「はう…はっ…ああ…だ…だめ…なるほどくん…声…出ちゃう…」
「真宵ちゃんの胸…柔らかくて…美味しいよ…」
「く…ん…は…はあ」

真宵ちゃんは自分の口から発せられる喘ぎ声を漏らさないように我慢していた。
喘ぎ声を懸命に吐息に変えようとしている姿はいじらしくて可愛らしい。

「…ここ…かたくなってる…」
「ひゃ!…はうう…」

ぼくは、真宵ちゃんの昂った乳首を口に含んだ。
途端、真宵ちゃんの身体は跳ね上がり、声を上げた。
真宵ちゃんは慌てて口を閉ざしたが、発した声は闇夜に響いた。

「はぁ…はぁ…く…ん…」

もう同じ失敗をしてはいけないと思ったのだろう、真宵ちゃんは手を口に押し当てた。
思い通りに声を出す事が適わない為か、声として反応出来ない代わりに、動作として反応を示した。
口に含んだ乳首を舌で転がす度に、真宵ちゃんの身体が大きく跳ね上がった。

「真…真宵ちゃ…はぁ…とっても…ん…いやらしいよ…」
「は…いや…だめ…はああ…!」

「周囲の人に見られてはいけない」と必死に声を押し殺す真宵ちゃんの行動が、ぼくの加虐心を刺激した。
押し殺す真宵ちゃんの声を、無理やり暴いてみたい衝動に駆られた。
胸を触っていた手を下へと持って行く…暗闇で見えないが、他の肌とは違う、蜜の感触が伝わった。

「や…だ…だめ…そ、そんな所触っちゃ…」
「真宵ちゃん…濡れてる…」
「はううう…」

わざと耳元で囁いてやると、真宵ちゃんは羞恥で顔をさらに赤らめた。
そのまま更に手を入れて、真宵ちゃんの芯を探りあて指で刺激した。そこはすでに興奮で膨らんでいた。
真宵ちゃんのそこを刺激する度に、下の割れ目から熱い蜜が漏れた。
真宵ちゃんは、体を反り返らせる。我慢していた反動からか今まで以上に過敏な反応を示した。

「はぁぁあ…!!…ん…!!」
「…真宵ちゃ…声…聞こえちまう…」
「だ…だめ…も…もう我慢…できな…やああ!」

「…・・・ま、真宵ちゃん…ごめん!!」
「んぐ!!!???」
「……苦しいだろうけど…こうしないと…」

真宵ちゃんを刺激している方とは別の手で、ぼくは真宵ちゃんの口を鷲掴みした。
呼吸がしにくく無いようにと、申し訳程度の良心から鼻は開放しておいた。
周囲にこの事がばれてはいけない・・・突発的に思いついた苦肉の策だった。

しかし真宵ちゃんは、苦しそうな表情で振りほどくように顔を動かした。
ぼくの骨ばった手を除けようと、真宵ちゃんの小さく細い指が、ぼくの手首に絡みつく。
昂った芯に刺激を与えると、真宵ちゃんの手に一瞬力が入るが、ぼくの手を動かせる程の力は無かった。
ぼくの大きな手の中に、すっぽりと納まる真宵ちゃんの顔は、みるみる赤くなっていった。

「んふ…ふ…んんん…っ!…んっ!!」
「ま、真宵…真宵ちゃん…ごめん…けど…もう少しの辛抱だから…」

ぼくは、真宵ちゃんの中に指を入れた。
異物を確認した膣内は、ぼくの指を締め付けた。
ゆっくりゆっくり、せめて痛みが無い様に奥に進めていく…。
指に絡みつく蜜が進入する度にちゅくちゅくと小さな音をたてる。
初めての異物感と侵入してくる痛みから、真宵ちゃんは身体を弓なりにした。

「んんんん…!!…ん!!…く…ん!!」
「真宵ちゃん…ごめん…本当に…ごめん…鼻で…ゆっくり息吸って……呼吸するんだ…」
「…ふ…ん…ふぅ…ふ…」
「そう…ゆっくり…ゆっくりで…いいから…」

真宵ちゃんは鼻でゆっくりと呼吸した。
ある程度落ち着いた頃を見計らって、中の指をゆっくりと動かした。
出し入れを繰り返すと、熱い蜜が溢れ、指の動きが徐々に滑らかになっていった。

