御力」となっているため、例えばHP20で防御10の相手に攻撃10でアタックしても普段(必殺修正=1)はノーダメージだがクリティカル(必殺修正=3)の場合死ぬ。
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戦略性に欠けるマップが多い。仕掛けのあるマップもあるのだが、出撃時の「意見を聞く」でほとんど解決。
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味方のロストの仕様も微妙。
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戦略シミュレーションでは戦闘不能になったキャラは死亡して以後使えなくなるタイプと、一時離脱してマップクリア後に復帰するタイプがある。本作は後者で、負傷の為に次のマップでは出撃できなくなる方式も採っている。
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…が、その状態で進んだ次のマップが離脱中のキャラが強制出撃するマップだった場合、構わず強制出撃させられ、最大HP半減状態で出撃することになる。最初から「次のマップで出撃出来ない」仕様にしなければ良かったのではないか。
テンポを悪くしたり、苛立たせられる要素が満載
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敵からのアイテム入手が非常に多い。
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装備していない武器、持っているアイテムを全てドロップする。入手した際のメッセージウィンドウが一律で表示されない(1個1個表示される)のでテンポが悪い。
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かといってアイテムを集める楽しみがあるというわけでもない。所持数制限により、結局は「手に入れては捨てる」作業を余儀なくさせられる。
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盗賊が出るマップでは、戦闘のたびにアイテム争奪合戦となる上、盗んだものを含めて複数個ドロップすることが多く、尚更鬱陶しい。
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文章を送る度に「ピッ」という高い電子音が鳴る
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メッセージ送りで電子音が鳴るゲームは結構あるが、本作の音はかなり高い音であり、読み進める間に「ピッ」「ピッ」「ピッ」と断続的に鳴る様は大変耳障りである。
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ボイス周りも不満点だらけ。
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戦闘パートでは、ボイスがあるキャラは行動前にボイスが入る。
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行動ターンが回ってきたらボイスが入るSRPGは他にあるが、本作はキャラ毎ではなくプレイヤーターンとエネミーターンで分かれる方式である為、行動するキャラを選択する度に毎回ボイスが入る訳である。しかも行動をキャンセルすると再行動時にまたボイスが入る。
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紙芝居パートではボイスのあるキャラとないキャラが混じっており、違和感が非常に強い。
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比較的登場場面が多いキャラでもボイスがなかったりすることがあり、基準がさっぱり分からない。むしろ台詞が多くあるキャラの方がボイス無し。
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ボイスのあるキャラクターに限って殆ど喋らない事があり、特に17歳の従者、21歳の近衛兵が酷い。
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紙芝居パートの絵の使いまわし・ズレが酷い。宿屋のグラフィックが王宮と同じ。なんなんだこの世界観。
電波なストーリー
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代表的なのが、とある人物が崖から謎の転落死をする場面。崖から転落死する展開は他のゲームでもよく見られ、描写や説得力が不十分だと安易な死亡シーンとして批判されやすい傾向にある。だがそんな事よりも当該のシーンは演出、ストーリー、フラグ全てにおいて問題が山積みである。
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まずこのシーンで入るアニメムービー自体が失笑もの。シュールな爆発と、無言のまま一枚絵がスライドするような落ち方をするそのキャラと、笑わせにきてるとしか思えない構図になっている。そもそもこのシーンでわざわざアニメを入れる必要性を感じない。
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その時、前述の補佐役キャラ3人のうち2人がある条件に従って死ぬのだが、誰が生き残ったかでゲームがルート分岐する。ルートと生き残ったキャラとの関連性は全く意味不明。
