ひらめきアクション ちびっこワギャンの大きな冒険

【ひらめきあくしょん ちびっこわぎゃんのおおきなぼうけん】

ジャンル アクション&ちえくらべ
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 ナウプロダクション
発売日 2009年1月29日
定価 4,800円
判定 良作
ポイント 14年ぶりの新作
種類も難易度も豊富なちえくらべ
よみがえった名曲の数々
ワギャンシリーズリンク


ストーリー

ここは大海原の中にポツンと浮かぶ小さな島『ギャワ島』。

この島には手にしたものがあらゆる知恵を得られるという、伝説の秘宝『シルスベ』とその守り神『ワギャン』の像がまつられています。

ある日、悪の科学者『ドクターデビル』によってシルスベが奪われてしまいました。

彼はシルスベの力を使ってマジンを操り、世界中の知恵を吸い取ろうと企んでいます。

その時、ワギャンの像が光り輝き、『ちびっこワギャン』が目覚めました。

こうして、自慢の『声』を武器にちびっこワギャンの大冒険が始まったのです! (説明書より)

概要

  • ワギャンシリーズ14年ぶりの新作として発売された作品で、3つのモードから選択して遊べる。その他1度見たムービーを再度見られるギャラリーもある。
    • 『ひとりでだいぼうけん』はメインとなるストーリーモードで、ワギャンを操作してステージをクリアしたり、マジンとのちえくらべをしたりして進んでいく。全8ワールド構成。
    • 『ひとりでちえくらべ』はストーリーで出てくるちえくらべを一人でやり込むモードでストーリーを進めたり、やり込み続けると遊べるちえくらべが増えていく。
    • 『みんなでたいけつ』はさいだい4にんで遊べる対戦モードで、DSワイヤレスプレイとDSダウンロードプレイ両方に対応している。
      • 対決はちえくらべで行う『ちえくらべたいけつ』とDSワイヤレス通信専用のアクションゲーム(4種類ある)で行う『アクションたいけつ』が選べる。