「ん…ん…ん…」
「ま、真宵ちゃん…指増やすよ…はぁ…ごめん…苦しいだろうけど…我慢して…」

1本づつ本数を増やして中で探るように動かすと、真宵ちゃんは小刻みに左右に顔を動かした。
苦しさから、真宵ちゃんの目からボロボロと大粒の涙が零れた。

「…ん…んはっ!!…ああ!!」
「…ここ…がいいんだね…真宵ちゃん…いっきに行くから…」
「ん!…んんん!!!…んんんふっ!」

真宵ちゃんを掴んだ手の奥から、さっきとは比べものにならない程の大きな声が零れた。
ぼくは、真宵ちゃんを早くこの苦しみから解放させてやる為に、重点的にそこを刺激した。
真宵ちゃんは出せない声に戸惑うかのように身体を激しく動かす。
身体は仰け反り、真宵ちゃんの白い喉が見えた。
手首を掴む真宵ちゃんの手に一層の力が篭り、びくびくと真宵ちゃんの白いお腹が動いた。

「んんんんん!!!…ん!!!くんん!!」

中の動きを早めていく…。
反応するたびに漏れる蜜を指に絡めさせ、中をこじ開ける様に動かした。
同時に親指で膨らんだ芯を刺激すると、真宵ちゃんの体の動きは更に激しくなった。
高みはもうすぐそこだった。

「真宵ちゃん…もうすぐ…もうすぐだよ…」
「んん!!…んんん~!!…んんんんあああ!!!!」

真宵ちゃんの体が大きく跳ね上がり、弓なりのままになった。
びくんびくんと大きな痙攣を起し、中に入った指を更にキツク締め上げた。
…次第に身体の力が抜けて行き、中から蜜がどっと溢れ出たのを確認して、ぼくは急いで真宵ちゃんの顔を掴んでいた手を離した。

「…はっ!!!…はあ!はあ!…げほげほげほっ!!はっ!はっ!!ごほっ!!…はあはあ!!!」
「真宵ちゃん!…大丈夫!?…もうイったから心配ないよ…呼吸して…!!!」
「はあ…はあ…はあ…はあ…はあ…はあ…」
「ごめん…本当に…ごめん…苦しかったでしょ…ごめん…ごめっ…」

真宵ちゃんは虚ろな目でぼくを見た。
呼吸する事に必死になり、開いたままの口からは唾液が垂れた。
身体を上下に大きく動かし、荒く呼吸する。真宵ちゃんの胸が強調される。
その動きによって首から提げていた勾玉がずり落ちた。

ぼくは真宵ちゃんに謝る事しか出来なかった。
せめて呼吸を手伝ってあげようと、真宵ちゃんの身体を少し持ち上げ、背中をさすった。
真宵ちゃんの身体は予想以上に軽かった。

「はぁ…ん…はぁ…はぁ…なる…ほ…はぁ…く…」
「喋らなくていいから…沢山息吸って…」
「…は…だい…大丈夫……だいぶ…楽に…なってはあ…来た…よ…」
「真宵ちゃん…ごめんね…」
「…もう…はあ…謝らなくても…いいよ…ああするしかなかったのは…はあ…本当だから…」
「…ま、真宵ちゃん…」
「…気持ちよかったよ…はぁ…なるほどくん…」

真宵ちゃんはぼくに笑いかけた。
その健気な姿に、ぼくは胸を痛めた…。

ぼくは…なんて事を…。初めての真宵ちゃんに…あんな無茶なマネを…。

「なるほどくん…」
「…な、なんだい?」
「続き…して…」
「え…でも…そんな…」
「へーきだよ…あたし…なるほどくんのこと…しんじてるし…それに…」

真宵ちゃんは微笑みながら、ぼくの首に腕を巻きつけ、耳元で囁いた。

「あたし…赤ちゃん産むなら…なるほどくんの・・・がいい…」
「…まよいちゃ…」

ぼくは真宵ちゃんを力いっぱい抱きしめた。
さっきあんなに苦い思いをしたのに…初めての場所がこんな場所なのに…
真宵ちゃんはぼくを受け入れてくれた…。
ぼくは自分の情けなさに、涙が零れた。悔しくて唇を噛んだ。

「ふ…ま、まよい…ちゃん…」
「なるほどくん…はやく続きしなきゃ…あたし倉院に帰らないといけないから…」
「…く…ふ…」
「はみちゃんも待ってるし…それに…ばんどーらんど…閉まっちゃう…」
「………ああ…そうだったね…ぼく達には時間が無いんだったね…」

ぼくは乱暴に涙を拭った。
ぼくは再び、真宵ちゃんの体を横にした。壊れないように繊細に扱った。
真宵ちゃんの顔は、全てを覚悟した真剣な表情だった。

誰も踏み入れた事のない聖域に、これからぼくが踏み入れる。
眼で真宵ちゃんの茂みと奥にある蜜を湛えたそこを確認すると、ぼくの昂りが増した。
ごくりとつばを飲み込んだ。

