太鼓の達人 あつめて★ともだち大作戦!

【たいこのたつじん あつめてともだちだいさくせん】

ジャンル 和太鼓リズムゲーム

対応機種 Wii U
発売・開発元 バンダイナムコゲームス
発売日 2015年11月26日
定価 ソフト単品版:5,300円
太鼓とバチ同梱版:8,200円(共に税別)
判定 良作
ポイント 新曲多数
一応かっちゃんが主役
太鼓の達人シリーズリンク


概要

太鼓の達人 特盛り!』に続く、Wii Uシリーズ3作目。全87曲を収録。 新モードとしてかっちゃんが主役の「ともだち大作戦!」が追加。

評価点

  • 前作のモード続投や評価点はそのまま維持しつつ、不満点を改善
    • メカドンガシャは演奏オプションがデフォルト化に伴い除かれている。
  • 多数の新曲
    • 収録曲数は前作より下がったがそれを補う程の新曲や家庭用初移植となる楽曲が大半を占める。
    • 版権曲では「Hello,world!」(血界戦線より)、「Believe in yourself」(ベイビーステップより)、「怪盗ミラクル少年ボーイ」(怪盗ジョーカーより)等他にも本作限定曲がある。
    • ボーカロイドでは新曲では「からくりピエロ」、「東京テディベア」、初移植では「十面相 colorful ver.」、「IMITATION BLACK」、「ルカルカ★ナイトフィーバー」等を移植。
    • クラシックの新規アレンジは原曲に対して可愛らしいボーカルアレンジされた「まおぅ」と、歴代クラシックでは最高の平均密度を誇る「プチポチ」は本作の新曲枠におけるボス曲。
    • 旧作からの再収録も多くゲームミュージックでは「もじぴったんメドレー」、「恋はみずいろ」、「ワンダーモモーイ」、裏譜面をひっぱ下げて「ラブリーX」、「妖怪道中記音頭」、ナムコオリジナルでは「真・画竜点睛」、「闇の魂」、過去作品のテーマ曲が収録されている。
      • 2000シリーズはDLC含めて全て労働関係の物が収録され、「ケチャドン2000」がようやく正常な分岐で家庭用収録された。*1
    • DLC曲は配信当初は全て無料でDLが可能。前作の2倍以上の楽曲を配信しており、2023年3月28日に3DSとWii Uのeショップのサービスが終了するまでほぼ全てが配信停止にならずにDL可能だった。
      • DL曲には版権曲でありながら高難易度で猛威を振るった「ギミチョコ」や「ウルトラマンX」、東方アレンジではAC版からの初移植となる「色は匂へど 散りぬるを」、「ケロ⑨destiny」、太鼓の達人12 増量版限定曲だった譜面の見た目がカオスで話題を呼んだ「366日」が家庭用初収録された。
    • 本作では「どうぶつの森シリーズ」と「パックマン」のamiiboに対応しており、それぞれ読み込ませる事で着せ替えと楽曲、「とびだせ どうぶつの森 メドレー」と『シンクロニカ』からの移植となる「EAT'EM UP!」が入手出来る。
      • 楽曲自体はメカドンガシャの裏譜面ガシャから解禁可能なので安心を。
  • シリーズの問題点であるあてにならない難易度表記だが、本作においては概ね表記通りの難しさで全体的なバランスも良い。
    • 例外として新曲および新譜面枠に限れば詐称では「東京テディベア」、逆詐称では「妖怪道中記音頭(裏)」と「自力本願レボリューション」の普通と難しいコース位か*2
  • 新モード「ともだち大作戦」
    • かっちゃんが初主役のモードで、町内一の人気者になる為、お題をクリアして動物達と仲良くなって行くのが目的。
    • 動物達は可愛らしいデザインとなっている他、ゲストして「カピバラさん」、「おじぱん」、「オムライヌ」、怪盗ジョーカーから「ロコ」が登場する。
      • 怪盗ジョーカーも着せ替えで登場。

賛否両論点

  • 版権曲がアニメ寄り
    • 本作はアニメジャンルだけで13曲と多いが、更にJ-POPとして収録されているアニメ曲が6曲あり実質19曲となる。
      • その影響でJ-POPは実質4曲だけとかなり少ない。

問題点

  • 「ともだち大作戦」の単調さとかっちゃんの扱い。
    • 一応主役であるがそのきっかけが、糀谷商店街15周年記念の福引き抽選会の特賞で当たったハワイ旅行*3に行く最中、かっちゃんだけバナナの皮で滑って飛行機に乗り遅れて日本に置いて行かれてしまい、家で留守番する事になる→皆が居ない間に人気者になって僕が主役になるドン! と言う前向き過ぎる流れ。
    • ゲーム内容もひたすらお題をクリアして動物達と仲良くなって行き、全員と仲良くなるとエンディングという非常にストーリー性が薄い。
      • 仲良くなった動物達は家に居座っておりドン小判を消費しておやつ*4を与えられるが、あげなくても特に進行に影響は無く、無理矢理ドン小判の使い道を増やした感がある。
    • そしてエンディングでどんちゃんたちが帰って来て、かっちゃんが置いて行った事に対して怒るが、かっちゃんが居なかった事に誰一人気付いておらず何故家に居るのか聞く始末。流石にあんまりではないだろうか。
    • 尚お題自体は全部こなす必要は無くある程度自由が利き、面倒なお題はドン小判で条件を緩和したりスルーも可能。
      • 更に言えばスタンプ帳を気にしないのであれば、本モードで楽曲が解禁されるような物も無いので完全に手付かずでも問題無い。

総評

前作の反省を生かして多数の新曲と旧曲を収録した結果Wii Uシリーズでかなりの高評価を得た作品。 本作限定楽曲や初移植、懐かしの旧作曲が多いので気になる曲があれば手にして見ると良いだろう。

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最終更新:2023年12月09日 09:19

*1 過去作品では分岐が無し、Wii1作目で分岐ありで収録されたがバグで正しい分岐がされなかった。

*2 特に後者の2つのコースにおいては下の難易度でもそのまま通用する程強烈な逆詐称で後発のドンダフルフェスティバルではどちらも3段階降格している。

*3 ゲーム中では和田家の居間の襖に貼られたチラシや壁に貼られたポスターでその事が確認できる。

*4 ドン小判1枚でおやつ、2枚でスペシャルおやつ、3枚でオムライヌの3種類