beatmania IIDX 27 HEROIC VERSE

【びーとまにあ つーでぃーえっくす とぅえんてぃーせぶん ひろいっくヴぁーす】

ジャンル DJシミュレーション
新筐体「LIGHTNING MODEL」
対応機種 アーケード
販売・開発元 コナミアミューズメント
稼動開始日 通常 2019年10月16日
新筐体 2019年12月16日
判定 賛否両論
ポイント 筐体差の激しい環境面での問題多発
新筐体『LIGHTNING MODEL』登場
音ゲー史上初のeスポーツ参戦機種へ
beatmania IIDXシリーズ



さぁ、 英雄 (ヒーロー)になる時間だ。



概要

beatmania IIDXシリーズ28作目。テーマは「ヒーロー」。
2019年10月にバージョンアップで稼働開始したが、12月には新規設計の新筐体『LIGHTNING MODEL』(以下新筐体)も順次稼働した。
また、コナミがeスポーツに着手した事もあり、本作は数多い音楽ゲームの中で最初のeスポーツ機種として選ばれる事になったのだが…


新要素・変更点

ノーツレーダー

  • 楽曲の傾向が6項目のレーダーで表示される。またプレー成績に応じて自分自身のプレーヤーノーツレーダーが成長する。
  • この機能と置き換えでDJランクは廃止された。
  • ARENAのマッチング画面ではプレーヤーのノーツレーダーが表示される。

難易度選択の統一化

  • これまでは別の楽曲として扱われていたBEGINNER・LEGGENDARIA譜面が同一楽曲として統一された。
  • これによりそれらの難易度のクリアランプの扱い・DJポイントの計算も統一され、2人プレー時の左右別難易度なども可能になっている。
  • それらの難易度の譜面がSTANDARDモード以外のすべてのモードで選曲できるようになった。
  • クリアランプ色が紛らわしくならないように、通常クリアは全難易度で水色、FAILEDは赤色点滅で統一された。
  • これに関連してか、段位認定にもACとしては初めてBEGINNER譜面が採用された。

判定調整の細分化

  • 0.1刻みで変更できたのが0.05刻みになっている。

ハイスピードの再調整

  • 前作で導入されたBPMに関わらないノーマルハイスピード(NHS)を10段階から20段階に細分化。
  • さらに『25 CANNON BALLERS』以前のBPM依存型のHSも、クラシックハイスピード(CHS)として復活。サイトで設定すると使用可能になる。

SP・DP切替機能強化

  • 10キーによるプレースタイル切替が、モード選択・STEP UP・段位認定でも行えるようになった。
  • これに伴いゲームスタート時のプレースタイル選択は廃止された。

言語切り替え

  • エントリー時に、ゲーム内で表示される言語を日本語・英語・韓国語の3種類から選べるようになった。

永世段位認定

  • 新筐体限定要素。
  • 達成率に応じて次回のゲージ最大値が制限される。通常とミラーを交互にプレーし、合わせて5回受験で合格。
  • Lincleで導入されたEX段位(ゲージ減少量が激しい)も引き続き存続し、こちらは旧筐体でも受験可能。
  • 永世段位合格で後光が表示されるようになるが、EX段位合格に演出はない。

システムボイス

  • 今作からはポスター等でメインキャラとなっているRoot26のキャラがドラマCDに準拠した声優が担当することとなった。
    • 具体的に言えばキャラ準拠の声優のシステムボイスは前作からであったが、前作が単発キャラだったのに対して今作以降はおなじみのキャラたちに。
  • 今作は姫留(CV:ゆかな)とサイレン(CV:田坂秀樹)が担当。姫留はドラマCDでの展開が終了した後に登場したキャラだったので、今作で担当声優が決定したともいえる。
    • 一方でそれまでの登場テキストではいわゆるお嬢様口調ではあったのだが、ボイスでは普通のしゃべり口調になっていることはキャラクターのファンにもツッコまれている。