特徴

  • ワギャンのスペック関連
  • 今までのシリーズ同様音波砲で敵をしびれさせて進むスタイルで、ワギャナイザーを取ることでパワーアップできるが従来とは異なりワッ、ギャ、ガーの3段階となっている。
    • 3段階目まで上がっている状態でもう一つワギャナイザーを取るか、隠されているスーパーワギャナイザーを取ると無敵になれる。取った瞬間に無敵になるわけではなく下画面にワギャンメダルが現れ、タッチすることで任意に無敵を発動する形になる。無敵時には敵を倒せるほかジャンプボタンを押しっぱなしにすることで宙に浮き十字キーを入れた方向に飛ぶことができる。
    • 今作では音波砲の溜め撃ちが可能で、これを当てると敵をしびれさせつつ横方向に吹っ飛ばせたり、壁を壊して道を作ることができる。これによって敵を壁際まで持ってきて足場にする、壁を壊す順番を考えるなどいろいろなステージギミックが生まれた。
      • 実は敵を踏んづけても基本的にミスにはならず、バウンドするだけ。
  • 今までのシリーズでもあったカラメットもあり、1発当たると消えてしまう青と何発か耐えてくれる金の2種類がある。
    • 青はステージに隠されていたりちえくらべでもらえる。金はワワワゲーム(後述)で手に入る。
  • シリーズの定番ギミック『すべり台』もしっかり健在で、これだけで構成されたステージもある。
  • ステージ関連
  • 各ワールドごとにマップがあり、ステージをクリアすると新しい道が開通し先に進めるようになる方式で要所にコマジンがおり、最後にはボスのマジンがいる。時々道をふさぐおじゃマジンが現れることも。コマジンとマジンはワールドごとにちえくらべのジャンルが決まっているが、おじゃマジンは同じワールドでもあらゆるジャンルが混在する。
    • ちえくらべはマップでマジンたちの所に行ったときに行われる方式で、各ステージの最後に行う方式ではなくなった。
  • ワールドによって海や砂漠など個性がつけられている。
    + 個性的な8つのワールド
  • ワールド1 ギャワ島
    • 標準的なワールドで、特徴らしい特徴がない。
  • ワールド2 どろんこジャングル
    • 名前の通り森林と動かないと沈んでいく沼地で構成されたワールド。
  • ワールド3 マリンアイランド
    • 海のワールドで、水中を泳いだり水面からジャンプしたりして進んでいく。
  • ワールド4 遊園地
    • 観覧車のリフトやジェットコースターなどバラエティに富んだ楽しいワールド。背景にFC版1やFC版2の敵が遊園地で楽しむ姿が書かれていて懐かしい気分になる。
  • ワールド5 カラカラさばく
    • 砂漠を進むワールドで、流砂を上ったり下りたりするところもある。
  • ワールド6 カチカチアイランド
    • 足元がつるつる滑る氷のワールド。音波砲が凍って足場になるギミックも健在。
  • ワールド7 もくもくルーイン
    • 空のワールドで、雲のジャンプ台や風船などを駆使して進んでいく。
  • ワールド8 宇宙要塞
    • ドクターデビルの基地。宇宙らしくスイッチで重力を操作するギミックもある。
  • ステージ中には星の実が配置されていて100個集めると1UPする。
    • 大きい星の実もあり、1つ取るだけで星の実が10個増える。
  • ステージの各所に置かれている壷からはいろいろなアイテムが出る。
  • ステージ中に時々音波砲が当たった時に星のエフェクトが出るところがあり、そこにはアイテムが隠されている。
    • 行き止まりや不自然にへこんでいるところなど怪しいところもあれば全く何でもないところに隠れていたりもする。
  • 各ステージに3つずつワワワコインのかけらが配置されていて、3つそろえるとワワワコインが1枚もらえる。
    • かけらはコインの右上部分、左上部分、下部分に分かれていて、全ステージで同じ順番で置かれているため取り逃していないかどうかがわかりやすい。
    • 全ステージのかけらをすべて集めると、お祝いメッセージ付きの特別な1枚絵が出てコインの枚数が無限になる。
  • ステージの行き止まり等に特殊なアイテムが置かれていることがあり、取ると特別なエリアに出る。
    • ワギャコプター、ワギャモグラ、ワギャサーフィンの3種類ありそれぞれ下画面をタッチペンでこすって操作する。
    • これらのエリアには星の実や1UP、場所によってはワワワコインのかけらもあり敵はいないが当たると終了になる障害物もある。
    • 終了後は最後まで行ったかどうかにかかわらず取らずに進んだ場合のエリア切り替わり地点に合流する。
  • ステージのゴールにはゲートとスイッチがあり、スイッチを押してゲートを開けてゴールする形になっている。
    • 序盤のステージ以外には普通のスイッチとちょっとしたギミックを使うと押せる1UPスイッチの2つが設置されていて、1UPの方を押すとゲートに1UPが出現する。押さなかった方のスイッチは消滅する。
  • マップにあるメガホンの所に行くとワワワコイン1枚につき1回ワワワゲームができる。
    • ワワワゲームは右から左に流れてくるアイテムを音波砲でゲットするもので、ここではDSのマイクに叫ぶことで音波砲が出る。1ゲームにつき撃てるのは5回で回数を使い切るか爆弾に音波砲を当ててしまうとゲームセットになる。

