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フロントミッションシリーズ ガンハザード - (2014/05/06 (火) 17:01:02) のソース

*FRONT MISSION SERIES GUN HAZARD
【ふろんとみっしょんしりーず がんはざーど】
|ジャンル|アクションRPG|&image2(fmgh.jpg,width=300)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|スクウェア|~|
|開発元|大宮ソフト|~|
|発売日|1996年2月23日|~|
|価格|11,400円(税抜)|~|
|配信|バーチャルコンソール:2008年5月20日/800Wiiポイント|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:[[''フロントミッションシリーズリンク''>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1074.html]]|
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#contents(fromhere)
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**ストーリー
西暦2064年、ベルゲン共和国でクーデターが勃発。その際、主人公は大統領を国外脱出のために同僚のレロスと軍港で護衛の任務にあたっていた。出港直前にクーデターの指導者であるアーク大佐と彼の率いる部隊が軍港を襲撃する。主人公はレロスの死を目の当たりにするが、軍人としての任務を果たすために大統領とともにアークを退け、まだアークの手に落ちていない基地を目指す。

しかし彼の奮戦むなしく罠にかけられ、主人公は大統領ともども捕えられ投獄される。獄中で一度は敵として戦ったヴァンツァーキャリアークルーと出会い、ともに脱獄して共和国を脱出した後、レロスの敵を討つため、そして大統領誘拐の汚名をすすぎ祖国を取り戻すために傭兵として戦うことを決意する。それから紛争や内戦、テロなどが多発する世界各地を転戦する中で多くの仲間と出会う。しかし、それは同時に、ある隠された秘密を知ることでもあった……。

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**概要
これまでのフロントミッションシリーズ(FM)がシミュレーションRPGだったのに対し、本作はアクションRPGとなった。~
開発は重装機兵シリーズを手掛けたスタッフが立ち上げたメーカーで、そのせいかパッと見の画面はそのままヴァルケンである。~
なお、この作品以降シリーズの正史から外れた番外的作品は登場していない。

**特徴
-本作は大まかに言えば、ステージ選択式の横スクロールアクションである。
--山岳地帯、砂漠、地雷原、要塞、海上など戦場のバリエーション(シチュエーション)も豊富。

-従来とは違いヴァンツァーの各パーツは固定。乗機は新型が登場する度に乗り換える形となっている。
--カスタマイズは部位毎にパーツを選択するのではなく、武装や外付けユニットなどに限られている。
---また、新型機ほど身長が高く、狭い基地内や洞窟内では時としてマイナスになることも・・・((例として、アルハリのガレオン内部では新型機のスティンガーだと通路の屋根が低くて通れない通路が結構あるが、初期機体のハービーGなら生身でしか通れない通路以外はサクサク進める。))。

-大きな特徴として「機体の乗降」ができる点が挙げられる。
--任意で機体を降り生身で戦える。当然、生身で行動するのは大きな危険が伴う。しかし、この状態でしかできないことも多い。
--シナリオの展開上強制的に生身にならざるを得ない状況も出てくるので、立ち回り方に慣れることが重要。

-レベル以外に熟練度の概念がある。
--機体以外の装備品などにも設定されており、使い込めば使い込む程性能が向上していく。
---また、熟練度を上げるとステータス画面で表記された性能以外が強化される武器もある((ミサイルランチャーが筆頭。同時発射数が4発から5発に増える。また、生身専用のハンドグレネードは・・・。))。

-共闘する僚機の存在。
--ストーリー中で仲間になったキャラクターを一緒に出撃させることができる。
--キャラクター同様機体も個性的でそれぞれ特徴が大きく異なる。
--2Pコントローラーがあれば二人同時プレイも楽しめる。

-シリーズでは唯一正史とは異なる歴史を辿った未来を描いている。共通点は歩行兵器「ヴァンツァー」(と他一部)くらい。
--1STの人物とは別人だが物語に大きな役割を果たす「サカタ」が登場していたりする。


