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ドラゴンボールZII 激神フリーザ!! - (2023/05/28 (日) 00:50:37) の編集履歴(バックアップ)


ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!

【どらごんぼーるぜっとつー げきしんふりーざ】

ジャンル RPG
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 バンダイ
開発元 トーセ
発売日 1991年8月10日
定価 8,200円
判定 なし
ポイント 前作通りのカードバトルゲーム
BGM少なすぎ
ナメック星編の完結を待たずにゲーム化
ドラゴンボールシリーズ


概要

人気TVアニメ『ドラゴンボールZ』のゲーム化第2弾で、原作のナメック星編を元にしている。
システムは前作『強襲!サイヤ人』に準じており、カードを用いた戦闘を行う。

プロローグ

地球に襲来した戦闘民族、サイヤ人のベジータ・ナッパを辛くも撃破したZ戦士達。
しかしその犠牲は大きかった。
悟空は重傷を負いピッコロは死亡、同一の存在である地球の神とドラゴンボールが消滅してしまったのだ。
残るZ戦士たちはサイヤ人が漏らした「ナメック星」のドラゴンボールに一抹の望みを賭け、宇宙へと旅立つ。
その先に最大の恐怖が待ち受けているとも知らずに…。


特徴

  • 原作とは違い、サイヤ人戦による戦死者はピッコロ(と地球の神)のみとなっている。ヤムチャ・天津飯・チャオズは生存しており、孫悟飯・クリリンと共に初期パーティに加わっている。
  • 本作ではHPが0になっても「死亡」にはならず、戦闘不能となる。但し戦闘に復帰させる為にはHPを最大まで回復させないといけない。また、最初から一部の章以外は全員一丸で動く。
    • これらは前作の厳しさ(各自単独行動で蘇生手段がイベントのみ)を考慮しての調整だと思われる。
  • 移動方法に「徒歩」と「飛行」が選べるようになった(ナメック星のみ)。
    • 徒歩はカードの出目通りにしか動けない上に障害物を通り越せないが敵遭遇率が低く、飛行は出目+4マス移動できる上に障害物(岩山以外)を飛び越せるが敵遭遇率がかなり高まる。
  • 大魔王復活』と同じく、移動が終わった後にイベントカードを選択する「運命の選択」が追加。出たカードによってエンカウントやお助け効果が起きるようになった。ただしマップ上の回復所等も一部を除き無くなってしまっている。
    • ベジータや、フリーザ軍の中ボスもマップ上のキャラとして登場し、パーティと互い違いにカードを引きながら移動を行う。
      • ドラゴンボールを探していたりこちらを追撃したりと行動理由は様々、こちらの行動しだいではドラゴンボールを奪われたりゲームオーバーになったりする。
      • 「悟飯じいちゃんカード」で動きを止められたり、「ウーロンカード」で手持ちのバトルカードを交換したりとボードゲームの様なやり取りが展開される。これは今作のみの特徴である。

