*クイックス 【くいっくす】 |ジャンル|アクションパズル|~| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|水口エンジニアリング|~| |発売日|1990年4月13日|~| |定価|2,985円|~| |配信|3DSバーチャルコンソール:2011年6月15日より配信/400円|~| //開発の件ですが、本当にタイトーが関わったかどうか分かりません。 **概要 -タイトーからアーケードとして発売され、海外で人気を博したクイックスのGB版。 -マーカー(自機)によって線を引くことでエリアを広げていく所謂「陣取りゲーム」。 **特徴 -システムはアーケード版と同じ。線状の敵であるクイックスから回避しながらフィールドを線引きし75%以上獲得するとクリア。ステージを進めていく。 --マーカーには高速と低速モードがあり、低速で線引きをするとよりスコアが増えるシステム。 -題名にもなっているクイックスは今作における敵。線が何本も集まったような姿をしており、フィールド上を徘徊している。 --今作は線引きの途中にクイックスに触れられるとアウト。また、スパークという敵もおりマーカーと衝突するとアウトとなる。 -発売元が任天堂のため、ゲストキャラとしてマリオやピーチ姫が登場する。ゲームオーバー時のスコアに応じて様々な姿が見られる。 -対戦モードもあり、こちらはより多くのエリアを獲得したプレイヤーの勝利となる。 **長所 -クイックス自体がシンプルなゲームではあるが、必要な要素を充分に備えており携帯機ながらも一通り楽しめる。 --囲い作戦や、低速から高速への切り替えも可能。 -携帯機のために何より手軽に遊べるのも魅力。 **短所 -クイックスの動きがかなりシビア。元々のアーケード版も高難易度と言われているが、今作のクイックスも動きが固く急に突進される事も多い。そのため緊急回避や一気にエリアを獲得するといったスリルに若干欠ける。 -シンプルさ故に非常にボリュームや変化に乏しく単調になる事も。先述の難しさも相まっており5面クリアできるか否かというライン。 --内容自体の出来は良いのだが、発売当時の価格を考慮するとやはり割高でボリューム不足を感じる。 -音源が酷い。BGMは面のプレイ中には流れないのが救いか。 **総評 クイックスのシンプルさ、GBというハードの性能の中で若干コンパクトになりすぎてしまったが、そのサイズの中でも最大限にクイックスが表現されており再現度も高くパズルゲームとしても申し分ない出来である。まだGBやGBA(初代/SP)を所持している方には是非試して頂きたく思う。 **余談 -現在はJavaプログラムで組まれたブラウザゲームが普及している。 --ブロック崩し同様、個人サイトなどのHPにてこのJava版ゲームを見かける事もしばしばある。 -後に『ヴォルフィード』と呼ばれる続編が登場する。基本のシステムは同じだがアイテムやステージ毎のボス等、様々な追加システムがなされている。