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上記の生死の条件にしても、ステージクリア時のキャラの位置関係によって判定されるというルートとの関連性が全くみられない代物。確かに転落死については納得できるが、ルート分岐については完全に謎である。悪っぽい選択をしたから闇ルート、というものではない。
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唐突すぎて意味不明な展開
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ストーリーの途中で突然熱い展開や衝撃の事実(だろう)と思われるものが出てくるのだが、これらは基本的に伏線も何も張られていない。そのため、プレイヤーは置いてきぼりである。
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特に闇ルートのラストでは重要人物を殺害したというような描写が入るのだが、そもそもストーリー上そのキャラを殺しに行く前にラストバトルに突入し、何のイベントも無いまま「何故○○を殺した!?」「私に逆らったからだ!」などとのたまう謎展開に。
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テキストも全体的に素人クオリティで拙い。
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日本語として微妙に噛み合っていなかったり、話し言葉としては不自然な言い回し等も多く見られる。
キャラクター面でも問題山積
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とことん破綻している主人公。
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どのルートであろうとご都合主義のストーリー展開により「俺は正しい。悲劇や事故は全部敵のせい」を地で行き、悪(とみなす存在)をメッタ斬る。それをとがめられようものなら逆ギレという、絵に描いた悪代官のような人物である。どこぞの長髪時代の子爵様ですら他人への思慮や、己の行いへの反省や大きな成長があったが、彼にはそのような部分も一切無い。
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可愛い女の子は説得して助け、男キャラは見殺しにして「(敵の名前)がいけないんだ」等、一周回って清々しい程香ばしい言動も多い。
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主人公の先生ポジションのキャラも居るが、ブレーキ役にすらなれてないどころか主人公に流されて増長させる。
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重要人物が死んだ原因を作ったのも主人公であるが、直後にショックで錯乱気味になっただけで、その後は特に葛藤することも無く死んだ人を思い出す場面でその人を振り返ることも無い。
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キャラクターデザイン担当は『天地創造』や『グランディア エクストリーム』のデザインも手掛けた漫画家の藤原カムイ氏であるが、登場キャラはビジュアル的に魅力がないと評判。
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ただでさえ女キャラが少ないうえ、必ず仲間になるキャラより、敵として出現する(ルートによっては仲間になる者も)キャラの方がまだビジュアル的にマシという評判。
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ほとんどのキャラは、設定年齢に比べて外見等が明らかにそれより上に見える。主人公の年齢は14歳だが、そのように見える人がどれだけいるのか。もっとも、それでもまだマシな方。
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15歳の女戦士とか21歳の近衛兵、17歳の主人公の従者なんかは、年齢を聞いたら反射的に耳を疑うレベル。逆に13歳なのに変声期前の少年にしか見えない外見と声を持つキャラもいる。アニメなどではよくある設定…とも言えなくもないが…。
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年齢がおかしいのは絵師のせいではないらしく「主人公(14歳)が数年前に山賊を説得し更生させる」等、時系列的に無理のあるシーンがいくつもある。
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大体の味方キャラが一行のお知り合い。それが活かされている訳でもなくただいるだけ。酷い時は敵すらも知り合い、主人公の行きそうな所で待機してるのではと思うほど。
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「船に乗らないと行けない島がある→ああ、そういえば知り合いに船乗りが~」な展開はまだいい方で「誰かが襲われて居るぞ→あ、お前は○○」「誰かに攻撃されたぞ→あっお前は××」を延々繰り返す。
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仲間と判明した際には「(人名)、(人名)じゃないか!」と必ず言う。しもんきんかよ!