イベント

SHADOW REBELLION

  • 本作のEXTRA STAGE専用楽曲群。今回は旧作でBGAに登場したキャラクターに焦点を当てている。
    • 「大犬のお姉さん」や「トリコロイダー」等のマニアックなキャラクター、パステルくん等他機種出身のキャラクターまで出典は様々。
    • 一方で楽曲の方はキャラの元曲とは別ジャンルの曲が多く、続編のような曲が多かった「Qpronicle Chord」とは対照的。
      • 例を挙げるとトリコロイダーの出身楽曲はいわゆる電波曲調のポップスだったが、新曲はアツい特撮主題歌調のモノとなっている。
  • 任意のモードで1回プレーすると貯まる「シャドウジェム」を3個所持した状態で、STANDARDモードをプレーしてEXTRA STAGEに進出すれば出現。
    • 1プレーで正規・合計☆33・すべててAAAを達成できるなら「シャドウジェム」は即3個貯まる。
    • EXTRA STAGEで関連曲が収められた特殊フォルダ「UNLOCK STATUS」内の楽曲をASSISTクリア以上でクリアすることで、「解放済みのシャドウジェム」が手に入る。
    • 「解放済みのシャドウジェム」を1~3個集めればNORMAL~ANOTHER譜面が常駐。5個集めればクプロが貰える。
      • 過去の同様の解禁と比べると、穴譜面までのクレジット数は最長でも9だけで終わり、AAAが不可能でもジェムの獲得は容易なため、全体的には緩和気味である。

HEROIC WORKOUT!!

  • クプロがヒーロー目指してトレーニングするという設定。全モードが対象となり、プレー終了時にイベント画面へ移行する。
    • 「心」「技」「体」の3項目があり、プレー曲を1曲選んで対応した1項目を特に鍛えることができる(他の2項目もわずかながら伸びる)。
    • それぞれの項目が一定値まで成長すると楽曲解禁。また全て100%にするとドージョーに移行し、対戦相手撃破で最終楽曲を解禁できる。
  • 久しぶりにイベントでROOTS26キャラが登場する。

ARENAモード

  • 復活曲あるいはLEGGENDARIA譜面が解禁できる。
  • 大きな変更は無いが、気持ち程度にアリーナキューブは獲得しやすくなった(後述)。

いちかのBEMANI超じゃんけん大会2020

  • コロナ渦における外出自粛期間中に開催。サイト上の操作のみで全ての解禁が行える。必要クレジットはゼロ。
  • 徐々に緩和が進み、IIDXだけで全楽曲を解禁するなら容易であった。
  • 移植曲3曲、いちかのオリジナル楽曲が解禁できた。

毎週!いちかの超BEMANIラッシュ2020

  • いちかラッシュは元機種1プレーorIIDX10プレーで曲が解禁。従来の全体連動イベントよりクレジット数が大きく緩和されている。
  • ののラッシュは上記じゃんけんとほぼ同じ。サイト上の操作のみ。
  • 解禁曲は移植曲が主体だが、いちか・のののオリジナル楽曲も登場した。
  • IIDX以外の機種も並行している人には、ののラッシュの解禁スタンプがなかなか貯まらず 多機種勢にとってはつらいイベントだった。終盤にかけて緩和が爆発的に進み、ギリギリ全解禁できるようになった。

その他

  • これ以外にサントラ発売・各種大会記念など時折追加曲があった。
    • どれも無条件解禁であり、イベントと言うよりはIIDX19以前のbeat#2, #3追加曲のような形となっている。
    • ただし、「20th Anniversary Tribute BEST」からのリミックス曲軍は後述のLIGHTNING MODEL限定となっている。

