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ゼルダの伝説 大地の汽笛 - (2022/12/09 (金) 07:33:00) の編集履歴(バックアップ)
ゼルダの伝説~大地の汽笛~
【ぜるだのでんせつ だいちのきてき】
ジャンル
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ペンアクションアドベンチャー
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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2009年12月23日
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定価
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4,571円(税別)
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プレイ人数
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【DS】1人(対戦モード時1~4人) 【WiiU】1人
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セーブデータ
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2個
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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配信
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バーチャルコンソール 【WiiU】2016年8月9日/950円(税8%込)
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ポイント
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ゼルダ姫操るファントムと協力して謎解き 汽車の移動が非常に煩わしい 前作同様タッチペンのみの操作にも賛否両論
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ゼルダの伝説シリーズ
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概要
DSゼルダの2作目で、『夢幻の砂時計』の正式な続編。
前作から約100年後、テトラたちが無事に新ハイラル王国を建国したあと、かなりの年月が流れた後の世界を舞台とする。
そのためか、本作には前作の登場人物(の子孫)が数多く登場する。
あらすじ
モヨリ村でごく普通の生活をしていたリンクは見習い機関士の少年。
ある日、リンクは正式な機関士になる任命式のために城を訪れる。
城でゼルダ姫から任命書を受け取り、大臣の立会いのもと任命式は無事終わるが、リンクはゼルダ姫に「こっそり神の塔へ連れて行って欲しい」と頼まれる。
城を抜け出して神の塔へ行く途中、突然線路が消えて汽車は脱線。
そこには大臣キマロキと怪しい男の姿があった…。
(Wikipediaより抜粋)
本作の特徴
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基本操作は前作同様すべてタッチペンを用いるが、回転切りや弓矢の操作などが簡略化され使いやすくなった。
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マイクを使う機会も増えており、新アイテム「疾風のプロペラ」や今作の重要アイテム「大地の笛」は息を吹きかけて操作する。
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移動方法が船から汽車に変わっており、同時にリンクが機関士という設定になっている。マップ上を移動するときは、汽車を自分で操作して運転する。
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ギアは「前進」「全速前進」「停止」「後退」の4つで、他に分岐点の変更や汽笛を鳴らすレバー、砲台による攻撃などがある。
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また、道中のイベントで貨物や乗客を乗せて移動することもある。
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ゲームは「重要拠点である「神の塔」に登り、線路を復活させる石版を入手」→「復活した線路を使って汽車でほこらへ向かい、ダンジョンに行けるようにする」→「神殿を攻略して結界を張る」→「再び神の塔へ戻り石版を入手」…という流れで進行していく。
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終盤は「神殿を攻略してアイテムを取得」→「神殿のアイテムで神の塔の道を開き、石板代わりのアイテムを入手」→「最終ボス」となる。
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今作では最初から最後までゼルダ姫(正確には彼女の魂)と一緒に冒険をする。過去の作品でも一時的に行動をともにすることはあったが、冒険のパートナーとなるのは今作が初めてである。
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今作のゼルダ姫はご先祖を髣髴とさせる明るく快活なキャラクターとして描かれており、トゥーンゼルダ特有のコミカルな雰囲気で多彩な表情や仕草を見せてくれる。
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また、今作にはゼルダ姫と並ぶヒロイン的存在のキャラクターは登場しない。
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ゼルダ姫は物語冒頭で悪役に身体を乗っ取られてしまい、魂だけの姿になってしまう。そのため、何度も訪れることになるダンジョン「神の塔」では、前作で強力な敵として登場した「ファントム」に憑依することで、ファントムを味方として操作し、リンクと二人三脚で協力して謎を解いていくことになる。
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ファントムの移動はリンクとは異なり、タッチペンで進路を描いて行う。
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ファントムはリンクが通れない溶岩の上を渡れるが、リンクが通れる砂場を渡れない、というように性能に違いがあるため、場面によってリンクとファントムを使い分けて、複数のスイッチを同時に押したり、場所を交代するなどしてダンジョンの仕掛けを解いていく。
評価点
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ファントムを操作することによる謎解きのバリエーションの増加。
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通常のファントムの他にも、炎で明かりを灯すことができる「フレイムファントム」、ワープができる「ワープファントム」、岩に変身してブロックなどを破壊できる「アイアンファントム」が存在し、終盤にはこれらのファントムの多彩な特殊能力を次々に使いこなす必要がある。
