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アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~ - (2017/02/13 (月) 00:37:05) の編集履歴(バックアップ)


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アパシー ~鳴神学園都市伝説探偵局~

【あぱしー ~なるかみがくえんとしでんせつたんていきょく~】

ジャンル 学園ミステリーアドベンチャー
対応機種 ニンテンドーDS
メディア 256MbitDSカード
発売元 アークシステムワークス
開発元 ディー・イー・エル
発売日 2007年10月25日
価格 3,990円(税込)
判定 クソゲー
ポイント 2007年クソゲーオブザイヤー携帯機部門大賞
続きは同人で
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧


概要

都市伝説をテーマに据えたアドベンチャー。
同年に『学校であった怖い話』の舞台設定を原点とした「アパシー・シリーズ」と呼ばれる作品群の立ち上げが発表されており、本作はその1つとして発売されたものである。

問題点

  • システム面が悉くダメダメ
    • 売りとされるシステムとして紹介されたはずの相手の発言の善悪を見抜く特殊能力「天眼」が極一部のシナリオでしか使わない。
    • 時々起こるフリーズバグ。システムが完成していてバグが出にくいはずのADVでこの通り、とは翌月発売の『四八(仮)?』にも引き継がれている。
    • ボリュームの割に多過ぎる誤字脱字。これも翌月発売の『四八(仮)?』にも引き継がれて(ry
    • 同じ話を繰り返しプレイさせる内容なのに、既読スキップが無い。これも(ry
    • 手動のスキップもエフェクトをカット出来ない為テンポが劣悪。
    • セーブファイルが一箇所しかなく、再プレイするにはタイトルに戻らなくてはいけないのでかなり不便。
    • 誤作動の多いタッチペン仕様(スクリーンからペンを離した瞬間に決定)。
    • BGM、SEはいずれも酷い(ED曲は例外)。
  • シナリオも微妙どころか問題点ばかり
    • 全体的に稚拙な内容で、ボリューム的にも怖さ的にも微妙。
    • キャラ造形も「名前がややこし過ぎて感情移入しにくい」「話言葉に多々無理があり読む者を萎えさせる」などいわゆる「創作初心者が陥りがちな独りよがりの物語」にありがちな薄っぺらいもの。
  • メインシナリオが3話しかない。そしてその他は全て些細な怪談や都市伝説の話である。
    • 天眼に関わるメインストーリーが恐ろしく薄い。嘘を暴くために主人公が天眼を使う1話と、別の能力の目を持ったキャラクターが現れる2話。そしてそのキャラが唐突に死亡する3話(エピローグ)。で、終わりである。設定も何も明かされない。
    • 多岐に渡る選択肢にもかかわらず、エンディングは「俺たちの戦いはこれからだ」エンド1つだけ。
    • 選択肢によってテキストに矛盾が出る事がある(何故か自分の名前を2回言う先輩など)が、まさかこれが差分というわけでもないだろう…いや、それはわからないが。
    • そのくせテキストADVのキモとも言える謎解きに関しては、ほぼノーヒント。答えを知ったら納得するのではなく怒りを覚えるレベルの理不尽さ。たまにヒントがあっても間違っていることがある。
  • メイン客層がどこなのかよくわからない。
    • 都市伝説ネタでティーンエイジを狙っているのかと思いきや、90年代に出た『学校であった怖い話』や制作者の作品を読んでいないと分からないネタがやたらと多い。事前に同人誌を読んでいる人しか楽しめないらしいが、そちらを先に読んでも多分楽しめない。
  • スタッフ曰く「続編は同人で出す」。だったら最初から商業で出すな。有料体験版と罵られても仕方がないレベルの行為である。
    • 一応記しておくとアパシーシリーズは同人ゲームと商用ゲームの両立を掲げており、殺人を筆頭とする犯罪行為・食人・同性愛など際どい表現が多い作品は同人、それ以外は商業と分けられる「予定」だったとか。つまり実際は酷いエログロになる予定だったのだろうか。
  • 根本的な問題として、シナリオや設定を完成させる気が端から無い。アパシーシリーズそのものが「生徒数数千名を超えるマンモス校を舞台とし、全シナリオがパラレルワールド」という設定であり「完成しなくても不完全でも、それはそういうもの」という形になっている。
    • 「蓬莱学園シリーズ」のようなシェアードワールドに近く、読む側にクリエイター気質があって足りない部分を自己補完できなければ内容が伝わらないという商業作品としては厳しい仕様である。

評価点

  • エンディングテーマで流れるソングは本ゲームで数少ないまともな部分。ただし存在意義には疑問符が付く。

総評

「何故コンシューマで出した」、その一言である。最初から「そういうもの」と分かってくれるコアなファン相手に同人で和気藹々とやっていれば叩かれることもなかっただろうが、何を思ってわざわざ同人ゲームの予告編をフルプライス商業タイトルとして販売したのだろうか。
学校であった怖い話」がヒットしてから流れた時間と、その間に作成したゲームの評価を考えれば「商業向きではない」と気づけたのではないだろうか。
その後本作は『ONI零 ~戦国乱世百花繚乱~』『四八(仮)』と並んで2007年KOTY大賞に輝くこととなり、飯島氏の評価を果てしなく下げる原因となってしまった。

その後

そして2011年、飯島氏が自身の公式サイトにおいて「同人活動を行う上でのつてが無くなった」「ゲーム開発に関わること自体今後どうなるかわからない」と発言。「アパシー」シリーズ自体が凍結に陥っている。