ぼく達はこれから1つになる…。
心と身体を繋ぎ、熱を共有し、想いを伝え合う。

遊園地は現実の世界から切り離された夢の世界だ。
この世界を出れば、真宵ちゃんは倉院という特殊な環境と家元という肩書きに束縛される。

綾里真宵として成歩堂龍一として、再び出会えるのはいつになるのか…。

だからぼく達はこの世界の魔法に掛かる…。ぼく達は本能で求め合う。
この夢の世界でなら、ひとりの男として、ひとりの女として、裸のまま愛し合う事ができるから。

愛してると、なんの遮りもなく君に伝える事が出来るから…。


「…な、中に入れていいんだね…?」
「うん…なるほどくんの全てが欲しい…」
「分った…入れるよ…」
「…くっ…あう!!!」

ぼくは真宵ちゃんの中に、自身を進めた。想像以上の狭さに思わず顔を歪ませる。
痛くない様に何回も蜜で馴染ませ、ゆっくりゆっくりと進めていった。
真宵ちゃんは破弧の痛みに耐える為、ぼくの体に絡みついた来た。
背中に爪を立てられるが、それさえも気持ちよく感じた。

「くううう…ん…はあ…ああ…」
「真宵ちゃん…大丈夫…?…声が出ちゃうなら…ぼくのシャツを噛んで…」
「く…んふう…・・・んんん…」
「も…もうすぐで全部…は…入るから…真宵ちゃん・・・力抜いて…っく…」

真宵ちゃんの小柄な身体に、ねじ込ませる様に…自身を侵入させて行く…。
より奥に進める為に、真宵ちゃんの脚を持ち上げる。
視界に入った、真宵ちゃんのか細い足首を舌で舐った。全てを食べてしまいたい…。

「ああ……痛いけど…し、幸せだから…平気だよ…」
「…ま、真宵ちゃんの…は…中…すごく…いいよ……」
「…ほ、ほんと…?」
「ああ…きもち…はぁ…いいよ…」
「…嬉しい…」

真宵ちゃんは本当に幸せそうに笑った。
その笑顔は、今までに見てきた表情の中で1番美しいものだと思った。
真宵ちゃんの中に全てを収めるたぼくは、馴染ませる為に動きを止め真宵ちゃんを強く抱きしめた。
どくどくと血液が繋がった其処に集中するのが分った…。
収めてからも尚、ぼくの身体は成長し続け、その度に真宵ちゃんが苦しそうに眉をしかめた。

「…はぁ…ま、真宵ちゃん・・・はあ・・・痛くない…?」
「…い、痛いよ…お腹の中がどくんどくんする…はううう…お、大きいよう…なるほど・・・くん…はあ…」
「だ、大丈夫…?・・・けど・・・ぼく・・・そろそろ・・・げ、げんかっ」
「…が…頑張る…はぁ…だから…動いて・・・いいよ・・・」
「ほ、本当・・・?」
「・・・だんだん…熱くなって来た・・・と思う・・・」
「わ、分った・・・じゃあ・・・ゆっくり、動かしてみるよ・・・」

ぼくは、真宵ちゃんの両足をわき腹に抱え・・・ゆっくりと出し入れを行った…。
ぐちゅぐちゅと蜜の絡みつく音が聞こえ・・・次第に大きくなって行く。
動きが滑らかになって行くと、苦しそうだった真宵ちゃんの表情が熱っぽくなって行った。

「はぁ・・・はぁ・・・!!・・・な、なるほどく・・・だんだん・・・気持ちよくなって来たよ・・・」
「あぁ・・・そ、そいつは良かった・・・」
「ああ・・・ああ・・・はあ・・・あああ…!!」
「ま・・・真宵ちゃん・・・こ・・こえ・・・ぼくの息を・・・」
「むふ・・・ふ・・・」

動きを早めていく中で、真宵ちゃんの声も色っぽく、そして鳴き声に変わって行く…。
真宵ちゃんにさっきの様な苦しみを与えてはいけないのと、自分の声を我慢できない程の快感に支配されつつある事に気が付いたぼくは、
真宵ちゃんに口付けをし舌を入れ、互いの声を口内で殺し合う事にした。

「んふ・・・ぬふ・・・」
「はう・・・なるほどく・・・くふ・・・」

真宵ちゃんもぼくの舌に絡めて来た。
ぼくはより一層腰の動きを早め…互いに高みへと昇る…
舌の絡み合う音、荒い息使い・・・激しく打ち付ける肉と肉とがぶつかる音、蜜を掻き回す粘着音…互いに殺し合う喘ぎ声は、互いの口内で響き合う。