評価点

  • 本作では流派を合わせると複合攻撃(敵1体にエネルギー波+追撃)か複数攻撃(敵全員に攻撃)を選べるようになった。
    • またクリリンの「拡散エネルギー波」は全体攻撃、ヤムチャの「繰気弾」は100%命中と、技に特徴付けが成された。
    • また、サイヤ人の「瀕死状態から立ち直る毎に強くなる特性」も再現、HPが1ケタになった際に全回復させると2レベル上昇する。
  • 何度使っても無くならない特別カードとして「ブルマ(回復量小)」「デンデ(回復量大)」が参戦してくれ、非常に便利。
    • 戦闘不能中の仲間はある程度自動回復されるために復帰がしやすい、イベントで仙豆が6個もらえる等ある程度の救済手段もある。
    • しかし章によって離脱してしまうので注意。
  • ギニュー特戦隊のファイティングポーズや、ポルンガの登場シーンなどのイベントグラフィックは、前作同様ファミコンソフトとしてはレベルが高い。
  • 必殺技にキャラのカットインが入るようになった。ザコキャラ1体1体にまで設定されている。
    • その代わりというか、前作と違ってピンチになっても顔グラフィックは変化しなくなった(代わりに顔ウインドウの上に「ピンチ!」の文字が表示される)。
  • 敵キャラとの争奪戦やマップ中での目的がハッキリしておりメリハリがある。
    • 前作では淡々とレベル上げ→ボスを倒すといった展開が大半でしかも二人が別行動になっていることが多く、移動に気を配らねばならずストレスとなっていた。
      • 今作では全員一丸行動で最初のMAPが一本道、ナメック星編では大半が敵キャラとのボール争奪、奪還戦となるためにマップ上の行動にメリハリがつきやすく、スピーディーに進行する。
    • 「運命の選択」の各キャラの言動もそのキャラの性格を捉えていて面白い。
      • フリーザ「おお なんとおろかな!ザーボンさんは1回休みになってしまいました」
        ベジータ「フン、俺は1回休みだ!貴様ら早くしやがれ!!このノロマ共め!!」
  • 原作ではデンデの導きで最長老に会う頃までボール争奪戦に関わらず、幹部もベジータが全て倒していたがシナリオが改変されており、Z戦士が直接関われるようになった。
    • ナメック星到着後の3ステージはフリーザ軍、ベジータとのボール争奪戦で先に村へたどり着けばボールを入手することが可能。
      • 先にたどり着かれた場合はナメック星の若者が奮戦するも村を滅ぼされ、ボールも奪われてしまう。奪われたボールはベジータのボールは合流時に、フリーザ軍の場合はのちのシナリオで奪取可能(後述)。
      • 基本的にフリーザ軍の幹部をやり過ごしながら目的地へたどり着くのが基本ではあるがレベル上げや引き継ぎ次第ではあえて幹部に戦いを挑んで倒しておくという展開も可能。
    • ベジータが倒していた幹部も、パーティ全員が最長老にパワーアップさせてもらい、ベジータと合流した上で戦えるので難易度面でも安心。
      • ベジータはこちらから操作できないがこの時点ではかなりの強さでありプレイヤーが選ぶ5人とは別に攻撃してくれるので頼もしい。『ドラクエ』のNPCの様に、彼以外が全滅するとゲームオーバーになるが。
    • フリーザ軍幹部と戦うシナリオでは宇宙船に潜入できる。メディカルマシーンで仲間を1人ずつ全回復できるほか、これまでの行動で幹部が奪っていったボールが原作同様ここに置かれている。
      • ただし1マップ進むごとにフリーザに遭遇する危険性がありかなり緊張感がある(この時点ではたとえ1ターンでも全員攻撃されれば全滅もありうる)。
    • ギニュー特戦隊に関しても選択肢があり難易度を選べるようになっている。
      • ボールを渡さなかった場合はギニューを含めた全員と戦う。1ターンごとに悟空の移動と特戦隊との戦いを繰り返す。悟空がZ戦士と合流するまで生き残れるかか勝負になっている。仮に勝利できたとしてもほとんどのメンバーが戦闘不能にされることが多く、ボロボロになるのは必至だが、難易度は今作でもトップクラスの戦いで、ある意味燃える展開でもある。
      • ボールを渡した場合は悟空が到着してからなぜか宇宙船に向かわずバラバラに行動している特戦隊を1人ずつ倒していく展開になる。特戦隊を探す手間がかかるがこちらのほうが安全。
  • 前作同様、本作にもアニメオリジナルキャラが出演するミニイベントがあり、シナリオに花を添える。
    • キュイに故郷を滅ぼされた「謎の宇宙船の子供達」が登場、情報をくれる。
    • 偽のナメック星も登場する。ただしイベントの内容はアニメとは異なっており、共通点は偽ナメック人の外見のみ。
    • 悟空が、父のバーダックに滅ぼされたカナッサ星を解放するというイベントがある。ここでは悟空が星人から父に付いて聞かされたり、ラディッツに付いても触れられていたりと、味わいのある展開が待っている。
      • アニメではカナッサ星人は既に滅ぼされているのだが、気にしてはいけない。
    • 前作の「半人前サイヤ人」に続き、本作にもアニメオリジナルの敵兵士である「ラーズベリ」と同じ姿のザコキャラが登場する。
      • しかし何故か登場するのは色違いのみであり、ラーズベリ本人は登場しない。
  • 前作にもあった天下一武道会モードがパワーアップ。
    • 8人トーナメントモードに加え、4人バトルロイヤルモードが追加された*1
    • 前作ではいちいちパスワードを取って入力しなければならなかったが、今作ではセーブデータから直接Z戦士のデータを読み込めるようになった。
      • 出場してくる相手は参加キャラのレベルに応じて決まる。前作のようにレベルの低いうちからラスボスが出場してきて手も足も出ないというようなことがなくなった。
    • 前作のZ戦士のパスワード7人分を本作の8人トーナメントモードで入力すると、通常よりも強い状態でストーリーモードを始める事ができる「コンティニューZ」が可能。
      • ちなみに今作のスタート時のレベルは11で、これよりも高いレベルのパスワードが必要になる。クリア時に教えてくれるパスワードなら確実に超えているだろう(クリア時にキャラが死亡していると教えてくれない)。