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「神の塔」のダンジョンは時間無制限、かつクリアした階はスルーできるようになった。
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前作の「海王の神殿」は同じ所を何度も行き来しなければならず、さらに制限時間まで存在していたことに不満が多かった。
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もちろん、クリアした後も何度でも入ることができる。
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回転アタックと弓矢の操作が簡略化されるとともに、リンクが注目した物の上に↓のマークが表示されるようになり、わかりやすくなった。
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回転アタックについては、前作では下画面の端で小さな円を2回描く(正確には下画面のフチに2度触れる)やや複雑な操作だったが、今作では進行方向にダブルタッチするだけでよくなった。
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前作と違い、汽車のパーツを購入以外の方法でも確実に入手できるようになった。
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イントロが印象的なフィールドBGMは評価が高い。
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汽車の走行音もBGMに合わせてリズムを刻んでおり軽快さを引き立てる。
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前作と違い、「ライクライク」に食べられない新たな盾を入手できるようになった。
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また、入手後は初期の盾といつでも取り替えられるようになる。ただし、取り替えるメリットは特に無い。
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先述の通り、今作は前作の約100年後が舞台ということで登場人物のほとんどが別人となっている。
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「リンク」は見た目こそ相違ないが前作や前々作と別人ということを配慮して声優が変更されている。
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前作まで登場していたゴンゾは「シロクニ」と名前が変更され、リンクの師匠にしてかつてハイラル国随一の剣士と呼ばれた人物というポジションで登場。
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もちろん今作初登場のキャラも健在。「キマロキ」や「ディーゴ」、「シャリン」様など。
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例外として「ニコ」は前作までのニコと同一人物である。ただし時の流れに応じて年老いてしまっている。
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前作の名脇役であったラインバックはその孫である「ラインバック3世」として依頼人および汽笛のパーツを付け替えてくれる人物として登場。さらになんと一部ボイス付きでしゃべるという破格の待遇っぷり。イヤッハーー!!
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ゼルダ姫が相棒であること。
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歴代『ゼルダの伝説』の中で相棒となったのは数多いがゼルダ姫自身に降りかかる災難とは言えリンクの相棒として務めるのは初。それまではさらわれ役、ストーリーの導き役であることが多く、リンクからは一線引いた立場であることが殆どだった。
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彼女の立場上責任感が強く「一国のお姫様」感はあるものの、『風のタクト』『夢幻の砂時計』のテトラの玄孫(5代目の孫)ということもあり活発な面も表れるどころか喜怒哀楽が激しくカワイイ。虫嫌いだったり復活する魔王の器にされると知ると全力で嫌がったり、テトラと違って女の子らしい一面も。
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彼女が乗り移っている時のファントムも何故かリンクの攻撃の当たり判定がある。やり過ぎると怒って私を怒らせるとどうなるか思い知らせてあげましょうか!と反撃される。
問題点
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DS後期にもかかわらず相変わらずボタン操作に対応していない。
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前作『夢幻の砂時計』でもっとも多かった不満点であり、今度こそはキーコンフィグで変更出来るだろうと期待したユーザーも多かった…のだが、残念ながら本作も前作同様のコンフィグ不可、タッチペン操作オンリー。ボタン操作はアイテムを構えるのと一時停止のみ。
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汽車によるフィールド移動が非常に煩わしい。
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本作最大の問題点。本作の目玉システムであり、プレイ中の長い時間を占める要素であるにもかかわらず、多くの問題がある。
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まず、運転方法が単純化されすぎており、基本的に駅での停車に操作を要する以外は常時ギアを「全速前進」に入れて放置でOKであり、「汽車を操る」楽しみは薄い。
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また、加速は非常に速く、すぐに最高速度に達するが、その最高速度が非常に遅い。「全速前進」でもまったく快適とは言い難いスピードであるため広いマップを移動するのに時間がかかる。移動速度を上げるアイテムや手段は無い。
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汽車なので、マップ上に元から線路が敷いてある部分しか移動できず、マップを自分で探索する楽しみもなくなってしまった。背景も単調で同じようなグラフィックの背景が延々続く場所ばかり。
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だからと言って移動中に放置していると、定期的に現れ襲い掛かってくる敵を撃退できない。ダメージを受けてライフが無くなると、最後に立ち寄った駅まで戻されてしまう。