何も考える事が出来ない。
ただ目の前に居る真宵ちゃんを貪り食う事しか出来なかった。
欲望に忠実に・・・思うがまま腰を動かした。

「く・・・くふ・・・真宵ちゃ・・・」
「な・・・ぬふ・・・るほ…く・・・んふっ」

互いにもうすぐそこに限界が見えた。
果てる寸前、ぼくは今まで抱えていた脚を離し、真宵ちゃんを腕の中に収めた。
真宵ちゃんもそれに答える様にぼくの背中に腕を回した。

絶対に離さない…。
これから・・・どんな困難がぼく達を襲っても・・・絶対に・・・絶対に乗り越えてみせる・・・。
2人で一緒に居る限り、心が繋がり続ける限り、ぼく達は無敵だ・・・。

弁護士と助手として・・・。
親友として・・・。
兄と妹・・・弟と姉として・・・。
男と女として・・・。

ぼく達の関係はこれからも変化し続けて行くだろう・・・。
けど、ぼくと真宵ちゃんはこれからも隣同士で手を繋いで、未来を共に歩んで行くんだ。

「愛してる・・・真宵ちゃん・・・」
「・・・あたしも・・・愛してるよ・・・なるほどくん・・・」

無意識に発したこの言葉を最後に、ぼく達の意識は真っ白な世界に飛んで行った・・・。
ぼくの全てを真宵ちゃんの中に注ぎ込み、ぼくは全てを投げ出したのだ・・・。
まるで本当に、2人の体が溶けて1つになったような気分になった。
ずっとこのままこうして居たかったのに、無情にもぼくの意識は徐々に覚醒されて行った・・・。

真っ暗な闇の中、冷たい風が吹く。
真宵ちゃんは芝生に敷いたぼくのスーツに上で、気を失ってた。
髪は乱れ、汗で体中に張り付いている。まるで蜘蛛の糸に捕らえられているかの様だった。
白い肌は、赤く血の滲んだぼくの歯型と、砂と草が付着して汚れていた。
冷静になった状態で改めて見た真宵ちゃんの姿は、目を背けたくなる程の痛々しいものだった。

「・・・強姦魔だと・・・言われたら・・・否定できないなこりゃあ・・・」

パレードは最後のフィナーレが近い様で、沢山の花火が打ちあがり、園内を広がる夜空が真っ赤に染まっていた。
歓声と打ちあがる音が遠くで聞こえる・・・。
これが終われば・・・夢から醒めて、ぼく達は現実に引き戻される。

ぼくは真宵ちゃんの乱れた姿を整えて、背中に負ぶった。
立ち上がろうとしたが、思う様に足腰に力が入らず、立ち上がるのに無駄な力を必要とした。
やっとの思い出で立ち上がり、ぼくはパレードで賑わう方へ歩き出した。

「・・・・・・な・・・るほど・・・くん・・・」
「あ・・・起きたの・・・」
「あたし・・・気絶してたんだね・・・」
「・・・ごめんね・・・あんな場所で・・・無理やり・・・」
「ううん・・・あたし、今とっても幸せだから、いいよ・・・」

そう言って真宵ちゃんは夜空に打ちあがった花火を見た。
闇夜を照らす赤い光が、ぼくと真宵ちゃんの顔にも降り注いだ。
どーんどーんと打ち上がる度に、特有の重低音が全身に響いた。

「・・・きれーだね・・・」
「・・・うん・・・」

最後に打ちあがった花火の音が夢の世界の終焉をぼく達に告げた。
真っ赤に染まった明るい夜空が、ゆっくりと闇に飲まれていく・・・。

ぼくは真宵ちゃんを背負ったまま歩き出した。
途中からパレードが終了し正面ゲートへ向かう沢山の人並みと合流した。
人を掻き分けながら、ぼくは春美ちゃんの待つであろうベンチへ向かった。


「・・・結局、パレード見れなかったね・・・」
「気が付いたら、終わっちまってたもんなぁ・・・・・・けどさ・・・」
「?」
「また一緒に・・・来たらいいさ・・・」

「・・・けど・・・あたし・・・」
「大丈夫さ・・・ぼく達はさっきまでのぼく達とは違う・・・これからはずっと一緒に居られるよ・・・」
「・・・・・・そうだね・・・」

真宵ちゃんは背後からぼくの首に抱きついてきた。
この手に掴んだ幸せをかみ締めながら、ぼくは真宵ちゃんの温もりを味わった。

目をつぶると、さっきの花火が再び打ちあがった。

 

最終更新:2020年06月09日 17:55