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Serious Sam - (2016/06/07 (火) 23:42:59) の編集履歴(バックアップ)
Serious Sam The first encounter
【しりあす さむ ざ ふぁーすとえんかうんたー】
ジャンル
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FPS/アクション
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対応機種
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Windows XP/Vista/7
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開発元 発売元(パッケージ)
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Croteam
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発売元(Steam)
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Devolver Digital
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日本語版発売元
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サイバーフロント
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発売日
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2001年3月21日
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定価
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パッケージ版:19.99ドル Steam:5.99ドル
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備考
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体験版あり
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分類
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良作
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概要
ストーリーとFPSの融合を目指し見事それを果たした「HALF-LIFE」が世に出され、その影響からか以前のようなアクション一辺倒ではなくストーリーも
重視する作品が出てくるようになった。
だが、その一方で古き良きアクション性に富んだ、今となっては「古典的」とまで言われるようなスタイルのFPSは衰退しつつあった。
そんな中、クロアチアの小規模なデベロッパーであるCroteamが古き良き時代のFPS…つまり、撃って避けるを追求したFPS。
それがこの『Serious Sam』。
このゲームの特色の一つはビビッドなグラフィックであり、いま見ても通用する程。
ゲーム内容
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このゲームの醍醐味は「とにかく湧き出てくる敵をひたすら撃つ」。非常にシンプルではあるがマニアックゲームでもある。
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今までのFPSでは珍しい「あまりにも大量に湧いてくる敵の数」もこの作品を象徴しており、ゲームクリアまでに数千の敵に
(通常は)1人で立ち向かうというのが基本的なプレイになる。
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どの武器も使いどころがあり、それぞれ有効な場面や敵がいる。それを見分ける事が重要。
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いわゆる「覚えゲー」。トライ&エラーを繰り返して徐々に覚えていかなければならない。
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難易度は6つ。
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最低難易度の「Tourist」はダメージを受けても体力が自動回復、弾薬や体力の最大値もNORMALの2倍で自爆ダメージも無しという非常に優しい仕様。EASYも体力の自動回復がないことを除けばTouristと同じ。だが、NORMALからが本番で、生半可な気持ちだとクリアすら許されない。ここからこのゲームの本質がわかってくるようになる。
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最高難度のSERIOUSを全ステージクリアすると更に上の「MENTAL」が開放される。難易度HARDの内容に加え敵が消えるようになる。
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大量の敵が出現するこのゲームで敵が消えると予想以上の手強さになり、SERIOUS以上に難しいと言う意見も。
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マルチプレイはCo-opに特化
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昔からのデスマッチプレイもあるが、このゲームのマルチプレイは「CO-OP」即ち協力プレイに特化されている。実際、当時は有志が立てているサーバーもこっちの方が多く、「大量に湧く敵を複数人で攻略するというスタイル」が定着するきっかけとなったのは本作からともいえる。
問題点
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お世辞にも一般向きとは言えない高難度。
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確かにFPSの原点である「弾薬のある限りとにかく撃つ」という色が強いが、それに勝る敵の物量と攻撃があるため反射神経もそれなりに要求される。
「何も考えずに撃ちまくれて楽しそうな雰囲気」だからという理由で手を出すと、痛いしっぺ返しにあう。特に難易度NORMAL以上は敵の物量と耐久力も
EASYより結構上がるので半端な覚悟で望んではならない。
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少ない弾薬。
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特にマシンガン(ミニガン)の弾薬数がたった999発。あっという間に無くなってしまう。これ以外に強力で扱いやすい武器は安易に無駄遣いすると要所で
弾薬不足になり手詰まりの危険性もはらんでいる。
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爽快感に欠けるゲーム展開。
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マップを把握できない初心者はどこで弾薬を補充できるか分からないため、つい節約してしまい、必然的にせせこましい戦い方を要求される。
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全体的にグロテスク。
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敵を倒せば肉片になるといった所が爽快感を生み出しているのだが、それが苦手な人には向かないだろう。ちなみにESRBのレーティングが「M」なのも
こういった表現を考えれば納得がいくだろう。
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エジプトの風景ばかりなので飽きやすい。
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ステージの構造こそ違うものの延々とエジプトの遺跡でドンパチするので、マップに新鮮感が薄れていく。
おバカなキャラ達
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B級SFなノリと悪ふざけが同居したキャラが大量に襲いかかる。
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代表的な敵として「アアァァアアァアーー!!」と絶叫しながら首無しの人間らしきものが両手に爆弾を掲げ特攻してくる、その名もズバリな「Kamikaze」は一度見たら忘れられない。
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「kamikaze」は外国語で戦死を前提とした体当たり・自爆攻撃として通じている。
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尚、「2」ではコミカルな姿だったが、「3:BFE」では使用エンジンの進化もあってかリアリティかつ初代のような見た目に戻った
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ビルほどの大きさがある「Aludran Reptiloid」や、ラスボス等超巨大モンスターが登場するのも売りの一つ。
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主人公もおバカなノリで作られていて、Tシャツジーパンのマッチョであり、脳筋としてどんな敵でも野太い声を振りまきながら戦う。
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開発者も隠しキャラとして存在するが、気持ち悪く、バカなノリを上乗せしている。
続編
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初代の続編である「Second Encounter」、「2」、「3:BFE」が出ている。
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SEは本作で問題視された武器数や弾薬数の問題を片付けた結果、さらなる良作という評価を受けている。
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また、本作とSecond Encounterは後にSerious Engine3でリメイクされたHD Editionが発売されている。
グラフィックの改善がメインであるため、エンジンの仕様上再現できないデザインや極一部の仕様変更を除けば総合的にはほぼクラシック版と同じである
とCroteamは述べている。
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「2」は元々3部作だった初代の最終作を開発する際、本来なら「Serious Sam:The 3rd Encounter」で出す予定だったが、PCのグラフィックの進化に伴い
新エンジンである「Serious Engine2」での開発に変更されたため、タイトルが「2」となった。ストーリー自体はSecond Encounter終盤直後からの続き
なので直接の続編は本作までとなる。また、Xbox版も発売されているがPC版とは仕様が異なっている。
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「3:BFE」はタイトルが「3」ではあるものの、BFEが「Before First Encounter」の略となっているように時系列では本作よりも前の時代となっている。
総評
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COOP対応であり、ボイスチャットを使ってみんなで笑いながらプレーするのが一番しっくり来る、良作でありバカゲー(主にKAMIKAZE的な意味で)。
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現在ではそのビビットなグラフィックのままさらに高精細化されたHD Editionもあるが、お馬鹿っぽさを求めるのならあえて旧版をプレーするのも有りだろう。
余談
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実際本作が参考にしたのは初代DOOMだが、そのid Softwareのスタッフに「あのタイプのゲームはシリアスサムで十分」とまで言わせ、DOOM3を全く違う方向性にシフトさせたというエピソードがある。
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後にロシアのSaber InteractiveがPC用に発売したFPS「WILL ROCK」は開発者が本作の影響をかなり受けていることを語っており、本作独自の仕様を除けば純粋なシリアスサムフォロワーな作品である。