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*Dark Blue 【だーく ぶるー】 |ジャンル|略奪され、陵辱されるADV|&amazon(B002R8LB6K)&amazon(B004XKRTTI)|~| |対応機種|Windows 2000~Vista|~|~| |メディア|初回版:DVD-ROM&br;DVDPG版:DVD-Video 各1枚|~|~| |発売・開発元|LiLiM DARKNESS|~|~| |発売日|初回版:2009年11月27日&br;DVDPG版:2011年5月26日|~|~| |定価|初回版:8,800円&br;DVDPG版:5,800円(共に税別)|~|~| |セーブデータ|100箇所|~|~| |ディスクレス起動|可能|~|~| |配信|2012年10月5日/5,800円(税別)|~|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|&color(darkorchid){双子}&color(fuchsia){合体}で有名&br;寝取ら''せ''ゲー|~|~| #center{&big{''囚われた君は、もう戻らない。''}} ---- #contents(fromhere) ---- **概要 寝取られ(NTR)を主題とした『Blueシリーズ』の作品。~ //第1作『TRUE BLUE』製作の際に社員が2chに降臨し、NTR愛好家の意見を募って取り入れた結果、高い評価を集めて以降シリーズを重ねることとなった。 //↑ソースが見当たらなかったのでCO。 シリーズ第5作となる本作は孤立した館を舞台とし、シリーズでも異色の作品とされる。~ また、あるシーンがネットで評判となり「ゲームは知らないが「それ」だけは知っている」という人がそれなりにいる模様。 **特徴 -テキストウインドウに文字が表示されるノベル形式 --どのヒロインと会うかや探索箇所を随所でプレイヤーが選ぶ。 --選択に応じてエンディングが分岐する。メインヒロインにはそれぞれバッドエンドとグッドエンドが用意されている。 --他の男性に抱かれているヒロインを助けるか''覗き続ける''かの選択肢がある。寝取らせゲーと言われる所以である。 **ストーリー >クラスメートの玲矢に誘われて雪斗達は玲矢の別荘に旅行に行くことに。 >別荘では快適な生活を送っていたが、みなで夕飯を食べながらラジオを聞いていたところ連続殺人犯が別荘の近くにいるかもしれないことが判明する。 >その日のうちに琴美が陵辱された後に刺殺され、楽しいはずの旅行は台無しになってしまう。 >さらに唯一の別荘にくる手段である橋が崩れてしまい、犯人に怯えながら別荘で過ごすことに…… **登場人物 #region(ネタバレを含むので注意) -哀沢雪斗(あいざわ ゆきと) --主人公。運動神経などは普通。 --別荘では覗きを繰り返すがバレない。 -哀沢琴美(あいざわ ことみ) --雪斗の妹。人見知りする性格。 --別荘に着いた直後に確実に刺殺される。 -哀沢鈴香(あいざわ すずか) --雪斗の姉。生徒会長を務めている。 --教師の高峰に反抗心を持っている。 -高峰五郎(たかみねごろう) --雪斗達の担任。風紀担当。 --教師引率として無理やり旅行について来た。 -久遠寺音羽(くおんじ おとは) --雪斗と同学年の幼馴染。玲矢の許嫁。 --男性3人から好意を持たれている。 -アニス・レナフォード --ロリ体系のアイドル。主人公に片思いしている。 --「双子合体」ほどではないが彼女のBADエンドシーンもネット上でちらほら見かける。 #region(簡潔な説明(閲覧注意)) ---透明なケースに閉じ込められたアニスが天井に潰されて圧死するシーン。CG有り。 #endregion -真岡 ジュン(まおか じゅん) --アニスのマネージャー。 --自身もアイドルを目指していたが芽が出なかった。 -伊能玲矢(いのう れいや) --金持ちの息子。頭が良い。 --彼が雪斗達を別荘に招待するところから物語は始まる。 -ほのか --玲矢のメイド。若く美人。 --誰に対しても優しげだが、基本的に玲矢の命令以外には従わない。 -ナイジェル・ローウェン --玲矢の執事。年寄り。 --口数が少ないが、仕事は完璧にこなす。 -吉良英二(きら えいじ) --ヤクザの息子。音羽を好いている。 --普通は暴力を振るうことはないがキレると手がつけられない。 -犬飼裕明(いぬかい ひろあき) --雪斗の友人。 --メイドやフィギュア収集といったオタク趣味を持つ。 --男性の中で唯一のまともな人間だが活躍の場は一切なく、ユーザーから存在意義を問われることが多いキャラ。 -千堂リナ・リオ(せんどう りな・りお) -琴美のクラスメートの双子姉妹。 --後述する双子合体の2人。確実に死亡するうえ、2周目では拷問シーンも見せられる。 #endregion **賛否両論点 -バイオレンス・猟奇 --上述したように、BlueシリーズはNTRを主題としたシリーズであるが、本作を特徴付けるのはバイオレンス・猟奇要素であり、その内容も凌辱から拷問、殺人と多岐にわたる。 ---その代表とされるのが俗に「双子合体」とも呼ばれるシーンである。 #region(簡潔な説明(閲覧注意)) ---拷問の末殺害した双子を縦に切断し、左右を入れ替えて縫い合わせる、というもの(縫い合わされた死体のCGあり)。 #endregion --凌辱的要素はシリーズ過去作にもあったものの、拷問・殺人となると話は別で、毛色の異なる作風に賛否が分かれた((凌辱も拷問・殺人も現実的にはどちらもひどい犯罪だが、エロゲーの嗜好・ジャンル的には別物。))。 ---猟奇物として一定の評価を受ける一方、絶対NGと拒否感を示すプレイヤーもいた。 ---また、中には猟奇物として見た場合むしろ物足りないという声もあった。 **問題点 -ストーリー面 --本作では孤立した館で謎の殺人者による猟奇殺人が起こるという、いわゆるクローズドサークル的な設定となっている。~ しかし、謎を解いたり、真犯人を暴いたり、真犯人の計画を阻止したり、といった展開は特にない。プレイヤーが何をしようと真犯人の計画は最終局面まで進行する。ハッピーエンドであるなら主人公とルートヒロインは助かるものの、それでもそれ以外の人物の多くは死亡、または生死がはっきりしない。また、どの展開でも必ず死亡するキャラクターもいる。~ このことにある種の「空しさ」を感じたり、「(プレイヤーの行動しだいで)だれそれを救えるような展開がほしかった」とするプレイヤーも多い。 ---ただし、「そもそもBlueシリーズに(非エロ的な部分での)シナリオの出来なんか期待していない」というプレイヤーもいる。 --上述の「どの展開でも必ず死亡するキャラクター」には大した出番もなく死亡する者もいるため、『活躍』を期待したプレイヤーからは残念がる意見もある。 -主人公 --ヒロインと主人公以外の男との性交渉は主人公が覗いている、という態で進行する。~ 純粋な和姦ではなく脅迫気味に無理やり、という展開も多いのに主人公は「(覗くのに夢中で)止めたいのに止められない」、「いけないとわかっているのについつい覗いてしまう」といった感想を漏らす。~ このことに「いや、そこは止めろよ」、という突っ込みを入れるプレイヤーは多い。 ---ただし、NTR展開があるのはバッドルートのみで、主人公が有能な働き者だったりしたらNTR展開が起きないのである程度は仕方ない、という意見もある。 --主人公のNTRシーンに対する態度に怒りや悔しさといったものがあまり見られず、その「淡白さ」が問題であると指摘する意見もある。 --なお、主人公がこのような性格である設定上の理由はゲーム内で説明されてはいる。 -グラフィック面 --グラフィック面の拙さを指摘されることがある。 ---イベントCGでは原画の段階で駄目、という意見もあれば、(色の)塗りが駄目、という意見もある。 ---また、CG及び立ち絵の差分の少なさを指摘する意見もある。 -演技面 --声優の演技を批判する意見もある。 ---あるヒロインは日常シーンの演技はともかく、悲鳴を上げるようなシーンでの演技がさっぱり駄目、と指摘されている。 ---また、男キャラの演技が全般的に下手、とする意見もある。 -誤変換・脱字などが多い --千円冊(千円札)などの誤変換が多い。 --◼︎CH(音羽・私服・微笑み)といきなり表示されるシーンがある。 ---恐らく立ち絵のプログラムがそのまま表示されてしまっている。 ---スタッフロールによるとデバッグは全スタッフで行ったそうだが、初歩的な誤変換が幾つも残っているのは如何なものか。 -そもそも論 --NTR物はしばしば定義論争が発生することがあるが、本作に対してもこれはNTR物とはいえない、とする主張がある。 ---「NTR物といえるようなヒロインはせいぜい一人」、「凌辱物であってNTR物ではない」((凌辱物とNTR物は似て非なるもの、という意見をもつNTR愛好家は多い。))、「寝取られ物というよりはむしろ寝取らせ物」といった物が代表的なものとしてあげられる。 ---「主人公とヒロインとの関係」、「主人公のNTRシーンに対する反応」、「猟奇要素の多さ」などがその根拠とされる。 **評価点 -緊張感がある --身近に犯人が居る恐怖やヒロインが死ぬハードな展開があるため、プレイヤーの選択に重みがある。 --ただし登場人物の倫理感がどうかしているため、不自然な描写も多数ある。 -エロ方面 --NTR物的とはいえないシーンを多数含んでいるため賛否の分かれる面もあるが、逆にバリエーションに富んでいる、と見なすこともできる。 --嗜好が合えば個々のシーンは評価できるとする意見もある。 -BGM、OP --BGMは暗いものからポップなものまで揃っており、場面に合っている。 --OP「fractale」は評判が良い。 **総評 サスペンスものとしては、不自然な描写が多く今一つ。抜きゲーとしても、人を選ぶ内容になってしまった。~ 猟奇面で評価する声もあるが、それはBlueシリーズに期待されるものではない、という意見もある。 ---- **余談 -「双子合体」のCGがインターネット上に紹介されると(エロゲーに興味がある層に)瞬く間に広がった。~ 「外見から分かるように、二人は正真正銘の双子((こちらはテキストとCGが一致していない、笑える画像。4人の少女が画面に映されていて、髪の色などの外見が全員バラバラ。))」と並び、エロゲーの双子ネタということで話題に挙がりやすい。~ Googleの「dark blue」に続く検索候補では、「双子 画像」どころか「''[[仮面ライダーW>仮面ライダー クライマックスヒーローズW]]''」などと表示される始末。 --シナリオライターの和泉万夜氏のTwitterで、[[該当シーンを''「仮面ライダーW的なアレ」''と称しつつ、制作経緯について触れている。>https://twitter.com/banya_izumi/status/266679294175084545]] -事前の紹介と食い違う部分がある。 --[[公式サイト>https://s-digi.jp/lilim/02_soft/02_darkness/05_db/db01.html]]やパッケージ裏に「(鍵が必要なのか…!?)」などと書かれているが、本編中にはそのようなシーンもテキストも出てこない。 ---このモノローグが主人公の「馬鹿さ」の象徴として紹介されることがある。 --公式サイトの人物紹介では、アニスは2年生で音羽と同じクラスだと書かれているが、本編中では1年生であり琴美の友人となっている。 --[[公式の紹介>https://s-digi.jp/darkness/soft_db/dl03.html]](''双子合体の画像あり。注意'')にある「鍵の選択は慎重に…」に書かれているシーンもない。 --Game-Styleの紹介も実際の内容と違う部分があった。 --これらから察するに''開発途中で方針の変更があった可能性がある''。 -アダルトアニメ化している。 **移植・再販 -エロゲー雑誌「メガストア」(2013年10月号)の付録としてゲーム本編がDVDに収録されている。 --こちらでも「ネットで定番となった『あの画像』のシーン」と紹介されている上、''ディスクレーベル(表面)に『あの画像』が印刷されている。'' -オムニバスソフト『The BLUE 極』に『とらいあんぐるBLUE』、『WEDDING BLUE』と一緒に収録されている。 -2023年2月24日発売の『MemoryBlue』の予約キャンペーンで、本作のWindows 11対応版DLCコードが配布された。 -定額で30日間ゲームを遊び放題の「GAME 遊び放題 プラス」に本作が提供されている。
