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Dr.LUIGI & 細菌撲滅 - (2015/04/06 (月) 02:30:32) の編集履歴(バックアップ)


Dr.LUIGI & 細菌撲滅

【どくたーるいーじ あんど さいきんぼくめつ】

ジャンル パズル
対応機種 Wii U(Wii Uダウンロードソフト)
発売元 任天堂
開発元 アリカ
発売日 2014年1月15日
定価 1,429円(税別)
分類 良作
ポイント ルイージの年遅刻組
あのルイージがドクターに?
L型カプセルで初心者でもプレイしやすく
L型カプセル以外に目新しいところはなし
マリオシリーズ関連作品リンク

概要

  • Dr.MARIO & 細菌撲滅』の正当な続編。ルイージの年から少しはみ出た形で発売された。
    • ドクターになったルイージが新型ウイルスに対抗するという内容。何故か頭にはいつもと同じ帽子を被っている*1
    • これまでのシリーズ同様、カプセルの中にいるウイルスと同じ色のカプセルを繋げて消していくというシステムの落ち物パズル。
    • HD画質に対応したことでグラフィックがパワーアップしており、前作のやや固い動きのドクターマリオに比べるとより生き生きとしたグラフィックづくりとなっている。
    • ウイルスのデザインがDr.LUIGIに合わせて一新され、BGMもDr.LUIGI専用のものが用意された。
    • 兄であるドクターマリオは一切出てこない。

評価点

  • ほぼ前作のモード・要素を踏襲している点。
  • L型カプセルモードのおかげで、初心者でもプレイしやすくなった。キャラクターの特徴(名前)も活かしている。
    • 中級者モードまでのL型カプセルは、基本的に同じ色が3つ連なった状態で落ちてくる。それをそのままウイルスに落とせば一撃でカプセルを退治出来る。
    • ゲームはかなりぬるくなっているように見えるが、必ずしもそうとはいえない。一度ミスった時のダメージは大きく、挽回に時間がかかるというデメリットも生じている。
    • 上級者モードでは従来のようにランダム色のカプセルが2つ連なった状態で出てくるので、難易度がむしろあがる。
    • 対戦では、連鎖を決めると相手のL型カプセルの調合(色)を変えてしまうことができ、通常のカプセルモードにはない戦略性が産まれた。
  • Dr.MARIOモード(ノーマルカプセル)もプレイ出来る。
    • ドクターマリオは出てこないが、これまでと同じ仕様のノーマルモードもプレイ可能。
    • オンライン対戦ではノーマルカプセルとLカプセルがプレイでき、それぞれレーティングが異なる。フラッシュモードでも両方違う対戦モードがある。
  • ウイルスデザインが変更可能。
    • 今回登場する新種のウイルスのデザインは、ゲーム画面右に表示されるウイルスのグラフィックは変更こそ出来ないものの、パズル画面のウイルスデザインは旧デザインにも変更可能。というよりデフォルトは旧デザインになっている。
    • 新デザインにするとカプセルの色も変化する。
  • Dr.LUIGIに合わせて新BGMが用意されている。
    • これまでのシリーズの雰囲気を崩さないなかなか良い曲。
    • 前作の安っぽい音割れ気味のBGMに比べると音質も良い。
  • 細菌撲滅モードがゲームパッドに合わせたモデルチェンジが行われている。
    • タッチで行うため、同時に複数のウイルスを掴んだりといったかつての操作もやりやすくなった。
  • グラフィックの精度があがり、ルイージやウイルスの表情が前作よりも豊かかつコミカルになった。
    • 地味にfpsは多く、ルイージもウイルスもぬるぬる動く。
    • 一定のレベルをクリアした時の小ムービーも同じくよく動き、見ていて飽きない。
  • 特定のレベルを攻略すると、Miiverseに直接投稿できる。

問題点

  • せっかく音質改善されたBGMだが、その数があまりにも少ない。
    • Dr.MARIOの「CUBE」と「QUEQUE」は削除された。
    • なのにスタッフクレジットのBGMが前作と同じなため、そちらのメドレーに削除された曲が入りこんでいる。
    • ノーマルカプセルだとDr.MARIOの、LカプセルだとDr.LUIGIのBGMしか選べず、しかもどちらも二種類ずつ。
  • データが複数作れなくなった。
    • WiiUは一つのハードに複数のユーザーのアカウントを作ることが出来るため、必要がなくなったというほうが正しいか。
  • 相変わらずオンラインは時間帯によってマッチングしにくい時がある。
    • ついでに何連鎖組んでもSEが「猫ふんじゃった」のみなのはそのまま。
    • さらにネットワークプレイではなぜかゲームパッドでの操作で固定。プレイ条件を対等にする意図なのかもしれないが、少々不便である。
  • 対戦モードでお互いのMiiが表示されなくなった
    • 対戦中はあまり見る暇はないものの少し寂しくなった。
  • ノーマルカプセルとLモードのミックスマッチ等は出来ない。
    • カプセル数の差からLが有利なため見送られたのかもしれないが、お遊びとしてあってもよかっただろう。
    • なお過去にSNESのみで発売されたカップリングの『Tetris & Dr.Mario』では両方で競う「Mixed Match」があった。
  • ノーマルカプセルモードでもウイルスのデザインを旧デザインに変更出来ない。
    • パズル画面では旧デザインなのに、横に表示されるウイルス達が新デザインなのは違和感がある。
  • 前作からLカプセルモードを追加しただけと考えると、約500円の増額はややお高めに感じるところも。
    • とはいえグラフィックは全般的に向上しており、追加要素は多いため、増額分にまるで及んでいないというわけではない。
    • また2014年5月にWiiの公式無料Wi-Fiサービスが終了してしまったため、ドクターマリオのネット対戦をやりたい場合はこちらの購入がほぼ必須となる。

総評

WiiUとなってより起動が容易になり、初心者に向けた新鮮味のあるゲームとなり、普通に良作と呼んでも良い出来となっている。
特にLカプセルによって、パズルゲームが苦手な人間でもプレイしやすくなったという点は大きい。レベルがあがっていけば、ややぬるくなったゲーム性でもやりごたえは失われない。 ただし前作との違いが大まかにいえばLカプセルモードとゲームパッド対応と考えるとややお高めな感は否めない。
しかしHDになって良質化したグラフィック、音質の向上など、前作よりは確実にパワーアップしているので、小一時間の暇潰しにはもってこいのゲームであると言える。