**SIMPLE1500シリーズ Vol.101 THE 銭湯 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむ101 ざ せんとう】 |ジャンル|経営&恋愛シミュレーション|&amazon(B000068QF3)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|マックスエンターテイメント|~| |発売日|2003年1月30日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |ポイント|何故全年齢で出した、何故|~| |備考|ゲームアーカイブス:2010年8月25日より配信/300円|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLEシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/220.html]]''| *概要 D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE1500シリーズ』の1作。~ 若干タイトルから分かりにくいが、銭湯を経営するシミュレーションゲームである。~ 4月から翌年の3月までの1年間で、つぶれかけの風呂屋に立派な姿を取り戻させることが目標となる。~ プレイの仕方によっては女性の常連客と恋愛関係になることもできる。~ キャラクターデザインは、ベテラン漫画家の佐藤元氏が担当している。 *特徴 -経営は「『月ごとのコマンド』→『週ごとのコマンド×4週間』」の繰り返しによって行われる。 --月ごとに立てる計画では、銭湯の設備を購入して設置できる。設備は集客率のほか、パラメーターの増減率や常連客の招致にも影響する。他には銭湯の増築や資金の借り入れを行うことができるが、月末にそれぞれ地代と利息を取られ続けるのでやりすぎは禁物。 ---自分が設計した銭湯の内装を、2Dグラフィックで確認することもできる。 --週ごとに立てる予定では、7日間にそれぞれ1つのコマンドを割り振って行動を行う。「清掃」「釜焚」「宣伝」「修繕」「番台」の各コマンドでは銭湯のパラメータを上げることが、「休息」では主人公のHPを回復することができる。 ---ただし、行動でパラメータを上げると、他のパラメータは若干下がってしまう。設備の揃っていない序盤では、収支の関係でパラメータは全体に段々下がっていくこともしばしば。 -週ごとにミニイベントがあり、40人を超える様々なキャラクターが登場する。銭湯の設備やパラメータが該当キャラクターのニーズに合っていれば、そのキャラクターが「常連客」となるイベントが起きる。逆に、ニーズが合わなくなると怒られてそっぽを向かれる場合もある。 --キャラクターが常連客となると人気が上がったり、お金が貰えるなどの特典が付く場合がある。また、一部の女性キャラクターとは常連客となった後もイベントが続き、3月までにイベントが進行していればカップルとなるエンディングを迎えられる((あくまでミニイベントの一環なので、本物の恋愛シミュレーションほどの規模のものを想像しないように。))。 -同じく佐藤元がキャラデザを手掛けたファミコンソフト『水晶の龍』の登場人物・ユージンとシンシアのパロキャラが登場する。 --前者は『水晶の龍』と同じポーズを取っており、隠しキャラという扱い。 --後者は''野球拳のチャンピオンという設定で、主人公にジャンケン勝負を挑んでくるイベントがある''。 ---言うまでもない事だが、''勝っても脱がせる事はできない''。 -「マンション銭湯」「ゴージャス銭湯」といった条件の異なる銭湯(初期段階で4つ)が用意されており、それぞれをクリアしていくことで周回プレイが可能。条件を満たすと「隠し銭湯」をプレイできる。 *問題点 -セーブデータが1つしかない。 --持ち金が0になるとゲームオーバーなので、セーブの仕方によっては詰む事も有り得る。~ それが何周もプレイしたデータだったら泣くに泣けない。 -3月で強制的にゲームが終了するため、何年も継続してプレイすることはできない。 -各銭湯のクリア記録や、過去に常連客となったキャラクターのリストは保存できるが、それ以外のデータは次のプレイに引き継げない。特に、カップルエンディングを見てもそれは記録されないのでやり込み甲斐は若干失われる。 -スタッフロールがやけに速く、しかもアルファベット表記なので読みにくい。 *その他 -佐藤元がブログで語ったところによると、''条件を満たせば[[脱衣場を見渡す事>http://blog.riorio.chu.jp/?eid=1111013]]もできるようになる''というアイディアもあったらしい。~ 全年齢向けのソフトなので、当然実装はされなかった。 -風呂屋が舞台ではあるが、エロいグラフィックやイベントは一切無いので、それを期待して買ってはいけない。 --せいぜい、幼馴染を攻略したエンドで''一緒に風呂に入っている1枚絵が出るくらい''だ。