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敵はタッチで撃てる砲弾で倒せるのだが、シューティングゲームとしては単純すぎ、難易度もあまり高くないため作業感が強い。
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マップ上には「ボンバー列車」という敵車両も登場する。リンクの汽車と同じく線路上を移動しており、衝突すると即ゲームオーバーになる。ゲーム後半には、こちらを追跡してくる強化型も出現する。
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何発か攻撃を当てると一時的に動きを止められるが、倒すことはできない。なお強化型は完全に無敵。
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いちおううまくボンバー列車を避けることができるルートを考えるというパズル要素はあるものの、なんとなく繰り返し挑めば偶然突破できてしまうというたぐいの妨害なので、ダンジョンの謎解きのようなクリアした際の達成感には乏しい。
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ただし最終ステージでのみ、線路上のアイテムを取ることによって、超スピードで移動してボンバー列車を正面から跳ね飛ばすことができるため、これまでの鬱憤を存分に晴らすことができる。
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中盤以降はマップ上をワープできるようになるが、指定の場所同士を繋ぐゲートが線路上にできるという形式なので、結局そこまで移動しなくてはならず、行き先も決められない上にゲートの数も少ないと制約が多い。
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ゲートは増やすこともできるが、そのためには乗客やアイテムを別の街まで運ぶサブクエストを達成する必要がある。この乗客は「急停車・発車をしない」「標識がある場所で警笛を鳴らす」「駅のチェックポイントから車両をはみ出させない」などを守らないと減点となり、失敗すると最後に停車した駅からやり直しになる。つまり面倒な移動を楽にするためにワープをできるようにしたいのに、そのためには通常よりさらに面倒な移動を強いられるという皮肉なシステムになってしまっている。
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アイテムも敵の攻撃を受けると量が減る上、中には時間経過で量が減少するアイテムもある。
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汽車のパーツ交換の意味が乏しい。
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やりこみ要素として、様々な「お宝」アイテムを集めると汽車のパーツと交換することができる。しかしパーツを変更しても、変わるのは見た目のグラフィックとライフの最大数、汽笛の音色だけであり、それ以外は一切変化が無い。
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また「お宝」の出現率はセーブデータによって異なるため、各ソフトで入手しやすいパーツ・しにくいパーツが出ることになる。通信交換・すれちがい交換でパーツを集めるのを推奨するシステムと思われるが、その環境がない場合は大変。
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マイクに息を吹きかける操作が頻繁にある。
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キーアイテムである「大地の笛」はプレイ中そこそこの頻度で使う必要があるが、マイクに息を吹きかけなければ操作できない。ボタン操作等による代用は不可能なので、電車内等、公共の場でプレイする際には躊躇われる。また、息が続かずに演奏ができないという事もある。
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笛の操作法は、息を吹きかけて音を出し、タッチで笛をスライドして音を選ぶ実際のハーモニカなどに近い方式である。息を吹きかける操作自体にもコツを掴む必要があるため、苦手な場合は曲の演奏で詰まって先に進めなくなることも。
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マイクに口を近づけると息を反応しやすくなるが、代わりに画面と目が近すぎてタッチ操作ができなくなるという問題がある。後半は音を1つ飛ばすテクニックが必要な演奏があるため、これまでのオカリナ演奏などに比べて難易度はかなり高い。
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これに関連して、ストーリー中必ず立ち寄ることになる占いのババ様の家で''マイク認識時にフリーズするバグがある。
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また、プロペラの使用も息を吹きかけるしかない。手に入るダンジョンのボス戦でも使うが、息に対して反応してくれず、ボスの攻撃を受ける事もある。
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ボタン操作に対応させるだけで極端に改善されていたはずなのだが…
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前作と違いハチを倒すことができず、ハチの巣を壊した場合は民家に逃げ込むか、一定時間逃げ続ける必要がある。
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スタート直後のハチの巣でいきなり死んだプレイヤーも多々いたとか…。
総評
シリーズの例に漏れずダンジョンの謎解きの面白さは健在で、ゼルダ姫の憑依したファントムを操作するなどアクションのバリエーションも多い。
2Dゼルダとしての本質部分は流石の任天堂、良質な出来栄えである。
しかし一方で、タッチペン操作やマイク操作といったクセのある操作を強いるシステムは前作から据え置き。
そして「極めて退屈で面倒な汽車によるフィールド移動」といった、作品を楽しもうとするとどうしても付いて回る数々の難点が、本作の完成度と評価を下げてしまっている。
これらが仇となって素直に良作と断言できない、何とも惜しい作品である。
余談
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最終決戦前のゼルダとの会話の3択の選択肢により、EDラストのムービーがほんの少しだけ変化する。
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今作は『夢幻の砂時計』以上に値崩れが激しく、2010年の時点で1,000円を切ることもザラにあった。
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リンクの先輩機関士がシロクニ、謎の男がディーゴ、大臣がキマロキ、神の塔の主がシャリン様と本作のメイン登場人物の名前は鉄道に由来するものが多い。
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ファミ通で連載されていた大島永遠によるゲーム漫画『四姉妹エンカウント』の単行本1巻の表紙には本作のパッケージが映っている。