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ヒロインらしき人物は主人公の父の盟友である隣の領主の娘で、かつ主人公の幼馴染だが、そういうポジションでは定番な主人公との恋愛フラグ等も立たない。ちなみに彼女、最もハッピーなルートではエンディングに全く登場しない。
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テレビ版Zガンダムのファ・ユイリィをモチーフにしているのでは、と思わせる報われなさ。光ルートでの行動が奇妙な程に酷似している。
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出現時以外見せ場がないキャラや、それさえないキャラが圧倒的に多い。
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例えば180歳の大賢者がいる(ルートによっては仲間になる)が、どのルートでもパッとした活躍はしない。
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イベントでキャラが死ぬ時は、その多くが報いなしの犬死に。特に闇ルートでは終盤にそんな光景を何回も見せられる。
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仲間を囮にする場面が特に酷く、囮にした仲間が死んだ場所と同じ位置に主人公が出現する。囮になってないどころか単なる見殺しである。
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全体的に「ほらこのキャラ可哀想でしょ」と言わんばかりに死なす場面が完全に滑っており、私利私欲の為だけに罪を犯していたキャラですら突然掌を返したかのような綺麗事と共に絶命するので逆に苛立ちしか感じない。
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各ルートでキャラの設定を変えているらしく、一部のキャラは他のルートでは知り合いですらないキャラに紹介されることもある。
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先述の通り一部のキャラはボイス付きだが、その中にボイスチェンジャーで声色を変えたとおぼしき声がある。まるでTV番組特番の匿名インタビューのようである。
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うち一人は正体を隠した怪しげなキャラであるため、違和感はそれほどでもない。説明書で正体をネタバレしているが。
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そして、真ラスボス達の声もボイスチェンジャー風。前述のキャラと違ってこちらは姿も正体も堂々と晒して会話している。特に女性側は声が極端に甲高く、外見との違和感が半端無い。笑わせるシーンではないはずなのだが。
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音声加工している例は星のカービィシリーズのデデデなど、いくつかあるが、ここまで露骨なものは早々お目にかかれない。
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ネタバレ注意。真ルート終章~ED動画。上述のボイスチェンジャー風ボイスも収録。
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このEDにて、皇太子→国王になる点もつっこみどころ。
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それを言うなら「皇太子→皇帝」か「王子→国王」の方が自然だろう。
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この動画からは、上述のバランス面やアイテム入手面の問題も見て取れる(何個トライデント落とすんだよ!)。動画コメントではトライデント祭りとも言われていたりする。
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真ラスボスを説得する場面があるが、どうも言っている事がずれている。
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ネタバレ注意。光ルート終章~ED動画
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光とは名ばかりで、ステージの途中で「この輸送隊は民間人だけど敵に協力してるから殺そう」と外道を地で行くような事を平然と言い放ち、指摘されると激怒し始める。
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そして本当に輸送隊を皆殺しにする、ステージ前説明では全員悪徳商人だと言う事にされているがイベントの台詞を見る限り強制労働させられている一般市民も大勢含まれている模様。もはやどちらが悪者なのか分からない。
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挙句の果てにライバルキャラの死体を切り刻み、仲間から不気味な目で見られる。
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ネタバレ注意。闇ルート終章~ED動画
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電波と称するのすら生温い程に理解不能な次元。もはや怪文章をノーヒントで読まされているような狂気の産物。描いてるライターやそれを見た開発陣自身も理解出来ているだろうか…?
