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ドラゴンボールZ 超武闘伝3 - (2015/04/22 (水) 01:00:18) の編集履歴(バックアップ)
ドラゴンボールZ 超武闘伝3
【どらごんぼーるぜっと すーぱーぶとうでんすりー】
ジャンル
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対戦格闘
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売元
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バンダイ
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開発元
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トーセ
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発売日
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1994年8月29日
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定価
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9,800円(税別)
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判定
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なし
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ドラゴンボールゲームリンク
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概要
人気アニメ『ドラゴンボールZ』の対戦格闘ゲーム。
好評だった『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』の続編であり、システムをよりブラッシュアップし、
キャラクターを魔人ブウ編のものに差し替えたもの。
基本的には前作のマイナーチェンジであり、共通する箇所が多い為、特徴は前作(上記リンク)を参照。
前作からの主な変更点
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全体的なテンポアップ
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気を溜める速度の上昇、デモ技時の溜め時間の減少でプレイのテンポがアップした。
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舞空術の仕様変更
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『2』まではある程度キャラ間が離れて、デュアルスクリーンにならなければ舞空術が出来なかったが、本作では制限がなくなり、どこでも舞空術が出来る。
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撃ち合いの仕様変更
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デモ必殺技の撃ち合いで敗北してももう一度、防御コマンド(弾く、かき消す、撃ち返す)をする事が可能になった。ただし撃ち返しは最大3回まで。
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ハメ防止
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空中で下段ガードが出来ない事による下段攻撃ハメが横行したため、基本的に空中では下段攻撃は出来なくなった。エネルギー斬(下段攻撃)も地上に落下するようになった。
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エネルギー弾が敵を認知しなくなった
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『2』までは地上から空中にいる場合等、相手に向かってエネルギー弾を撃っていたが、本作では自分の高さに発射するだけである。
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突進技の速度低下
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突進技の速度がかなりゆっくりになり、対処しやすくなった。2で猛威を振るった悟空の『激烈連脚』が顕著。
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キャラ同士がダッシュでぶつかると組み合いが始まる。コマンドを入れる事で組み合い専用の投技を使用できる。
評価点
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グラフィック
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『2』よりもキャラクターに陰影がつき、より描き込まれている。
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メテオ技に関しても、それまでは汎用モーションの組み合わせだったものから、悟空の瞬間移動、ダーブラの剣撃、と言った専用のアクションが用意され、見栄えが良くなった。
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〆も「上空に叩き上げ、叩き落とし、吹き飛ばし」…という動作ではなく、「ラッシュでフラフラにしてからエネルギー弾で吹き飛ばす」という演出の変化も見られる。
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BGM
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後の作品でも本作のBGMのアレンジが採用されるなど、BGMは評価されている。
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バランスの調整により改善された箇所
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しゃがめない(下段攻撃が一切ガードできない)故に対戦には不向きだった『海上』ステージが削除。それに変わる変わり種のステージとして舞空術が使えない「バビディ宇宙船」が登場した。
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前作のデモ技は派手だったが少し間が長かったために迫力を損なわずにテンポアップした点は改善といえる。