問題点

  • BGMが非常に少ない
    • ストーリーモードの戦闘時のBGMは1種類だけで、ザコもボスも同じ曲。
      • 一応、天下一武道会と分身修行時は別の戦闘BGMになる。
      • 前作は界王戦と天下一武道会も含めれば6種類だった。
    • マップのBGMもたった3曲しかない。前作は5曲もあった。
    • 更にはイベントの会話では無音状態が続くことがザラにあり、イベントでBGMが流れるのはポルンガが出たたった数秒だけ。
  • 上記の通り死亡ではなく戦闘不能になったために戦闘復帰が容易だがそれでも厳しい。
    • 今作は確実な回復手段が極端に少なく、常に使用可能な回復カードの効果も1ターンに1度しか使用できず弱いのでボス戦などで戦闘不能になるとやはり戦力差が開いてしまう。
  • 前作と比べ、レベル上げがしづらい。
    • 前作と同じく、今作もやはり敵を倒したり修行マスやイベントで適切にレベルとBPを上げていくのが推奨されるゲームバランスなのだが、今作は特にゲーム前半で行動制限されるマップが多く、前作の様に腰を据えて地道にレベル上げをするという行動がしづらい。特にメインパーティの悟飯チーム。
      • 最初のナメック星への旅は前作の「蛇の道」マップと似て一本道で後戻りする事が出来無いので、あまり飛ばして少ないターンでクリアしようとすると明らかにレベルが足りなくなる。
        前作の蛇の道の様なかけたターン数による有利不利展開は無いが、ゴールしたら次の章に進んでしまう為、ゴールまでに適正レベルに辿り着けるかは結構運が絡む。
      • ナメック星のパートは3章に渡って、フリーザ一味・ベジータ・悟飯チームの三つ巴でドラゴンボールを求めてナメック星人の村へと向かうストーリー。3派の誰かが村についた時点で章が終了する。
        フリーザ一味とベジータはこちらのレベル上げなど当然お構いなしに村へ最短距離で向かう為、悟飯チームは村に向かいつつ敵を倒してBPを稼がなければならない。いわゆる「歩き稼ぎ」しか出来ない。
      • 実はこのパートは敵に先に村に着かれてもペナルティは特に無い。なので、ナメック星人をガン無視してレベル上げにいそしむ事も可能ではある。それでも誰かが村に着いた時点で章が終了する為いつまでもレベル上げは出来ないし、フリーザ一味とベジータが村に着くと、原作通りその村は皆殺しにされてしまう為後味が悪い。
  • 「元気玉」や「超元気玉」は「強力だが溜めに時間がかかる」という原作要素が活かせていない。
  • すべての必殺技がかわされても高確率で追尾して当たる仕様なため「元気玉」「繰気弾」といった元々追尾する要素がある技はその個性を失っている。
  • 全体的にゲームバランスが悪い。
    • 雑魚戦が序盤でも回復手段の少なさもあって結構梃子摺る上、ナメック星の3マップ目にいきなり敵の強さが上昇する。それまで1500前後だった雑魚の戦闘力が3000前後になる。
      • わざと進みを遅くしてレベル上げしていてもかなり苦戦し、しかもこの後クリリンが単独行動で進むシーンがあるので下手をすると詰む危険性も…*2
    • なお遭遇する雑魚敵の更新は最長老に全員パワーアップしてもらった時点で頭打ちとなる。戦闘力1万にも満たない敵ばかりで、後半からは明らかに相手にするのも鬱陶しくなってくる。
    • 悟空のレベルがイベント消化に伴ってチート級にガンガン上がってしまう(重力100倍修業を繰返せばMAXレベルもラクラク)ため、参入後の難易度がかなり低くなってしまう。
    • 悟空加入後は「超元気玉」1発で全ての敵が地平線の彼方まで吹っ飛ぶ。流石にフリーザ(最終変身)はこちらの星の数(攻撃基準値)が最大でフリーザ側の漢字の数(防御基準値)が低いか、お助けカードの界王様やじいちゃんの重ね掛け*3をしないと倒しそこねるが…。
      • 裏を返せばこれらのカードを複合させればラスボスである最終形態フリーザさえイチコロということ。ポルンガカードならそれだけの効果を一気に得られる(フリーザの防御力はプーアルカードでこちらの漢字の小さいのと交換させることで可能)ので条件を整えるのは難しくない。これではゲーム及び当時の原作のラスボスの威厳もクソもない。
    • 一応、悟空の圧倒的強さは原作再現とも言えなくも無く、加入後はギニュー特戦隊とラスボス戦ぐらいしか重要な戦闘が無いので、活躍度で見ればバランスが取れてるとも言えなくもない。
    • 前作で弱キャラ扱いだったクリリン、ヤムチャは本作では強化されており、特にクリリンは「かくさんエネルギーは」が全体攻撃となり非常に役に立つ。おまけに原作通り「たいようけん」まで習得しており万能。TAS動画やRTAでも活躍している場面をよく見かけるだろう。ヤムチャはそれと比べると地味ではあるが今作では「そうきだん」の必中効果はそのままに威力が底上げされた。コストパフォーマンスも高い。