*Dark Blue 【だーく ぶるー】 |ジャンル|略奪され、陵辱されるADV|&amazon(B002R8LB6K)&amazon(B004XKRTTI)|~| |対応機種|Windows 2000~Vista|~|~| |メディア|初回版:DVD-ROM&br;DVDPG版:DVD-Video 各1枚|~|~| |発売・開発元|LiLiM DARKNESS|~|~| |発売日|初回版:2009年11月27日&br;DVDPG版:2011年5月26日|~|~| |定価|初回版:8,800円&br;DVDPG版:5,800円(共に税別)|~|~| |セーブデータ|100箇所|~|~| |ディスクレス起動|可能|~|~| |配信|2012年10月5日/5,800円(税別)|~|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|&color(darkorchid){双子}&color(fuchsia){合体}で有名&br;寝取ら''せ''ゲー|~|~| #center{&big{''囚われた君は、もう戻らない。''}} ---- #contents(fromhere) ---- **概要 寝取られ(NTR)を主題とした『Blueシリーズ』の作品。~ //第1作『TRUE BLUE』製作の際に社員が2chに降臨し、NTR愛好家の意見を募って取り入れた結果、高い評価を集めて以降シリーズを重ねることとなった。 //↑ソースが見当たらなかったのでCO。 シリーズ第5作となる本作は孤立した館を舞台とし、シリーズでも異色の作品とされる。~ また、あるシーンがネットで評判となり「ゲームは知らないが「それ」だけは知っている」という人がそれなりにいる模様。 **特徴 -テキストウインドウに文字が表示されるノベル形式 --どのヒロインと会うかや探索箇所を随所でプレイヤーが選ぶ。 --選択に応じてエンディングが分岐する。メインヒロインにはそれぞれバッドエンドとグッドエンドが用意されている。 --他の男性に抱かれているヒロインを助けるか''覗き続ける''かの選択肢がある。寝取らせゲーと言われる所以である。 **ストーリー >クラスメートの玲矢に誘われて雪斗達は玲矢の別荘に旅行に行くことに。 >別荘では快適な生活を送っていたが、みなで夕飯を食べながらラジオを聞いていたところ連続殺人犯が別荘の近くにいるかもしれないことが判明する。 >その日のうちに琴美が陵辱された後に刺殺され、楽しいはずの旅行は台無しになってしまう。 >さらに唯一の別荘にくる手段である橋が崩れてしまい、犯人に怯えながら別荘で過ごすことに…… **登場人物 #region(ネタバレを含むので注意) -哀沢雪斗(あいざわ ゆきと) --主人公。運動神経などは普通。 --別荘では覗きを繰り返すがバレない。 -哀沢琴美(あいざわ ことみ) --雪斗の妹。人見知りする性格。 --別荘に着いた直後に確実に刺殺される。 -哀沢鈴香(あいざわ すずか) --雪斗の姉。生徒会長を務めている。 --教師の高峰に反抗心を持っている。 -高峰五郎(たかみねごろう) --雪斗達の担任。風紀担当。 --教師引率として無理やり旅行について来た。 -久遠寺音羽(くおんじ おとは) --雪斗と同学年の幼馴染。玲矢の許嫁。 --男性3人から好意を持たれている。 -アニス・レナフォード --ロリ体系のアイドル。主人公に片思いしている。 --「双子合体」ほどではないが彼女のBADエンドシーンもネット上でちらほら見かける。 #region(簡潔な説明(閲覧注意)) ---透明なケースに閉じ込められたアニスが天井に潰されて圧死するシーン。CG有り。 #endregion -真岡 ジュン(まおか じゅん) --アニスのマネージャー。 --自身もアイドルを目指していたが芽が出なかった。 -伊能玲矢(いのう れいや) --金持ちの息子。頭が良い。 --彼が雪斗達を別荘に招待するところから物語は始まる。 -ほのか --玲矢のメイド。若く美人。 --誰に対しても優しげだが、基本的に玲矢の命令以外には従わない。 -ナイジェル・ローウェン --玲矢の執事。年寄り。 --口数が少ないが、仕事は完璧にこなす。 -吉良英二(きら えいじ) --ヤクザの息子。音羽を好いている。 --普通は暴力を振るうことはないがキレると手がつけられない。 -犬飼裕明(いぬかい ひろあき) --雪斗の友人。 --メイドやフィギュア収集といったオタク趣味を持つ。 --男性の中で唯一のまともな人間だが活躍の場は一切なく、ユーザーから存在意義を問われることが多いキャラ。 -千堂リナ・リオ(せんどう りな・りお) -琴美のクラスメートの双子姉妹。 --後述する双子合体の2人。確実に死亡するうえ、2周目では拷問シーンも見せられる。 #endregion **賛否両論点 -バイオレンス・猟奇 --上述したように、BlueシリーズはNTRを主題としたシリーズであるが、本作を特徴付けるのはバイオレンス・猟奇要素であり、その内容も凌辱から拷問、殺人と多岐にわたる。 ---その代表とされるのが俗に「双子合体」とも呼ばれるシーンである。 #region(簡潔な説明(閲覧注意)) ---拷問の末殺害した双子を縦に切断し、左右を入れ替えて縫い合わせる、というもの(縫い合わされた死体のCGあり)。 #endregion --凌辱的要素はシリーズ過去作にもあったものの、拷問・殺人となると話は別で、毛色の異なる作風に賛否が分かれた((凌辱も拷問・殺人も現実的にはどちらもひどい犯罪だが、エロゲーの嗜好・ジャンル的には別物。))。 ---猟奇物として一定の評価を受ける一方、絶対NGと拒否感を示すプレイヤーもいた。 ---また、中には猟奇物として見た場合むしろ物足りないという声もあった。 **問題点 -ストーリー面 --本作では孤立した館で謎の殺人者による猟奇殺人が起こるという、いわゆるクローズドサークル的な設定となっている。~ しかし、謎を解いたり、真犯人を暴いたり、真犯人の計画を阻止したり、といった展開は特にない。プレイヤーが何をしようと真犯人の計画は最終局面まで進行する。ハッピーエンドであるなら主人公とルートヒロインは助かるものの、それでもそれ以外の人物の多くは死亡、または生死がはっきりしない。また、どの展開でも必ず死亡するキャラクターもいる。~ このことにある種の「空しさ」を感じたり、「(プレイヤーの行動しだいで)だれそれを救えるような展開がほしかった」とするプレイヤーも多い。 ---ただし、「そもそもBlueシリーズに(非エロ的な部分での)シナリオの出来なんか期待していない」というプレイヤーもいる。 --上述の「どの展開でも必ず死亡するキャラクター」には大した出番もなく死亡する者もいるため、『活躍』を期待したプレイヤーからは残念がる意見もある。 -主人公 --ヒロインと主人公以外の男との性交渉は主人公が覗いている、という態で進行する。~ 純粋な和姦ではなく脅迫気味に無理やり、という展開も多いのに主人公は「(覗くのに夢中で)止めたいのに止められない」、「いけないとわかっているのについつい覗いてしまう」といった感想を漏らす。~ このことに「いや、そこは止めろよ」、という突っ込みを入れるプレイヤーは多い。 ---ただし、NTR展開があるのはバッドルートのみで、主人公が有能な働き者だったりしたらNTR展開が起きないのである程度は仕方ない、という意見もある。 --主人公のNTRシーンに対する態度に怒りや悔しさといったものがあまり見られず、その「淡白さ」が問題であると指摘する意見もある。 --なお、主人公がこのような性格である設定上の理由はゲーム内で説明されてはいる。 -グラフィック面 --グラフィック面の拙さを指摘されることがある。 ---イベントCGでは原画の段階で駄目、という意見もあれば、(色の)塗りが駄目、という意見もある。 ---また、CG及び立ち絵の差分の少なさを指摘する意見もある。 -演技面 --声優の演技を批判する意見もある。 ---あるヒロインは日常シーンの演技はともかく、悲鳴を上げるようなシーンでの演技がさっぱり駄目、と指摘されている。 ---また、男キャラの演技が全般的に下手、とする意見もある。 -誤変換・脱字などが多い --千円冊(千円札)などの誤変換が多い。 --◼︎CH(音羽・私服・微笑み)といきなり表示されるシーンがある。 ---恐らく立ち絵のプログラムがそのまま表示されてしまっている。 ---スタッフロールによるとデバッグは全スタッフで行ったそうだが、初歩的な誤変換が幾つも残っているのは如何なものか。 -そもそも論 --NTR物はしばしば定義論争が発生することがあるが、本作に対してもこれはNTR物とはいえない、とする主張がある。 ---「NTR物といえるようなヒロインはせいぜい一人」、「凌辱物であってNTR物ではない」((凌辱物とNTR物は似て非なるもの、という意見をもつNTR愛好家は多い。))