【さいきっくふぉーす】
ジャンル | 対戦アクション |
対応機種 | アーケード(FX-1A) |
販売・開発元 | タイトー |
稼働開始日 |
1996年 1996年7月(EX) |
判定 | 良作 |
本項では調整を行ったアッパーバージョン(*1)の『サイキックフォースEX』も適宜解説する。判定は共に良作。
キャラクターを「飛行能力を持つ超能力者」と設定し、格闘ゲームから「重力」の概念を取り払った斬新な対戦アクションゲームである。
全方位のフィールドとゲージ制の技で従来の対戦格闘とは全く仕組みの異なる駆け引きのルールを持つ。
美形キャラクターと悲劇的なストーリー設定も魅力で、当時の格闘ゲームとしては珍しく多くの女性ファンを獲得した。
他のゲームには見られない、非常に独特なシステムを持つ。
システムの解りづらさ、当時のゲーマーの価値観とのずれといったハンデを背負いながらも、このゲームの独自性は今なお色褪せることがない。
特に、システムを引き継いだ続編『サイキックフォース2012』は対戦の盛んな店舗では少なくとも2001年頃まで大会が度々開かれ、長期に渡って支持されるゲームとなった。
勿論、続編が出なかったことも理由の一つではあるのだろうが、元のゲームの完成度が高くなければこれほど長い期間の研究に堪えることなどできなかっただろう。
亜流作品の発生にはほとんど繋がらなかったことが惜しまれる。