評価点

質の高い楽曲群

  • 今作のテーマであるヒーローをテーマにした「VALKYRIAS -英雄誕生-」をはじめ、様々なジャンルの質の高い楽曲が揃っている。
    • 前作で好評だった版権曲リミックスも引き続き収録。
      • 特に「EXCITE」は従来ではありそうで無かった特撮ドラマの主題歌のIIDXリミックス、「俺ら東京さ行ぐだ」は8th Styleの「夜のサングラス」で歌唱を担当したすわひでおの復帰等の尖った個性を持っており、好評を受けている。
    • BEMANI sound Teamではdj TAKAやL.E.Dによるオリジナル曲はシンプルだが氏らしい作風。また、Qrispy Joyboxが久々に参加したことは話題になった。
    • 外注としてはDÉ DÉ MOUSEによる「Silly Love」は曲、ムービー共に人気が高い。ビートまりおによる「beatAffection」はその独特なムービーで話題になった。
    • 他にも前作『26 Rootage』から引き続き参加のAJURIKAや、IIDXでは本作初登場のTAKU INOUEなど、様々な著名アーティストが参加。ちなみに両者は元ナムコ社員だが現在はフリーであり、その曲調から度々IIDXへの参加希望も多く寄せられていた念願が叶ったと言えよう。
    • もちろん定番メンバーのRyu☆やkors k、Xceonなども新曲を書き下ろしている。本作はBEMANIアーティストはもちろんだが外注曲が非常にバラエティに富んでいる。RAやSPADAのようにジャンルが特定のものだけに偏っている事もなく、曲ジャンルのバランスとしても評価は高い。
  • 前作『Rootage』のシステムボイス及び解禁イベントでのメインパーソナリティーを務めたリプンテとスタンパ、クリープのキャラクターソング「開きたまえ!Next stAge!」が収録。単発イベントのキャラとして使い捨てにされず、楽曲として残ることとなった。
    • 歌唱はもちろん前作で声優を務めた三名であり、作曲はuno(IOSYS)ことRoughSketch
    • 更に当曲は楽曲終了後にボタンを押すとムービーと連動してキャラクターが挨拶してくれるというギミックも。アリーデヴェルチ!!

CANNON BALLERS以前のHSの復活

  • 前作で登場した現行のNHSは主に中級者以上に不評だったが、今作では詳細オプションで「クラシックハイスピード」を選択することで旧仕様のHSを使うことができるようになった。これによる復活は大いに歓迎された。

低難易度譜面の充実

  • BEGINNER譜面が正式難易度になったため、SPの☆1~☆3フォルダの楽曲数が大幅に増えた。
  • スコアも保存され、ASSIST CLEARからFULL COMBOまでのすべてのランプを付けられるようになったため、初心者のモチベーション向上に一役買ったといえる。
  • また、これに関連して特に古い曲の低レベル譜面の難易度表記が上方修正された。
  • 通常の難易度扱いとなったことで、2人プレー時の左右別難易度選択が可能になったことも併せて、総じて初心者に優しくなったといえる。

LEGGENDARIAの選曲機会増加

  • Vディスクの消費枚数減少(金曜日以外は4枚消費、金曜日のみ前作同様1枚消費)、選択可能モードの増加により、LEGGENDARIA譜面を選曲できる機会が増加した。
    • 定額制サービス「プラチナメンバーズカード」を取得すればVディスクを10枚得られるので、金曜日以外でもLEGGENDARIAを2回選曲できる。
    • 「プラチナメンバーズカード」を取得しているなら、金曜日ではPREMIUM FREEで最大10回選曲できる。
      • 従量課金アイテムが本作で廃止されたため、LEGGENDARIAの長時間粘着プレーはこの手法に限られる。
  • ARENAモードではアリーナキューブを数十個貯める毎にVディスクが20枚もらえる。

集めやすくなったARENAキューブ

  • Aクラス維持報酬が無くなり、順位報酬が一律+1された。
  • 新たにカウンター成功キューブボーナスが追加。自分以外が選んだ曲のいずれか1つで1位になると、キューブが1個加算。(1クレ最大1個)
  • 第2回以降の開催では、開催期間が従来の2週間から3週間になった。
    • 最終回のみ次回作稼働直前のためか2週間に戻った。