、「寝取られ物というよりはむしろ寝取らせ物」といった物が代表的なものとしてあげられる。 ---「主人公とヒロインとの関係」、「主人公のNTRシーンに対する反応」、「猟奇要素の多さ」などがその根拠とされる。 **評価点 -緊張感がある --身近に犯人が居る恐怖やヒロインが死ぬハードな展開があるため、プレイヤーの選択に重みがある。 --ただし登場人物の倫理感がどうかしているため、不自然な描写も多数ある。 -エロ方面 --NTR物的とはいえないシーンを多数含んでいるため賛否の分かれる面もあるが、逆にバリエーションに富んでいる、と見なすこともできる。 --嗜好が合えば個々のシーンは評価できるとする意見もある。 -BGM、OP --BGMは暗いものからポップなものまで揃っており、場面に合っている。 --OP「fractale」は評判が良い。 **総評 サスペンスものとしては、不自然な描写が多く今一つ。抜きゲーとしても、人を選ぶ内容になってしまった。~ 猟奇面で評価する声もあるが、それはBlueシリーズに期待されるものではない、という意見もある。 ---- **余談 -「双子合体」のCGがインターネット上に紹介されると(エロゲーに興味がある層に)瞬く間に広がった。~ 「外見から分かるように、二人は正真正銘の双子((こちらはテキストとCGが一致していない、笑える画像。4人の少女が画面に映されていて、髪の色などの外見が全員バラバラ。))」と並び、エロゲーの双子ネタということで話題に挙がりやすい。~ Googleの「dark blue」に続く検索候補では、「双子 画像」どころか「''[[仮面ライダーW>仮面ライダー クライマックスヒーローズW]]''」などと表示される始末。 --シナリオライターの和泉万夜氏はTwitterで、[[該当シーンを''「仮面ライダーW的なアレ」''と称しつつ、制作経緯について触れている。>https://twitter.com/banya_izumi/status/266679294175084545]] -事前の紹介と食い違う部分がある。 --[[公式サイト>https://s-digi.jp/lilim/02_soft/02_darkness/05_db/db01.html]]やパッケージ裏に「(鍵が必要なのか…!?)」などと書かれているが、本編中にはそのようなシーンもテキストも出てこない。 ---このモノローグが主人公の「馬鹿さ」の象徴として紹介されることがある。 --公式サイトの人物紹介では、アニスは2年生で音羽と同じクラスだと書かれているが、本編中では1年生であり琴美の友人となっている。 --[[公式の紹介>https://s-digi.jp/darkness/soft_db/dl03.html]](''双子合体の画像あり。注意'')にある「移動選択は慎重に…」のくだりに該当するシーンもない。 --Game-Styleの紹介も実際の内容と違う部分があった。 --これらから察するに''開発途中で方針の変更があった可能性がある''。 -2013年にPoROreからアダルトアニメ版が発売された。全2巻。 --登場キャラは雪斗・鈴香・高峰・音羽・玲矢・ほのかのみ(琴美は死体のみ登場)。原作の1ルートをベースにしているが、猟奇描写は極力抑えられ、寝取られエロシーンに特化した内容となっている。 --説明不足で唐突な展開が目立つためか、評価はあまり高くない。 **移植・再販 -エロゲー雑誌「メガストア」(2013年10月号)の付録としてゲーム本編がDVDに収録されている。 --こちらでも「ネットで定番となった『あの画像』のシーン」と紹介されている上、''ディスクレーベル(表面)に『あの画像』が印刷されている。'' -オムニバスソフト『The BLUE 極』に『とらいあんぐるBLUE』、『WEDDING BLUE』と一緒に収録されている。 -2023年2月24日発売の『MemoryBlue』の予約キャンペーンで、本作のWindows 11対応版DLCコードが配布された。 -定額で30日間ゲームを遊び放題の「GAME 遊び放題 プラス」に本作が提供されている。

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