Two Eyes - Nonogram(ノノグラム)
【つーあいず ののぐらむ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Android 4.1以上 iOS 8.0以降
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発売元
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GameFox
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配信開始日
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2017年11月28日
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定価
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基本無料 課金要素は広告の除去のみ
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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Android 3歳以上 iPhone 4歳以上
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判定
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なし
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ポイント
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総問題数1000問以上の大ボリューム サイズの大きい問題の指操作でのプレイは困難 予告なしの全画面ムービー広告あり
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ピクロスシリーズ
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概要
中国のゲーム会社「GameFox」開発のノノグラムパズルゲーム。
ノノグラムとは縦と横のヒント数字から1枚のイラストを完成させるロジックパズルで、ピクロスやイラストロジックと基本的なルールは同じ。
問題を解いて小さな1枚のイラストを完成させるNORMAL MAPモードと、36問区切りで構成された1枚の大きなイラストを完成させてストーリーを追っていくBIG MAPモードがある。
どちらのモードもオオカミとシカの2ルートで分かれており、10x10、15x15、20x20のサイズの問題がそれぞれ用意されている。
また、条件を満たすと更に大きな30x30サイズの問題が解禁される。
プロローグ・あらすじ
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ゲームのプロローグより
あまりにもよくお似合いで、二人で一つと言ってもいいほどの恋人。
数日後、突然の事故によって二人は同じ時間に目を閉じた。
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AppleのApp Storeより
オオカミとシカとして再び出会った彼らの美しいお話。
Nonogramと一緒に幻想的な旅行を始めてください。
どうして彼らはオオカミとシカになって再会したのでしょうか?
この悲しい運命で、彼らはどんな選択をすることになるのでしょうか?
Nonogramのパズルで、彼らの美しい旅程を最後まで見守ってください。
プレイ中の操作とオプション
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基本操作
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マス目をタッチすると盤面に黒塗りまたは×マークを描き込むことができる。
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描き込む内容は画面下部に表示されている×アイコンとチェックアイコンで切り替えられる。
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未確定マスに戻すには、未確定にしたいマスと同じアイコンを選んだ状態でタッチすると戻せる。
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ピンチ操作で拡大・縮小できる。
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画面から見切れた部分は二本指でスワイプすることでスクロールできる。
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オプションで4方向ボタンと2つのアイコンをタッチして操作する設定にもできる。操作感覚はボタンに凸凹がない携帯型ゲーム機に近い。
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オプション 画面左上のアイコンから開くことができる。
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MUSIC・SOUND
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Control Pad
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上記の4方向ボタンと2つのアイコンでの操作と直接タッチでの操作を切り替えられる。
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Magnifying Glass
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タッチ操作をする際に虫眼鏡が表示されてマス目への描き込みにワンクッションが挟まれる。塗り間違い防止やタッチ感度の悪い画面端の描き込みに便利。
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LIFE
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塗り間違いを訂正するか切り替えられる。ただし、ライフ0(9マス間違えた状態)で間違えるとFAIL(ゲームオーバー)となり解き直し。
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途中でLIFE機能をオンにした場合は即座に塗り間違いが訂正される。このとき、ライフが0未満になる場合は即座にFAILとなる。
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Auto Check
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黒塗りマスがどの位置のヒント数字に対応するかを教えてくれる。
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Auto Fill
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1列の状態が正答と一致したときに未確定マスを×マスで埋めるかを切り替えられる。
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Map Color
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黒塗りマスに色を付けるか黒のままにするかを切り替えられる。ただし、色が付いても正答とは限らない。
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RESET
評価点
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1000問を超える問題数
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ストーリー問題、個別問題に分かれているとはいえ、個別問題だけでも400問以上あるというのは解きごたえがある。
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いつでも止められるセーブの仕様
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途中でアプリを終了しても自動的に問題の進捗状況はセーブされるので、バッテリー切れや急用にも対応できる。
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続きが気になるストーリー
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この手のノノグラムパズルとしては珍しくストーリーがついており、プレイ意欲を掻き立ててくれる。
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ストーリーが2つに分かれており、問題を解くことで読み進めることができる。2つのストーリーが絡み合っており、続きを見たくなる。
賛否両論点
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ストーリー問題の区切り
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イラスト1枚につき36問(プロローグのみ4問)と、全て解けば鮮明なイラストが見られるとはいえ止め時に困るような問題数になっている。
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いつ中断しても続きから始められるのだが、気にする人は一気に解くか時間がなければ先送りにする可能性が高い。
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ほぼ死にオプションとなっている一部アシスト機能とMUSIC・SOUND機能
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前者はLIFE、Auto Check、Auto Fill、Map Colorの機能が該当する。
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LIFE機能は9回まではミスが許されるものの、それ以上間違えれば解き直しとなるためリスクが大きい。そのうえ指操作では意図しない操作ミスが頻発するため、それが原因で解き直しとなった日のストレスは言うまでもない。
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一応使い道はなくはない。盤面を埋め終えてもクリア扱いにならない状況でLIFE機能をオンにすれば、塗り間違いを探す手間が省ける。もっとも、10マス以上間違えていれば苦労が水の泡になってしまうが……。
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Auto Check・Auto Fill機能についてはそもそもオフにするメリットがない。オンにして受けるペナルティもなければオフにして得られる実績もないため、結果としてオフにするのは一種の縛りプレイでしかない。
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ピクロスSシリーズなどに存在する、ノーヒントで問題をクリアした証のようなものがあればまた違ったのだろうが…
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Map Color機能はノノグラムパズルとしては斬新な機能だが、白黒問題しか用意されていない今作では逆に解きづらく、カンニングにも使えないので微妙な立場の機能である。
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MUSIC・SOUND機能はムービー広告のことを考えると隠す気のない地雷としか言いようがない。
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課金すれば広告を見なくて済むが、BGMと効果音のために課金すると考えると割に合わないだろう。マナーモードにすれば広告のBGMを消せるが、当然プレイ中のBGMや効果音も消えるので……。
問題点
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サイズの大きい問題の解きにくさ
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使っている端末によっては問題を直接マス目をタッチして解くとなると、サイズが大きくなるにつれて誤タッチが頻発するほど解きにくさが増してくる。
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そこで役に立つのが拡大縮小機能だが、拡大すると今度は盤面が画面外にはみ出してしまい、スクロールの手間がかかる。
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15x15、指の太さによっては20x20でもまだ直接タッチしても誤タッチは起きにくいだろうが、30x30の問題ともなると等倍だと非常に解きにくくなるだろう。
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ボタン操作で解くという手もあるが、仮想ボタンに慣れていない人にとってはかえって解きにくくなる。この問題点の対処はやはり人それぞれとしか言いようがない。
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クリアタイムの記録・制限時間がない
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ノノグラムパズルとしては醍醐味の一つでもあるが、今作には存在しない。ゆえに、一度解いた問題を再プレイする理由を奪っている。
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全画面広告の唐突さ
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問題を解けた直後、というタイミングだけは確実に言えるものの、いつ出てくるかは読み切れない。
総評
1000問以上という圧倒的な問題数、しかも基本無料、ストーリーモードもあるとノノグラムパズルゲームの中でも大ボリュームと言える。
そのうえ問題のサイズも最大30x30と、やりごたえは十分だろう。
惜しむらくは、スマートフォンというハードの画面の大きさが問題のサイズに合っていない点であろうか。
最終更新:2024年04月15日 15:51