賛否両論点

新筐体限定要素の存在

  • 新筐体限定の先行配信曲が存在する。
    • 計15曲と比較的多い。中には新筐体のプレー回数による隠し曲もある。
    • 設置店舗まで長距離の移動が必要となる地方プレーヤーには厳しい。
  • 永世段位も新筐体限定だが、後述の問題点であまり取り組むプレーヤーは多くないためか、あまり問題視されていない。

問題点

プレーに支障の出る不具合

  • 旧筐体の不具合
    • 処理落ちが起こることがある。発生したのがプレー中の場合、譜面が停止しゲームにならなくなる。
  • 新筐体の不具合
    • ロード中やイヤホン使用時、特定の楽曲のプレー時にフリーズし、再起動がかかることがある
    • 多重反応が発生することがある。処置方法はあるが、あくまで一時的なものでそのうち再発してしまう。
    • TIME HAZARDモードで処理落ちが起こることがある。
    • BGMとキー音が徐々にズレていくことがある。
    • アプデで修正されたが、ハイスピードが従来より遅い、ターンテーブルがロックされる等の不具合もあった。
  • その他にも、音量バランスがおかしい等の様々な不具合がある。
  • 上記のバグは筐体によって発生頻度に差がある。最寄りの筐体でバグに何度も遭遇しているプレーヤーがいる一方、バグに全く遭遇したことが無いプレーヤーもいる。
  • 一時的な不具合回避のため、アップデートのロールバックやイベントの延期が行われることになった。
    • 結局、処理落ちやフリーズは長期間未修正となっている。
  • 稼働初期にはLEGGENDARIA譜面のクリアランプが消えたり、GOOD判定の幅が広くなる等の不具合があったが、早急に解消された。

封印されたHERO RANKING

  • フルコンボ・スクラッチ・鍵盤・イチオシ・辻斬りといった項目を期間や店舗を区切って閲覧できたランキングだった。
    • 個人のプレー状況を特定するのが容易だったためか稼働半月で閲覧休止になった。

旧曲解禁の問題点

  • 従量課金アイテムが廃止されたため、隠し曲のプレーも常駐解禁アイテム「トーンディスチャージャー」が登場するのを待つしかなくなった。
    • 「トーンディスチャージャー」が登場するのも稼動から4ヶ月近くと、前作よりも遅くなった。
  • 各々の値段はそれなり。IIDX自体をやり込んでトランメダルを大量に集めていけば、初心者でも不可能では無い程度。特に低段位の回収など。
    • 一方でプレー回数自体が根本的に少ない人にとっては厳しいものとなっており、そういう人に限って未解禁曲が多いこともあるだろう。
    • Rootageのイベント隠し曲ならば全て購入対象になっており、ボス曲でもサイト上で簡単に買えるのは(他の旧曲解禁の無いコナミ機種よりかは)マシな点である。
  • 2020/07/02の更新にて、FLOOR INFECTION32&36弾の曲も購入可能になった。
    • だいぶ遅すぎる緩和だが、SDVXをやっていない人にとってはありがたいか。

正式難易度化による弊害

  • 別曲扱いだったBEGINNER・LEGGENDARIA譜面が正式難易度になったことにより、STANDARDモードにおいてVIP PASS BLACKを使わないと、同一プレー中に同一楽曲のLEGGENDARIAとその他難易度を選曲できなくなるというデメリットが生じた。

前作解禁フレーム・BGMの引継ぎなし

  • 前作のイベント「ARC SCORE」で解禁できた旧作を再現したフレーム・選曲BGMが引き継ぎされなかった。
  • 解禁にはバージョン縛りという条件付きで最低10クレもかかった。苦労して解禁したのに短期間でしか使えなかったことに憤りを覚えるのは当然であろう。