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**評価点
-アクションゲームとして完成度が高い。これと言ったバグもなく操作性も良好である。ハードナックルで敵を吹き飛ばした所にショットガンを撃ちこんで撃破、などの動きが滑らかに出来ると中々爽快である。
--ただし飛行時は慣性の影響が大きいので、思い通りに動かすにはコツを要する。
-ゲームバランスが良好。初回プレイならそれなりにやり応えもあるし、ゲームオーバーになる事もあるだろう。
--当然慣れるにしたがって簡単に感じるようになるが、制限プレイがやりやすい((拾い物だけ、初期機体のまま、生身で、''常にルヴェンを同行''、等))のでやり込みの幅が広い。
-シナリオが特に優れているとまでは言わないが、復讐・陰謀・裏切り・絆・真実など毎マップで味付けがなされており、終盤は中々に熱く盛り上がる。
-本作を語る上で外せないのが、濃いキャラクター達の存在である。名言(=迷言)の多さなどから、恐らく最も語り継がれているのもそういう部分である。
--主人公のアルベルトを始めヒロイン(?)の兄貴(!?)ことブレンダやトレーラー大統領ことオーウェン大統領、傭兵部隊クリムゾンブロウの面々など挙げればキリがない。名も無い敵の一般兵も含め、登場キャラで存在感の薄いキャラを探す方が難しい程。
---特に傭兵部隊クリムゾンブロウのメンバーの一人「ビショップ」というキャラはその独特な喋り方から発言という発言がネタにされている。((Web上で「ヒャアがまんできねぇ」と言うフレーズを聞いた事は無いだろうか?))


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**難点
-味方CPUの頭の悪さ。
--敵を撃破した時の爆風に当たるとダメージを受けるため、CPUが攻撃したタイミングが悪いと無駄にダメージを食らう羽目に。(これもネタにされているが)。
--味方のヴァンツァーにも修理費用がかかるので、役に立たないどころか使わない方がマシなレベルの仲間も何人かいる。回復してほしいときに回復してくれないエミルや、敵味方ともに甚大な被害をもたらすルヴェンなどはその代表格。
--二人同時プレイができるなら上記の欠点はある程度カバーできる。それでもルヴェンの誤爆ぶりはどうにもならないが。

-メインウェポンの使い勝手に大きな開きがある
--弾の装填に「弾を打ち切ったら一括で全弾リロード」「常時1発づつリロード」の2種があるが、後者は打ち切ってしまうと待ち時間が長く、使い辛い。
--圧倒的に強いのがショットガンで、一括リロード、攻撃範囲が広く当てやすい、複数ヒットで高ダメージと、戦力的に考えるとほぼ一択になってしまう。

-サブウェポンの中では、威力と連射力が高いアッパーバルカンが頭抜けて強い。一部では神器などと呼ばれている。
--同時にクセの強い武器でもあるが(自機の真上にしか飛ばない)。
--自機より大きな機体が相手なら、敵に密着して撃つことで上記の弱点はカバーできる。また、ボス敵は自機を遙かに上回る巨体であることが多いため、大抵のボスはアッパーバルカン一本で秒殺できてしまう。初心者救済武器ともとれるが、この武器を封印するプレイヤーも多い。

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**総評
異色作である本作だが、そのアクション性の高さやストーリー、濃いキャラクター等からファンも多い(2chのスレは未だに進行中)。現在ではWiiのVCで配信しているので、今からでも気軽にプレイできるのが良い点。

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**その他
-前述の通り、生身で行動することにはリスクが付きまとう。が、アルベルトは生身でも普通に戦える。おまけに生身でなければ通れない通路はあるが、ヴァンツァーに乗らなければ出来ない行動は無いので生身のみでのクリアは(難易度は跳ね上がるが)当然可能。
--しかも''ハンドガンとハンドグレネードだけで敵ヴァンツァーを易々と撃破''、''敵ヴァンツァーに轢かれても(一発では)死なない''((なお、こちらが敵兵士をヴァンツァーで轢いてダメージを与えるのは不可能。また、こちらが生身の際は何故か敵兵士と接触しても跳ね飛ばされる。))、''しゃがめば射撃攻撃を完全無効''などかなり超人的な行動をとるためアルベルトは''フロントミッションシリーズ最強の主人公''と言われることまである。
---おまけに製作側が生身プレイを想定したセリフまである((とあるステージの出撃直後の会話でアルベルトが言う「よし これだけ追いつめれば おれの ジェットパックだけでいける!」という台詞。一見普通に見えるがジェットパックとはあくまで個人用飛行ユニットでありヴァンツァーの空中用推進器はバーニアである。また、追いかけている相手は高速輸送機である。))。
--「生身で戦う」という要素は『3』にて再登場するが、流石にここまで強くはない。

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//これ立てたの本当にこのゲーム好きなの?ってくらい抽象的で貧弱な記事だった
//記事建て主とは別人だが不満があるなら意見ではなく実際に加筆して態度で示した方がいいのでは?
//それある程度加筆してマシにした人間の意見なんだけど
//そうだったのか。決めつけすまん