      • しかし、前作で強キャラだった悟飯、天津飯、餃子は大きく弱体化されたため、結局キャラ間の格差が出来てしまっている。もっとも、最終的なBPは僅かながら悟飯、天津飯がクリリン、ヤムチャを上回っているので、完全下位というわけではないが*4
    • ピッコロは最終的な能力値はZ戦士中2~3番目の実力*5となるがイベントでの扱いが非常に悪くほとんど活躍できない。
      • 原作ではZ戦士と合流後はフリーザ第2形態と互角以上の戦いが出来ていたはずだが、今作ではネイルと同化してもBPは第1形態にも敵わないほどの値であり、合流してもそのままでは全く役に立たない。更に原作と違いギニュー特戦隊戦でゴクウが負傷せずフリーザ戦では常にゴクウがいることになる。ゴクウと比べてピッコロは必殺技の威力で大きく劣ることになるため、結局他のZ戦士に毛が生えた程度の活躍しかできない。
  • 前作同様、BPはあまり参考にならない。
    • 偽ナメック星でも戦う事になるクランボは防御力がかなり高く設定されており、同レベル帯の敵であるロベリー、モンレーと比べてBPは低いものの異様に打たれ強い。
    • 特にキュイはBPこそ19000だが、攻撃・防御共に全キャラ中トップレベルの補正がかかっており、原作のような雑魚だと思ってなめてかかると痛い目を見る。
    • フリーザ第2形態以降のBPは数値化されていないが、内部的にはBP999999の扱いである。
  • 敵を倒す事がお助けカードの効率的な獲得方法なのだが、こちらが強くなりすぎると、敵が逃げ出す確率が跳ね上がる。
    • そのため、フリーザ戦の前にお助けカードを使いすぎると補充に苦労する事に。
  • 運命の選択の理不尽さ
    • 敵の運命の選択は大抵が妨害を引き当てる、カードを最弱化したり一回休みにしたりお助けカードを奪い取る等かなり嫌らしい方法で妨害してくる。
      • ボール争奪戦(3幹部+フリーザ)や特戦隊各個撃破ルート(特戦隊5人)ではこの酷さが顕著となる。
    • 運命の選択での「スカウター」の仕様もやや不親切。
      • 使用すると敵とエンカウントするフリーザカードの場所がわかるようになるが、あくまで対象がフリーザカードのみなのでエンカウントを回避して別のカードを選んだら一回休みで足止めを喰らう、貴重なお助けカードを奪われる等、結果として思わぬ被害を被る事もある。
  • ザーボン戦にていくつか問題点がある
    • まず第一に第一形態戦ではザーボンが強化されることが示唆されなぜか雑魚敵のBPを落とさず進行する。
    • 第二形態では必ず必カードが出るようになり、それ以外のカードを出さない上にほとんど防御がZ~7と固いものばかりしか出さないためかなりの鬼畜となっている。
  • ゲームオリジナルのイベントやシナリオアレンジがあまり無く、寄り道要素も少ない。どの章も目的地を目指すか、ボスを倒すかだけで、前作より作業感が増している。
    • 特に最終面は、「追ってくるフリーザから逃げながら重力装置でレベル上げをするだけ」の面と化している。
      • なお、ストーリー展開上フリーザ(変身前)とは一度撤退しなければならず、撤退するまで延々と戦い続ける羽目になる。上記の関係上1撃で倒せる状況でも、圧倒的なフリーザの戦闘力に恐怖するZ戦士達…。
    • 原作と違って生存しているヤムチャ達3人は、なぜか台詞が一切無く、原作同様悟飯とクリリンばかりが喋っている。
    • ファミコンの「Z」三部作では唯一、劇場版の敵キャラクターが登場するサイドストーリーを挟まず全編にわたって原作に沿ったストーリーが展開されている。
  • 悟空の修行編では「しばしの休息から立ち直った」とメッセージがあるのにどういうわけか修行で受けたダメージが回復していない
  • 戦闘時の攻撃アクションが冗長になった。
    • 必殺技の演出がアニメーションではなく、パノラマ写真の様な1枚絵をスクロールさせるだけとなった。
  • ベジータが仲間になる前に中ボスのキュイ・ドドリア・ザーボンを倒し、なおかつベジータにドラゴンボールを奪われると、ゲームが進行しなくなるバグが発生する。
  • 当時原作もアニメもナメック星編が完結していなかった為、本ソフトはフリーザに超元気玉を浴びせたところで終っている(原作の不意打ち元気玉に当たる)。
    • そのため、超サイヤ人の孫悟空はエンディングの1枚絵のみの登場となり、彼を操作できるのは次回作に持ち越しとなる。