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デモ技を撃つ間はエネルギーの自然回復が止まる。その為、デモ技の最中に、マイナス分になったエネルギーをチャラにする事が出来なくなった。
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撃ち合いに負けても、もう一度挑めるといった展開を熱くする要素。
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スラッシュダウンキックなど『1』の技が復活した。
問題点
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ストーリーモードの削除
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発売時期の関係上ストーリーモードが存在せず、ゲームモードは対戦モード、天下一武道会のみである。
天下一武道会を優勝するとエンディングを迎える。
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『2』でも原作のエピソードはセルゲームしか無かったが、セルゲームの後は当時の映画を交えたオリジナルストーリーでフォローしていた。
本作発売時はブウ編の途中である他、映画キャラを使うにしても前作のブロリーぐらいしか登場できず結果的にストーリーが用意できなかったと思われる。
とは言え、ストーリーモードの項目その物がごっそり無くなり、それに代わるモードが用意されていない為、単純なボリュームダウンであり、1人で遊ぶには特に厳しいだろう。
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キャラクターの偏り
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10人登場するキャラのほとんどが超サイヤ人(悟空、悟飯、悟天、トランクス、ベジータ)で埋め尽くされている。
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プレイヤーセレクトの上半分を超サイヤ人が埋め尽くす様はまさに、超サイヤ人のバーゲンセール
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単純な敵キャラは魔人ブウ(デブ)とダーブラしかいない。その他に界王神と18号と原作であまり活躍していないキャラで埋められている。
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隠しキャラ
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それまでのシリーズにはサプライズとして強力な隠しキャラ(『1』ではPセルや超サイヤ人キャラ、『2』では悟空、ブロリー)が登場していたが
本作では何故か魔人ブウ編とは関係のない上に前作に登場していた未来トランクス(表記はなぜかTRUNKS)であり、ただでさえ多い超サイヤ人がまた一人増えてしまう事態になった。
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モーションと技も基本的に前作の流用なので、目新しさは少ない(メテオ技や一部の必殺技の変更はあるが)、シリーズ恒例の隠しキャラとしては不人気だった。
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掛け合いの激減
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『2』では対戦前に全てのキャラクター同士で専用のメッセージが用意されていたが、本作ではほぼ一部を除いて汎用である。
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『2』がこだわり過ぎている部分もあるが、「ベジータ 対 ブウ」「悟空 対 悟天」といった何かありそうな組み合わせでも汎用メッセージの一言で終わってしまう為、味気ない。キャラゲーである以上、もう少しこだわって欲しかった所。
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ただ特殊な組み合わせの場合、戦闘後のメッセージも専用のものになるという前作にはない要素は存在する。
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舞空術の仕様
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エネルギー弾を放たれても単純にXボタンを押せば舞空術で逃げられる為、駆け引き要素が薄くなった。また、舞空術で移動中は完全無敵になる為、押せば逃げやすい。
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悟飯の声が悟空の使い回し。
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アニメではしっかり演じ分けしていたはずだが…。声質や演技的にも違和感がある。
総評
ブラッシュアップされた部分は良い方向にも悪い方向にも作用しており、単純な評価点として見る事が出来ず、
それ以上に前作から変わり映えしない部分が目立ち、典型的な前作を超えられない作品になってしまった。
キャラを一部変更し、ストーリーモードをごっそり削って対戦しか出来ない『2』という理由で、前作を遊んだ人ほど飽きが来るのが早かった。
ただ問題点の多くは販売時期(のストーリー)に起因する物が多く、単純なゲームの出来としては良作だった前作を踏襲している為、完成度は高く、BGMやグラフィックも依然として高い水準を誇っている為、クソゲーとまで断ずるのは早計である。
販売時期のストーリーのために割りを食ったという意味では『烈戦人造人間』に通じる部分がある。
その後の展開
SFCのドラゴンボールの格ゲーとして『ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION』が発売された。
こちらは超武闘伝シリーズとの関係は薄く、システムやグラフィックが刷新され、キャラクターの技を受け継いだ新しい作品となっている。
ガードキャンセル、空中コンボ、小ジャンプ、ライン移動攻撃などシステムが充実しており、格闘ゲームとしての完成度は高い。
ストーリーも、フリーザから魔人ブウ(純粋)までをカバーしており、本作で感じる不満点は解消されているといえよう。
ただし、SFCの末期だった為か、知名度は低く、生産数も少ないマイナーな作品になってしまった。
本作のシステムはその後、PS『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』や、SS『ドラゴンボールZ 真武闘伝』に形を変えて引き継がれた。
これらの作品には、本作や前作のBGMがアレンジされて収録されているので、武闘伝シリーズの直接的な続編と言える。