永世段位の意義

  • 達成率によりゲージ上限が下がっていくものの、5回も同じ曲群をプレーするのは単調ではなかろうか。
    • 一応永世限定の特別な段位ステータス表示、および「カードコネクト」という物理カードを印刷できるコナミの筐体との連動時のステータス出力が特典にはなっている*1。おまけ程度の物だが、記録を公式で物理的に残せるのは今までに無い意義だろうか。
    • 正規ミラーどちらかのみでギリギリ1回受かるレベルでは永世段位に合格不可能で、最低でも達成率70%程度が取れる実力は必要になるため、ある程度の実力証明にはなる。それでも結局は、課題曲4曲が得意だったかどうかに左右される上、実のところEX段位を1回取るほうが高難度である*2。本モード限定のラスボス曲でもあれば大いに盛り上がったかもしれないが…。
      • 名前の通り、1度永世段位を取得すれば以降のシリーズで段位認定をプレーせずとも段位称号が得られると考えて取得したプレーヤーも多かったが、次回作である「BISTROVER」ではそれを引き継がなかった代わりにSINOBUZからCANNON BALLERSまで実装されたEXPERTのCLASSIC CLASSを段位認定として登場させた「-極- 段位認定」が登場した。

総評

新曲や新機能等のコンテンツは順当に評価できるが、ゲームがまともに遊べなくなる不具合のせいで台無しになってしまった。
しかし筐体によって不具合の発生頻度に差があるため、プレーヤーのホームの筐体の状況によって本作の評価は変わってくる。
このような環境面における大問題は、本作を含めたバージョン番号が9の倍数の『9th』『Resort Anthem』にも共通しているが、環境の一新が上手く行かなかったと捉えられる。
本作の場合は新筐体と旧筐体両方を並行稼働するために十分なテストが行えなかったのが原因だろうか。2020年の世情自体もAC音ゲー全体にとってかなりの逆風となっているため、評価に差が出る状況はなかなか覆らなさそうだ。


LIGHTNING MODEL

  • IIDX20周年を記念して製作された新モデル。従来よりもデザインが派手になり、数々の新機能が搭載。
    • 43インチ120fpsのメインモニター、タッチパネル式サブモニター(プレミアムエリア)、重さの変えられるターンテーブル、イヤホンジャック等が搭載されている。
    • OSは「Windows 10 Embedded IoT」になっており、旧機種との明確な違いとしてロード時間が大きく減っている。詳細スペックはこちらのサイトで公開されている。
    • 従来筐体の10キーやエフェクトはプレミアムエリアで変更する。ターンテーブルの重さ調整もここで行う。
    • 筐体全体がライトで光るようになっている。眩しいと思う場合は、プレミアムエリアからOFFにできる。
    • 従来にあったLEDセグメントは無い。なのでプレー中に曲名を確認できる手段は無くなった。
    • プレミアムエリアは設定でプレー中の表示を暗くすることができる機能がアップデートで追加。
  • 新設計のため、画面やボタン感覚等は従来とは異なる。
    • 画面は従来よりも大きく、画面とプレーヤーとの間の距離がCB液晶と同様に長め。
    • 鍵盤に使用される標準マイクロスイッチが50g/0.49Nになっていて、従来筐体のデフォルトより軽くされた。競技性の問題か、デフォルトから重さを変えていない店舗が多い。
    • ターンテーブルは表面が滑りやすく、手汗をかく人にはやや回しづらい。店舗によっては滑り止めシートを貼ってくれているところもある。
    • スクラッチの反応は従来よりもかなり良くなっており、高速皿曲のプレーに適している。
      • ただし、BSSはしっかり回し続けないと切れるようになった。
    • STARTボタンが鍵盤パネルに移動した。また中央寄りでスクラッチから遠いため、ギアチェン・皿チョンは従来の方法と動きが異なり慣れと工夫が必要。画面からも遠くなり視線固定しながらの操作難易度も上がった。
    • EFFECT・VEFXボタンはコイン投入口奥側に移動。
  • 都市部と地方部で設置店舗数の格差が大きい。
    • ラウンドワンやタイトーステーションのような大型店舗では設置されていることが多い。
    • 都市部では小規模店舗でも設置されていることがある一方、地方部ではたったの1店舗しか設置されていない県もある。