総評

前作『強襲!サイヤ人』からシステムが改善され、遊びやすくなった。
一方で新たな課題点も生み出してしまっており、まだまだ発展途上といったところ。


余談

  • 宇宙空間で発生する不思議な光景の数々
    • 敵と遭遇したときは戦うためにいちいち小惑星に移動して戦うという突っ込みどころ満載の行動を取る。そんなことやってないで逃げろよ!!とかその星はちゃんと空気とかあるの?等疑問が尽きない。
      • レベルが高くなると戦闘開始前に敵が恐れをなして逃げていくことがあるが、宇宙空間では必ず小惑星に降りるシーンを挟んでしまう。ゲーム開始から1レベル上げるだけでも敵に逃げられる可能性があるので、わざわざ宇宙船を着陸させて対面した相手が何もせずに慌てて去っていく光景にたびたび出くわすことになる。Z戦士もそうだか戦場となる可能性もあった惑星の住人も唖然とするだろう
      • なお、ゲームシステム上、地球から1マス離れた所への移動でも遭遇するので地球の近辺にもフリーザの配下が彷徨いているという下手をすればかなりヤバイ状況である*6
    • 運命の選択時(宇宙のみ)にベジータカードを引くと小惑星や太陽が突っ込んでくる。そして進路を変え損なって宇宙船と激突しても僅かなダメージ(戦闘での敵の攻撃程度)で済んだり、必殺技で粉々に破壊したりというシュールな展開も起こる。
      • まあ、ドラゴンボールの世界ではあっても可笑しくはないが…*7
    • 前述のナメック星人の若者はお助けカードとしても扱われており、使用した戦闘のみ助っ人としてきてくれるのだが…例え偽ナメック星や惑星カナッサ、戦闘のために一時着陸した小惑星であってもわざわざナメック星から助っ人に来てくれる
      • 因みにこの若者のレベルは、なぜかヤムチャのレベルと連動しているのだが、最高レベルでもBPは3万7千にしかならない。4万2千のネイルを超えないようにという配慮だろう。
  • 前作同様、週刊少年ジャンプから攻略本が発売された。今回のQ&Aコーナーにおける各キャラの口調は、きちんと原作通りになっている。
    • 「飛び去って行くベジータの宇宙ポッドを見上げるZ戦士達」というイメージイラストも載っている。本ソフトの内容に合わせている為ピッコロだけが死亡している絵だが、悟飯が全裸で泣いていたり、天津飯が左腕を押さえていたり*8と芸が細かい。
      • イメージイラストは各章毎に載っており原作では死亡していたメンバーがフリーザ軍と戦うシーンもある。
      • 他にも「あのころのワシら」というギニュー特戦隊が彼らの少年時代を語ったページもある。
  • 非公式ではあるが、天下一武道会モードにおいて惑星戦士やNPCキャラのパスワードが存在する。
    • カリン様やミスターポポといった非戦闘員を登録する事が出来るバグパスワードもあるが、バグなので能力値等もでたらめ*9で大抵戦闘中にフリーズする。
  • 本作オリジナルのザコ敵のうち、アプールの色違い2種とラーズベリ型の3種は『ドラゴンボール ゼノバース』にも出演した。名前、カラーリングとも本作と同じである。
  • 本作に登場する雑魚敵のうち「ゴンマー」だけは何故かエンディングクレジットに表示されない。