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SDガンダム GNEXT - (2014/05/11 (日) 23:57:03) のソース

*SDガンダム GNEXT
【えすでぃーがんだむ じーねくすと】
|ジャンル|ウォー・シミュレーションゲーム|CENTER:&amazon(B000068GY6)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2708&file=575898_15669_front.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2708&file=575898_15669_back.jpg]]|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|バンダイ|~|
|開発元|日本アートメディア&br()ヴァンガード|~|
|発売日|1995年12月22日|~|
|定価|8,980円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|バカすぎるCPU&brこいつら…動かないぞ!&br戦艦差別ここに極まり|~|
|>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
ガシャポン戦士シリーズの流れを受け継いだゲームシリーズ第3弾。~
ユニット大量追加、さらに広大、多様になったマップ、シナリオモード導入、最大4勢力に分かれての戦闘etcと説明だけ見るとシリーズ集大成の神ゲーに見える。~
しかし、その実態は''欠点塗れの苛々ゲー''であった。

**問題点
-''非常に低レベルなCPU''。
--初期配置から''ほとんど動かない''。動いても勢力を猿団子のごとく''球状に密集する作業をひたすら繰り返す''。
--前作と違い、''コロニーレーザーに狙われてもまったく動かない(ボス含む)''。
--戦艦は''艦載機の出し入れを繰り返す''という無意味な行動にひたすら終始する。
---さらに艦載機を搭載しつつ特攻をかけるという''自殺行為まで頻繁にやらかす''(当然中身は行動済なので次ターンまで再出撃不能)。
--本作は一定の資金を投入することでTEC(技術)レベルを上げることができる。しかし、COMは自らの手でレベルを上げることを一切しないため、初期設定時のレベルより上がることがなく、長期戦になればなるほどプレイヤーが有利になってしまう。
--高額ユニット(主に戦艦)をひたすら生産し続け、''常に金欠になる''。
--同盟を組んでも''即座に裏切る''。
--廃コロニー、小惑星などのオブジェクトを一切動かさない(これにより破綻する逆シャアシナリオと0083シナリオetc)。
--宇宙(または地上)の生産拠点で、移動適性が無く''出撃不可能なユニットを作って拠点を潰す''((一応戦術の一つとして存在する手法ではあるが、CPUは無造作にやらかすので困りもの。GXはおろか浪費癖のあるXでも流石に適正の無い機体は生産可能でも生産しない。))。
--戦闘でも「拘束系の武器に自ら突っ込む」「脱出してもまた突っ込む」''「敵を救出する」''など滅茶苦茶。

-厳しすぎるユニット制限(MS/MA:60、戦艦:20、計80)。マップは広大なのに動けるユニットは少ない。

-生産系統
--存在意義の分からない「MS生産リストのパスワード」と無意味に細分化しすぎな生産レベル。
---特定のパスワードを入力すれば裏技が実行できるというのが唯一の使い道なのだが、その裏技の存在は攻略本を含めても、仄めかされてすらいない。

-サテラビューからデータを受信しないと、ウイングガンダム以外の『ガンダムW』のMSは一切ゲーム中には登場しない。
--後にこのデータが入ったメモリーパックが別売されたが、Sガンダムなど一部のMSが差し替えられている。
---このメモリーパック、とりたてて人気があるわけでもないソフトの追加アイテムであるせいか出回りが良くなかった。
--サテラビューではゲーム雑誌の企画と連動したオリジナルMSも追加された((ただし、全部"ザクのマイナーチェンジ"だが。))が、『ファミ通』からは当時の編集長である浜村弘一が「浜村通信」という名前で参戦([[参照>http://mslexicon.sakura.ne.jp/wiki/wiki.cgi?page=%C9%CD%C2%BC%C4%CC%BF%AE]])。
---『ファミマガ』のオリジナルMSは読者公募作だったというのに『ファミ通』は…。
--因みに本作のガンダムエピオンは''変形できない''。

-何故か艦載数が''2機''に減ったサラミス。運用しづらい以前に設定無視。

-''戦艦が弱すぎる。''レベルを最大にまで上げた高価格ユニットでもなければ''1回の戦闘にも耐えられない''ことが多い。
--この方がリアルでいいという擁護意見もあるが、''戦艦の9割が1回の戦闘すら切り抜けられない''ようなリアルがあってたまるか。
---そもそもゲームに支障をきたすようなリアリティは必要ない。
--キャンペーンモードではMSの数はおろか性能差も大きいため、敵の高性能機は''「戦艦に戻ったところを落とす」''という戦い方が基本となる。

-いらなすぎる3D戦闘&主観戦闘。これが戦艦虐殺ゲーに拍車をかける。
--前作でも割と微妙だった対艦戦だが、さらに劣化している。

-セーブデータが1つしかない。前作では2つあったのに。

-前作まで豊富だった戦闘曲は削られまくって地上、月面、宇宙の''たったの3曲''。
--その代わりか、フェーズテーマが前作までの5曲からチーム分の13曲まで大幅に増加。良曲多し。

**評価点
-様々な追加要素により、前作より更に大きくボリュームアップ。

-グラフィックがかなり綺麗になった。

**総評
様々な要素が追加されたりと基本的にはかなり進化しているし、そこは評価できる。~
しかし、粗が多く、しかもその悉くがプレイヤーのストレスに繋がる。何よりもポンコツすぎるCPUはフォローのしようがなく「これさえ無ければ」と惜しむ声が多い。CPUの劣悪さが全てを台無しにしたといっても過言ではない。~
一応対人戦ならそこそこ遊べるという評価もあるが、不便な部分から目を逸らす事ができなければ楽しめないので少々キツイ。

**その他
-こんな出来だった為、前作『GX』がシリーズ最高傑作と呼ばれる。
--後にさらに要素を追加した続編『[[SDガンダム G-CENTURY]]』がPSで発売されたが、その出来は…。

-グレーな話題になるが、本作の出来に納得できなかった者たちによって一時期ネット上で改造計画がいくつか立ち上がり、実際に改造データが出回っていたこともあった。
-現在も思考ルーチンやグラフィックの改善という形で継続されている(2013年4月現在)

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