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りき伝説 - (2015/12/23 (水) 07:40:11) のソース

*りき伝説
【りきでんせつ】
|ジャンル|アクション|&image(http://www.4gamer.net/games/196/G019641/20121207013/SS/030.jpg,height=160)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|メディア|ダウンロード専売ソフト|~|
|発売元|アークシステムワークス|~|
|開発元|エイビット新潟|~|
|発売日|2012年12月12日|~|
|定価|800円|~|
|レーティング|CERO:B(12才以上対象)|~|
|判定|なし|~|
|>|>|CENTER:''[[くにおくんシリーズリンク>くにおくんシリーズ]]''|

**概要
くにおくんシリーズのサブ主人公、鮫島力こと「りき」を主人公にした初のゲーム。~
従来までの作品で「りき」は脇役や2Pキャラクターに該当していたが、彼が独立して主人公になるのは初めて。~
時系列としては『[[熱血硬派くにおくん]]』より前。りきがくにおと出会う前の物語である。~

**ストーリー
暴力事件に巻き込まれサッカーを続ける事ができなくなり、うだつの上がらない日々をすごしていた「りき」。~
ふとした切欠で花園学園の番長を名乗る「さかた」と喧嘩になり、曲がった事を嫌う彼の性格から、新しい番長になって花園を纏め上げる事になる。~
花園学園の「正義の番長」として、東京全域に名が知れて行くりき。~
その頃、暴走族「武赦紋漸」で幅を利かせるようになっていった。~
不穏な空気が花園を中心に漂い始めていった……

**システム
-基本システムは『[[熱血硬派くにおくん すぺしゃる>熱血硬派くにおくん#id_60002c3b]]』から継承されている。
-Aボタンでパンチ、Bボタンでキック。AとB同時押しでジャンプ。方向キー2回入力でダッシュ。
--武器の近くでAボタンでアイテムを拾う事ができる。所持しているアイテムはBボタンで投げる。
--各攻撃はそれぞれ異なったステータスに応じて威力が変化する。
--至近距離で敵が攻撃してきたとき、AボタンまたはBボタンを押すとガードすることができる。
---必殺技の「まっはぱんち」または「まっはきっく」が使える状態だとガードできない。
-敵を倒すとその場に金を落とす。接触する事で回収可能。他にも換金アイテムの不良グッズを手に入れることもできる。
--いろいろな店に行く事でアイテムを入手できるほか、食事をすることもできる。食事をすると体力、精神力以外にも、ステータスが上昇する。
---上昇するステータスは特に説明されない。

**前作からの変更点
-キーコンフィグが可能になった。
-必殺技の使い勝手が全体的に向上。
--前作の「きゅうこうかパンチ(キック)」はダウン効果がなかったため、当たった所で反撃確定という欠陥技だったが、しっかりとダウンが取れるようになった為、使い勝手が向上した。
--必殺技のコマンドがメニュー内で確認できるようになった。
-アイテムを別のフロアに持っていくことが出来るようになった。
--これにより、「まっはたたき」や棒を必要とする「ぼうじゅつすぺしゃる」の使い勝手が向上した。
-2週目で敵が強くなるようになった。
-クエストがなくなった。
-パラメーターのバランスの調整
--前作では買い物によるパラメーターの上昇は「[[ダウンタウン熱血物語]]」に準拠していたが、バランスが見直され、高価なアイテム(食事)でなければパラメーターが上昇しなくなっている。
---その為、パラメーターの上昇はレベルアップによる部分が大きくなった。
-秘密の店の数が増量、各地の怪しい所に入る事で隠しアイテムや強力な必殺技が買える。
-敵が現れた際のメッセージが復活。「○○の せいとだ!」

**評価点
-今まで不明瞭だったりきへの評価や、りきの過去を掘り下げている。
-操作性良好。特に不満はなく、FCのくにおくん同様、ガシガシとボタンを押しているだけで先へ進める。
--Rボタンで拡大/縮小、Lボタンで視点角度を切り替える事ができるのも相まって、特に画面が見難いと言う事も無い。
-難易度も程よい。簡単すぎず難しすぎず、適度にやりごたえを感じる良好なバランスとなっている。
-前作のBGMは基本的に過去作のアレンジだったが、本作では新たなBGMが追加されており、完成度も高い。

**難点
-若干ボリュームが少ない。
--ダウンロード専用ソフトであり、低価格なのである意味いたし方が無いとも言える。
-敵の起き上がりが無敵で、ダウン中の相手に一部追撃を仕掛けると確実に反撃される。
--幸い「死に技」になっている技はないが。

**総評
決して悪い出来ではないのだが、名作とも言えない。良くも悪くも、昔から大した進化をしていないゲームである。そのため、人によっては懐かしく、人によっては古臭い。~
全体的な感想を無視してファンにだけ焦点を当てると、前作の『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』と比較した場合、前作が「価格の割りにボリュームが少ない」といわれていたのに対し、本作は「価格相応」という評価が多い。~

前作同様、FC時代のくにおくんの持っていた爽快感はそのまま継承しているので、FCくにおくんシリーズが好きだったプレイヤーにはオススメできる一作である。

**余談
-りきは本作のプロローグでサッカー部を退部になっているが、FC『熱血ホッケー部』ではアメフト部に所属している。