余談

  • 2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)流行の影響を様々な面で受けてしまった。
    • オリジナル等身大パネルの応募期間が3月30日まで延長された。
    • 季節に合わせた春のお花見ボイスとWR「俺ら東京さ行ぐだ」が自粛に反するテーマとなってしまった。
    • 4月の緊急事態宣言の影響から楽曲追加の更新が止まってしまったが、解除後の6月から更新が再開された。
      • しかしながら次回作稼働のタイミングが遅らせられなかったのか、イベント最終曲の解禁期間は1ヶ月未満となり間に合わないプレーヤーもいた。
  • コナミによる音楽ゲーム部門のeスポーツ第1号機種として、本作が選ばれた。
    • こちらはROUND1やシルクハット等の大手ゲームセンター企業とスポンサーを組み、他のプレーヤーと対戦する事で盛り上がるという形でeスポーツ事業に注力するという形になっている。
    • しかし、上記のコロナウイルスと同じ理由でそのeスポーツリーグであるBEMANI PRO LEAGUEの実施日が延期されてしまった。
      • そのため今作では無観客のプロモーションイベント「BEMANI PRO LEAGUE ZERO」として開催し、翌年改めて「BEMANI PRO LEAGUE 2021」として開催。
  • 本作からの新曲には前作『26 Rootage』の過去バージョンをイメージした楽曲の解禁イベント「ARC SCORE」に収録予定だったと思われるものがいくつか存在する。
    • 楽曲コメントで「前作に収録予定だった」と明言されている「Horizons of Promise」や「27th Style」は、それぞれ『beatmania IIDX』(2nd Style)に収録された「Prince on a star」と「Second Style (Hip Hop Paradise)」の続編的な楽曲である。
  • 19 Lincleから8作に渡り参加し続け、数々の人気曲を生み出してきたHARDCORE TANO*Cレーベルメンバーの楽曲提供が本作で途絶えた。
    • IIDXのみならず、2019年半ば頃から他のBEMANIシリーズにも参加しなくなっている。TANO*Cは2019年より稼働の他社音ゲー『WACCA』シリーズの制作に非常に密接に関わっているため、BEMANIの競合相手となってしまったことが原因*3だと推測されている。
    • 例外として、メンバーの1人であるRoughSketch氏のみ継続してBEMANIシリーズに参加している。彼は2014年から社内レーベル「beatnation RHYZE」に所属しているが、一方WACCA公式サイトでメンバーとして紹介されておらず*4、楽曲を提供していないことに関係があると思われる。
      • その他BEMANI常連アーティストでも、TANO*Cメンバーではないものの繋がりのあるHommarju氏、かめりあ氏などは『WACCA』に楽曲提供しているが、彼らは引き続きBEMANiシリーズへと楽曲を提供している。
    • 他の例外では2021年、TANO*C所属ユニットのMassive New Krewが作曲を手掛けたアニメ主題歌「Realize」が『DanceDanceRevolution A20 PLUS』に収録されている。
+ タグ編集
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  • beatmania IIDX
  • 2019年
  • AC
  • BEMANI

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最終更新:2024年05月02日 06:26
添付ファイル

*1 その他クプロパーツ・解禁等に使用するゲーム内通貨+トランメダルなど

*2 EX段位は正規系・通常HARDゲージで4曲全てを危なげなくクリアできる程度の実力が必要

*3 「そちらの制作に注力するためのスケジュール上の問題」なのか、「KONAMIが競合相手となったTANO*Cを拒絶した」のかは不明。ただし、2024年現在、2022年8月に『WACCA』側がサービス終了しても該当メンバーの再起用はなされていない。

*4 TANO*CのYouTubeチャンネルの放送でこのことについて、「当日集まれる人だけで写真を撮った」と証言されていたことや、WACCA公式Twitterアカウントからフォローされているあたり、メンバーから外れた訳ではない模様。しかし、氏の関わった楽曲は1曲のみであり、書き下ろし楽曲は稼働初期から希望されていたがついに1曲も収録されなかった。