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【どかぽん いかりのてっけん】
ジャンル | RPG風友情破壊ボードゲーム | ※通常版・ベスト版共に PS2ではバグが起こり、 正常にプレイ出来ないので注意! |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 1枚 | |
発売元 | アスミック・エース エンタテインメント | |
開発元 | TYCOON(タイクーン) | |
発売日 | 1998年11月5日 | |
定価 | 5,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
セーブデータ | 3~7ブロック | |
周辺機器 | マルチタップ対応 | |
廉価版 | PlayStation the Best:1999年12月2日/2,800円(税別) | |
配信 | ゲームアーカイブス:2010年8月11日/572円(税別) | |
レーティング |
CERO:B(12歳以上対象) ※ゲームアーカイブスで付与されたレーティングを記載 |
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判定 | なし | |
ポイント |
PS系ハード初進出作 ゲームテンポの大幅な悪化 一部のお宝、キャラが強力すぎ |
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ドカポンシリーズリンク |
「友情破壊ゲーム」の代名詞とも言えるドカポンシリーズの4作目にあたり、PS系ハードへの初進出作。
マシンスペックの向上により、戦闘画面の3D化、著名な声優陣を配したキャラクターボイスなど、演出面が強化されている。
また、システム面でも今までのシリーズにはなかった「銀行」が初登場、一定期間の間条件を満たせば他のキャラクターとの協力体制を結べる「同盟」など、様々なシステムも追加されている。
とある所に、お金が全てというドカポン王国がありました。
この国の王様は贅沢三昧を尽くし、最早手が付けられないほどになっていました。
王様「みんな、しっかり働いてわしに税金をガッポリ払うダバ!」
王様の目にあまる行状、問答無用でお金をぶんどられて怒り狂った数名が「金返せ!」とばかりにドカポン城に乗り込んだのです。
城の入り口でかち合わせた彼らは王様を倒した人がぶんどられたお金をみんなの分も総取りしようという話をし、それぞれが城の奥にいる王様の元に突き進みました。
最初に王様の元に辿り着いた人間の前で王様はその正体を現しました。
なんと、王様は偽物で、「ワルサー」という魔物が変装していたのです!
更にはぶんどったお金は既に一銭も残らず使い切っていました。
ワルサーを撃退することに成功するも、なんと、ワルサーはドカポン王国を乗っ取らんと今度は手下の魔物を連れて侵略に来たのです。
それを見ていた神様は、王様を倒しに来た人間達に告げます。
神様「ワルサーを退治し、一番お金を集めた者を次の国王にするズラ!」
こうして、ドカポン王国を救うため、否、次の王座を巡っての醜い戦いが幕を開けるのでした…。
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マシンスペックの向上によって演出面の強化などの恩恵を得られたものの、その代償のテンポの悪化がかなり強烈となってしまったため、ドカポンファンの中ではこの作品の評価は低めな所もある。
だが、その大幅に悪化したテンポを踏まえてなおこの作品の内容に魅力を感じるファンもおり、実際にこの作品が多くのファンが最高傑作だとする『ドカポン3・2・1』よりも好きだという本作のファンも少なくない。
ゲームテンポと一部やりすぎな要素によってゲームバランスが歪となってしまっているのは否めないが、元々ドカポン自体がそこまでゲームバランスを重要視するようなゲームかと言われると、そうとも言えない所もある。
ドカボンシリーズはいずれもゲームバランスに難があるため、一般的な目線から見ると名作に恵まれているとは言いがたい。しかし、さまざまな魅力でファンから愛されたゲームであり、そういう点では格闘ゲームの『THE KING OF FIGHTERSシリーズ』と相通ずる部分がある。
実際今までの作品でもバランスという意味では悪いと言わざるを得ない所が多く、特に今作で追加された恨み念法グッズに関しては、むしろドカポンの性質を考えればこの位はやってもやり過ぎじゃないだろうと言える内容になっている。
そもそも、プレイヤー同士の戦いともなれば恨み念法グッズが可愛いくらいのエグイ戦法は本作より前から繰り広げられていた訳で、それを一層強化するきっかけに過ぎないとも言えるからだ。
致命的なまでに悪いゲームテンポと言う点がこのゲームの評価を著しく下げているが、それ以外は何だかんだ言っても今までのドカポンのそれであり、少なくともクソゲーと断じられるほどのゲームではないと言えるだろう。
それ故に、友人とプレイする時は本当にそこそこで止めないと友情が終わる危険もあるので注意されたし。
やっているうちに所詮ゲームと割り切れなくなる妙な熱さがあるのが良くも悪くもドカポンシリーズらしさなのだから。