QUAKEシリーズリンク


本編

機種 タイトル 概要 判定
MS-DOS QUAKE シリーズ第1作。フル3Dとオンラインマルチが大人気に。
N64 QUAKE N64への移植。健闘したものの劣化移植止まりとなり、独自性の評価された『DOOM 64』と比較されてしまう。
SS QUAKE SSへの移植。テクスチャやマップ構造等の再現度は高め。
移植にあたりデベロッパーのLobotomy Softwareが手掛けた『Powerslave*1』のCS機版におけるゲームエンジン「SlaveDriver」が使用されている。
MS-DOS QUAKE Mission Pack 1: Scourge of Armagon Ritualによる『QUAKE』拡張パック。難易度は高め。
QUAKE Mission Pack 2: Dissolution of Eternity Rogueによる『QUAKE』拡張パック。武器や敵など新規要素が多い。
Win/XSX/One/
Switch/PS5/PS4
QUAKE DL専売*225周年を記念してQuakeconで発表された、『QUAKE』と各種拡張パックのリマスター版。マルチとCO-OP、MOD等にも対応。
『QUAKE』のゲームプレイはそのままに4K解像度やモデル強化に加え、ライティング向上といったグラフィックの大幅パワーアップを成し遂げた。
Win QUAKE II 『DOOM』路線へ回帰。キャンペーン・マルチ共にさらに進化し、オンラインの裾野を押し広げた一方、対戦バランスの変化はファンから不評。
N64 QUAKE II ベタ移植からオリジナル路線に進路を変更。画面分割対戦プレイ等も実装され、当時最先端タイトルの移植ながら画質などもかなり健闘している。
PS QUAKE II N64版をベースに、大容量ディスク媒体を生かしてOPやオリジナル版のマップ等を追加。
Win QUAKE II Mission Pack: Ground Zero Rogueによる『II』拡張パック。チェーンソーやプラズマビームが登場。
QUAKE II Mission Pack: The Reckoning Xatrixによる『II』拡張パック。惑星ストロゴスの惨劇を生き延びた別働隊の活躍を描く。
Win/XSX/One/
Switch/PS5/PS4
Quake II DL専売。
PS2/DC/Win QUAKE III Arena ゲーム内容をマルチのみに絞った、スポーツ系FPS全盛期を担った作品。オンライン人口を巡って『Unreal Tournament』シリーズと鎬を削った。
Win QUAKE III: Team Arena 『III』にチーム戦のゲームモードを追加する拡張パック。
360/Win QUAKE 4 Raven Softwareによる外注作だが、『II』ベースのSF路線へと再び回帰。『DOOM3』のエンジン(id Tech4)を利用しながらも動作は軽くなった。
PS3/360/Win Enemy Territory: Quake Wars 『Return to Castle Wolfenstein』のマルチプレイヤーパートを開発したSplash DamegeによるオンラインFPS作品。
バトルフィールド』タイプのゲーム内容となり、海兵隊とストログの激しい戦いが描かれる。AIも優秀でオフラインでもそれなりに楽しめた。
今日の『BF』シリーズで見られる分隊システムと同じような経験値システム*3を採用。また、乗り物のダメージ表現もこだわりがあった*4
Win Quake Live 『III』をベースにバランスを調整したe-Sports向けの作品。当初の広告表示のみで基本無料というシステムは早々と破綻した。
Quake Championship 『III』『Live』からの流れであるマルチプレイのみプレイ可能なシリーズ最新作。キャラごとに個性が出るようになった。
Quake Wars online 『Enemy Territory: Quake Wars』をベースに、Nexonで展開されたオンラインマルチFPS。元のゲームが優秀であったため、評価は良かった。
しかし、復帰地点に乗り物を置くとリスポーンした瞬間に死亡する不具合あり。2012年1月26日にサービス終了。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
MS-DOS DOOM II: Hell on Earth FPSの名を広めた名作。荒削りなオンラインマルチも搭載しており、フィードバックが初代『QUAKE』に生かされた。
Win John Romero's DAIKATANA 初代『QUAKE』の企画変更が元で開発陣と対立、id Softwareを退社したロメロ氏が『II』のエンジンを使用して製作したFPS。
度重なる延期と劣悪すぎるゲーム内容によりゲーム史に残る失敗作として名を残した。
Win/Mac/
Linux
Half-Life 初代『QUAKE』のエンジンを独自改良した「Goldsrcエンジン」を利用。後にそれを更に改良し「Sorceエンジン」を生み出した。
Commander Keenシリーズ 初代以前に『スーパーマリオ』PC移植を目指してMS-DOSで作られた、id Software初期の代表作である横スクロールアクション。
『QUAKE』で初めて*5「Dopefish lives!」という隠しメッセージと共に敵キャラ「Dope fish」がゲスト出演。
その後、『II』『III』『DAIKATANA』などにも同様のメッセージを合言葉に続投している。


特徴

フル3DのFPSとして初登場、オンラインマルチ対戦という今なお人気のジャンルを開拓し、スポーツ系FPS全盛期を担ったことで知られるFPSシリーズ。
元々は頓挫したRPG企画のリソース流用で作られた『DOOM』のクローンとでも言うべき代物だったが、ファン・公式共にオンラインマルチの模索が続けられた。
その結果、現在のオンラインFPSでは当たり前のように実装される様々な要素やルールが本シリーズによって生み出された。

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最終更新:2023年11月14日 00:22

*1 日本CS機版では『西暦1999 ファラオの復活』のタイトルで発売された。

*2 海外Switch版のみ、Limited Run Gamesから豪華特典付きパッケージ版が発売された。

*3 リセットは全滅ではなく試合終了時

*4 部品ごとに破損し、例えばタイヤの前輪が取れた装甲車はハンドルが切れなくなる。これによって6輪装甲車と高速4輪車や戦車・ホバー戦車に単なる性能以外の差が生まれた。

*5 業界全体では『DOOM』開発者の一人であるトム・ホールが、移籍先のApogeeで『Wacky Wheels』『Duke Nukem 3D』に仕込んだDopefishネタが発端。その後、彼はidに復帰し『QUAKE』に参加した。