ちえくらべ

  • 今作のちえくらべは8つのジャンルから3種類ずつ、計24種類+αありルールもノルマもバラバラで飽きさせない。
    + ちえくらべの数々 特に記載がない物は時間切れで負け
    + しりとり系
  • ターンしりとり
    • いわゆる普通のしりとり。ワギャンとマジンが交互にしりとりをする。無茶な裏読みも健在でノルマクリアで勝ち。
    • レベルが高くなるほどノルマが上がり、制限時間も短くなる。
  • はやおししりとり
    • 前の言葉に繋がるパネルを相手より早くタッチすれば得点になる。相手より先にノルマに達すれば勝ち。
    • レベルが高くなるほどノルマが上がり、相手が超スピードになる。
  • つなげしりとり
    • 指定された回数だけしりとりを繋げていく。繋げきれば1点で、規定の点数を取ればクリア。
    • 場合によってはパネルが少ないかわりにすべてのパネルを繋げなければいけない場合もある。裏読みが絡むとなかなか解けない可能性もある。
  • + まちがいさがし系
  • まちがいさがし
    • 2枚の絵を見て間違いを探し、タッチペンで丸を付ける。全て見つけられれば1点で、規定点に達すればクリア。
    • レベルが上がると絵1枚当たりの間違いの数が多くなる。
  • なかまはずれさがし
    • いくつか並んだ絵の中から1つだけ違う仲間外れを探す。1問1点で規定回数見つけられればクリア。
  • どこ?どこ?さがし
    • 1枚の絵の中に指定された物がいくつか隠れているのでこれを探す。全て見つければ1点で規定点に達すればクリア。
    • 時々絵が暗くなり自動で動くスポットライトだけで探さなければいけない場合もある。
    • ワールド2のボスのちえくらべで出てくるこれが最初の壁になる。
  • + 神経衰弱系
  • しんけいすいじゃく
    • 普通の神経衰弱。交代でパネルをめくって同じカードを当てれば1点、相手より先に規定点に達すれば勝ち。
  • やまづみしんけいすいじゃく
    • 右から出現し左に積みあがっていくパネルを神経衰弱で消していく。規定回数消せればクリア。
    • 初期パネルは開始前は表向きになっており、詰みあがったパネルも部分的に見える場合があるので、思ったほど難しくない。
  • ちらみせすいじゃく
    • 最初の3秒間で表向きになっているパネルの配置を覚えて後からめくっていく。規定点までめくれればクリアだが最後に残ったペアはポイントにならない。
    • 最初はパネルも少なく簡単だが、レベルが高くなると全ちえくらべの中でも指折りの凶悪な難易度になる(後述)。
  • + おはじき系
  • おはじきパズル
    • タッチペンでおはじきを飛ばしてマジンのおはじきを外にはじき出す。1問1点で規定点取ればクリア。
    • 難易度が上がると障害物が増えたり、マジンのおはじきが小さくなったり直接ぶつけるのではない問題も出たりする。
  • おはじき色合わせ
    • タッチペンで色のついたおはじきを飛ばして同じ色のおはじきにぶつけてすべて消す。1問1点で規定点取ればクリア。
    • 難易度が上がるとおはじきの数や色の数が増えたり、仕掛けがややこしくなる。
  • おはじきライトアップ
    • おはじきを飛ばして星型のライトを全てつける。1問1点で規定点取ればクリア。
    • 難易度が上がるとライトの数が増えたり、ライトの大きさが小さくなったりライトが動いていたりする。
  • + ジャンケン系
  • スピードジャンケン
    • トランプのスピードの要領で中央に出された2枚のジャンケンの手に勝てる手のカードを素早く出していく。相手より先に規定点に達すればクリア。
  • あとだしジャンケン
    • 先に相手が出した手に対して立札で出された指示通りに手を出していく。規定点を取ればクリア。
    • 『勝て!』だけではなく『負けろ!』『勝つな!*1』などいろいろ指示が出るため一筋縄ではいかず、楽しい。
  • めいろジャンケン
    • スタート地点からジャンケンで勝てる手を選びながらゴールまでつないでいく。1問1点で規定点取ればクリア。
    • 難易度によってはすべてのマスを通れという条件が付くこともある。高レベルなのに規定点が極端に低い場合はこれの可能性が高い。
  • + もじかえ系
  • もじならべかえ
    • 文字を並べ替えて正しい言葉を作っていく。1問1点で規定点取ればクリア。
  • ひともじチェンジ
    • 下から上に上がってくる言葉を左に置かれているパネルをはめて違う言葉にする。上がりきるか左のパネルがなくなるまで答える事ができ、1回答えれば1点で規定点取ればクリア。左のパネルを使いきると残り時間が増える。
    • 難易度が上がるとノルマが増えたり上がってくるスピードが速くなったりする。
  • もじはめこみ
    • 右側の開いている枠に左に置かれているパネルをはめ込んで正しい言葉を作る。1問1点で規定点取ればクリア。
    • このもじかえ系のちえくらべにはもじぴったんのスタッフが関わっており問題の質が高く、かなりマイナーな言葉や地名などが正解として通ったりする。
    + クイズ系
    • ○×クイズ
      • 普通の○×クイズ。1問1点で規定点取ればクリア。
      • 時々問題が下から表示されたりもする。
    • あべこべクイズ
      • 問題は○×クイズと同じだが、立札で『答えろ!(正解しろ)』『まちがえろ!』と指示が出されるのでそれに従って答える。1問1点で規定点取ればクリア。3回間違うと負け。
      • 時々間違えようとして正解してしまったり、逆もあったりとややこしい。
    • イラストクイズ
      • 『太陽はどっち?』など問題文が表示されるので、それに当てはまるイラストを選ぶ。1問1点で規定点取ればクリア。3回間違うと負け。
    + キオク系
  • すりかえキオク
    • 最初にパネルが表示された後いったん閉じられ、もう一度開いた時に最初に表示されていたパネルと入れ替わったものを当てる。1問1点で規定点取ればクリア。3回間違うと負け。
    • 難易度が上がるとパネルの枚数や入れ替わる数が増えていく。
  • もとどおりキオク
    • 最初に5秒ほどパネルが表示された後いったん閉じられ、もう一度開いた時パネルが全て外れているのでもとどおりに直す。1問1点で規定点取ればクリア。
    • 実は不正解の場所にはめようとすると弾かれるようになっているので迷っても正解にたどり着ける。評価は低くなるが。
    • 難易度が上がるとパネルの枚数が増え凶悪な難易度になるが、ちらみせすいじゃくよりはマシである。
  • むげんキオク
    • パネルがいくつか配置されており、順番に出てくるのでその通りにパネルをタッチする。1問1点で規定点取ればクリア。3回間違うと負け。
    • 正解するごとに以前の順番の後ろに1つ追加されて行く形になっていて、増えればその分間違いやすい。
    • 難易度が上がるとパネルの枚数が恐ろしい事になり、凶悪な難易度と化す。
  • + エンドレス系
  • デビルマジンモードをすべてクリアした後に出現する。
  • エンドレスしりとり
    • 50秒でどれだけしりとりを繋げられるか挑戦できる。答えるたびに時間が1秒増える。
  • エンドレスおはじきパズル
    • 3回失敗するまでおはじきパズルに挑戦し続けるモード。
    • 問題はおはじきパズルとおはじきライトアップが入り混じって出題される。
    • この2つのエンドレスモードはハイスコアが記録されるようになっている
  • ストーリーモードでのちえくらべは登場した場所に応じたものになっており、クリアすると金(たいへんよくできました)、銀(よくできました)、銅(がんばりましょう)の評価が出て1アップや星の実をもらえる。クリアできなくても救済策が用意されている(後述)。
  • 金の時は相手の負け台詞が違っている*2のでわかりやすい。下記のひとりでちえくらべの時も同様。
  • ひとりでちえくらべの方ではちえくらべ1つ1つに1~5までのLVがあり、それぞれクリアすると金、銀、銅のメダルがもらえる。対戦相手は1~4までがコマジンで5がマジンになっている。おじゃマジンはそのちえくらべのLV1~5をすべてクリアした後、Rボタンで出せるようになる*3
    • すべてのちえくらべのLV1~5をすべてクリアすると、ストーリーのラスボスと戦うデビルマジンモードが解放される。
      • デビルマジンモードもLV1~5まであり、それぞれ3つのちえくらべを連続して行う事になるが、ちえくらべのLVは全て5に設定されており相当に難易度が高い。
      • ちえくらべの組み合わせはデビルマジンのLVによって固定であり重複もなく、人によっては低いレベルの方が難しく感じるかもしれない。
      • 幸いな事にちらみせすいじゃくLV5は含まれていないがキオク系やおはじき系は要所にあり、ターンしりとりLV5がデビルマジンLV5の3戦目、つまり最後の最後にあるという過去作の最終決戦にも重なるニクい設定になっている。
      • この厳しいデビルマジンモードをすべてクリアすると最後の隠し要素であるエンドレスしりとりとエンドレスおはじきが解放される。

