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Mr.インクレディブル (GBA) - (2015/06/28 (日) 17:24:03) のソース

*Mr.インクレディブル
【みすたーいんくれでぃぶる】
|ジャンル|ベルトスクロールアクション(?)|CENTER:&amazon(B00068WKI6)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|Helixe|~|
|発売日|2004年12月2日|~|
|定価|4,800円(税抜)|~|
|レーティング|CERO:全年齢対象|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|良くも悪くも洋ゲーらしい雰囲気&br()良くも悪くもさっぱりボリューム|~|
|>|>|CENTER:''[[ディズニーシリーズリンク>ディズニーシリーズ]]''|

**概要
ディズニー&ピクサーが2004年に公開した映画、『Mr.インクレディブル』のゲーム版。~
この作品のゲームはいくつか出ているが、本作はサブタイトルが何もなく、ストーリーは映画版に忠実になっている。

**システム
-全4ステージ、39シーンのベルトスクロールアクション。シーンごとに使えるキャラクターは異なる。
--最も使用機会が多いのはもちろん主人公のMr.インクレディブル。それ以外にも家族それぞれに使用可能なステージがあり、Mr.インクレディブルの友人であるフロストを操作するステージもある。

-アクションはシンプル。Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃、Rボタン+Bボタンでゲージ消費の大技。攻撃は十字ボタンとの組み合わせで何種類かに派生する。
--システム自体もシンプルで、基本的にその場所に登場する敵を全滅させると先に進める。特にコレと言って凝った仕掛けは見当たらない。

**評価点
-ストーリーはそこそこ原作に忠実で、随所に映画のスティールも入る。
--また、インクレディブルの復帰直後のステージでは''腹の突き出たインクレディブル''を使用できる。芸が細かい。

-同時に登場する敵の数は結構多く、広範囲攻撃技もあるので爽快感はなかなか。
--全体的に敵の武器をはじき飛ばせ、威力の高いダッシュ技が強すぎる感はあるが、壊れ技と言うほどのバランスブレイカーの技もなくアクションとしてバランスが取れている。敵を殴れば簡単にゲージが貯まるので大技がガンガン使えるのもうれしい。

-難易度はキャラゲーとしてはやや高めだが、特に詰まるほど難しい場面はなく、遊びやすい作品。
--過剰なほどワンアップアイテムが設置されているので、多少ならゴリ押しして進む事も可能。

-アニメーションは割とヌルヌル動き、グラフィックレベルは高め。
--BGMも原作らしいスパイっぽい雰囲気のものが中心で、再現度は高い。

**問題点
-なぜかは不明だが、セーブ方法がこの時代にパスワード制。
--このためか本作にはハイスコアなどが一切存在せず、やりこみ甲斐に欠ける。
--4文字しかパスワードがないので、記録されるのは進行したステージと残機数のみ。メモするのが簡単という長所にもなるが…。
---また残機数の限界が7体と中途半端である。
--ちなみに残機無限やステージセレクトなど裏技的なパスワードも存在する。

-インクレディブル家次男、ジャックジャックを操作できる場面が一切ない。
--原作では重大な役目を担っているのだが。

-全体的なボリュームは非常に薄く、かなりあっさりクリアできる。難易度調整やルート分岐は存在しない。
--なぜかステージ3が15シーンと異常に長い。原作的に山場の場面なので仕方がないのかもしれないが…。
--隠し要素と言えるものは、随所に設置されている隠しアイテムぐらいか。ワンアップも含まれているので探す価値はある。

-ボス戦は最初のボム・ヴォヤージュ以外全て巨大ロボットのオムニドロイド。攻撃パターンもほとんど同じで、しかもやたらタフなため単調で時間がかかる。

**総評
全体的にあっさり気味なのは問題だが、子供でも簡単にプレイできるので、キャラゲーとしてはそれも含めてかなり遊びやすい作品。~
特に深いことを考えずに遊べる洋ゲーらしいゲームと言えるだろう。