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終盤操作キャラを殺して面白がるシーンがある。もはや異常快楽殺人鬼か何かである。主人公の生き別れの母親に会えるのはこのルートだけなのがこれまた狂っている。
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仲間や主人公の心情が大して描写されないまま、それまでの仲間に対する極悪非道が繰り返される。仲間達の恨み辛みを背にしながらも、EDで何も無かったように主人公は国民に歓声で迎えられる。
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その際に上記の行いを主人公が振り返のだが、「これで良かったんだ…」の一言だけで済ませてしまう。何一つとして良い所など無いのだが…。いつか主人公に天罰が下る事を心から祈りたくなる事請け合い。
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最後にナレーションで「(主人公の国の)その後の興亡は知られていない…」という趣旨の台詞が入るが、滅亡の一途を辿る未来しか想像できないレベル。
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こんな破綻しきったキャラが織りなす電波ストーリーだが、シナリオ担当は漫画『コンシェルジュ』の原作を手掛けたいしぜきひでゆき氏である。BIOHAZARDシリーズ?やDCの『エルドラドゲート』などにも参加しており、ゲームシナリオに関しても素人ではないはずなのだが。
評価点
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音楽は評価できる出来。
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米倉千尋氏が歌うオープニングテーマ「ライオンの翼」は普通に良曲。ただ超絶作画のオープニングアニメでヒロインが歌う(口パクする)シーンがあるので、演出としては残念な感じになってしまっているが…。
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メインテーマ・エンディングテーマ作曲の岩垂徳行氏は、過去にも『魔天の創滅』『グランディアIII』等クソゲーの作曲に関わっておりクソゲーに縁のある作曲家と言われる事がある。
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他の曲も決して悪い出来ではないのだが、戦闘パートのBGMは光・真ルート最終章の敵ターン以外、どのルートのどの章でも使い回しであり、聞き飽きてしまう。
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また、出撃準備のBGMは1ループ20秒足らず。しかもほぼ同じフレーズが2回繰り返されるだけなので、実質1ループ10秒足らずしかない。こんなのを毎章聞かされる。
総評
悪い意味で古臭く拙いグラフィック、バランス調整を根本から忘れているとしか言いようのない狂ったゲーム性、作画と設定の剥離が著しいキャラクター達、下手な悪役も真っ青な主人公の暴虐の数々…等、SRPGとしてもキャラゲーとしても破綻しきっている、BGMと歌以外ほぼ隙の無い手堅いクソゲーとして名を馳せた。
更に下記する有名シリーズへの盗作疑惑も、そのシリーズの完成度の高さ故にプレイヤーからの反感を買ってしまった面もある。
特にシナリオの混沌さにおいては、下手な「電波シナリオ」の評価を下されてるゲームよりも酷く、主人公の暴挙もあって精神衛生上かなりキツいものになるので、プレイする機会があるなら、その辺の耐性が無いと大変な事になるので注意。
当時はKOTY大賞間違いなしと言われていたが、年末の魔物に阻まれ大賞にはならず。相手が悪すぎた?のだ…。
余談
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2008年終わり頃、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』から数値計算式等の盗作疑惑が浮上した。
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主な盗作疑惑のある箇所は、兵種別ステータスと、主人公ユニット(アシュレイとアイク)の初期ステータスがそれぞれ一致するという点の2つ。
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KOTY動画などで有名になった「エルヴァンディアゴー!」という掛け声は実際には存在しない。あろうことか間違った選評がそのまま採用されてしまった模様。
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しかしそれが今やエルヴァンディアをにわか批判する人間(動画評論家など)を暴く罠にもなっている。『四八(仮)?』の狂信者の「党首」の例に似ている。
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2016年現在においても新品、中古共に投売りされている。
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「月刊少年ファング」という雑誌においてコミカライズされていた(作者は森本尚司)…のだが、雑誌が創刊1周年で休刊に追い込まれた。
「ゲームがクソでコミカライズした雑誌が休刊」という点で、かのクロスハンターを髣髴とさせる。
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2chのスレ内で「エルヴァンディアの良いところ」を尋ねた者がいた際には以下のような回答が得られた。
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エルヴァンディアの良いところ
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ディスク裏返すとキラキラしてて綺麗
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神の声を聞いて腹筋が六つに割れました
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プロのデザイナーが考えたタイトルロゴを拝める
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いつでもゴー! 出来る
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たくさん笑うことによって免疫力がアップする。つまり健康に良い。
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主人公の声が、『アークザラッド』を彷彿とさせる
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サックスの容姿を見て自分は老け顔じゃないと安心する
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試練の塔でプレイヤーの忍耐力を強化できる
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凧で空を飛んではいけない、と言う教訓
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時間の大切さを学ぶことが出来る
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仲間の大切さを学ぶことが出来る(主に闇ルートで)
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お金の大切さが身にしみて分かる
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株で言うところの損切りが学習できる
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懐古厨向けに作るにしても全てを昔風に作ればいいわけではないということを各メーカーが学ぶための礎
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投げるとよく飛ぶから愛犬のボビーも大喜びさ!
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