評価点

  • ワギャンシリーズらしい明るい雰囲気。
    • マップ画面、ステージ、ちえくらべと明るい背景や曲が多く、村人たちが知恵を奪われたという位雰囲気を感じさせない作りになっている。
    • 特にワールド4開始前のムービーで遊園地で走り回るワギャンはホントに楽しそうである。
  • 初心者にもやさしい親切設計。
    • 残機が非常に貯まりやすく、ミスしても安心。
    • 要所にメッセージボードがあり、何をすればいいのかわかりやすい。
    • 序盤のステージには練習エリアへの入り口があり、敵の利用、溜め撃ち、登れるブロックなどの操作練習ができるようになっている。
    • ちえくらべも3回負けるたびに難易度が下がっていくのでいつかはクリアできるようになっている。
  • アレンジされた名曲の数々。
    • 多くのステージやちえくらべなどに過去作の名曲のアレンジが贅沢に使用されている。
    • 例えばワールド4のステージBGMはFC版1の無敵BGM~FC版2の無敵BGMのメドレーになっていたり、おじゃマジン戦はFC版1のボス戦BGM、コマジン戦はFC版2のボス戦BGM・・・と挙げていけばキリがない。ただ、サウンドテストは存在しない。
    • 特に最終面&最終戦のBGMは必聴である。
  • 新しくなったちえくらべ。
    • しりとり、神経衰弱をはじめとしたちえくらべはやっていて歯ごたえがあって楽しく、高評価を狙いたくなる。
    • ちえくらべは2~4人で対戦することもでき、うまくやれば熱い戦いになる。
    • エンドレスモードは出す条件が厳しいものの限界まで楽しめる中毒性がある。

賛否両論点

  • デザインの変更。
    • ワギャン自身をはじめとしてデザインが大きく変更されており、『可愛くなった』『ワギャンらしくない』と賛否が分かれている。
    • 過去作の敵などはほとんど登場しない(前述のワールド4の背景くらい)。
  • アクションの難易度。
    • アクションの難易度は苦手な人でもクリアできるよう配慮されているのだが、悪く言えば『ヌルい』とも言えてしまう。
  • また、空中でのばたつきやコイン集めなど、なぜかマリオシリーズに似た要素が散見される。
  • マジンのデザイン。
    • ジャンルにちなんだ姿になってはいるものの8体とも似たようなデザインになっている。
  • 音波砲。
    • 今作では無敵のストックやタメ撃ちが可能な代わりか、最大が「ガー」止まり。今までのシリーズより1ランク少ない。

問題点

  • ストーリーが薄い。
    • 各ワールドの初めにムービーが流れるものの、シリアスなシーンでも元々の明るい雰囲気のせいで薄っぺらく感じる。
    • 少年と少女がワギャンに同行するのだが、名前もなく存在感が希薄*4
  • ちえくらべの仕様。
    • しりとりで答えられなくなるか、または答えられるパネルがあってもランダムで『シャッフルタイム』になってパネルが一新される。このため相手を詰まして勝つことができなくなっている。
    • パン*5、ふね*6など罠パネルが結構ある。
    • しりとりで裏読みをしても相手が驚いたリアクションをしてくれなくなった。
  • ノルマ。
    • 今作のノルマは、そこに達すると自動的にゲームクリアで終了となるため、低いとパネルが余りまくったまま終わってしまい、あっけない。パーフェクトも「しりとり」なんかは無理。
  • 神経衰弱のヌルさ。
    • 今作では相手がバカになっており、過去作ではすでに出たパネルの2枚目を引くと『ん?それはたしかここに・・・』又は『ふっふっふっ・・・、ふおっふおっふおっ・・・』と確実に当ててきたが、今作ではそういう状況になってもほとんど当ててこない。
  • ひとりでちえくらべの一部が超絶な難易度になっている。
    • 特に有名なのがちらみせすいじゃくLV5で、パネル24枚すべてを3秒で覚えてめくりきらなければいけない。クリアするだけでも大変だが、金メダルを取ろうと思うと並大抵の苦労ではすまない。ほぼメモが必須である。
    • 他にもターンしりとり(普通のしりとり)LV5のノルマと制限時間が非常に厳しく*7、金メダルを取るためには時間をほとんど使ってはいけなかったり、はやおししりとりLV5で相手がものすごいスピードで押してきたり、むげんキオクLV5で記憶する数がものすごいことになったりと理不尽なものがいくつかある。
    • 本編でも、ラスボスのしりとりでの猛スピードは、 1枚取った瞬間に次を取りに動く という、異常なレベルになっている。しかも相手は裏読みを熟知しているため、連発されるとたちまち大混乱に。
  • ミニゲーム。
    • 種類が増えた代償か、本編での1つ1つのプレイ機会が少ない。特に、過去作のようにステージ毎にボスがいる仕様ではないため、余計に少なく感じる。
    • また、しりとりでは、従来通りのルールである「ターンしりとり」以外、醍醐味と言うべき「裏読み」を使う機会がほとんど無いため、面白味が大幅に減少してしまっている。
  • 敵を狙って撃った音波砲が隠しアイテムに当たって消えてしまい*8、体当たりを食らってしまう事がある。

総評

キャラデザやちえくらべの難易度など問題点も確かにあるが、明るい雰囲気や旧作より受け継がれた名曲の数々等ゲームとしての出来はとても良く、古参のファンも新規も分け隔てなく楽しめる作品である。

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最終更新:2022年11月09日 21:15

*1 負けろ!と同じに見えるが、こちらは勝たなければいいのであいこでもOK。

*2 なんでそんなに○○なんだよ~~!と言う感じ。

*3 例・はやおししりとりのLV1~5をすべてクリアした後、はやおししりとりのLV選択画面でRを押すとカーソルがあっているレベルの所におじゃマジンと表示される

*4 ワールド4ではワギャンと一緒に遊園地を走り回ったり、ワールド7ではワギャンを庇って知恵を奪われ倒れてしまうなど見せ場が無いわけではない

*5 裏読みも含めてすべて ん で終わる

*6 裏読みがすべて せん で終わるものになっている

*7 しりとりのノルマが多いのはシリーズお約束ではあるが。

*8 1発では済まず、隠しアイテムが並んで配置されていて何発も連続して消される事もある